転車台の製作(5)

 高山機関区のジオラマを作っています。

■主桁の製作(2)
●桁端車輪の変更

 ミニ四駆の直径6ミリのベアリングの両端に付けたプラ製の補助車輪を変更することにしました

041転車台製作
▼使用したのは極小の直径4ミリのベアリングで、これで転がり抵抗の減少が期待できそうです。
042転車台製作
●鎖錠装置
 転車台の線路と周囲の線路を繋げて固定する鎖錠装置は高山区では板スライド式が採用されていました。(写真提供:白井氏)
043転車台製作
▼美濃太田区の転車台も板スライド式なので参考にしました。
044転車台製作
▼中央回転部は京都の転車台のものを参考にしました。
045転車台製作
▼プラ材でそれらしく作りました。
046転車台製作
▲ついでに手動用の名残である「受け」も作りました。
▼線路に仮留めして全体調整を行いました。

047転車台製作
●牽引車
 牽引車(操縦室)は転車台の制御を行うもので、下に駆動用の電動モーターが配置され、上の操縦室で回転を操縦していました。
▼こちらは美濃太田区の牽引車

048転車台製作
▼こちらは京都の牽引車

049転車台製作
▼牽引車はいろいろな種類があるので、高山区の牽引車の写真を集めて形状を把握しました。
050転車台製作
▼記録写真を参考にしてプラ板で作りました。
051転車台製作
▼主桁に牽引車を取り付けました。
052転車台製作
053転車台製作
●受電ゲート(やぐら)
 電動モーターに供給する電気は上部に張られた電線からやぐらの上に設置された装置で受電していました。
▼美濃太田区の転車台のやぐら

054転車台製作
▼模型ではワールド工芸のエッチングパーツを利用しました。
055転車台製作
▼やぐらを主桁に取り付けて完成です。
056転車台製作
 
 工作が一段落したので、次回は塗装作業に移ります。(続く)

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転車台の製作(4)

 高山機関区のジオラマを作っています。

■転車台抗の製作
●転車台抗(ピット)

 上路式転車台のピットはすり鉢状の形状をしたコンクリート造です。
027転車台製作
 模型で再現するには3Dプリントで作るのが最適だと思いますが、かなりの見積金額が提示されたので、プラ板で作ることにしました。
▼プラ板を円形に切り取るために、オルファのコンパスカッターを利用しました。

028転車台製作
▼すり鉢状の形状再現はインターネットで「円錐台の展開図」で検索して展開図に必要な数値を求め、プラ板から切り出しました。
029転車台製作
▼パーツを組み立てて、ピットの形ができました。
030転車台製作
▼こちらは裏側で、回転用駆動装置を取り付けるための土台を取り付けました。
031転車台製作
●電気供給用金具
 主桁の線路に電気を供給するため、0.2ミリ厚の銅板を利用してY字形の金具を切り出しました。
032転車台製作
▼ピットの回転軸の周囲にY字形の金具を取り付けました。
033転車台製作
▲この金具により主桁が回転すると電極のプラスとマイナスが逆転するはずです。
▼ピットの裏側で、ここに電気コードを取り付けて電気を供給します。

034転車台製作
●円形レール
▼京都の転車台の円形レールは枕木に固定されていました。
035転車台製作
▼美濃太田ではボルトで固定されており高山も同じなので、それを参考にして再現することにしました。
036転車台製作
▼コンパスカッターで幅1ミリのレールパーツを切り出しました。
037転車台製作
▼プラ板とプラ棒でレール固定金具を円形レールに取り付けてみました。

038転車台製作
▼円形レールをピットに仮固定しました。なかなか良い感じです。
039転車台製作
▼さらに主桁を乗せたら転車台の完成度が高まりました。
040転車台製作
 次回は転車台の牽引車作りなどを紹介します。(続く)

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転車台の製作(3)

 高山機関区のジオラマを作っています。

■主桁の製作
●パーツの切り出し

 設計図を参考にして1ミリ厚のプラ板からパーツを切り出しました。
018転車台製作
▼パーツを組み立てた状態です。
019転車台製作
▼美濃太田区の転車台の主桁を参考にしてディールを加えていきます。
020転車台製作
▼模型の構造は実物とは異なりますが、強度を持たせ、回転軸用に3ミリ径の穴を開けました。
021転車台製作
●桁端車輪
 主桁の両端には車輪が配置され、転車台抗(ピット)に取り付けられた円形レール上を車輪が回り、主桁を回転する構造になっていました。
022転車台製作
▼模型ではミニ四駆のベアリングを車輪として取り付けることにしました。
023転車台製作
▼中央のベアリングだけでは不安定で傾くことが分かったので、その両側にも車輪を取り付けました。
024転車台製作
●線路
 
 主桁に付く線路はKATOの「フレキシブル線路」(21-000)を利用し、主桁の長さにカットしました。
025転車台製作
▼主桁の上に線路を乗せたら、それらしく見えるようになりました。
026転車台製作

 次回は転車台抗(ピット)の製作を紹介します。(続く)

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明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

 高山市で保存展示されているの9600形蒸気機関車(19648号)は、1917年(大正6年)に川崎造船兵庫工場で製造されたことから、昨年12月29日で106歳になりました。

012024正月

 写真の「正月用しめ縄飾り」はこの蒸気機関車の清掃活動を行っている「ポッポ九六会」が取り付けたものです。
022024正月

 また、隣のキ100形雪かき車(132号車)は、1934年(昭和9年)に浜松工場で製造されたことから、今年で90歳になります。

032024正月

 今年は高山本線全線開通及び高山駅開業90周年の節目の年になり、いろいろなイベントが計画されるようで、私もジオラマの展示で参加しようと思っています。

 今年もよろしくお願いします。
プロフィール

高山のキューロク

Author:高山のキューロク
岐阜県高山市在住で、高山駅の歴史を調べたり、それを鉄道模型で再現することをライフワークにしています。

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