北陸駅巡り23夏-富山黒部編(10) 富山地方鉄道不二越線・上滝線 南富山駅 ~路面電車の車両基地がある拠点駅~
2
西町停留場から富山軌道線本線を南下して南富山駅前停留場にやってきました。電停は名前の通りで南富山駅に隣接しています。南富山駅は富山県富山市大町にある富山地方鉄道の駅。鉄道線と軌道線の接続駅であり、軌道線の車両基地も併設された運行拠点のひとつです。乗り入れ路線は・・・まず軌道線のほうは、当電停が起点となる「富山軌道線本線」の1路線。発着系統は1,2,4の3系統です。そして鉄道線のほうは、当駅が終点となる不二越線...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(9) 富山地方鉄道富山軌道線 (丸の内→中町(西町北)/西町→南富山駅前) ~富山の中心市街地を走って南富山へ~
富山城址公園を散歩して丸の内停留場に戻ってきました。次は環状線電車に乗車して富山都心線に向かいます。乗車するのは環状線の3系統。車両はブラックの"9003"でした。2連接の9000形で愛称は「セントラム」。9000形は富山都心線が開通して環状線が運転を開始した時に導入されたそうです。出発するとすぐに左に直角カーブして富山都心線の単線区間に入ります。左手に富山城址公園を見て進み、大手門交差点、つまりはお城の正面口で右...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(8) 富山地方鉄道富山軌道線 (富山駅→富山大学前→丸の内) ~富山城址公園をお散歩~
奥田中学校前駅から富山港線の併用軌道を走って富山駅停留場に戻ってきました。次は富山軌道線に乗車しましょう。改めてWikipediaから富山軌道線の路線図を拝借。環状線が反時計回りの一方通行なので、乗りつぶしも反時計回りで行こうと思います。まず乗車するのは4番のりばから2系統の富山大学前行き。車番は"7023"です。車内の様子。"7023”は7000形最後の車両で1965年製だそうです。60年近く走っているとは驚きです。 南富...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(7) 富山地方鉄道富山港線 奥田中学校前駅 ~鉄軌分界点とJR時代の旧線跡~
東岩瀬駅から6系統の環状線に乗車しました。列車は南下していくと城川原駅でしばらく停車。運転士の交代が行われました。この駅には車両基地や運転管理所などが併設されているそうです。富山港線の運行拠点になるようですね。下車候補( ..)φ列車は更に南下して奥田中学校前駅に停車しました。2番線着。ここで下車します。この駅では黄緑0604と緑0605の「ポートラム」同士の並びが見られました。 奥田中学校前駅は富山県富山市永...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(6) 富山地方鉄道富山港線 東岩瀬駅 ~線内で唯一生き残った国鉄時代の駅舎~
岩瀬浜駅から折返しで5系統の富山大学前行きに乗車しました。列車は富山港線を南下して2駅目の東岩瀬駅に到着。ここで下車します。 東岩瀬駅は富山県富山市岩瀬御蔵町にある富山地方鉄道富山港線の中間駅。1924(大正13)年9月に富岩鉄道の越中岩瀬駅として開業。請願駅だったようです。現駅名に改称されたのは1950(昭和25)年5月のことだそうですが、元々北陸本線上にあった東岩瀬駅がこの時に東富山駅に玉突き改称されています...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(5) 富山地方鉄道富山港線 岩瀬浜駅 ~浜の近くにある富山港線の終着駅~
富山駅停留場から富山港線の岩瀬浜行きに乗車しました。富山港線は富山駅停留場から岩瀬浜駅を結ぶ営業キロ7.7kmの富山地方鉄道のLRT路線です。歴史は古く複雑。元々は富岩鉄道によって大正時代に開業した路線ですが、富山地鉄に合併→国有化→富山ライトレールに移管されてLRT化→再び富山地鉄に合併・・・と紆余曲折を得て現在に至っています。富山駅を出るとまず駅北側市街の併用軌道を走ります。この辺りはLRT化された時に付け替えら...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(4) 富山地方鉄道富山軌道線・富山港線 富山駅停留場 ~富山駅の高架下にある駅直結の停留場~
あいの風とやま鉄道で富山駅にやってきました。さて、これから富山地方鉄道に乗車しようと思います。まずは電鉄富山駅の窓口まで行ってフリーきっぷを購入しました。「鉄道線・市内電車 2日フリーきっぷ」。路面電車を含めた全線が2日間フリーとなるきっぷです。 まずは富山港線に乗車します。富山駅停留場にやってきました。富山駅停留場は富山駅の高架下にある電停。「市電」と呼ばれる富山軌道線と「富山ライトレール」から移管さ...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(3) あいの風とやま鉄道線 富山駅 ~高架化完成・・・軌道線と立体交差する駅~
泊駅からあいの風とやま鉄道の富山行きに乗車しました。列車は日本海の近くを南西方向に進みます。黒部駅の手前では富山地方鉄道の線路をくぐり、しばらく走って魚津駅の手前辺りから並走するようになります。電鉄魚津駅を右手に見て通過すると、地鉄の線路が離れていきますが、その付近では駅に地鉄列車が停車している光景が見られました。西魚津駅です。この駅は後ほど訪問することになりました。そしてその奥に見えるのは・・・観...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(2) あいの風とやま鉄道線 泊駅 ~縦列停車が行われる実質の会社境界駅~
糸魚川駅から日本海ひすいラインに乗車しました。列車は日本海の海岸近くを西に進み、青海駅の先でトンネル区間に入ります。この辺りは海岸沿いに断崖が続く「親不知・子不知」といわれる北陸最大の難所です。「親知らず 子は此の浦の浪枕 越路の磯の泡と消え行く」江戸時代、この海岸を参勤交代で苦労しながら通って行くといったシーンが何かの映画であったと思います・・・。トンネルを抜けると親不知駅に到着です。海と崖の超隘路にある...
北陸駅巡り23夏-富山黒部編(1) 北陸新幹線・日本海ひすいライン 糸魚川駅 ~まずは日本海ひすいラインへ~
今回は「西日本完乗への道」の一環で北陸地方に出かけてきました。キーワードは3つ。「木造駅舎巡り」、「トロッコ」、「アルペンルート」。これでどの路線がターゲットかはだいたいわかるかなと思います・・・。スタートは上野駅の新幹線ホーム。まず向かうのは糸魚川駅。糸魚川~富山間が移管後はまだ未乗車だったもので、それもクリアしてしまおうと思います。19番線から「はくたか551号」金沢行きに乗車します。糸魚川に一番早く着く列車(の...
関東日帰り23初夏-箱根編(17) 小田急小田原線 足柄駅と開成駅 ~神奈川県側の"足柄駅"は69/70、開成駅は68/70~
五百羅漢駅から玉宝寺に寄りつつ歩いて小田急の駅に向かいます。途中食堂や喫茶があれば入店しようと思っていましたが、特に見当たらず。南に歩いて数分で駅が見えてきました。足柄駅に到着です。足柄駅は神奈川県小田原市扇町にある小田急電鉄小田原線の駅。駅の開業は1927(昭和2)年4月のことで、当時の所在は「足柄下郡足柄村」だったそうです。その十数年後、1940(昭和15)年12月に小田原町などと合併して小田原市が発足したそうで...
関東日帰り23初夏-箱根編(16) 伊豆箱根鉄道大雄山線 五百羅漢駅 ~マンション駅と玉宝寺の五百羅漢像~
相模沼田駅から大雄山線の小田原行きに乗車しました。さて、中間駅にもひとつ下車できたので、東京に帰ろうと思います。小田原駅からだとJRか小田急の2通りありますが・・・その手前の五百羅漢駅で下車します。カッコイイ駅名ですね。 五百羅漢駅は神奈川県小田原市扇町にある伊豆箱根鉄道大雄山線の駅。駅名の「五百羅漢」とは、地名ではなく近所にあるお寺の五百羅漢像が由来となっているそうです。お寺については後ほど・・・。駅...
関東日帰り23初夏-箱根編(15) 伊豆箱根鉄道大雄山線 相模沼田駅 ~コンパクトな2階建て駅舎~
大雄山駅から大雄山線を折り返します。復路では途中駅に下車してみようと思います。駅舎の画像を見て決めたのは・・・相模沼田駅です。ここで下車しましょう。 相模沼田駅は神奈川県南足柄市沼田にある伊豆箱根鉄道大雄山線の駅。他に「沼田」の駅といえば・・・尾瀬の玄関口である上越線の沼田駅。そして今年になって部分廃止されて終着駅となった留萌本線の石狩沼田駅がありますね~。石狩沼田駅には近いうちに訪問したいと思ってい...
関東日帰り23初夏-箱根編(14) 伊豆箱根鉄道大雄山線 大雄山駅 ~大雄山最乗寺や足柄山への入口駅~
小田原駅から伊豆箱根鉄道大雄山線に乗車しました。「金太郎きっぷ」の裏面にあった路線図。大雄山線は全線単線。交換可能な駅は五百羅漢、相模沼田、和田河原の3駅です。黄色の5504編成には絵本電車「大雄山線ものがたり」と称して、大雄山線の歴史やエピソードなどが物語形式でドアに貼り付け紹介されていました。乗車した1号車は「大正」のお話。画像↓のドアには7,8ページ目がありました。全部見るには「大正」「昭和」「平成・令和」の各車...
関東日帰り23初夏-箱根編(13) 伊豆箱根鉄道大雄山線 小田原駅 ~「金太郎きっぷ」で大雄山へ~
風祭駅から箱根登山鉄道の"平坦線"で小田原駅に戻ってきました。時刻は14時半を回ったところ。まだ時間があるのでもうひと路線乗車しようと思います。東口にでてきました。東口は「ラスカ小田原」という駅ビルですが・・・その右端に小さな建屋がくっついています。伊豆箱根鉄道大雄山線の小田原駅。これに乗車しようと思います。ここから入って階段を降りたところに改札口がありました。「大雄山👺道了尊」??この左手にある窓口できっぷ...
関東日帰り23初夏-箱根編(12) 箱根登山鉄道鉄道線 風祭駅 ~「かまぼこの里」とモハ1形の107号~
上強羅駅からケーブルカーに乗車。強羅駅で登山電車に乗り継いで箱根湯本駅まで戻ってきました。3番線着。ここではすぐに2番線の小田原行きに乗り継ぎます。乗車車両は4連最後尾7号車の"1163"。 箱根湯本からはいわゆる"平坦線"に入ります。まず入生田駅で下りロマンスカーとの列車交換がありました。頻発しているようです。さて、平坦線ではひと駅だけ途中下車してみようと思います。予定ではかわいらしい駅舎のある箱根板橋...
関東日帰り23初夏-箱根編(11) 箱根登山ケーブルカー 上強羅駅 ~降りるホームを間違えると厄介なことに・・・~
早雲山駅からお隣の上強羅駅まで歩いて向かいます。まず大涌谷小涌谷線という県道に出ます。左に行けば大涌谷、右に行けば小涌谷。右へ~そこから何組かの登山姿の方々とすれ違いつつ下っていきます。ヘアピンをぐるっと回ってある場所から横道に逸れると、企業の保養所のような建物が点在するエリアを進みます。ある建物の裏手のような場所に入っていくと、駅の入口がひっそりとありました。目標の上強羅駅に到着です。これは単純...
関東日帰り23初夏-箱根編(10) 箱根登山鉄道鋼索線・箱根ロープウェイ 早雲山駅 ~ケーブルカーとロープウェイの中継点~
強羅駅から箱根登山ケーブルカーに乗車しました。「箱根登山ケーブルカー」は1921(大正10)年12月に開業したという古くからの路線。これは関東初の鋼索鉄道になるそうです。ちなみに日本初の鋼索鉄道は1918年に開業した生駒鋼索鉄道(現:近鉄生駒鋼索線)。ここのケーブルカーの特徴といえば・・・中間駅が4つもあることです。多分、日本で最も駅数の多いケーブルカー路線ではないでしょうか?駅間キロは最初と最後の区間が0.245キロ、それ...
関東日帰り23初夏-箱根編(9) 箱根登山鉄道鉄道線・鋼索線 強羅駅 ~有名温泉地にあるケーブルカーの乗り継ぎ駅~
彫刻の森駅からひと駅、登山電車もついに終点の強羅駅に到着しました。2番線の到着です。 強羅駅は神奈川県足柄下郡箱根町強羅にある箱根登山鉄道の駅。標高は541m。「強羅」といえばよく知られる箱根の温泉地ですね~。読みは「ごうら」。よく知られているのですんなり読めますが、意外に難読駅名なのかもしれません。乗り入れ路線は「箱根登山電車」の鉄道線と「箱根登山ケーブルカー」の鋼索線の2路線。鉄道線の終点であり鋼索線の...
関東日帰り23初夏-箱根編(8) 箱根登山鉄道鉄道線 彫刻の森駅 ~彫刻の森美術館の最寄り駅~
小涌谷駅から強羅行きの「アレグラ号」に乗車しました。それまでほぼ森の中を走っていましたが、小涌谷の先の右手車窓は公園のような少し開けた印象がありました。そんな感じで列車は彫刻の森駅に到着です。1番線着、下車します。 彫刻の森駅は神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平にある箱根登山鉄道の駅。標高は539m。駅名の通りで「彫刻の森美術館」の最寄り駅です。開業時は二ノ平駅と呼ばれていたそうですが、美術館の開館を受けて...