国鉄高山駅の製作23
旧高山駅のジオラマを作っています。
■貨物ホーム上屋の製作(1)
昔の物流は鉄道輸送が中心で、高山駅でも貨物列車が停車し、荷物の積み下ろしが行われていました。
さて、今回作るのは、貨物ホーム上屋に併設された手荷物・小荷物取扱所です。
●手荷物・小荷物取扱所とは
重量30kgまで、縦・横・高さの合計が2m以内の比較的小さな荷物をいい、乗客が預ける荷物が手荷物(チッキ)、乗客以外が預ける荷物を小荷物としていました。
▼手荷物・小荷物受付所の再現看板(京都鉄道博物館にて撮影)
この取扱窓口は駅員のいる駅に設置され、荷物は客車に連結する荷物合造車(高山ではオハニ30、オハニ61など)で運搬されました。
高山駅では駅本屋の南側(岐阜寄り)に取扱所が設置されていましたが、1986年(昭和61年)11月1日の貨物の取扱い廃止により、その建物は喫茶店とコインロッカー室として利用され、2015年(平成27年)1月には旧駅本屋ととも解体されました。
▼旧手荷物・小荷物取扱所の建物
▼解体前の建物を撮影した写真と航空写真からイラストレーターという描画ソフトで部品図を作画しました。
▼パーツ図を用紙に印刷し、パーツを切り取ってテープで組み立てて、全体のバランスを確認し、4回ほど試作したことで何とか納得できる形状になりました。
▼完成したパーツ図を1ミリ厚のスチレンボードに貼り、カッターナイフで切り出しました。
まずは屋根パーツを組み立てます。
▼この建物は航空写真で確認すると何度か増改築を繰り返されているため、複雑な形状をしています。
▼屋根は瓦棒葺きなので、エバーグリーンの0.38ミリ✕1.0ミリ平棒と0.5ミリ✕2.0ミリ平棒の組み合わせで再現して屋根パーツを作りました。
▼パーツを組み立てて屋根が完成しました。
次回は外壁と建具を作っていきます。(続く)
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■貨物ホーム上屋の製作(1)
昔の物流は鉄道輸送が中心で、高山駅でも貨物列車が停車し、荷物の積み下ろしが行われていました。
さて、今回作るのは、貨物ホーム上屋に併設された手荷物・小荷物取扱所です。
●手荷物・小荷物取扱所とは
重量30kgまで、縦・横・高さの合計が2m以内の比較的小さな荷物をいい、乗客が預ける荷物が手荷物(チッキ)、乗客以外が預ける荷物を小荷物としていました。
▼手荷物・小荷物受付所の再現看板(京都鉄道博物館にて撮影)
この取扱窓口は駅員のいる駅に設置され、荷物は客車に連結する荷物合造車(高山ではオハニ30、オハニ61など)で運搬されました。
高山駅では駅本屋の南側(岐阜寄り)に取扱所が設置されていましたが、1986年(昭和61年)11月1日の貨物の取扱い廃止により、その建物は喫茶店とコインロッカー室として利用され、2015年(平成27年)1月には旧駅本屋ととも解体されました。
▼旧手荷物・小荷物取扱所の建物
▼解体前の建物を撮影した写真と航空写真からイラストレーターという描画ソフトで部品図を作画しました。
▼パーツ図を用紙に印刷し、パーツを切り取ってテープで組み立てて、全体のバランスを確認し、4回ほど試作したことで何とか納得できる形状になりました。
▼完成したパーツ図を1ミリ厚のスチレンボードに貼り、カッターナイフで切り出しました。
まずは屋根パーツを組み立てます。
▼この建物は航空写真で確認すると何度か増改築を繰り返されているため、複雑な形状をしています。
▼屋根は瓦棒葺きなので、エバーグリーンの0.38ミリ✕1.0ミリ平棒と0.5ミリ✕2.0ミリ平棒の組み合わせで再現して屋根パーツを作りました。
▼パーツを組み立てて屋根が完成しました。
次回は外壁と建具を作っていきます。(続く)
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