高山機関区の製作(8)

 高山機関区のジオラマを作っています。

■給水塔
 蒸気機関車に石炭とともに水は欠かせないもので、機関区には給水塔が設置されていました。
 水は井戸から揚水室のポンプで汲み上げ、揚水管を通って高所の水槽に貯水され、その水槽から送水管を通じて給水ポートに送られて蒸気機関車の炭水車に給水されました。また、送水管は洗車場にも配管され、蒸気機関車の他、客車や貨車の洗車に利用されました。
 高山区の給水塔の水槽は他の機関区と比較して高所に設置されているのが特徴で、機関区のシンボル的な存在でした。
▼高山区の給水塔(白井氏撮影)

070機関区製作
 なお、鉄製の水槽は老朽化により1981年(昭和56年)10月に実容量60立方メートルの水槽に更新されましたが、わずか3年後の1984年(昭和59年)12月17日に解体されました。
 また、井戸跡が残されていましたが、駅周辺整備事業により、2017年(平成29年)に取り壊されました。
▼井戸跡

071機関区製作
▼模型を作るために利用したのがKATOの「給炭・給水セット」(23-2290)の給水塔です。
072機関区製作
▼利用したパーツ
073機関区製作
▼井戸は屋根パーツを使いました。

074機関区製作
▼給水塔はプラパイプなどを利用しました。
075機関区製作
▼組み立てた状態

076機関区製作
▼塗装して完成です。
077機関区製作

●変圧柱A
▼扇形庫北側にあった変圧柱で、当時の写真を参考に組み立てました。

078機関区製作
▼塗装して完成です。

079機関区製作

●変圧柱B

▼扇形庫南側にあった最も大きな変圧柱で、プラパーツで組み立てました。
080機関区製作
▼塗装して完成です。
081機関区製作

●電柱
▼機関区北側にあったコンクリート製電柱で、プラパーツで組み立てました。

082機関区製作
▼塗装して完成です。
083機関区製作

●鉄塔
▼プラパーツで組み上げました。

084機関区製作

085機関区製作
▼塗装して完成です。 
086機関区製作

次回は機関区内の建物を作ります。

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コメントの投稿

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給水塔は

たしかに機関区のシンボル的存在でしたね。
色は黒だったでしょうか?私は灰色だと思ってました^^;
脚は自作ですか、よくできていますね。
変圧柱というのもあったんですね。
次回は構内の建物ですね。楽しみにしております。


Re: 給水塔は

コメントありがとうございます。
プロフィール

高山のキューロク

Author:高山のキューロク
岐阜県高山市在住で、高山駅の歴史を調べたり、それを鉄道模型で再現することをライフワークにしています。

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