「貯金1000万円」に驚く人が「やっていない」コト@J-CAST会社ウォッチ2014/12/5より
先日、「年収260万円で、貯金1000万円」というブロガーが明かす、「お金が貯まる暮らし方」が、話題になった(「アレ?貯金が1000万超えてる...ゆるく生きる暮らし」2014年11月6日)。著者は、「ゆるく生きる」をモットーにする「ちるど」氏。年収260万円の正社員で、実家暮らし、手取りは毎月17万円前後という。
ちるど氏によれば、お金が貯まる条件は、たとえ収入がそれほどなくても、「正社員であること」、そして「実家で暮らすこと」など6つ。彼は実家に、食費や光熱費として毎月3万円入れており、それなりに家事もしているという。「実家暮らしじゃないから、そんなの無理!」という人でも、彼のいう「コンビニ、ファミレスに行かない」「結婚しない」「車を持たない」などを実践すれば、(1000万円とはいかないまでも)お金は貯まりそうだ。
アレ?貯金が1000万超えてる…ゆるく生きる暮らし より先ほど通帳を見たら1000万円をオーバーしていました。とりたてて、節約した意識はないのですが、いつの間にか増えていました。
そんな僕の暮らしを、思いつく範囲でご紹介します。何かの参考になれば、お役立てくださいませ。
~中略~
実家で暮らす
~中略~
結婚はしない
~中略~
車に乗らない
昨年末こんな記事が少し話題になりました。個人的な感想を書くと1つはこの年収で貯金を作るにはパラサイトシングルとも言われる親との同居が必須であること。
大都市圏での一人暮らしで考えると
月収:17万円
家賃:7万円
電気・ガス・水道:1万円
通信代(携帯+ネット):1万円
残り:8万円
固定費を除くと月8万円、暮らせないことはないものの貯金は難しいと言えるのではないでしょうか?逆に地方では家賃は安くても車が必須になりより苦しくなる可能性が高いでしょう。
逆に言えば元記事を書いた人もそうなのですが、意識的ではないにせよいわゆるパラサイトシングル生活を行って気づいたらある程度まとまった額たまっていたというのはあまり気づかれませんがいそうな気がします。
表:サラリーマンの年収推移(年収ラボのデータから作成)
そしてデフレ経済と言うのは一言でいえば上の1000万円貯めた方のように親と同居し、車を持たず結婚もしない、そんな人をどんどん増やし続けた経済のように思えてなりません。
上の表はサラリーマンの年収の推移、2000年には460万円を超えていたのが2009年のリーマンショック後には420万円を割り込み1割以上減少しているのがわかります。そういった時代では「努力して年収を増やせばよい」と言っても全体の傾向を見ると不可能ではないにしても相当難しいのがわかります。
そしてデフレと言うのは物価が下がる事なのでお金を貯めるメリットは大きくなります。だからこそ意識するしないは別として部屋も借りず、車を買わず、結婚もしない、そう言った何もしない方向に流れていくわけです。
原油・商品市況下落でも2%達成必要、必要なら追加緩和=日銀総裁@ロイター2015/1/21
甘利再生相がECB緩和を評価、「デフレに毅然と対処」
だからこそ日本では金融緩和をして物価上昇=脱デフレをめざし、また欧州でもデフレを避けるべく金融緩和をやる訳です。
最初の記事に戻るとそしてコメント欄を見るとパラサイトシングルに辛らつな意見が多いですが個人的に感じたのはたまった1000万円をどのように生かしていくかと言う点、銀行の破たん自体が少ないのであまり意味のない部分があるとはいえ1000万円と言うのは銀行の破たん時に保証される額の上限であり、またゆうちょ銀行だと預入限度額の基準、また上で書いたようにデフレ脱却の可能性も高まっている事を考えると、このためたお金をどのように生かしていくかを考えるには良いきっかけではあると思います。
アレ?貯金が1000万超えてる…ゆるく生きる暮らし - 散るろぐブクマコメントより
nimroder 仙人みたいなひとが残高の数字だけ自慢してるでござる
agggggggu 実家出てからもう一回同じこと言ってほしい
successor 実家で暮らすって親が維持費払ってるのに寄生してるだけじゃん。税金に保険に修繕費、家主になった時に出て行く支出は賃貸よりマシとはいえ無視できない程に多い。
そしてこの元記事を書いた人もそうですがこういった人たちがどのようにお金を動かすのか、と言うのは今後面白いテーマとなってきそうな気がしますがいかがでしょうか?