2015年01月

パラサイトシングルと1000万円の貯金

「貯金1000万円」に驚く人が「やっていない」コト@J-CAST会社ウォッチ2014/12/5より
   先日、「年収260万円で、貯金1000万円」というブロガーが明かす、「お金が貯まる暮らし方」が、話題になった(「アレ?貯金が1000万超えてる...ゆるく生きる暮らし」2014年11月6日)。著者は、「ゆるく生きる」をモットーにする「ちるど」氏。年収260万円の正社員で、実家暮らし、手取りは毎月17万円前後という。
   ちるど氏によれば、お金が貯まる条件は、たとえ収入がそれほどなくても、「正社員であること」、そして「実家で暮らすこと」など6つ。彼は実家に、食費や光熱費として毎月3万円入れており、それなりに家事もしているという。「実家暮らしじゃないから、そんなの無理!」という人でも、彼のいう「コンビニ、ファミレスに行かない」「結婚しない」「車を持たない」などを実践すれば、(1000万円とはいかないまでも)お金は貯まりそうだ。

アレ?貯金が1000万超えてる…ゆるく生きる暮らし より

先ほど通帳を見たら1000万円をオーバーしていました。とりたてて、節約した意識はないのですが、いつの間にか増えていました

そんな僕の暮らしを、思いつく範囲でご紹介します。何かの参考になれば、お役立てくださいませ。
~中略~
実家で暮らす
~中略~
結婚はしない
~中略~
車に乗らない

 
 昨年末こんな記事が少し話題になりました。個人的な感想を書くと1つはこの年収で貯金を作るにはパラサイトシングルとも言われる親との同居が必須であること。
 大都市圏での一人暮らしで考えると
月収:17万円
家賃:7万円
電気・ガス・水道:1万円
通信代(携帯+ネット):1万円
残り:8万円
 固定費を除くと月8万円、暮らせないことはないものの貯金は難しいと言えるのではないでしょうか?逆に地方では家賃は安くても車が必須になりより苦しくなる可能性が高いでしょう。
 逆に言えば元記事を書いた人もそうなのですが、意識的ではないにせよいわゆるパラサイトシングル生活を行って気づいたらある程度まとまった額たまっていたというのはあまり気づかれませんがいそうな気がします。

nensyuu
 表:サラリーマンの年収推移(年収ラボのデータから作成)

 そしてデフレ経済と言うのは一言でいえば上の1000万円貯めた方のように親と同居し、車を持たず結婚もしない、そんな人をどんどん増やし続けた経済のように思えてなりません。
 上の表はサラリーマンの年収の推移、2000年には460万円を超えていたのが2009年のリーマンショック後には420万円を割り込み1割以上減少しているのがわかります。そういった時代では「努力して年収を増やせばよい」と言っても全体の傾向を見ると不可能ではないにしても相当難しいのがわかります。
 そしてデフレと言うのは物価が下がる事なのでお金を貯めるメリットは大きくなります。だからこそ意識するしないは別として部屋も借りず、車を買わず、結婚もしない、そう言った何もしない方向に流れていくわけです。

原油・商品市況下落でも2%達成必要、必要なら追加緩和=日銀総裁@ロイター2015/1/21

甘利再生相がECB緩和を評価、「デフレに毅然と対処」- @ロイター2015/1/23 

 だからこそ日本では金融緩和をして物価上昇=脱デフレをめざし、また欧州でもデフレを避けるべく金融緩和をやる訳です。

アレ?貯金が1000万超えてる…ゆるく生きる暮らし - 散るろぐブクマコメントより

nimrodernimroder 仙人みたいなひとが残高の数字だけ自慢してるでござる
aggggggguagggggggu 実家出てからもう一回同じこと言ってほしい
successorsuccessor 実家で暮らすって親が維持費払ってるのに寄生してるだけじゃん。税金に保険に修繕費、家主になった時に出て行く支出は賃貸よりマシとはいえ無視できない程に多い。
 最初の記事に戻るとそしてコメント欄を見るとパラサイトシングルに辛らつな意見が多いですが個人的に感じたのはたまった1000万円をどのように生かしていくかと言う点、銀行の破たん自体が少ないのであまり意味のない部分があるとはいえ1000万円と言うのは銀行の破たん時に保証される額の上限であり、またゆうちょ銀行だと預入限度額の基準、また上で書いたようにデフレ脱却の可能性も高まっている事を考えると、このためたお金をどのように生かしていくかを考えるには良いきっかけではあると思います。
 そしてこの元記事を書いた人もそうですがこういった人たちがどのようにお金を動かすのか、と言うのは今後面白いテーマとなってきそうな気がしますがいかがでしょうか?




 

イベント情報@1/24~


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写真:電車とバスの乗り換えは…@大船駅バスターミナル

  新年あけましておめでとうございます。本年も当blogをよろしくお願いします。

1月24日(土)
交通権学会関東部会
場所:早稲田大学 早稲田キャンパス11号館8階 805教室(地下鉄東西線・都電荒川線早稲田駅、西武新宿線JR高田馬場駅下車)
時間:13:30~17:00
内容
「交通事故における後遺障害の現状」曽田英夫(交通権学会会員)
「横浜まちづくり協議会のUDタクシー普及への取り組み」 松川由実(交通権学会会員)
「フランス地方都市の公共交通事業改革における国の関与と地方の役割―『70年代の改革』の今日的意義 西田敬(交通権学会会員)
参考
幻の時刻表 (光文社知恵の森文庫)
横浜交通まちづくり協議会
フランスにおける交通法典の制定国内交通基本法の全面再編について一

1月31日(土)
2015冬 公共交通フォーラム シームレスな公共交通の実現に向けて~利用者視点からの利便性向上を考える~

場所:横浜みなと博物館 訓練センター第1教室(みなとみらい線みなとみらい、市営地下鉄・JR桜木町駅下車)
時間:13:30~16:30
飼料代:1000円(学生、走らせる会正会員・めざす会会員 500円)
内容
基調講演 : 「ヒトが主体の交通体系の推進」 土井 勉氏(京都大学大学院工学研究科特定教授)      
報告1:「横浜市の交通政策とモビリティマネジメントの取組み」 國本 直哉氏(横浜市都市整備局都市交通課長)
報告2: 「乗換え地点における案内表示等についての課題」 小田部 明人 (横浜の公共交通活性化をめざす会事務局長)
パネルディスカッション
パネラー・土井 勉氏
      ・中村 豊四郎氏(アール・イー・アイ株式会社代表取締役)
              ・太田 恒平氏 (株式会社ナビタイムジャパン チーフエンジニア)
              ・堀添 由紀氏 (主婦・クルマよ、お世話になりました: 米モータリゼーションの歴史と未来 日本語版訳者)
コーディネーター・古川 洋(横浜にLRTを走らせる会 副理事長)
コメント:公共交通の利用促進のために注目される利用の案内に関して、行政・鉄道会社の立場を経験した京都大学土井教授をはじめ近年発達著しいネット・アプリでの利用案内大手のナビタイムジャパンから太田氏、実際に案内等のデザインを行っているアールイーアイ中村氏など多彩な視点からのゲストを招いて論じていきます。

参考:イベント見聞録:2009/6/20横浜LRTフォーラム

2月10日(火)
地域公共交通の再生とまちづくり ~LRTの可能性~
場所:前橋プラザ元気21 3階 中央公民館多目的ホール(JR前橋駅より県庁・グリーンドーム方面バス本町バス停下車)
時間:13:30~15:15
講師:宇都宮 浄人 氏(関西大学経済学部教授)
申し込み:こちらからメールかFAXで2/3までに申し込む必要があります。
コメント:近年元気のない前橋のまちなかの活性化の可能性を数多くの中規模都市で街の活性化に貢献してきたLRT研究の第一人者の視点から考えていきます。
参考:『鉄道復権』宇都宮浄人著者インタビュー@PRESIDENT Online
    前橋の中心街 千代田町を歩く@写真撮っけど,さすけねがい?
    鉄道復権―自動車社会からの「大逆流」 (新潮選書)

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