聖地巡礼マップが流行語大賞を受賞@ORICON STYLE

 さて2016年もあともう少しとなりました。個人的には珍しく年2本も映画を見に行ったのもありますが、映画やドラマ、アニメなどの良いコンテンツに恵まれた1年だったと思います。象徴的なのは流行語大賞で出てきた聖地巡礼、この言葉が流行ったということは、人を旅に誘う位求心力のあるコンテンツがあったと言う事ではないでしょうか?

 さて個人的に特に印象に残ったのは以下の4作品
真田丸
ガールズ&パンツァー
シン・ゴジラ
ラブライブサンシャイン

 一見、バラバラに見えて共通するなぁと思ったのは以下の点
・現場の戦いと政治の戦い双方の視点が書かれた
 真田丸だったら大阪城における幸村たちの浪人衆と大蔵卿局をはじめとする豊臣首脳陣、ガルパンだったら主人公の西住美穂と生徒会長、シンゴジラだったら主人公たちの対策チームと国民や国際社会と向かい合う内閣、ラブライブサンシャインだったら練習したり、実際に舞台に立つアイドルとしての活動と1人の女の子からスタートして9人のグループになっていくまでの過程、作品ごとの温度差の違いは大きいとはいえ、どの作品も制約のある中できちんと描いたのが印象的でした。

・複数の陣営による群像劇
 真田丸では真田家対徳川家という軸があるものの、ある意味その中間にいる豊臣家、真田家と同じ東国大名である上杉家・北条家・武田家、徳川・上杉・北条などの大大名と小大名である真田家、生き残った真田・徳川・上杉家と滅びてしまった武田・北条・豊臣家と言うコントラストも印象的でした。ガルパンでは映画版で初めて出てきた学校や最後に戦うライバルチーム、またアニメで戦った各チームの人間模様等主人公とライバルチームのリーダーとの邂逅も楽しめました。シンゴジラでは自衛隊を中心とした現場、主人公を中心とした対策チーム、国民や国際社会と向かい合う内閣・政府、それぞれの国家の利害など、群像劇というのとは少し違いますが各立場の利害と1個人としてゴジラという厄災にいかに立ち向かうかの揺れは大きなテーマのように感じました。ラブライブサンシャインでは何も知らず偉大なる先人に向かって突き進んでいく2年生以下といろんな経緯のある3年生・・・。

 大雑把ではありますが結局各作品、作り手が個々のキャラクターの立ち位置をそれぞれの世界のおける多面体の中できちんと位置付け真剣・かつ丁寧に作り上げたからこそヒットし話題になったのではと感じます。

 さて2016年も残り少なくなりました。この1年当blogをご愛読いただきありがとうございました。
 それではよいお年を!!





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