2018.02.28
幸楽苑山形嶋店の五目うま煮らーめん(山形市)
初めて入る「幸楽苑」山形嶋店。21時頃の入店です。無休で、遅い時間にも開いているので助かります。
遅い時間なのでラーメン1杯にとどめることにして、期間限定の鶏白湯らーめん637円と五目うま煮らーめん669円のどちらにするか考えて、後者を選択しました。
ぱっと見、五目あんの量に比べてスープの量が多いようなので、まずはスープをレンゲで何回か口に運んで「あん比」を高め、そこからおもむろに食べ始めました。
幸楽苑のやることなので、あんの味も具材もソツがなく、おいしい。
いつもの麺はちょっぴり茹で過ぎかなと思ったけど、食べ進むうちにこれでいいと思えてくるから不思議です。
2018.03.03
らーめんはうす88のパーコーメン(寒河江市)《閉店》
日中はいつも閉まっているように見えた寒河江市本町の「らーめんはうす88」。18時前に通ったところ営業中。じゃあ夕食はここで食べて行こうか。
入店すると、カウンターは70代のオジサン5人が占拠していて、田舎言葉丸出しの大声で盛り上がっています。話題も井戸端会議レベル。ん?ここは居酒屋なのか?!
ここならコレという、パーコーメン750円。
「カレー粉で味付けした豚肉を油で揚げ、辛みの効いた醤油ラーメンにのせました」(メニューから)――というものです。
スタンダードな醤油味のスープには唐辛子の欠片が入っていて、ピリッとした風味があります。
透明度を湛えた熟成感のある中細ストレート麺。
薄めの衣をまとい、アナウンスどおりカレー粉の香りがするポーク。
それに、刻みたてのネギとワカメ、メンマ。
中華そばに揚げものを入れるというパーコー麺の思想自体よく理解できないところがありますが、やや油っこいなあと思える以外は上出来だったと思います。
営業時間は17時から24時までで、水曜日が休みのようです。居酒屋時間帯の営業ですね。
2018.03.25
支那そば屋の中華そば(東根市)《閉店》
東根市神町北にある「支那そば屋」を初めて訪問。
中華そばの大盛り、620+100円。
この店では2種類のスープをつくっており、中華そばのスープは鶏ガラ、昆布、魚介類(鰹節、煮干し、飛魚、宗田鰹など)、野菜類(タマネギ、青ネギなど)でつくられています。ブシが強めの、旨み満点の味です。
店では細麺を使っていると言うけれども、この辺りでいう中太のウェーブ、多加水系のおいしい麺です。
トッピングはオーソドックスで、チャーシュー1、メンマ多め、海苔1、ナルト1、刻み白ネギ。
やはり中華そばは、いろいろ食べ歩いても最後はこういうオーソドックスなものに戻ってくるものです。
2018.03.27
才三郎そばやの中華そば(山形市)《閉店》
6年4カ月ぶりに「才三郎そばや」へ。
中華そばの大盛り、650+100円。
前回当時と比べても基本的な変化はありませんが、2枚入るチャーシューが少しだけ大きくなっているように感じます。海苔2枚にナルト、メンマとネギのトッピングは不変。
醤油の香が立ったスープがいにしえの中華そばを髣髴とさせ、この地域では心持ち細めのほうに入る麺も大盛りでは多いかと思われたものの、すんなりと喉を通って胃の腑へ。
チャーシューがパサ系でしかもしょっぱいというのも古風で泣かせます。
6年前から50円しか値が上がっていないのは立派です。
2018.04.07
山大前やまとやの中華そば(米沢市)
ある休日の朝のこと。昼はおいしい中華そばが食べたいと思って考えを巡らせたところ、脳内結像したのは米沢の「山大前やまとや」でした。こうなると距離も時間も何するものぞ、車を走らせて行ってきました。
2009年4月以来なんと9年ぶりで、店がリニューアルされて以降では初めての訪問となります。
中華そばの大盛り、650+100円。
細縮れ麺は久しぶり。大盛りにしてみたけれども、わずか100円プラスですごい量となり、食べ応えあり。おいしいので量が欲しくなるのが米沢ラーメンの常ですが、この量は十分過ぎるぐらいです。
牛脂を贅沢に使っていて、スープの表面から湯気が立たないぐらいにオイリー。その中に擂りおろしにんにくが大量に入っているようで、コク深くてこってりした味わいになっています。この独特の味に愛情もしくは中毒症状を覚える人はおそらく多いことでしょう。
しょっぱいチャーシューが4枚、メンマと刻みネギたっぷりという点も高い評価となります。
よし、いいセレクトをした。うまかったし、腹がいっぱいだ。
2018.04.10
竹田家手打ラーメン店のカントンメン(山形市)《閉店》
おいしいラーメンが食べたくなって、香澄町の「竹田家手打ラーメン店」を4年2カ月ぶりに訪問。いいラーメンどころを模索するときにはたいてい思い浮かんでくる店です。
これまでにラーメン、天津メン、ねぎミソラーメンと食べてきていて、今回はカントンメンの大盛り730+100円を選んでみました。
打ってからしばらく寝かせたと思われる透明感が出てきたオリジナルの手打ち麺がおいしい。
広東麺なので中華あんがかけられます。量は少なめだけれども味のいいもの。欲を言えば使用する野菜にもう少し鮮度があればなおいいと思う。
満足。麺を味わう店なので、ここでは量もほどほどの大盛りを頼むのがいいと思います。
隣のお兄さんが食べていた焼肉定食もおいしそうだったけど、ここの場合まずは麺類を押さえなきゃ。
そろそろオーソドックス系を味わいたいので、次回訪問時にはワンタンメンあたりかな。
2018.04.12
金ちゃんラーメン南陽店の中華そば(南陽市)
金ちゃんラーメンの総本山と位置付けられていた南陽市漆山の「金ちゃんそばや」が昨年9月に閉店し、続く10月にその最後の弟子が宮内に開いたという「金ちゃんラーメン南陽店」。ストーリー的にも十分だし、このたび行ってみました。
中華そばの大盛り、550+100円。
自家製手もみの麺が極めて秀逸で、金ちゃんの正統をきちんと受け継いでいます。ある程度の太さがあって、「金ちゃんそばや」よりも茹でが浅く、いい具合です。
鶏ガラ野菜のダシと醤油の香りがいいスープも王道そのもので、自分の好みにもドストライク!
トッピングも「金ちゃんそばや」とほぼ同じ。
総本山時代のものにも匹敵すると言っていい優れたラーメン。安すぎる価格までしっかり引き継いで、最高のパフォーマンスを発揮していました。ごちそうさま、ありがとう!
2018.04.14
麺匠義のしょうゆラーメン(米沢市)《閉店》
米沢市川井、米沢工業高校近くの「麺匠 義」に初入店。2016年10月開店のニューカマーです。
開店直後の時間帯の店内はいい醤油の香り。この香りに促されて、しょうゆラーメン600円を選択します。
スープのダシは古典を脱した現代風。反面、麺は伝統的な米沢風縮れの細麺です。ナルトを斜め切りにして青海苔を振りかける手法や豚の風味が豊かなチャーシューなどには赤湯ラーメンを連想させるものがあり、米沢と赤湯のハイブリッドのような印象があります。
おいしいのですが、どんぶりの大きさのわりにはボリュームが少なめ。それはこの店に限らず細麺特有の弱みでしょうか。麺好きなら100円プラスで大盛りを行くべきでしょう。
近隣には「幸来軒」や「川井食堂」といった米ラー実力店が点在しており、攻めるにはいい地域になっています。生き残るにはシビアな競争があるでしょうが、近くに米沢中央インターができる将来性のある立地だし、がんばってほしい店です。
2018.04.21
ラーメン金龍の中華そば(山形市)
七日町界隈での宴会を終えたあと、酔い覚ましを兼ねて春の気候を感じながら駅前方面へと散策。すずらん街にさしかかったところで「ラーメン金龍」のピンクのネオンが見えました。
店の前を通ることは多いけれども、店が開いているのを見たことはほとんどなく、いったいいつ営業しているのだろうと思っていたので、この機を逃す手はなかろうと、初めて入ってみました。
L字型カウンターの昭和チックな店内。汗の出ないものがいいと思ったものの、それは価格高めのつけ麺850円のみ。だったらやはり基本の中華そば650円かな。
際立つ特徴はないけれども、飲んだ後に食べるラーメンに相応しいシンプルなもの。ダシよりも返しで味わわせる感じのスープで、あっさりしているようでも脂が口に残るところもあったと思う。
ユニークポイントは縮れの細麺で、喉を通るときのするする感がいい。しかしそれは米沢ラーメンと似ているのかというとそうではなく、食感や、食中に感じる麺の香りなどは別物のようです。
宴会料理をあまり食べられなかったので、この程度の量であれば胃への負担はそれほどでもないと思いたい。
この静かでノスタルジックな哀愁たっぷりの雰囲気に身を置くのであれば、餃子をアテに瓶ビールを飲み、ほどよくできあがったところで〆にラーメンというのが理想形なのだろうな。
2018.04.29
RA-MEN与平治の中華そば(最上町)
最上町赤倉温泉スキー場のゲレンデ前にある「RA-MEN与平治(ヨヘズ)」を初訪問。2016年9月開店で、店主は新庄市の「麺武者」で修行したのだそうです。
大盛りはサービスだというので、中華そばの大盛り680+0円を。
スープは結構オイリーな仕立てとなっており、ケンちゃんラーメン系の味に近いと思いました。そういえばトッピングも似ているかも。
麺は、平打ち縮れの中太。したがって極太のケンちゃん系とは別物。1日ほど寝かせたのだろうと思われる透明感があり、小麦香がいい感じ。思い当るところでは鶴岡の「琴の」の麺と相通じるところがあると思ったところですが、実際のところはどうでしょうか。
いずれにしても、スキー場で食べるラーメンのレベルをはるかに凌駕する高レベルのデキでした。
2018.05.08
よしのや食堂の支那竹麺(山形市)《閉店》
富の中の名店「よしのや食堂」を3年2カ月ぶりに訪問。
支那竹麺の大盛り、750+100円。
まったく文句なし。山形ラーメンの最高峰のひとつと言っていいのではないかと思います。
ここの中華そばはダシよりも「返し」で食べさせるラーメンだと思う。醤油香が芳しく、それが際立つ特徴になっています。
中太のウェーブ麺のもっちりした食感がすごい。
「ラーメン」に100円プラスするだけで、メンマは大量になります。太くて長いものが30~40本はあったと思う。これはお得。メンマが嫌いでなければ絶対これを注文すべきです。
チャーシューは、肉を食らっているなぁと感じさせるほどのデカさと厚さのものが2枚。
久々に食べましたが、安定感は抜群でした。
2018.06.11
中華そば伊藤商店の金のねぎ中華そば(福島市)
朝の9時半に、福島市の吉倉八幡というところにある「中華そば伊藤商店」でラーメン。
朝7時から開いているラーメン店は貴重です。2016年8月開店で、現段階での食べログ評価点は3.44。雲の上カンパニーという仙台の会社が展開する店です。
金のねぎ中華そば780円。
「金の」とは何なのか。白醤油を使って塩でまとめたのでしょうか、コクの深い、他ではあまり味わえないおいしいスープです。何か独自の材料をブレンドしていると思われます。途中で白胡椒を振ってしまいましたが、これは胡椒いらずでした。
トッピングの白髪ネギは適度にごま油をまとってシャキシャキ。
麺は喜多方風の長方形断面型の太縮れ。
大量のネギに隠れている他のトッピングは、これも喜多方風の豚バラチャーシューが3枚。噛みしめるとぎゅっと豚のおいしさが滲み出てきます。緑色の茹で野菜は小松菜でしょうか。ほかにはメンマと小口切りの生ネギ。
想像していた以上においしく、朝からでも何の苦も無く食べられるラーメン。「白の~」「黒の~」などのラインナップもきっといい出来なのだろうと思われます。
2018.06.13
自家製麺うろたの醤油の純鶏そば(福島市)
福島市の中心部、置賜町辺りを散策していて「うろた」をたまたま発見。この店、食べログでは「とら食堂」(白河市)、「伊達屋」(福島市)に次いで福島のラーメン店の第3位に位置している店です。開店間際で並ばなくとも大丈夫のようなので、これはラッキー!と入店してみました。
メインメニューの「醤油の純鶏そば」800円。店員の間では「ジェー」の呼称で伝達されていました。
鳥脂たっぷりのスープがうまい。醤油香も優れており、コク深いものになっています。テーブルには調味料か置かれていないので、このまま味わってねということなのでしょう。
極細のストレート麺もその細さにしてはなかなかダレの来ないスグレモノ。細麺はどちらかというと好みではありませんが、これはうまい。
具材はどれをとっても手抜きのないものばかり。まずはライムが目を引き、彩りのための、これはヨモギ? 沖縄ではフーチバーといわれて匂い消しに使われます。
軽く炙りを入れた長い穂先メンマは先端と根元の食感の違いを楽しむことができ、2枚の豚チャーシューにはほのかなスモーク味がついており、ほかにも鳥チャーシュー1枚。それとは別に加わる皮付きの鶏肉はコリコリとした歯触りで存在感があります。
うまかったなあ。山形には同様のコンセプトの「醤油鶏そば」を供する「鶏冠」がありますが、グレード感は「うろた」のほうが何枚か上とみました。
2018.06.19
すがいのチャーシューメン(高畠町)
ずいぶん前に来たときには満員で入れなかった店。今回は開店直後にいちばんでの入店となりました。初入店です。
チャーシューメン700円。
間もなく着丼。極細麺なので茹で上がるのが早いのでしょう。
スープは野菜と鶏ガラのあっさり系。うまいなぁとレンゲで7~8回掬って味わい、その後にブラックペッパーでコク付け。
麺を啜れば、米沢ラーメンの喉越しが懐かしく、これまた3~4箸一気に。
噛み応えの残るチャーシューは6枚。味わい深いです。
やはり米沢ラーメンはおいしい。
食べ終わる頃にはそれほど広くない店内は満席となり、場外で待っている人も。元和田というわりと奥まった集落にあるのだけど、ずいぶん人気があるようです。
2018.06.26
高畠Sio-YA山喜の熟成しょうゆラーメン(高畠町)《移転》
2014年4月開店の、喜多方系ラーメンの店。主人は喜多方の名店「喜一」の出身だそうです。
喜多方ラーメンの名にふさわしく朝9時の開店。9時半ごろに訪問しましたが、ほぼ満員で少し並んでからの入店となりました。注文後の待ち時間もやや長めでした。
熟成しょうゆラーメン600円。
見た目シンプルで、強くアピールしてくるものはありません。中華そばには海苔やナルトなどのちょっとしたトッピングが重要なのだなと思わせます。
しかし、スープを啜ってみて、その味は見事。やさしいしょうゆ味がもっと啜れと脳を刺激します。白のパウダー胡椒を振ってコク付けしてさらに啜ります。少し塩味が強いものの、自分にとってはベストに近いと塩梅だと感じます。
麺は、太さがウリの喜多方にしてはやや細めの範疇ですが、多加水の手もみ激縮れはこれも見事。スープとの親和性が強く、もっちりとした食感がたまりません。
チャーシューは、一口サイズの豚バラ製が4枚、チャーシューがどんぶりの表面を覆いつくすチャーシューメンは300円増し。肉好きの方はドウゾ。
高畠町にもいいラーメン店がオープンしたものです。これなら朝ラーメンの風土が根付いていないこの地でも十分やっていけると思う。
2018.07.27
長尾中華そば西バイパス店の中華そばあっさり(青森市)
朝ラーメンをやっている店を検索して、市内三好にある「長尾中華そば西バイパス店」へ。
すぐ近くに「大衆食堂半田屋」という店がありました。これって宮城県でチェーン展開している「はんだや」と関係があるの?
そちらにも激しく興味がそそられてどうしようか悩むものの、初志貫徹ということで。
朝ラーは8種類。いちばんスタンダードな「あっさり」600円を注文したけれども、その下にあった青森定番の味だという「つけだし」というものにすべきだっただろうか。これはつけめんのことなのか?
脂質の少ない澄んだスープは酒田ラーメンあたりと酷似。素直に煮干しの風味だけを効かせたつくりで、きわめて美味。津軽ラーメンというものがこういうたぐいのものだとすれば、そのジャンルは全国に打って出ても十分に通用すると思う。
麺は、手打ち(太麺)、中太、中細、縮れの中から選べます。すばらしいラインナップですが、こうも種類が豊富だとどれが自信作なのかわからず焦点ボケしてしまううらみも。
当然、手打ちを選択。もっちりとした食感の色白のストレート麺は、これまで食してきたものから連想すれば、長井市の「新来軒」の麺とよく似ていると思いました。(「新来軒」は馬肉ラーメンだけど。)
たっぷりの刻みネギはチャーシューの下にセットするという奥ゆかしい盛り付けもおもしろい。
また、朝ラータイムはライス、漬物がテイクフリーでした。
2018.08.12
ひまわりラーメン本店のねぎバカラーメン(川西町)《閉店》
辛味噌ラーメンがおいしいことで名が通っている川西町高山の「ひまわりラーメン本店」。何度か店の前は通っていたけれども、入店するのは初めてです。
ここを初訪したなら辛味噌ラーメン類をいくべきなのだろうけど、この暑い季節に辛さを求めるタイプの人間ではないので、もうひとつのユニークメニューであるねぎバカラーメン850円にしてみました。
いちめんの緑がきれい。
スープを啜ると、仄かに焦がし風味が感じられます。そして不思議な甘みも。これは何? ラードの効果? いずれにしてもこの店独特の味になっていて、いいと思う。
小ネギなので白ネギのような味はなく、彩りを重視しているということなのでしょう。
麺は細めの範疇で、自家製ではなさそう。
薄手のチャーシュー1、大ぶりの板海苔1、多めのメンマ、ナルト1、味玉1/2。
スープが激熱ではないので、汗はそれほどかかずに済みました。
やっぱりここでは辛さを調節できる辛味噌ラーメンを食べてみるべきなのかな。そちらは太麺なのだろうか。
2018.08.20
金ちゃんラーメン川西店の中華そば(川西町)
川西~米沢間の、地元では中街道と呼ばれる道沿いにある「金ちゃんラーメン川西店」を訪問。8~9年前ぐらいからマークしていましたが、初めての入店です。
中華そば600円。
濃いめの醤油色をして透明度の高いスープが表面に鶏油を浮かせてきらきらしています。これに開封して間が経っていないブラックペッパーを振りかけて啜れば、おいしいんですよ、このスープ。
茹でる前に店主が全身を使ってよく手もみを入れた縮れ麺ももちもちとして秀逸。
トッピングの材料も抜かりはなく、いい味の付いた2枚のチャーシュー、店でつくったのかもしれないやや細めに裂かれた正統派のメンマ。ほかにワカメ少々とナルトとネギ。あれ、海苔は入っていなかったな。
金ちゃんはどの店で食べてもおいしいです。
2018.08.29
ラーメン金子の中華そば(山形市)
2018年3月に山形市飯田に新規開店した「ラーメン金子」を初訪問。清住町に移転した「麺や陽風」があったところです。
いつも駐車場が満杯で入れなかったのですが、今回は遠くに停めて歩いて入店。
中華そば(中)750円。
コンセプトは「ケンちゃんラーメン山形」と類似。
はせ川製麺(天童市)の平打ち極太の全粒粉。これが300gとたっぷりで、麺好きの心を疼かせます。
はじめは七味をばさばさかけ、ネギとともにその麺を啜り上げればうまいのなんの。
後半は店員さんが練りわさびでどうぞと勧めるのでやってみたところ、これもグー。辛さが鼻に抜ける感覚が新鮮です。
ぐるぐるのチャーシューは厚いところでは2cmほどもある重厚さ。食感のいいメンマは自家製の手裂きでしょうか。
それと、チャーシューに隠れて見えないけれども、ハマグリ系のホンビノス貝が2個入っていて、これもスープの出汁に大いに貢献しているようです。
質感の高さにしっかりしたボリューム、さらにはコスパ。真面目に取り組んでいると感じられ、多くの客が付く理由がよくわかります。
ボリューミーなG系の「ラーメン」もラインナップされており、体格の良い若年層がずらりカウンターでそれをワシワシ食べ進めている様子を眺めるのは壮観というか圧巻です。
ここではいずれそのラーメンも食べてみにゃあならんのでしょう。
2018.09.07
新月のラーメン(南陽市)《閉店》
宮内の「新月」を初訪問。酒田市こあらにもラーメン店「新月」がありますが、特段の関係性はないんじゃないのかな。
質のよさそうなラーメンが今どき550円で食べられるそうなので、それを狙っての訪問でした。しかし、会計時の請求額は594円。なんだ、外税なのか。それでは魅力と感じていたものの半分は損なわれてしまったな。
このように、消費税の外税、つまり後出しの加算というのは、とりわけ大衆食堂にあっては憂慮すべき問題デアルと、個人的には思っているのである。価格的には数十円だけれども、消費マインドや訪問店のディスティネーションに及ぼす影響は大きいのだ。
そのラーメン594円。
蕎麦屋のラーメン的な位置づけなのだろうけれども、スープがけっこうオイリーでおいしい。
心持ち細めの縮れ麺、脂身を含む柔らかい豚チャーシュー、甘い味付けのメンマなどがいいと思う。
おいしいラーメン。これが550円だったならばかなりのお値打ち品です。