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agura sagae 20241025

 今年の夏、寒河江市仲谷地にオープンした「アグラ寒河江店」を初訪問しました。福島市で店舗展開中のインド・ネパール料理の店の支店とのことです。

 3桁のランチメニューはカレーライス、ガパオライス、ナンとカレーの3種があり、その中からガパオライスセット950円をチョイス。
 目玉焼きの載ったガパオライスで、ライスは長粒種を使っていますが我々日本人にも違和感なく食べられ、具材の味付けもジャパナイズされたもので、それにレモンを絞りかけて食べればなかなかおいしい。
 これにおなじみの橙色のドレッシングがたっぷりかけられたサラダにドリンクが付いて、リーズナブルなこの価格です。選べるドリンクには、他店では追加料金となるところもあるマンゴーラッシーがあったので、それを。

 つれあいは、ナンとカレーのビセスタセット990円。選べるカレーをシーフードカレーの中辛で食べていました。中辛でも結構スパイシーで、ココナツミルクがそれをマイルドに仕立てている感じ。ナンとライスが食べ放題だそうですが、このデカいナンが1枚あれば、たいていの人は満腹になり、もう1枚なんて無理な話だと思います。

 今日もまた、おいしいものを食べた満足感に浸りながらの退店となりました。

bloomys 20230915

 この日のランチは、気軽なパーティーができる小さなウエディング会場だという、「花カフェ&ウエディングブルーミーズ南栄町店」を初訪問。
 そういうおしゃれ志向の場所は、男一匹で愉しむ“孤独のグルメ”には相応しくないと思い、これまでまったく眼中にありませんでしたが、近時つれあいと食べ歩く機会が多くなり、彼女と一緒であればどうにかなるだろうと、半ば腰が引けた状態での入店となりました。(笑)

 数種のランチメニューが900円からそろっていて、その中からタコライスナチョスプレートの大盛り、1,000+100円をチョイス。
 「ピリ辛のタコミートソースとたっぷり野菜と、最後まで飽きない自慢のタコライス。別添えのサルサソースを加えながら、よく混ぜてお召し上がりください。」(ランチメニューから)
 つれあいは、とろとろカマンベールチーズのナポリタン。

 沖縄で食べるレタスとチーズたっぷり、ごはん山盛りのタコライスとはベツモノで、ライスの上にはミートだけ。野菜類は紫キャベツの千切りとプチトマトに、ライス下のサニーレタス。それにアボカドとナチョス、サルサソースとドレッシングといったつくりになっていて、見た目がきれいです。これに目玉焼きを添えたりすれば、ガパオライスもしくはロコモコにもルックスが近似していきそうです。

 冷製スープ付き。男性なら100円増しで得られる大盛りが適量でしょう。
 想像していた以上においしくかつリーズナブルな料金で食べることができました。また、早い時間帯に訪問したためかまだ客数が少なく、周りの目も気にならず、こういう店でも落ち着いて食べられることがわかって、よかったと思います。

rightstuff coffee 20230913

 昼食は軽くいこうねということで、上山市の20%還元キャンペーン参加店のリストから上山市駅前の「ライトスタッフcoffee」をセレクトして初訪問しました。
 2018年に上山駅前にできた「かみのやま温泉観光案内所」の建物内にあるカフェ。この夏に、「蔵王の森焙煎工房」から独立した店であるとのことです。

 コーヒーのほかランチが主のようで、店頭の看板に並ぶガパオライス、ビーフカレー、ベーコンときのこのパスタ、明太クリームパスタ、エビのバジルクリームパスタ、ミートソースパスタ……などの写真群が食欲をそそります。これらはいずれも単品で820円、コーヒー付きで1,200円です。

 ガパオライスの単品をセレクト。
 皿はそう大きくないものの、ボリューム的にはまあまあ。ジャパナイズされた味付けも悪くなく、見た目もきれいです。
 ただ、写真にあった緑色が鮮やかな葉物野菜がブロッコリー1個に変更されていた点は残念。また、イートインスペースが駅の待合室を兼ねたようなつくりになっていて、椅子席利用者の半分以上が単なる休憩客だったためあまり安楽に食べられなかった点が、今後の店舗展開上の課題かもしれません。

 つれあいが食べていたエビのバジルクリームパスタのソースがとてもおいしかった。自分的にはカレーも気になるところです。

warun kakura1 20230824

 エスニックが食べたいというつれあいの強いリクエストで、1年4か月ぶりに中野の「ワルン華食楽(kakura)」を予約して再訪しました。
 前回は「本日のナシ・チャンプルー」を賞味したので、今回はナシゴレン800円に、ソトアヤム(鶏のスープ)とニンジンラべと生野菜サラダのセット400円を添えてみました。

warun kakura2 20230824

 サラダとスープが供された後、少しのタイムラグがあって、ナシゴレン。スープもドレッシングもメインも、ふだん食べているものとは違う独特の味付けで、おいしい。
 とりわけナシゴレンは、昔バリ島で何度か食べたものを髣髴とさせるもので、焦げ茶色に炒められたライスが美味。インドネシアらしいスパイシーさがよく、添えられたパクチーも食べているうちにこれはおいしいものだという実感がじわじわとしてきました。大ぶりの海老と、一辺2cmほどある大カットの鶏肉が各2個入っていて、ライスの量とこのクオリティで800円は安いと思ったところ。

warun kakura3 20230824

 コンフォータブルで、けっこう楽しめる店。また行く機会があれば、グリーンカレー900円か、ルーローハン1,050円あたりを狙ってみようか。
 なお、蔵造りの店内で採光が少ないため、提供品の写真を撮りたい向きは、高感度カメラを持参したほうがいいかもしれません。

handsburger 20230521

 この日は少し趣向を変えて、ハンバーガーショップへ。1年9か月ぶりに、馬見ケ崎の「ハンズバーガー山形北店」を再訪しました。
 そうは言ってもハンバーガーが目当てではなく、この店で売っているロコモコを食べてみたいと思ってのことです。

 ロコモコとポテトSセット、580+390円。
 注文してから内容をカスタマイズすべき項目があれこれあって、ハンバーグにかける2種のソースからミートソースを、卵の調理方法は温泉卵、飲み物はメロンソーダにしました。

 ロコモコは、前回から80円値上がりしていましたが、充実度が高く、ボリュームも予想以上にしっかり。ハンバーグもバーガーのパテを流用していて、ごはんを準備しさえすればハンバーガーの材料でここまでできるのだなと感服したところ。

 ポテトSとドリンクMのセットはエクスペンシヴではあるけれども、添えればヨロコビがぐっと高まるもの。太めのポテトの味わいはマックのものとはチト違います。ケチャップが準備されていればなおよかったと思いました。久しぶりに飲んだメロンソーダもおいしかった。
 土日祝日は9時から元気に営業しています。

yamanakaya westBP2 20230428

 というわけでもうひとつ、ビビンバ550円も注文しました。やまなか家では石焼きビビンバは食べたことがあるけれども、ノーマル形は初めてです。

 おおっ、これも550円とは思えない充実度。添えられたコチュジャンをたっぷり使って。さらに別途持ってきてもらった生ニンニクと擂り胡麻も投入して、心ゆくまでまぜまぜします。ははあ、これまたうまいな。

 かつて天童のやまなか家でランチの冷麺と石焼ビビンバを頼んで、2つとも簡単に食べてしまった記憶があるのですが、あれから4年近くが経った今回は2つではややきつくなりました。しかし、おいしいのでぺろりと食べて、またもや満腹に。今の自分にとってこれは悪しき慣行なのではないか。
 そう思い至ったので、やまなか家のランチダブル喰いは今回をもってやめることにしようと思いマス。

kuronuma nishiko 20230422

 冷麺が食べたくて、若葉町の「王様の焼肉くろぬま山形西高前店」を2年8か月ぶりに再訪しました。
 しかし冷麺はランチメニューの設定がなく、それほど具材の多くない韓国冷麺の単品を大盛りにすると930円。一方、ランチ設定のあるビビンバセットはワカメスープ、サラダ、キムチがついて、ライスを大盛りにしても880円の価格は変わりません。だったらこっちだよナ。

 大盛りバージョンはボリュームに不足感がなく、ライスばかりが多くなって具材が少ないということもなく、スープがうまいしサラダも立派。
 ビビンバは石焼きではないノーマルものにコチュジャンをたっぷり投入し、入念に撹拌して食べるのがベストだと思っていて、今回も卓上のコチュジャンの小袋を躊躇なくいくつも使わせてもらってガイロガイロ。さらに途中から擂りニンニクの小袋も投入して、さらにインパクトを高めて食べました。はあ、最高だな。(笑)

 焼肉屋に入って肉を焼かずに食べても大満足な昼食となり、ステキでした。
 なお冷麺は、近いうちに「やまなか家」の平日ランチの550円を食べに行こうと思います。

kandon akngok 20230126

 「韓丼山形あかねヶ丘店」を6か月ぶりに訪問。これが5訪目になるのかな。
 過去にカルビ丼、ビビンバ、ビビン冷麺、カルビ定食と食べてきていて、別の店でスン豆腐も食べているため、未食のユッケジャンクッパにサラダを添えて、680+120円。

 ぐつぐつと煮え立った石鍋クッパは迫力満点。カメラのレンズが曇らないよう、口で息を吹きかけながら撮影します。カルビがけっこう入っていて、韓国風の風味が感じられます。
 おじや風の食べ物となれば案外量が入るものですが、ここのライスの量は少なめ。それでも心配はいらないのが、つれあいとともに食べるときのいいところ。(笑) 期間限定の牡蠣スン豆腐定食をオーダーしたつれからどんぶりめしの3~4割程度がまわってきたので、それも石鍋に投入すれば、不足感は解消します。

 久々に食べた韓国料理店のクッパはおいしかった。たまにはこういうのもいいものだな。
 次回以降は何を食べようかな。もちろんカルビ丼もいいけれども、未食モノとなれば焼肉丼あたりかな。

ton8 honten 202205

 用足しを早々に終えて、まだ10時半前。それではと、10時から営業している南館の「とん八本店」で食べることにして、1年4か月ぶりに入店しました。

 この4月中旬から季節限定ランチとして供されている、平牧三元豚ガパオライス&若鶏かつランチをオーダーしました。税込935円のところ、11時までの入店で880円にて。
 店によれば、「タイの定番家庭料理をアレンジ。ガパオライスは「バジル炒めごはん」の意味でタイの国民食。鶏肉ではない豚肉を使ったガパオライスは本場タイでよく見る料理です!」とのこと。

 ごはん(白米、五穀米)、味噌汁おかわり自由で、キャベツの千切りも無料。ごはんははじめから大盛りにしたもらったところ、てんこ盛りでやってきました。(笑)
 サラダにはフレッシュトマト、豚挽き肉の和え物にもトマトと、トマトがいっぱい食べられて嬉しい。若鶏かつは小ぶりで2口サイズのものが2つとやや少ない感じがしますが、肉はその程度でいいから野菜を食べたい。レタスとトマトを早めに片付けて、キャベツの千切りを追加し、卓上のドレッシングを使っておいしくいただきました。赤だしの味噌汁も2杯。

 いつもと目先が変わったものをたっぷり食べられて、満足です。

warun kakura2 202204

 中野の大郷小学校近くでこの1月にオープンしたばかりの「ワルン華食楽(kakura)」を初訪問しました。山形でインドネシア料理を食べられるところはほとんどないと言ってよく、身近なところにこういう店ができるのはとても喜ばしいことです。

 当店にお越しの際はまずコレを食べてほしい!という、本日のナシ・チャンプルー900円。
 ナシ・チャンプルーを食べるのは、1999年だったかに家族でバリ島ステイをして以来のことかもしれません。

 はじめにスープとサラダが供されますが、この段階からいい具合にエスニックな雰囲気。
 でもって、メインディッシュは、これだよこれ!といった感じの本場モノに近いナシ・チャンプルー。ターメリックライスの周囲には、鱈のフリッター、アヤムゴレン、菜花や厚揚げをピーナッツペーストが入った甘辛いソースで和えたガドガドサラダ、スパイス味玉、地場の角切り野菜、クルプックと呼ばれる海老せんべい、日によって変わるカレー(この日はチキン)などが配されて、ご飯に混ぜてねとサンバルソースも2種類添えられていました。

warun kakura1 202204

 ああ、おいしいなぁ。こういうものもたまに食べたくなるんだよなぁ。これで900円は安いと思うなぁ。
 また来よう。次はナシ・ゴレン750円を試してみるのもいいかもな。

kanmadan 202108

 天童市東久野本の「韓まだん」という韓国料理店がランチを提供していることを知ったので、このたび初訪問しました。

 プルコギ定食880円。
 韓国料理にはあまり深い縁がなく、普段は焼肉店で冷麺やビビンバを食べる程度で、韓国人が経営する店で定食を食べることはそうありません。かつてどこぞで食べたプルコギ定食は、醤油ベースで甘口の下味をつけた薄切り牛肉を野菜などと共に焼いたものが別皿で出てきたので、そういうものだろうと思っていたところ、ここの場合はプルコギがごはんの上にかけられて登場。えーと、どっちのやり方がメジャーなの?

 スプーンでかき混ぜて食べてねとのことなので、ビビンバと同じやり方でぐりぐりしてから頬張れば、おおっ、うまいじゃないか! 甘じょっぱいたれが無駄なくご飯と混ざり合って、かっ込むほどにおいしい。それに、日本人のつくるものの味付けとは何かが違うエキゾチックな味わいがあります。けっして少なくないご飯の量に対して有り余るほどの具材の比率になっているところもステキです。
 おそらく本場で食べればもっとすごいことになるのだろうけど、3種類の添え物で葉物をたっぷりいただけるのもいい。辛いのも、魚の発酵風味も嫌いじゃない。できればこれに白菜キムチが加われば最高だったことでしょう。

 周囲のおばさんたちが交わす韓国語の会話とテレビの韓ドラの喧騒も手伝って、韓国のどこかに一瞬でワープしたかのような錯覚を覚えるのでした。
 ほかにも石焼ビビンバ、スンドゥブ鍋、キムチ鍋、みそ鍋などの定食もあるので、またいつか。

kandon ymgt 202106

 1年3か月ぶりに、「韓丼山形あかねヶ丘店」へ。
 オープンほどなくして入店した前回は、物珍しくもあってかかなり混雑していて、店員のオペレーションも冴えないものだったけれども、今回はあの喧騒は去り、開店直後の11時過ぎはガラガラで、食べ終わるまで客は自分一人でした。大丈夫か?

 これを食べようと決めて入店した、ビビンバ+キムチ、650+90円。石焼きのメニューもありますが、何度か食べているうちにビビンバは石焼きではなくノーマルな形で味わうほうがおいしいということに、最近気づき始めたもので。

 いろいろな具材が標準装備されているけれども、キムチ追加は味が深まり、自分にとっては正解。カルビの追加は値がかさむだけなので必要なし。
 付随のコチュジャンをこれでもかとかけ回して食べるのが自分流。ぐりぐりと混ぜれば全体に赤みが増していき、これはうまいこと間違いなしだろうと思えて涎が出てきます。
 濃いめの味といい辛さは、下の瞼あたりに微かに汗が滲ませるほど。ボリューム的にはもう1~2口欲しいなといったところ。このぐらいにとどめておくほうが、消化器官にはいいだろう。

 去年の夏には6月半ばから期間限定で2種類の冷麺を提供していたけれども、今年もあるのかな。あるのならそれも食べてみたいと思う。

kuronuma kagota 202103

 篭田3丁目の「王様の焼肉くろぬま山形篭田店」へ。系列店の「山形西高前店」には去年夏に訪れていますが、こちらは初めてです。
 平日限定のランチメニューがいくつか設定されています。肉はもう体が欲していず、肉を自分で焼いて食べるなんて料理ではないという思いもあって、そういうものには目もくれず、ビビンバセット880円を注文。うれしいことに、ライス大盛りが無料なので、そのように。

 おおっ、サラダとキムチが付いて、いい感じじゃん。このほかにワカメスープも付いています。
 小袋入りのコチュジャンを3つとおろし生にんにくを1つ使ってカスタマイズし、よーくかき混ぜて、スプーンを持って、いざ!
 牛すじ、ぜんまい、ニンジン大根、ほうれん草、もやしのナムル類、生卵、刻み海苔……。何の文句がありましょう、ひたすらにおいしい。量にも不足なし。韓国料理ってなぜかときどき無性に食べたくなるんだよねえ。

 価値ある880円。カード支払い可。
 ところで、税抜き800円と言われると、なぜか妙な姑息さというか、支払い時にどこか誤魔化しの匂いを感じてしまうのに、税込み880円であれば、潔いというか、違和感なく受け入れられるのはなぜだろう?

yamanaka ymgt 202011

 清住町の「やまなか家山形西バイパス店」へ。5年11か月ぶり、3回目の訪問です。
 やまなか家のランチタイムについては、ここのほかに寒河江店、天童店を利用したことがありますが、焼肉店に入って肉を焼いたことはもうここ10年ぐらいありません。単に肉を自分で焼いてタレを付けるような食べ方は、体が求めなくなっています。というか、これはもはや料理とは言えないと、避けて通っているぐらいです。肉はこれみよがしと肉々しげに登場するのではなく、料理のどこかにさりげなく入っていて、いい味を出しているというような使われ方がよく似合っている食材だと思っています。

 ランチタイムに500円+税で食べられるのは、盛岡冷麺、石焼ビビンバ、それにこのユッケジャンクッパの3品ですが、今回クッパを食べたことで、これらをひととおり体験したことになりました。
 朝鮮料理らしいいい味わいですが、これ1品では足りません。焼肉とセットで食べてもっとお金を落としてよというのが店側の作戦でしょうが、前述のとおり肉は敬遠。この店はここで切り上げます。

yamanakaya tendo1 201908

 山形西バイパス店、寒河江店に次いで3店舗目となる「やまなか家天童店」を初訪問。目指すのは平日ランチ。540円で盛岡冷麺、ユッケジャンクッパ、石焼ビビンバなどが食べられます。

 これまでの経験から、これらのどれか一つでは足りず、大盛りにすると200円増しなのでコスパが落ち、ビビンバのハーフと盛岡冷麺のセットにすると1,058円となり、さらにビビンバは石焼きではなくなります。
 つまり、得した気分できちんと食べたいのであれば、どう考えても冷麺と石焼きビビンバを両方注文して1,080円というのが最良の選択だろうと思っていました。
 問題は、2つとも腹に収まるのかどうかという点。でもまあ、多過ぎたなら残せばいいのだしと開き直って、今回初挑戦してみました。

 先に運ばれてきたのは意外にも石焼きビビンバ540円のほう。
 添えられた小壺のコチュジャンをたっぷりとまぶしかけてよ~くガイロガイロ(「かき混ぜる」の意。方言です)。う~ん、ごはんが焦げる香ばしい香りがステキだ。
 熱々のところをハフハフと食べれば極めて美味。自分としてはこの内容の石焼きビビンバでまったく文句ないなあ。
 ワカメスープ(温)付きです。

 (つづく)

33gendo 201809

 久しぶりに車から離れて街歩きをする機会を得て、七日町ワシントンホテル2階の「三十三間堂」へ。ここは夜の宴会場として利用することはあったけれども、ランチタイムは初めてです。

 刺身、天ぷら、すき焼き、かつ煮、ネギトロ丼など全部で9種類あるランチメニューはどれも魅力的。しかもそれらがほとんど3桁料金で食べられるのがうれしい。
 それらから選んだのは、石焼きビビンバ丼と冷やし山菜たぬきそばセット830円。

 ナンダコレハの組み合わせ。しかし、激熱の石焼きときりりと冷たいものの取り合わせは赤道から北極までといった趣があり、舌を焼くビビンバに耐え切れず肉そばのつゆを啜るという想像もしなかったことができて、とても楽しい。
 ビビンバはそれなり。一方の蕎麦は製麺所の太めのものでうまい。天かすの入り具合が上品で少ないですが、ショリショリしてうまい。
 これらに加えて、茶わん蒸しというあたりはさすがホテル。ほかにもなめこと香の物。サービスのセルフコーヒーもしっかり熱くてワングレード上です。

 大広間にテーブルと座卓を置いての営業で、けっこう繁盛している様子。サラリーマンやおばちゃんがグループで訪れる形態が多く、大広間なのでしゃべり声が響きます。ズーズー弁丸出しの方言や今どきの山形高年おばさんたちの関心事などを見聞きしたい向きにはぴったりの食事処かと存じます。(笑)

yoshinoya286 201708

 沖縄県下の吉野家で販売されるタコライスが全国の吉野家でも食べられるようになっていると聞いたので、このたび食べに行ってみたところ。「吉野家286号線山形南店」は3年7か月ぶり。

 タコライス(並)450円。
 おおっ、いいセンいってるんじゃない?
 「よくかきまぜて食べてください」とのことですが、本場ではそんなビビンバみたいな食べ方はしないのだぞ。ただこの場合・・・。
 本場のタコライスは温かいご飯の上にレタス、トマト、タコミート、チーズがまんべんなくかけられているのですが、こちらはそれらの3パートがきれいに分かれていて、その上にケチャップ様のトマトがかけられているのです。

 うーむ・・・こういう形であればある程度混ぜるしかあるまい。でも、あまりぐりぐりはしたくない。ということで、ライスはそのまま、表面部分だけを適度に混ぜ合わせていただきました。

 これ、うまいです、結構。雰囲気も出ています。ごはんと具の量のバランスも悪くないです。
 でもって、添えてあるハバネロソースを1滴残らずかけて食べれば、ほどよい辛さが唇をやさしく刺激して楽し。
 本音を言えば、トマトソースはフレッシュトマトに代えて、そのうえでチリソースはご自由にというのが理想ではあるけれども。

 ボリューム的には本場沖縄の「キングタコス」各店などには敵うべくもありませんが、これだったら、また食べたいと思うよなあ。
 想像していた以上の出来栄えでした。

yamagyu 201706

 道路が拡幅された寒河江市本町にある「焼肉名匠山牛」を初訪問。
 高級焼肉店のようなつくりの店ですが、ランチタイムには各種焼肉定食に加えてビビンバや冷麺も取り揃えているようなので、それらを目がけて行ってみました。
 寒河江の食肉卸「山形ミートランド」の直営の焼肉屋デアルとのこと。ここは以前、うどん屋があったんだよな。その建物を使っての営業のようです。

 ビビンバと冷麺のいずれを選ぶか迷いましたが、今回は石焼ビビンパ定食850円にしてみました。ビビン「バ」ではなく、「パ」です。

 さっそくビビンバをガイロガイロ(地域語です)してアチチなところをハフハフいいながら食べます。なんだかこのセンテンス、カタカナが多いぞ。もう少し「焼き」が強くておこげ部分が多ければなおおいしかったかもしれません。
 全体として酸味を強めに感じましたが、それは辛いだけでなく甘みもあるコチュジャンが少なめだからではないか。なので、コチュジャンを少し足そうかと卓上を見回したのですが、置かれていなかったのはやや残念。
 また、モヤシの豆の部分がもっと入っていたならば、なおおいしかったでしょう。

 ほかにはキャベツの浅漬け、サラダ、ワカメスープとヘルシーなラインナップ。
 850円という価格は、この格の店で食べるものとしては割安かもしれません。
 さあ、次回は750円の冷麺をいってみましょう。

cafe kura 201705

 朝日町宮宿の商店街にある「Cafe蔵」を初訪問。
 蔵造りのきれいな外観。蔵を改装してこの店を始めたのは昨年の8月だと、この町に移住してきたらしい店の女性から聞きました。

 この日のデイリーランチA 780円は、ガパオライス。
 「ガパオライスって初めてだけど、どこの国の食べ物なの?」、「どうやらタイみたいですよ」などと同行者と話しながら、待つこと20分ぐらい。で、運ばれてきたのがコレ。

 ふーん、こういうものなのね、ガパオライスって。
 味の付いた挽肉、型で取ったご飯の上にブラックペッパーがかけられた目玉焼き、サラダはブロッコリーやプチトマトもあってフレンチドレッシング仕立て。
 オリエンタルな香りと味がする挽肉の部分がとりわけおいしい。

 つまりは「鶏肉のバジル炒めご飯」で、玉ねぎ、赤・黄ピーマン等の野菜にバジルを加えて炒めた鶏挽肉と、ご飯・温泉卵をぐちゃぐちゃに混ぜて食べる(混ぜるかどうかは諸説あり)エスニックがっつり丼――なのだそうです。

 これにドリンクが付いたならウレシイのですが、それはなし。
 まあ、男たちが働く昼に食べるものとしてはいささかもの足りないけれども、たまにはこういうのもいいのでしょう。
 朝日町の蔵でタイ飯を食べるという不思議な組み合わせも一興だったと思います。

bibinbatei 201610

 ある日の夜の19時半頃、イオンモール三川店の2階のフードコートに入っている店舗「ビビンバ亭」を初訪問。これってチェーン店?

 基本メニューの石焼ビビンバ670円に110円プラスしてコーラを合わせてみました。ビビンバを食べるのは久方ぶりです。
 石鍋に入って熱々。カメラのファインダーが湯気で曇ってしまい、なかなかうまく撮れません。

 670円で食べるものにしてはなかなか上等じゃん、というのが素直な感想。店頭カウンターに置いてあった辛口コチュジャンを加えて豪快にまぜまぜ。おお、展開させた生卵が石鍋に触れて徐々に半熟化し、しまいには完全に熱が通ったぞ。

 たいへんうまいのですが、フードコートが静かになったこの時間、広い空間にわずかな客たちと店仕舞いの準備を始めた店員というシチュエーションの中で、若くもないスーツ姿の男が一人、ハフハフと熱いビビンバを食べている図というのは違和感以外のナニモノでもなかったもしれません。
 でもまあ、いいじゃ、ないのぉ~。おれはこうして、庄内の未訪店をひとつひとつ地道につぶしているワケなのですよ。

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