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 山形には「冷たい肉そば」という秀逸メニューがありますが、それから派生したと思われる「冷たい肉中華」というものもあります。
 山形は「冷やしラーメン」発祥の地。無類の麺好きが多いこの地のことですから、麺を堪能するためにいろんなことをやってしまうのです。

 その肉中華の大盛り(割引券使用)、600+100-100円。
 肉そばの麺を中華麺に替えて、スープに若干の中華味を加えたようなつくりです。
 が、これがまたウマイ!
 麺は、いかにも山形ラーメンといった感じの太麺、つるつる、シコシコで、もう、文句ナシ。鳥の脂をまとった麺のつやがとても神々しい。(笑)
 ココのスープは肉そば屋のものとしては比較的薄味で、甘さが抑えられている印象。鶏肉自体は格別優れたものではありませんが、全体として高いレベルは維持していると思います。

 でも、冷やし肉だったら、自分の場合やっぱり蕎麦のほうがしっくりきます。
 中華麺は口当たりがいいので、同量でもそばより少なく感じてしまうし、蕎麦は喉越しなどの面で存在感が違います。
 値段もそばと中華麺が同額だし、コスパ面からもそう判断することができるでしょう。

 いちおうこれで、つる福の3大メニューは制覇。でも、手元に2ヶ月先まで有効の割引券があるので、また行って何かを食べることになると思いマス。



 帰宅途中つれあいから、仕事が長引いているので夕食は食べてきてほしいとの連絡が。子供たち二人は父親の帰りを待てず、どこかにラーメンでも食べに行くのだという。
 どうしたものかとしばし考えて、そうだ、一度食べてみたいと前から思っていた、帰宅途上にある「蔵王弁当」に寄って、弁当を買って帰ることにしよう。

 幕の内弁当500円。
 圧巻の充実度です。価値ある500円だゾ、これは。
 日替わりになりますが、この日のおかずは、たっぷりのポテトサラダミカン入り、大きな肉団子、厚焼き卵、ハムカツ、千切りキャベツ、鶏の唐揚、ウインナー、ブロッコリー、茸とちくわといんげんの煮物、厚揚げ入りの筑前煮。
 これにたっぷりのごはん。鮭フレーク、ふりかけ、ゴマと梅干が載っています。
 中国産の漬物や昆布の佃煮などでごまかしていないのはなかなか立派。
 見た目もいいし、容器も、なんだか駅弁のそれみたいで、ちょっぴり風情があります。
 家で缶ビールとともにおいしくいただきました。

 蔵王弁当は、「HOTTO MOTTO」や「かまどや」などと違って、完全なる独立系。狭くて、きれいとはいえない店構えですが、長い間営業しているということは、それなりに繁盛しているということなのでしょう。
 弁当の内容の充実度を見れば、それもうなずけます。
 また買いに行こうという気にさせる、実力派のいい弁当屋だと思います。



 職場の外食組の一人を誘って、「伍泉ばん」に初入店。
 外見はランチメニューのある喫茶店という感じですが、入ってみるとまったくの食堂。ブルーカラー、ホワイトカラー、老夫婦などが食事中でした。

 蒸し暑いのでアツモノは避けて冷やしラーメン大盛り750+150円を。
 ラーメンは550円なのに、冷やしで200円高くなり、さらに大盛りで150円高くなるというのは、手厳しい。かと言って、熱いメニューをはずすとこうなってしまうのです。

 冷やしの場合、チャーシュー、メンマ、ネギ、ナルトに加えて、ワカメ、キュウリ、揚げ玉、紅生姜、山葵が使われるようなので、その分高いということなのでしょう。
 麺は、米沢ではなく、山形ラーメンのような中太の縮れでうまうま。盛りもしっかりしていて、満足のいく量です。
 スープは、甘さの効いた独特のもの。冷やしの場合、こういう味ってアリだと思う。

 ラーメンの脇には、米沢定番の漬物のほかにバナナが。これもアリだよなあ。こういうワンポイントってとてもうれしいものなのですよ。
 えっと、それからマヨネーズの小パックもついていたな、使わなかったけど。

 同行者によれば、五目あんかけが載る「ちゃんぽん麺」というのもアツアツでうまいとのこと。おぉ、そうなのか。それはまた、少し涼しくなったら食べに来ることにしようか。



 昨年の4月以来、2回目の訪問。
 この日は暑かったので、どこの店に行っても冷やしラーメンを頼もうと決めていました。なのに、この店は、冷やしものは「冷やし中華800円」しかないと言うのです。
 冷やし中華ではなぁということで、結局いつものように中華そば大盛り550+100を。

 食べながら思ったことは、1回目の訪問時に思ったことと同じ。ばあさまが両手でドンブリを持ってくることまで、まったく同じです。

 それにしても、食べ終わったあとの汗がすごい。薄いベージュ色のスラックスが、太ももの部分だけ汗で色が濃くなってしまいました。カッコわる……。



 この店については何度かこのブログでも紹介していますが、このところ外食の機会が増えている中にあって、その一群からはっきりと頭ひとつ抜け出している感があります。

 「はやい」、「安い」、「うまい」の良い食堂の基本定義を軽くクリアし、「熱い」、「多い」、「楽しい」のセカンダリーの3ポイントもこれまたクリア。
 「はやい」については、この店以上のスピードを有する店を知りません。だから料理は当然「熱い」。オヤジさんと奥さんの連係プレーが芸術の域に達しており、それをカウンター越しに眺めるのが「楽しい」のポイントです。
 「うまい」については、特徴的なのはソース類。野菜にかけるドレッシングはもちろんのこと、魚介類のフライに添えられるタルタルソース、焼きナスなどの副菜にかかるゴマ味噌などはすべて手づくりで美味。漬物、味噌汁も自家製で、どこも手を抜いていないと感じさせます。
 「安い」と「多い」はセット。メインディッシュの野菜類は山盛りだし、2つ付く小鉢も、小鉢の域を逸脱するボリューム。しかし、この充実度はけっして栄養バランスを犠牲にして成り立っているものではありません。もしかしたら店の奥さんは栄養士?
 「楽しい」について付け加えれば、店の二人は職人肌でまったくの無口。オヤジさんが客としゃべっているところは一度も見たことはありません。でも奥さんには小さな声でなにかと話しかけています。
 奥さんも客に媚びるような態度は見せませんが、話しかけるとにっこり笑って受け答えするのがちょっとチャーミングです。そんなちょっとした発見こそが、「楽しい」の真髄なのです。

 日替わりのあすなろ定食は、メインディッシュだけで20数パターン以上はあるのではないか?
 この日のメニューは、エビフライ(5本)、ミニカレー、豚肉サラダ。
 750円で、フツーの2食分ほどの満腹感と栄養補給ができます。



 あ……暑い。仕事帰りが遅くなり、家でご飯ものを食べたくない気分。何か食べていこうか。かと言って、熱いものは食べたくない。う~、どうするか。では冷やしラーメンにしようか。
 でも、この時間帯では開いている店も少ない。そうだ、金ちゃんラーメン城西店は20時半まで。ここだな。

 ということで、冷たい中華そばの、ついつい大盛り、660+120円を。
 この店では初の冷やしラーメンです。
 チャーシュー、きゅうり、なると、メンマ、紅生姜、揚げ玉、ネギ、刻み海苔、胡麻。

 揚げ玉以外は脂質なしですっきりしたデキ。チャーシューは脂身のない硬くて小さなものが3枚。
 ココの中華そばは大盛りだとしっかりしたチャーシューが4枚載ってくるのがウリですが、冷やしはそこのところがやや弱いでしょうか。
 そのかわり、冷やしだと自家製手もみの麺がダレずにプリプリ、ツルツル、シコシコしていて実に美味。秀逸です。

 でも、ラーメンはやはりアツアツでないとホントでないよなぁ。
 熱いのを食べたいし、かと言って大汗はかきたくないし、これが目下の大きな悩みであるなぁ……。
 Ummm……。人間はもっと大きなことで悩むべきではないのか?!

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