2020.12.01
海鮮丼家のかつ定食(東根市)
河北町との間に架かる谷地橋の東詰めに位置したところにある「海鮮丼家」を3年ぶりに再訪しました。
ここはその名のとおり丼物がメインなのだけど、かつ定食900円をセレクト。かつ丼があるのでとんかつの定食や、なんならかつ煮もできますけんねというノリのようです。かつ丼と同額なら定食のほうがいいかと思って。
まあそんなノリなので大きな期待はしていませんでしたが、いいんですね、これが。
こんがりとしたキツネ色の衣が唾液腺をキューッと刺激。厚さはそれほどではないけれども、肉質自体は悪くなく、ふつうのとんかつソースをどろがけして食べれば香ばしさがあっておいしい。
ドレッシングなしの千切りキャベツは刻みたてで、何もつけずにそのまま食べても十分においしい。辛子がたっぷり添えられているところにも好感。菜の花と食用菊のおひたしもなかなかいい。
そして白眉は、新米の炊きたてごはん。つやがあり、多めに水分を湛えてふっくら。いい塩梅の漬物だけでもごはんがすすむのでした。
この満足度を900円で得られるのなら安いものだと思うなぁ。
2020.12.02
そば処ひろの東京つけそば(山形市)
蕎麦がたらふく食べられる店、嶋北の「そば処ひろ」を1年5か月ぶりに訪問しました。
東京などのちょいとたぐって酒をツィーというような蕎麦の食べ方とは異なり、山形は米飯が食べられなかった時代に腹いっぱいにだけはなれるものとして蕎麦が食べられていた歴史があり、今でもまずは満腹になれなければ蕎麦ではないと考えられているフシがあります。その観点からは、この店は市内随一と言ってもいいかもしれません。もちろん、味もいいです。
そばの新しい食べ方だという、東京つけそばの大盛り、850+100円。
配膳されたものを見た段階でぐったりしてしまうような盛りの見事さ! ホントにこれを全部食べられるのかと引いてしまいます。けれども、おいしいので箸が進んで、いつの間にか完食と相成ります。問題はその後で、胃が半ば悲鳴をあげながら、これを消化するのは並大抵のことではないんだかんなと、文句タラタラ。つまりは強烈にもたれ始めます。
うーむ、ココの大盛りはハードルが高かったんだよなあ。そうとわかっていても、ココならつい大盛りをいっちゃうよな。
つけだれはピリッとした辛味と酸味があり、こういうのも蕎麦には合う。斜めに切った大量の新鮮ネギとこれも大量の刻み海苔、そして味付豚バラ肉がいい仕事をしています。それに加えて、たっぷりの揚げ玉と卵。もう、何も言うことはありません。
2020.12.03
アジアンダイニングブッダのカツSet(山形市)
カレーが食べたくなって、カレーとナンのセットで大満足した南二番町の「アジアンダイニングブッダ」を、8か月ぶりに再訪しました。
今回は、カツカレーとサラダのカツSet780円を注文。どういうのが出てくるのかと興味津々でした。
まずはとんかつの赤い衣に目を奪われます。何かで味と色を付けているのでしょうが、その正体はわかりません。揚げ立ての衣がカリッとしていておいしい。
カレーは、一言でいえばミルキー。辛さを「ふつう」にしてみましたが、ほとんど辛くありません。また、日本人にとってはカレーと言えばクミンの香りをイメージしますが、その香りもほとんどありません。したがって、日本人一般がイメージするカレーとはちょっと違います。
ライスは国産米のふっくらしたもので、量的には不足なし。全体として塩分を抑えたつくりになっているようで、食べていて福神漬が欲しくなり、カツにとんかつソースをかけたくなりました。(笑)
サラダは、日本人の嗜好に合わせているのか、胡麻ドレッシングでした。
たまにこのような目先を変えたカレーもいいですが、大衆食堂で見かける小麦粉で伸ばしたタマネギ満載の塩味のするカレーのほうが、自分は好きかもしれません。
けれどもこの店、カレーとナンのセットが格安の580円から食べられることを、強調しておきたいと思います。
2020.12.04
味わい処もと木(もとき食堂)のインディアン拉麺+半チャーハン(東根市)
神町南の「味わい処もと木(もとき食堂)」を6年5か月ぶりに再訪しました。
今回のねらいは、カレー味のインディアン拉麺。それに半チャーハンを添えて、700+200円にて。
このラーメン、いいです。カレーライスにかけるものを使うのではなく、カレー粉で味を調えていて、ラーメンなのにカレーのかぐわしい風味が漂うような独特のつくりです。単なる変わり種の域を超えたグッドテイストなラーメンだと思う。
タマネギともやしをたっぷりの豚挽肉とラードで軽く炒めたものがどどんと載っていて、さらにその上にはフレッシュコーン。チャーシューやメンマ、刻みネギなどは入りませんが、コク深いオリエンタリズムはまさに“インディアン”!に仕上がっています。麺自体も多加水系、太さのある自家製でおいしい。
つくりたての半チャーハンも、「うまい!」と独り言が出てしまうような、まさに中華料理店の味で、自分にとっては多くも少なくもなくバッチリの適量でした。
味がいい上に価格もリーズナブルだし、ここはいい店だと思います。
2020.12.05
龍横健谷地店の中華そば(河北町)
谷地所岡の「龍横健谷地店」を初訪問。ココは2016年の夏、スナックをやっていた建物を居抜いて開店したと記憶しています。
中華そばと肉中華のみで勝負している店です。
中華そばの大盛900円。
大盛りは、普通盛りの麺量250gが400gになり、200円増し。250gだと少ないが、400gではやや多いが食べられない量ではない。ということで、大盛りを。
「龍横健」では、過去に1号店の新庄店(閉店)と鶴岡店で食べたことがあり、つくり方はそれらと大きく変わっていません。特徴を羅列すれば、濃厚魚介系スープ、極太手もみのこぶこぶ麺、豚の厚切りチャーシューに長い穂先メンマ。
自分が食べてきたものの中では、「ケンちゃんラーメン」各店や庄内の「飛来ラーメン」あたりと同系統のように思われます。つまりは、少し前にブレークしたトレンドを維持している店と言えるかもしれません。
今回食べてみての感想は、スープよりも薄い味付けの穂先メンマは要改善、やはりラーメンには唐辛子よりもコショウが似合う――でした。
400g食べれば十分に満腹になりました。
2020.12.06
かっぱ寿司山形元木店のマイセレクション(山形市)
(いか刺し松前軍艦、活〆真鯛、まぐろ)
10月末まで1か月近くやっていた車旅の期間中には、何度かスーパーの惣菜店から寿司を調達し、夜の飲み方のお供にしていましたが、あの旅から戻ってからの1か月余り、そういえば寿司を食べていないんじゃないか。そう思ったらなんだか急に寿司を食べたくなり、ある日の正午前、1年11か月ぶりに、「かっぱ寿司山形元木店」へ。
開店直後の時間帯、長いカウンター席には自分一人。回転寿司店っていつも混んでいて騒々しいイメージがあるけど、こうのようにゆったりとした状況ならば、もっと頻繁に利用してもいいかもしれません。
自宅で事前にかっぱ寿司のメニューをチェックして食べたいものを考えてから訪店したので、タッチパネルを見上げながら逡巡することなく、ささっと注文しながら食べました。
今回は12皿で、活〆寒ぶり、いか刺し松前軍艦、活〆真鯛、まぐろ、とろサーモン、生たこ、あじ、まぐろたたき軍艦、海鮮うま辛和え軍艦、甘海老軍艦、かにみそ軍艦、豪快いか天。
(活〆寒ぶり110円)
ああ、うまかったなぁ。特に活〆寒ぶりと活〆真鯛がおいしかった。しめて1,408円で、たらふく寿司が食べられる仕合せ。
チェーン展開をしている回転寿司店に関して一つだけ小言を言うと、どこも1貫が小さすぎて、口に入れたときに味わいが十分に口腔に広がっていかず、したがって鼻に抜けず、寿司本来の至福感が十分に得られないという課題が残ります。いろんなネタをたくさん食べたい、食べさせたいと思えばこういう小さなものになっていくことはやむを得ないのでしょうか。
2020.12.07
池田家本店のむぎきり(長井市)
長井市に麦切りのおいしい店があると聞いていて、高野町の「池田家本店」をこのたび初訪問しました。今年5月にリニューアルしたということで、ウッディでモダンな内装になっていました。
むぎきりの大盛り、650+100円。
このめんつゆ、うまいなぁ! 昆布が効いていて芳醇です。
麦切りは、思っていたものよりも麺のかたちがしっかりしていて、讃岐うどんを細打ちにしたようなコシを感じるものでおいしい。芸術系の大学を出た4代目が麦切りを前面に打ち出したと聞きました。
近時マイブームの麦切りですが、内陸地方で出す麦切りは庄内地方と違ってどうしても“うどん寄り”になっているし、そもそも麦切りを供する店自体が少ないです。
そんなわけで、数少ない内陸地方での麦切り経験からいうと、先ごろ食べた山形市の「そば処すぎ」の麦切りは秀逸だったのだなと思い当たります。
2020.12.08
もり達山形店のチキンカツ定食(山形市)
がっつり食べたくなって、桧町の「もり達山形店」を2年ぶりに訪問しました。
チキンカツ定食。券売機のチキンカツ定食のところを見ると、カツが2、4、7枚から選べ、さらにご飯と味噌汁の量がセレクトできるようになっています。4枚チキンカツ790円にして、ご飯、味噌汁は普通と同料金の「大」に。
そもそもカツ1枚の大きさがわからないままオーダーしたのだけれども、配膳口に取りに行ってみると、デカいよ、これ。4枚もイケルかなぁ。
心配になりましたが、揚げ立てでおいしかったのでイケました。
画像にそれほどの圧迫感がないのは、メインディッシュだけでなく、ご飯茶碗などほかの食器類もみんな大きいためです。また、カツ4枚の陰になって見えませんが、キャベツもたっぷり付いています。それだけカツがデカいということです。
ソースやドレッシング類が卓上になく、はじめに配膳口で自分でかけてこなければならず、足りないならば再度そこまで行ってかけなければならないところがかったるい。この点さえ気にしなければ、あとは概ね納得がいきます。
それにしても、これは食べ過ぎ。こういうことばかりやっていた日には体が壊れます。(笑)
2020.12.09
coco夢やヨークベニマル落合店の夢ラーメンセット(山形市)
ヨークベニマル落合店内にある「coco夢や」を初訪問。
夢ラーメン500円にどんどん焼き200円を付けると、合わせて660円になるというスグレモノです。
夢ラーメンは、まあ普通のラーメンだけれども、こういうところで食べるものとしては麺がもっちもちでおいしく、チャーシューがとても立派。これが500円とは格安かもしれませんが、ヤマザワ内で展開している「軽食ひまわり」のひまわりラーメン319円との差が埋まるほどのものとまではいきません。というか、ひまわりがお得過ぎます。
でも一方で、なかなかおいしいどんどん焼きが2割引になるのは魅力的です。
2020.12.10
かどやのみそチャーシューメン(山形市)
青柳という集落内にある「かどや」を、5年10か月ぶりに訪れて、みそチャーシューメンの大盛り750円を食べました。
お品書きを見ると、季節ものを除けばラーメン類と蕎麦、うどんの7つしかメニューがありません。
料金を書いておくと、ラーメン550円、みそラーメン650円、みそチャーシューメン700円、大盛り50円です。チャーシュー増しと大盛りが各50円なら、当然そうするよりほかありません。
ここで味噌ラーメンを食べるのは2度目ですが、相変わらずいい仕事をしています。
中華鍋で豚挽き肉とキャベツなどの野菜類をラードでジャーっと炒める音と香りがはじめにやってきて、しばらくするとどんぶりに満タンの1杯が運ばれてきます。
特筆すべき点は、厚めの小口にカットした生ネギが新鮮で、これがおいしいと毎回思う。厚切りで噛み応えのあるチャーシューが4枚。焦げの付いたざく切りのキャベツと多めの挽肉がいい塩梅で、ニンニクで風味づけをしたオイリーなスープがまたうまい。
麺は、大盛りにするとおそらく2玉となるようで、たったの50円プラスとは思えない食べ応え。ただ、今回は少し茹でが強すぎでした。そうでなければいい麺のはずなのですが。
秀でたコスパに、納得の味と満腹感。また食べに行きたくなること必至でしょう。
2020.12.11
金彦魚店のフライ定食(山形市)
木の実町の「金彦魚店」の存在と、昼も各種定食を提供していることは以前から認識していたものの、未訪。このたび向かいの豊烈神社脇に専用駐車場があることを知ったので、初訪問しました。
1階の厨房入口で注文して2階の座敷で食べるというシステムで、自分のように初めての人は少々面食らうかもしれません。
フライ定食をお願いすると、500円からいくらにでもできるとのこと。ホワイトボードには800円とあるので、その価格で注文します。
テレビの点いた2階の広間でしばらく待ってからの配膳です。
量は一般的でしょうか。お櫃のまわりに付いたいくつかのごはん粒が、この店のありようをよく表していると思う。(笑)
フライは7個で、白身魚3に、ホタテ、海老、鮭、イカが1個ずつ。どれも少々小粒なのがやや物足りないところ。これにとんかつソースをかけてぱくぱく。胡麻油の風味がある大根煮に、ほうれん草ともやしのおひたし、たくあん。味噌汁はいくつかの豆腐。
際だったところがないものの、かといって凹んでいるところも特にありません。
鮮魚店の延長として定食屋もやっている店で、客からすれば店のバックヤードまで見えてしまうのがどうもよろしくないようで、それほどきれいとは言えないかもと、つい思ってしまいました。
2020.12.12
天将の味噌らーめん(中山町)《閉店》
中山町長崎の「らーめん天将」をしばらくぶりに訪問。記録を遡ると、なんと13年9か月ぶりでした。
味噌らーめんの中盛、750+100円。中盛は1.5玉です。
おろしタマネギが添えられるのが特徴。でも、これがあることによって味が大きく変わるわけでもなく、邪魔になることはありませんが、強い存在感もないように思います。
それよりも、自家製の麺が全粒粉でつくられたものであることと、豊富なトッピングが立派です。
トッピングは、強火でさっと炒めたモヤシが大量で、メンマがザクザクといったレベルの量。2枚のチャーシューは肉厚で、コーンも惜しみがありません。載せるものがこれだけあるので腹がくちくなり、2玉の大盛だったらヤバかったもしれません。
ごはんはやってないとのことで、平日ランチタイムの半ライス無料もなくなったのは残念です。
2020.12.13
修ちゃんラーメン寒河江南店のランチセット松(寒河江市)
寒河江方面に赴くときにはほぼ毎回見かける「修ちゃんラーメン寒河江南店」ですが、未訪になっていたので、このたび初訪問しました。
修ちゃんラーメン系列店は山形市内に2店あるので、わざわざ寒河江で食べる必要性がなかったということがありました。
日替わり丼と半ラーメンがセットになった、ランチセット松830円。この日は願ったり叶ったりの中華丼でした。丼によっては五目焼きそばと半チャーハンの竹セットにしようかと思っていましたが、今日は「松」だな。
半ラーメンとは言いながら、トッピングはきちんとしていて、厚みのあるチャーシューも添えられてジョートー。鶏ガラと野菜がメインの正統派スープに製麺所製のプリプリした麺がよく似合い、これこそ修ちゃんの味わいです。
中華丼も日本人の口に合う正統派で、とろりとしたあんが対ご飯比でやや多めになっている上に、白菜の甘みと豚バラ肉の脂が効いていて、おいしい。
小さな冷奴と漬物付き。
全体としてもバカみたいに多くなく、一般男性の昼食として適量の範囲です。
多ければ多いほどよかった時代もありましたが、今は満腹の一歩手前のこの量がジャストフィットでした。
2020.12.14
スパゲティー・洋食の店アーリオのアーリオ風ナポリタン(南陽市)
「イオンタウン南陽」近くにある「スパゲティー・洋食の店アーリオ」を初訪問。もともと長井市にあった店が移転してきたようです。
アーリオ風ナポリタン980円。
“大きめの野菜とスクランブルな卵がアーリオ風。新しいけどなつかしい、オススメメニューです。”とのこと。
はじめに配膳されたのはサラダ。大きいボールに何種類かの野菜がたっぷり入っていてゴージャス。少々水切りが甘いところがあるけれども、2種類のドレッシングをかけておいしくいただく。この店の白眉はこのサラダだと思う。
パスタのほうは、大きめにカットした茄子がフィーチャーされています。正直言って卵は邪魔。これ、なくていいから、100円安くしてほしい。
トマトソースは、子供の頃にはスパゲティと言えば唇をでろでろ、真っ赤にして食べていた自分にとっては(笑)、洗練度が高すぎてお上品に感じ、もっとケチャップを使ってごてごてにしたほうがいいんじゃないのと思ったところです。
アーリオ風ナポリタン980円。
“大きめの野菜とスクランブルな卵がアーリオ風。新しいけどなつかしい、オススメメニューです。”とのこと。
はじめに配膳されたのはサラダ。大きいボールに何種類かの野菜がたっぷり入っていてゴージャス。少々水切りが甘いところがあるけれども、2種類のドレッシングをかけておいしくいただく。この店の白眉はこのサラダだと思う。
パスタのほうは、大きめにカットした茄子がフィーチャーされています。正直言って卵は邪魔。これ、なくていいから、100円安くしてほしい。
トマトソースは、子供の頃にはスパゲティと言えば唇をでろでろ、真っ赤にして食べていた自分にとっては(笑)、洗練度が高すぎてお上品に感じ、もっとケチャップを使ってごてごてにしたほうがいいんじゃないのと思ったところです。
2020.12.15
かつや山形江俣店のコクうま味噌カツ定食(山形市)
江俣の「かつや山形江俣店」は3か月ぶり。期間限定メニューが食べたくなって。
コクうま味噌カツ定食、759円。
チキンカツを「コクうま味噌」で仕上げた冬限定メニュー。チキンカツを特製ダレで煮込み、別添えのキャベツを玉子と絡めて味の変化が楽しむ――というもの。
熱々で、とても柔らかいチキンカツ。八丁味噌っぽい甘口な味わいは濃厚で、普通盛りのごはんでは足りないかもしれません。しかし一方で、チキンカツが大量なので、これに大盛りを合わせてしまうと全部食べられなくなるかもしれません。
カツは何切れあったのだろう? 自分の通常ペースで食べると多分5~6切れほども余ってしまいそうなので、甘じょっぱいおかずの比率を高めて食べ進めましたが、それでもごはんが切れた時点でまだ3切れ残っていました。
キャベツには卓上の胡麻ドレッシングをかけて、火傷しそうな口内を冷やす材料に。味噌汁は豚汁で、これも充実。卓上にあるつぼ漬けも後添えにて。
ああ、満腹じゃん。この日はこれほど食べるつもりはなかったのだけどな。
ということで、揚げ物をたっぷり食べたなぁというのが率直な感想。午後からの胸やけは避けられないだろうな。
2020.12.16
三宝亭桜田店の全とろ麻婆麺+若鳥の唐揚げセット(山形市)《閉店》
1年4か月ぶりに、桜田南の「三宝亭桜田店」へ。
ねらいは、全とろ麻婆麺。いよいよ雪が降ってきてこうも寒いと、体の芯から温まるこういうものが食べたくなるものです。
全とろ麻婆麺880円に、通常308円のところ平日ランチタイムには198円になる若鳥の唐揚げセットを付けて、1,078円。
アチチでうまい。「全とろ」を冠するだけあって、麻婆豆腐のとろみがしっかり。それなりに「麻」と「辣」が効いていて、汗が出ます。麻婆豆腐を食べて汗が噴き出さなければ、食べた甲斐がないというものです。
麺は独特の機械打ち、丸麺風ストレート。これにウェーブないし縮れが入っていれば、麻婆が絡んでもっとおいしいのにと思う。
また、麺と麻婆豆腐のほかにはみじん切りのネギしかなく、いろいろなトッピングを食べる楽しさはありません。
セットの唐揚げは、柔らかい胸肉を使っている模様。半ライスは、麺を食べ終えたスープに全部を投入して、ごはんでも麻婆豆腐を楽しみました。
2020.12.17
うぐいす亭の板麦切りうどん(山形市)
表蔵王の観光物産館「ぐっと山形」内のフードコートにある蕎麦の店「うぐいす亭」を初訪問。
こういうところの蕎麦は期待薄と勝手に判断して、このところよく食べている麦切りをチョイス。
板麦切りうどん600円。
「板」を名乗る以上はせいろの「もり」以上の量があるのかというと、そうはなっていません。一人前の量です。板によくぞこれだけ薄く盛り付けたものだと思う。
細打ちのうどんで、紛れもなく麦切りでおいしく、こういう麺が食べたかったと一安心。
しかし、つゆの出来はいまひとつで、鰹節や昆布、椎茸の香りは少なめで、やや淡白だったのが残念なところでした。
食後に店前のポットから注いできた蕎麦湯は、きりっと熱いし、十分なとろみがあっておいしかった。
気になるのは、「ぐっと山形」の敷地内にある立ち食いそば店「エフワン」でも、麦切りの「もり」をもっと安く提供していること。未確認ですが、もし同じものを使っているのであれば、「エフワン」で食べるよな。
うーん。大盛り200円は高いので普通盛りにしたけれども、これでは腹6分ぐらいで食べた気がしないなあ。
ということで、途中スーパーで小さめの弁当を買って帰宅しました。
2020.12.18
かつてんイオンモール山形南店のかつてん丼(山形市)《閉店》
かつ丼と天丼が合体したどんぶりが食べられると知って、「イオンモール山形南」のフードコートにある「かつてんイオンモール山形南店」を初訪問しました。
かつてん丼の大盛り、713+110円。
あれ?天ぷらは海老が2本だけ?? なんだよ。ウェブで見たものは茄子天や海苔なんかも付いていたのだけどなぁ。
見た目のインパクトもなく、ちょっとがっかり。海老なんていらないから、野菜天を4つぐらいのっけてほしいものだと思う。どうも天ぷら、天丼業界には、海老さえ食わせておけば客は納得して金を出すだろうという因習的ともいうべき誤った思い込みがあるようですが、それはもう現代では通用しないぞ。今では海老ごとき、たいしたものではない。
それなりにおいしかったけれども、ご飯の質と炊き方は「?」マークが付くし、とんかつは厚い肉を使っているけれども小さく、この価格ではお得感があまり感じられません。大盛りのごはんの量はまあまあ。
100円引きのクーポンをもらったので、もし再度訪れる機会があるならば、かつてん丼はやめて、天ぷら6種の野菜増し天丼か、温泉卵付きの味噌カツ丼各659円のいずれかあたりを狙ってみようと思います。
2020.12.19
さわばたのみそラーメン(山形市)
雪の降る日の昼メシは味噌ラーメンがよさそうだ。
ということで、南館のラーメン・肉そばの店「さわばた」を7年7か月ぶりに訪問しました。
ここでは未食のみそラーメン850円を注文。
うん、おいしい。
丸麺仕立ての麺が硬めに茹でられて、ぷりぷりとした食感がいい。これ、独特。
キャベツ、モヤシ、タマネギ、ニラの野菜炒めがたっぷりというところもいい。
味噌スープはあっさりしていて、チャーシューとメンマも入っているので、このあたりで言う「味噌中華」のカテゴリーに入るものと思われます。
量もけっこうあって、普通盛りでも十分でした。
それにしてもこの店、予想以上に混みます。当方としては計り知れないけれども、この絶大なる人気の秘密はいずこにあるのだろうか。
2020.12.20
はま寿司山形馬見ヶ崎店のマイセレクション(山形市)
冬になって、広島産の牡蠣がうまいんじゃないか、カキフライなんてのが今の気分なのではないか。
――ということからしばし考えて、ああそうだ、「はま寿司」ならこの季節カキフライ軍艦があるはず!と気づいて調べてみると、おおっ、カキフライの単品もあるではないか! これはもう、ここしかないよね。
思い立ったら行くわけで、前日の大雪がシャーベット状になった渋滞道路をものともせずに、店へ。
丸3年ぶりの「はま寿司山形馬見ヶ崎店」で、好きなだけ食べてきました。
まずは牡蠣攻めから。
広島県産カキフライ〈タルタルソース〉と、広島県産牡蠣握り〈もみじおろしのせ〉に、人気三種盛り(まぐろ・えんがわ・サーモン)、真鱈白子軍艦を一気に。
その後は、期間限定メニューからあおりいか、贅沢握りから活〆まだい(四国産)、定番の握りから活〆ぶり(四国産)、真あじ(日本近海産)、軍艦からまぐろ軍艦、生しらす(日本近海産)をいただく。
寿司となると、日常的な外食よりもどうしても高くついてしまうけど、牡蠣を6つも食べて、ほかにも食べたい寿司を好きなだけ食べて1,529円というのなら、これはもう納得でしょう。
はま寿司のラインナップは、先ごろ利用した「かっぱ寿司」よりも自分に合っていると思う。100円皿が平日は90円(税別)というのもステキだ。