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megoan 20240914

 山形市内でコスパナンバーワンの蕎麦処だと認識している、伊達城の「石臼十割そば愛庵(めごあん)」を、3年2か月ぶりに訪れました。大好きな店。数えて第9訪になるようです。

 ここではほぼこれ一択となる、十割板そば。並盛りで850円ですが、午前11時までに入店すれば早割が適用されて、150円引きの700円で食べることができます。一般の店では平日に限ってランチメニューを出しているところが多い中にあって、ここでは土日であっても早割オッケーという太っ腹です。

 加えて、生野菜と漬物がテイクフリー。生野菜にはデキのよい2種類のドレッシングがセットされ、漬物は大根のたまり漬と、塩もみしたキャベツで、いずれもおいしい。
 こうなると、ゲソ天などの天ぷら類は、胃の許容量の関係もあってむしろ不要。たっぷり野菜をとることができ、リンガーハットの野菜たっぷりちゃんぽんどころの話ではありません。

 蕎麦湯もとろりとしていて上質。めんつゆも多めにあるので、蕎麦湯のおかわりをして、熱いところをキューッと飲めば、おいしいを通り越して、シアワセの笑顔になれます。
 こんなに食べられて、700円だよ。文句の付けようがないじゃん。

maruto 20240902

 過去のログを調べてみると、元木の「肉そばまると」には去年も9月1日に訪れていて、ちょうど1年ぶり、7回目の入店となります。
 肉そばチョイスがベストでしょうが、今回は初めて、ここのつけそば(卵入・冷)850円を食べてみました。

 どんぶりに山と盛られた麺量を見て一瞬怯みますが、中ほどにせいろが敷かれているので、底のほうまで満杯というわけではありません。それでもかなりの量があり、大盛りにしなくてよかったとホッとします。こんもりとした刻み海苔がうれしい。

 つけそばだと、肉そば特有の鶏油風味、甘めの味付けのつゆを啜ることができないのがやや残念ですが、この設えは気に入りました。
 つけつゆは、天かすたっぷりなのでその下が画像からは窺い知れませんが、中には親鶏肉、ワカメ、刻みネギ、生卵が潜んでいるほか、メンマ、ナルトといったラーメン用の具材も入り、あれこれ食べることができて楽しいです。

 フィニッシュには蕎麦湯を所望して、つゆを完飲。おいしかったな。つけそばという提案、なかなかよかったです。
 ゆく夏を惜しみつつ啜る冷たい蕎麦は、格別です。
 
ryuzan 20240731

 暑い日のランチは手打ち蕎麦。たまたまではあるけれども「竜」づいていて、前日の「ラーメン竜」に次いで今日は西蔵王の八森にある「手打そば竜山」を初訪問してみました。
 開店時刻の10分後ぐらいの訪問でしたが、すでに何組かの客が入っていて、街から遠く離れているにもかかわらず、人気店であることを窺わせています。

 もりそば900円。
 自宅で食べる袋物の生蕎麦もおいしいけれども、それとはひと味違う本格派の手打ち蕎麦で、とても美味です。やはり打ち立て、切り立て、茹で立ての純手打ち蕎麦は違います。
 つれあいから2箸ほど蕎麦がまわってきたので、普通盛りでもなんとか蕎麦を食べたなあという満足感があります。つまりは、このおいしい蕎麦ならば、けっして少なくない普通盛りでも、もう少し手繰りたくなるというわけです。

 ここは天ぷら(盛り合わせ、穴子、桜えびかき揚げがあります)もおいしそうでしたが、いずれも800円増しになるので、我々にとってはチト高いと敬遠しました。いや、適正価格の蕎麦だけでワタクシドモは十分なのでアリマス。

sanbongisen tenboudai 20240731


aoba 20240719

 中山町でキャッシュレス30%還元キャンペーンをやっているので、同町あおばの「そば処あおば」で食べることにしました。4年11か月ぶりの第3訪となります。

 ここでは過去2回、肉そば(冷)を食べているので、今回はゲソ天ざるそば900円にしてみました。実質630円です。
 前日もゲソ天の入ったラーメンを食べているため、この日はざるそば800円でよかったのですが、別皿で注文すれば250円するゲソ天がセットなら100円のプラスで食べられるので、これはお得とついつい注文。
 そのゲソ天は、厚めの衣が付いたふっくらとした形状で、齧ればサックリとした食感があっておいしい。
 刻み海苔を惜しげなく載せましたといった風情の蕎麦は、山芋を練り入れているのかつるりとした舌触りがあり、「つる福」(山形市)の蕎麦に似ていると思う。盛りがよく、普通盛りでも適量です。
 薬味は多めなところがよく、漬物もおいしい。

 つれあいは肉そば(冷)800円。少し手繰らせてもらいましたが、あいかわらず見た目がきれいだし、いい味わいです。ざるそばのつゆと比べると、かなりの甘め仕立てになっていました。

mataemonsoba 20240628

 天童市東本町の「又右エ門そば」を初訪問しました。村山市の蕎麦の名店「あらきそば」の直系の店であるとのことです。
 ねらいは、あげかいもちのつくメンズセットです。

 メンズセットの大盛り、800+200円。
 ざるそばの単品が750円。これに1個150円のあげかいもち2個などの品々が付いて50円しか高くならないというのが不思議です。

 なんと豪勢。はじめに3種のお通しセットが供され、少し経ってからお盆にたくさんの器が配されたメインの品が登場します。あげかいもちは、ごまだれとおろし大根の2つの味で食べてくださいとのこと。
 つれあいはレディズセット700円。メンズとの違いは、蕎麦が半盛りになることだけです。

 海苔がかかったたっぷりの蕎麦だけでも食べ甲斐あり。手打ちの十割蕎麦のようですが、麺の硬さや蕎麦特有の香りの面で、田舎蕎麦としての力強さにやや欠けるところがあったように思います。そばつゆは田舎風で、ダシよりもかえしが強いです。
 あげかいもちは、外がパリパリ、中がトロリの揚げたてで、これはおいしかった。蕎麦湯もとろりとしていて極上でした。

 蕎麦店としてはめずらしく女性客のほうが多く、つまりはコスパに優れた良心的な店であることは間違いないようです。

marugomarugo 20240528

 9か月ぶりに、荒楯の「そばのまるごまるご」でもり天900円を賞味しました。このところ何食か仕出し弁当が続いたので、麺類、特に蕎麦が食べたかったのです。
 年に一度ぐらいのインターバルで無性に食べたくなる、自分にとってのソウルフードひとつです。

 せいろ上の蕎麦にそのまま一味を多めに振りかけてたぐり啜るのが、この店での自分流。
 変わらず配膳がスピーディーで楽しく、いい味を提供してくれますが、気になった点がいくつかあります。
 気のせいかもしれませんが、蕎麦のボリュームが多少落ちたように思えたのと、たまたまなのか、ゲソ天のイカの足が細くなり、衣がさらに増えた感じがしました。
 また、これ以上価格が上がると、まるごまるごで食べるアドバンテージが落ちていくことが危惧されます。

 客が次々にやってきて、さっと食べて、金を払って帰っていくという、粋な蕎麦屋風情を感じることができる店となっています。

sobahana 20240417

 内表東の集落内で2023年10月にオープンした「そば花」を初訪問しました。
 情報によれば、メニューはもり・かけの2種類の小・並・大のみ、天ぷら3品がサービスで付き、大でも850円という割安価格。これは行かずにはいられまい。

 もりそば(大)850円。
 はじめに天ぷら。3品ではなく4品が、揚げたて、塩添えで供されます。とりわけニンジンのかき揚げがショリふわでよいデキです。蕎麦に添える天ぷらはこの程度の量があれば十分です。
 続いてやってきた蕎麦の量は、つれあいの注文した「並」の倍近くはあります。しっかり食べられ、極端に満腹になるまでにはいかない、自分にとってきっかりの適量でしょうか。機械打ちでしょうが、近時の機械打ちの蕎麦のデキは瞠目すべきものがあり、とてもおいしいです。
 鰹風味のかぐわしいそばつゆに、大根のつぼ漬けもグッド。漬物をつまみ、残しておいた薬味を投入すれば蕎麦湯が進み、蕎麦湯をおかわりしました。

 女性スタッフが仕切る店のためか、店内はきれいで和む空間になっているし、提供品の設えも見た目がよくおいしそうに思えました。いい店を見つけて気分がほっこりしています。

okina 20240409

 軽く蕎麦でもたぐりたい心境のある日の昼どき。しばらく遠ざかっていた浜崎の蕎麦店「山形翁」をチョイスしてみました。石臼挽き、自家製粉、手打ちの店です。
 6年8か月ぶり。というか、ここでは初回時には「そば屋のナポリタン」を食べていて、肝心の蕎麦は未食になっていました。
 なので今回は、ざるそばの大盛りに相当する皿もり950円を狙っていました。しかし……。近くにサンドイッチの店「パルシェ」があり、ここのサンドイッチも食べたくなったので、スケールダウンを敢行。ざるそば750円にしました。

 色白で細めの切り、粗挽きなのか舌触りがよく、喉越しにいいキレがあります。これはおいしい蕎麦です。ざる1枚では量的に物足りませんが、味わいはいいです。おいしい蕎麦には天ぷらなどの添え物は不要です。
 〆の蕎麦湯はとろりとしていて白眉。こういう蕎麦湯を飲むと、いい蕎麦を食べたという満足感がぐぐっと増幅するものです。

 ああ、おいしかった。もっと食べたかったな。

endo 20240314

 長町のJR羽前千歳駅近くにある「エンドー(ENDO)」は、創業1965年の地域密着型スーパー。ここのゲソ天は山形ではちょっとした人気です。店内でのイートインができるというので、初めて食べに行ってみました。

 げそば、950円。
 エンドーのじいちゃんが打った手打ちのそばと自慢の多めのゲソ天のセット。それに漬物と薬味、さつまいもの甘煮と出汁巻き卵、オマケにごはんちょっぴりという構成です。
 まあ、蕎麦自体にはこれといった特徴は感じられませんでしたが、味わいに不足感はありません。ゲソ天のほうは、足は細身だけれども柔らかくて衣がショリッとした、さすが人気の逸品といった感じでした。

 つれあいが注文したのは筋子めし1,200円。白いごはんに真っ赤な筋子がどっさりのっかり、大きな器の味噌汁も充実していて、これもおいしそうでした。

torien 20240207

 ランチタイム、去年春に蕎麦も出すようになってリニューアルした松見町の「鳥縁」を、3年1か月ぶりに訪問しました。

 もりそば(大)880円。
 画像は、つれあいの注文した下足天もりそば880円のゲソ天皿を拝借し、それを添えて撮ったものです。
 蕎麦を食べる場合、量が少ないことが最もあってはならないことだと思っているため200円増しの「大」にしてみましたが、立派な量があって申し分ありません。普通サイズでもよかったかもしれません。でもってその蕎麦は、機械打ちと思われるものの、なかなかにおいしい。
 そばつゆもふくよかな甘みが奥に感じられて、これもよい。彩りがよく鮮度のある漬物も高評価のひとつです。200円増しで添えられるゲソ天は3個で、1個もらって食べましたが、揚げ立てなのはいいけれども、まあ標準レベルかも。
 〆の蕎麦湯はとろりとした濃いもので、これもグッド。また、この店でブレンドしたと思われる七味唐辛子もよかったです。

 ということで、個人的総合評価としては、蕎麦を選ぶなら「もり大」がベストチョイスと決定♪
 この蕎麦、かなりイケルのだけど、たまたまなのか、我々以外の客は全員が唐揚げ定食など従来からあったご飯ものを注文していました。「麺道自然や」や「そばのまるごまるご」などの人気蕎麦店がひしめいているこの立地にあっては、定食を主にしてもいいような気もするのですが、どうでしょう。

soba haruma 20231218

 かき揚げ天ぷらの蕎麦を食べたい。
 スーパーヤマザワの「ひまわり」、「とんかつとん八」でも食べられるかき揚げそば、城北高校至近の「味平」などが思い浮かび、うどんだったら「丸亀製麺」だけどな、などと考えましたが、かき揚げの蕎麦だったらあそこだろ。
 ということで、馬見ヶ崎の「そば処春馬」に決定~♪ 1年8か月ぶりです。

 前回と同様、もり天そば980円。ランチタイムは大盛りも同料金なので、そのように。
 このかき揚げの大きさは白眉。揚げたてサクサクのそれを小さな蕎麦猪口のたれにつけるのは難しく、その点を慮ってくれて天つゆが別椀になっています。
 麺も大盛りにふさわしい量があり、この寒い季節、かなりの冷水でぴしりと締めています。うまいなぁ、この蕎麦。

 見た目、味、食感、量……といずれをとっても優れた設えになっていて、価格は3桁。食べていて、心の内側からじんわりと幸福のホルモンが分泌されてきたような錯覚に陥りました。
 この店、間違いなし。次回は中華麺に戻って、まぜぞばあたりを狙ってみようか。

kotakisoba yukariya 20231211

 おいしい蕎麦が食べたいと思ったものの、山形市内の多くの蕎麦屋はこの月曜日が定休日。そこでひらめいたのが、南陽市小滝の「小滝そばゆかりや」でした。
 昔から名店として知られ、昭和の末期に一度訪問した記憶がありますが、このたび、平成以降初の入店となります。天気もいいし、さっそくGO。

 板そば大もり(1.8人前)1,100円。
 山の中に店を構えているので田舎蕎麦が出てくるのだろうと思っていたら、さにあらず。わりと細打ちで色もそれほど黒くない、洗練度の高い上質な蕎麦でした。
 山間の土地の痩せた地域ではその昔、蕎麦はいわば救荒食としての食い扶持とされていましたが、今はもうそんなことはありません。山形市内のふつうの蕎麦店で食べるよりも上品な味わいと喉越しがあります。

 刻んだあともみ洗いして辛みを落とした白ネギと、擂りおろし済みの生わさびが薬味。赤かぶと白菜の漬物が付きます。つれあいと二人で食べた「げそとちくわ天ぷら」300円も、二人で食べてちょうどいいぐらいのボリュームです。
 1.8人前は、腹が重たく感じてしまう少し手前の量。このクオリティと量ならば、1,100円は安い部類でしょう。ちなみに、もりそばは700円、板そば(1.3人前)なら850円です。

 昼近くには満席となり、車の中で待つ人もチラホラ。誰もがおいしい蕎麦を求めて、こんな山間までやって来ているようです。おいしいものが発するパワーってすごい。

haraguchi1 20230908

 このたびの20%還元キャンペーンを使った上山市の名店めぐりの第4回目は、10か月ぶりとなる原口の「原口そば」です。
 去年の冬もこのキャンペーンの第1弾で上山市の飲食店を巡っていて、そのときはブログに、「“輝け!勝手に上山飲食店グランプリ2022”の大賞は、「居酒屋紀Saku」。準大賞は、コスパ断トツの「金ちゃんラーメン上山店」と、蕎麦部門から老舗の「原口そば」」と記しましたが、今年のキャンペーンでは早くもこの3店をまわり切ってしまいました。

haraguchi2 20230908

 大もりそば950円。
 前回からの値上げはなし。今の自分には多いかなと感じる、プラス150円で得られる大盛りの十分なボリューム。この店では山葵ではなく一味唐辛子で食べるようです。
 むろんここの蕎麦は間違いなく県内でもトップレベルですが、馥郁とした鰹風味のそばつゆにもほれぼれします。
 しょっぱい味付けの茄子漬も田舎風で美味。とろみを湛えた蕎麦湯がまた絶品。あまりにイケルので、厨房に蕎麦湯の湯桶を持っていき、おかわりをおねだりしました。

 大満足して退店しました。

marugomarugo 20230821

 荒楯町にある山形蕎麦の名店「そばのまるごまるご」を、1年8か月ぶりに訪問しました。
 ここならコレの、もり天900円。いつの間にかけっこうな価格になってしまっています。

 この店の面白いところは多く、まず、入店するとフロア担当のおばちゃんからじっと見つめられます。つまりは、「もう注文決まってるんでしょ」と言いたいわけで、こちらもすぐさま注文しなければお互いの間が持ちません。(汗)
 でもって、着席してセルフの水も取りに行く間もないうちに、はいドウゾと配膳。テーブルに置かれたせいろからは水がダダ漏れで、つゆの入った器の上に乗っかってくる天ぷらの皿は注意して持たないと油で滑ってとり落とすおそれがあります。(笑)

 そのようにしてあっという間に供されたものは、相変わらずいい味出しているし、盛りのよさやゲソ天のゴリゴリ感、蕎麦湯とつゆの相性なども含めて、とにかくスバラシイ。

 満足してゴチソウサマ。
 入店から食べ終えて退店するまで、15分弱だったでしょうか。
 かけ天の冷やしバージョンがあるようなので、いずれそれも食べてみたいと思いました。

juzo 20230713

 蕎麦を食べようと、いくつかの候補の中から寒河江市仲谷地の「肉そば十三」をチョイスしました。その理由は、しばらくのご無沙汰で丸6年も間が空いたことと、13日のこの日は毎月「十三の日」で、何らかのサービスがあることを期待してのことです。

 げそ天盛そばの大盛り、900+150円。
 6年前の「十三の日」には鶏の唐揚げ2個キャベツマヨネーズ添えのプレートがサービスされたものでしたが、現在は次回から使える2か月の期限付きの50円割引券がもらえるだけで、大きなメリットはなくなったようでした。そのためか、かつてほど客数は多くありませんでした。

 提供物については、その都度揚げるげそ天が熱々ショリショリなのと、細打ちながら黒々としたいい蕎麦がたっぷりなところがグッド。一方、小さな蕎麦猪口に1杯分しかない蕎麦湯は、この3倍ぐらい欲しいところでした。

kimura 20230526

 蕎麦が食べたい昼に、片谷地の「そば処きむら」を3年ぶりに訪問しました。
 昨日まで4日間山形を離れていましたが、こちらに戻るといつも無性に食べたくなるのが、当方の場合、蕎麦なのです。山形の蕎麦はうまいものね。

 もりそばの大盛り、750+200円。
 せいろが2枚重なっての登場。普通盛りならこの1枚の量ということではなく、1枚に盛り切れないので2枚に分けて盛り付けましたというつくり。したがって、大盛りの麺量は1.5倍だと思われます。

 毎日手打ちしているという蕎麦は、県産の「でわかおり」を使ったもので、細挽きのやさしい舌触り。太めの打ち方、硬めの茹で方がともに上出来だと思う。
 店主が山で採ってきたと思われるわらびの醤油漬付き。本日1食目の注文だったので、蕎麦湯はほぼ透明でとろみがなかったのが少しだけ惜しいところでした。いい蕎麦を出しています。

7beisoba01 20230328

 朝からの好天に誘われて、大石田までドライブ。
 大石田駅構内にある案内所でねらった「大石田そば街道」のパンフレットパで検討し、大石田で蕎麦を食べるならやはりここだろうと、次年子の「七兵衛そば」に行きました。ここで食べるのは四半世紀超ぶりです。
 開店してしばらく経った頃の入店となり、番号札は11番。グループ客ですでにほぼ満員で、我々のすぐ後からウェイティングが始まりました。

 メニューは「そば食べ放題」の一択で、大人1,300円。
 玄関を入ると目の前で店主が蕎麦を打っており、その打ち立て・切り立て・茹で立てを、辛味大根のおろし汁に直接そばつゆを追加して食べるという、次年子のおふくろの味です。

7beisoba02 20230328

 以前と変わることなく、お通しとしてわらびの一本漬、辛子で食べる浅茹でのキクラゲ、白菜の煮物の3種類の総菜が供されます。薬味の刻みネギもたっぷりなのがうれしい。
 椀に入った蕎麦がなくなりそうなタイミングでお姉さんが「おかわり、いかがしますか」とやさしく誘ってくれるので、ついつい3杯も食べてしまいました。
 とろりとした蕎麦湯も超絶品で、最良の蕎麦を味わえたと実感するとてもいい食事になりました。

yamabuki 20230322

 つれあいと蕎麦を食べに出かけたところ、お目当ての店が臨時休業。その後も臨時休業もしくは開店時刻合わずのためさらに3つの店から嫌われ、途中に通って開いているのを見ていた5つ目の店、天童市荒谷の「やまぶき」で食べることになりました。初訪問です。いったいどうした、山形市内の蕎麦屋。

 せいろの大盛り、700+200円。
 石臼で粗挽きにしたそば粉を使った、純手打ちの蕎麦であるとのこと。手打ちであれば大盛り200円はやむを得ないでしょう。
 細めに切られた蕎麦は、テングサでも入っているのではないかと思うほどの透明感があり、蕎麦の実の粒が感じられ、なかなかにうまし。他店の蕎麦とはちょっと違うぞと思わせるものがあります。
 しっかり漬かった漬物、なます、椎茸昆布が付いてお得感があり、蕎麦湯もとろりとしていておいしかった。

 いい蕎麦屋でした。
 このごろは板そばでなくとももりの大盛りであれば十分になってきました。

ymgtno nikusobaya 20230121

 軽く蕎麦をたぐりたいという感覚で、2年8か月ぶりに富の中「山形の肉そば屋」へ。
 ここでは肉そばばかり食べてきているので、今回はせいろそばの大盛り850円にしました。
 普通の1.5倍の麺量で、プラス150円。かつては大盛り料金175円高と半端なことをやっていましたが、どうやら一般化したようで喜ばしい。

 おいしい蕎麦ではあるけれども、大盛りにしたところで「そばのまるごまるご」の普通盛りよりもずっと少なく、蕎麦の周囲に敷物が数センチ幅で見えているような麺量では欲求不満気味です。まあ、今日は軽くいくという考えなのでこれでもいいけれども、それでも普通盛りなら確実に足りなかったと思います。

 漬物なし。たれと蕎麦湯に不足感がないことには救われました。
 天ぷら類も高いし、自分にはお上品系と映る店。蕎麦はしっかり食べたいので、価格と量を考慮すればどうしても「まるごまるご」「こぶ原」「そば処ひろ」「愛庵」「一休庵」をはじめとした多くの店がここより上位にくることになってしまいます。

saitou 20230111

 ごつい蕎麦を食べるならどこがよいかと思案した結果、五十鈴の「そば処さい藤」を1年1か月ぶりに再訪しました。

 鶏つけそば980円。
 茹でるのに10分程度かかるという極太の蕎麦がここのウリです。こういうつくりの蕎麦は知る限り、県内ではここと東根市の「伊勢そば屋」、山辺町の「浪花亭」ぐらいしかないと思われ、オリジナリティの極めて高いものになっています。
 ごつごつした食べ応えなので顎を使ってよく噛む必要があり、喉越しを楽しむものとはまったくベツモノと言っていいと思います。麺量は、普通盛りで茹で前250gと多め。1.5倍の大盛りをいくには少々勇気がいります。

 生卵、揚げ玉、自家製と思われるラー油の3品が添えられ、これらを用いて味変を加えながら食べるのが愉しい。蕎麦の上の鶏肉は肉そばに使う親鶏で、これまた歯応え抜群です。(笑)

 噛み噛みしている間は無口になり、今求められている「黙食」をするにふさわしい一品。つれあいから回ってきた2~3箸分の蕎麦も食べて満腹になりました。
 つれが注文したげそ天もりそばには肉そばのつゆもサービスで付けられ、お得感を演出。このユニークな極太蕎麦はもっと評価されて然るべきものだと思いますが、まだ大きなムーブメントを起こすには至っていない模様です。これからが楽しみです。

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