内閣府の発表によると、4-6月期のGDP(国内総生産)改定値は実質の年率換算でマイナス3.0%となった。速報値よりも、マイナス幅が0.6ポイント拡大している。これは輸出と設備投資の減少幅が、速報値よりも大きくなったため。名目成長率も3.3%のマイナスだった。
年率3.0%のマイナス成長は、IT バブルが崩壊した01年7-9月期以来の大きさ。1-3月期のプラス2.8%成長から、かなり急角度で下降したことになる。このような数字を見ると、自民党総裁候補のなかで「まず財政を出動させて、景気対策をやる」と主張する麻生氏の政見には、説得力があるようにも思われる。
だが仮に3%のマイナス成長が1年も続くとすれば、GDPの落ち込み額は15兆円にも達してしまう。それだけの金額を財政で埋められるかには、特大の疑問符が付くだろう。減税などの効果でマイナス3%がマイナス2%に止まったというのでは、国民も納得しにくい。
年率3%がずっと続くわけではない。今後は景気もやや持ち直して、08年度を通じての成長率はプラス1%ぐらいになるという見方も強い。それなら放っておいても構わない、という考え方もあるだろう。それよりは小池氏の言うように「改革路線を進めて、将来の成長率を高めることに全力をあげる」方が正しい政策? マイナス成長に対する5氏の意見を聞いてみたいものだ。
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≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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