ウガンダ8日目 マサカの町〜カンパラから西南西に約180km リャントンデの町
割と腹立つことが多いウガンダだけど、宿に関しては本当に安くてレベルが高くこれにかなり救われている。マサカの宿も1泊500円そこそこでキッチン設備まであったのであり、こんな状況でなければ連泊したいと思わせる優良物件だ。
しかし外に出ると人の顔見るなり「コロナコロナ」と馬鹿の1つ覚えみたく連呼してくる輩が多くてうんざりである。今の時期だから仕方ないという意見もあろうが、裏を返せばウガンダ人は本質的にレイシストであるということもできよう。
エチオピアの投石行為も最低だと思うけどウガンダの場合、人に嫌がらせしてくるのがいい歳した大人ばかりというのが問題だ。むしろ子供に関しては笑顔で手を振ってくる可愛らしさを持ち合わせており、今のところウガンダ走行は子供に救われてる感がある。
ひたすら小規模なアップダウンが続いて変化の無い地形であるためか、ウガンダあんまり景色を楽しめてないというのが本音でして。それを言ったら砂漠地帯や地平線が広がる荒野だって変化に乏しい道なんだけどさ。
多分私は「地球の広さ」を感じることのできる土地が好きなのだろうと思う。だからこそ高い山にも登りたくなるし、ほとんど人の住まない土地にも足を運ぶ。
その点でウガンダは中途半端に坂が続く地形のため、高いポイントから遥か遠くを見渡すこともなければ世界の果てまで続くかのような広がりを感じることもない。要するに中途半端なのだと思う。
食堂でもメニューで当然のようにバナナが入っており、そういや南米でもプラタノと呼ばれる調理用のバナナよく食べてたことを思い出す。
最近は雲量が多く晴れててもいつ天気急変するかわからない・・・という状況が多かったけど、今日は珍しく朝からずっと気持ちの良い青空が続く。おかげで無茶苦茶暑いけど、自転車走らせるの楽しいね。
次のチェックポイントであるムバララの町が、これまたマサカから約140kmという中途半端な距離。この坂の多い道では1日で走りきるの現実的じゃない距離ということもあり、2日に分けて刻んで進む。
このパターンだと必然ゴール予定となる町に到着するの早い時間帯になるのだが、他の国なら町歩きの時間が増えることもあり問題ないんだけどさ。前述の通りウガンダは町中にいるとストレス溜まることが多いので、早い到着の喜びが薄いというか。
道路は広いのに歩行者の脇スレスレを通るバイク、すぐ商品の値段ボッタくる商売人、メニューに書かれてる料理が無くて結局選ぶことができない食事。どれも後進国あるあるの出来事だけど、アジア人差別も加えてこれら全てをコンプリートしてるのは珍しい。
最初はウガンダもっと色々寄り道して滞在期間も長くなりそうだと思ってたけど、幸か不幸かサッサとこの国抜けることになりそうで良かったとも思ってる。これは旅行的にかなり残念な感想だけども。
2020年3月20日(金) 走行距離76km 累計111876km