自転車ときどき世界1周

カテゴリ:ヨーロッパ > ハンガリー

 スロバキア5日目&ハンガリー1日目 Stiavnica川沿い〜ハンガリー首都 ブダペストの町

 寝るのが早かったので目を覚ましたのも6時前。ここからサッサと動き始めれば偉いのだけど、現実には暖かな寝袋に包まれてウトウトしながら30分近くゴロゴロしていた。朝寝坊って気持ち良すぎる。

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 それでも8時半には出発

 下り坂の途中だったこともありスロバキアのラストランは快調そのもの。想定してたより距離あって、国境に向かって1時間以上走っていたのだが、楽な道だったからか時計確認するまで全く気づかなかったし。

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 そこまで下り坂ばかりじゃないんだけれど

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 よく分からんがユーロ圏の国を全表示してるのか?

 このサヒという町を抜けたかどうだか怪しいくらいの場所で、今は使われていないイミグレーションがあり、その先にハンガリーを示す国境らしき看板があった。

 いやヨーロッパの国を示す看板文字は、当然その国の言語で書かれているのでありハンガリー語を知らない私にゃサッパリ分からない。地図の情報でハンガリーだと思ってるだけで全然別の国という可能性すら否定はできん。

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 とてもじゃないけど「ハンガリー 」とは読めないでしょ?

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 ハンガリーで最初に撮影したのがカエル注意の看板になろうとは

 多くの道路に側道があったスロバキアと違いハンガリーは道路に側道設置されておらず、かといって自転車道路がガチガチに整備されてるワケでもないっぽい。そうすると私は嫌でも道路の脇を走らねばならず、交通量が少ないとはいえストレスなんだよなこの状況。

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 自転車に優しくない

 そんな状況で30kmほど走ったが、幸いというかここは首都ブダペストの近郊に位置するドナウ川沿いの道。首都が近い場所で巨大な河川があるといことは、その付近にゃサイクリングロードが整備されているのが常。ということで幹線道路を離れドナウ川へと向かうことに。

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 橋は無くて渡し船スタイルだった

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 思った通りに

 自転車道があったし、そのルートはユーロヴェロの1つとなる6号線でもあった。意識してないけどヨーロッパでの自転車旅行で走りやすそうなルートを探していると、いつの間にかユーロヴェロに合流することはままある。

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 ユーロヴェロ=欧州全域に渡るサイクリングロードです

 完全に川沿いに沿ってサイクリングロードが延びてるワケではなかったが、ユーロヴェロのおかげで一般道に合流しても一々地図確認することなく標識に従って進めばいいのでお気楽そのもの。ブダペスト市内まではこの調子で進めそうだ。

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 ただハンガリーの道はさ

 道路も自転車道も整備状況が悪いというか路面がガタガタすぎて走りづらい。日本もそうだけどせっかくサイクリングロードを作っても、その後の維持管理に予算を設けず路面が酷い状況となってる状況が見受けられる。

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 道を造ったらそれで終わりじゃないんですよ

 補修されてない事実を裏付けるかのように、サイクリングロードの周辺に設置されてるベンチも壊れたまま放置されていたりするのが目に付く。今まで走ったヨーロッパの国ではウクライナと同レベルで自転車に対する理解が足りてないと思う。

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 サイクリストは多いのにさ

 ブダペストの町に入ってもその印象は変わらずで、細かい点で色々気になる点がありストレスが多い。チェコのプラハとかも散々文句言ってるけれど、あれば構造的に石畳を主として急斜度のアップダウンが多いという立地と歴史的な回避しづらい問題があるのに対し、ブダペストは単純に自転車に対しての理解が足りていないと感じる。

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 要するに自転車的には不親切な町

 正直サッサとスルーしても良かったのだが、今夜遅くから雨の予報となっており、加えて町の中心部到着した時点で17時前。こうなることが予測できたので本日は宿を取っていた私はできる子。

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 予約は今日の昼前に慌てて実施

 チェックイン後に電子機器の充電と洗濯物の処理を実施。衣類は毎日洗っているのだけれど、野外の手洗いではやっぱり汚れが落ちきらず気になることも多いので。

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 疲れてるし夕食は適当に済まして

 遅くまでネットしてました茶壺さん。疲れてるなら休めばいいのにネットしてしまうのは現代人としての駄目さが詰まっていると思わないでもない。

 2023年9月13日(水) 走行距離107km  累計139917km
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 ハンガリー2日目 ブダペストの町〜ブダペストから南西に約30km Baracskaの町

 せっかく宿に泊まってグッスリ熟睡、体力回復に持って来いのタイミングだと思ってたのに、部屋の造りが防寒性能高いのか、ドアを閉めると熱が篭って大汗かいてしまうほど。

 あまりの暑さにウトウトしてもすぐ目を覚ましてしまうの繰り返しで、結局朝までしっかり眠れることがないままであった。お金支払って何の罰ゲームだよこれ。

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 頭ガンガンするし身体も重たい

 ただこのホステルは朝食サービスがビュッフェスタイルとのことで、割と楽しみにしてたんだよね。宿で朝からエネルギー満タンになるほど食事お出ししてくれるパターンは滅多にないので。

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 凄い・・・お客の数

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 そりゃまぁ仕方ないわな

 割と品数もあったしコーヒーもインスタントじゃないタイプが飲めた。天気予報では今日1日雨が降り続くとなっていたが、今のところは大丈夫。ということで滅茶苦茶眠いけどサッサと出発しましょうかね。

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 時間もないし、もう1泊しても熟睡できないだろうし

 町を抜ける前にブダペストの観光エリアに寄り道してみる。ハンガリーといえば温泉大国として有名な国で、ここブダペストにも有名な温泉施設が複数あるのだが、自転車置いて入場できるような雰囲気じゃないんだよね。

 なのでブダペストで温泉入りたければ必然的に宿泊施設を活用するなりして自転車保管しなくてはならず、実は今日が大雨で全く動けないレベルだったら延泊して温泉行くのもアリだと思ってた。

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 むしろ天気は晴れてる場所すらある

 そういうことなら無理してブダペストに留まる理由も無い。もっと田舎の自転車置いてても平気そうな土地にて温泉は楽しむこととしたい。

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 どうもご苦労様です

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 何回目のドナウ川だったけか?

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 この橋が豪華絢爛で観光客も多かった

 町の西岸へと渡ったら途端に走りにくくなるブダペスト。というか観光の中心地から住宅街エリアに入ったようで、道は狭いし交通量多いし路面はガタガタだしと酷いなこれは。ハンガリー入国して明らかに道路のレベルが下がったことを感じるぞ。

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 疲れてるからか走るのもより大変

 高速道路が伸びてるせいで、自転車は面倒な大回りをしなければ町を抜ける道路に合流できなかったり何かと不親切なインフラが目に付くんだよな。今までのヨーロッパ諸国が優秀すぎただけかもしれんが。

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 ようやく郊外に抜けた感じ

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 すると出てくる自転車道な

 一般道路に側道が出てこないハンガリーではこうした自転車道の存在が非常に大きい。ユーロヴェロは自転車道のみで構成されてる道ではなく、一般道路もそのルートに組み込まれたりするのだが、ちゃんと交通量が少なく自転車が走りやすい道を選択してくれるので。

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 多少アップダウンがあろうとルートに沿って進むのが吉

 ちょいちょい小雨程度にパラついてくるのだが、まぁ本格的な土砂降りになる雰囲気ではない。大事をとって早いタイミングでスーパー寄って食材購入してしまい、水も補給しいつでも野営できる体制をとっておく事に。

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 これで突然の雨でも大丈夫かな

 というか大丈夫じゃないのは私の方で、ちょっと自分でもビックリするほど身体が重いし眠くて仕方ない。どうにもならないので公園のベンチで横になり30分ほど仮眠したら、頭(だけ)は驚くほどスッキリした。

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 体のダルさは取れてない

 このため17時前にはテント張れる場所探し始めることにして、夜遅くにもう一雨降るかもという天気予報から屋根付き物件である橋の下を探して回る。

 上手いこと小さな橋の下にスペースを見つけたが、テントの幅がギリギリだった。ちょっと工夫しないと前室で調理ができない感じで気になるな。

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 些細なことだ気にすんな

 やっとこテント張ったのに寝る前空を見上げたら空一面に星が煌めいており、今夜の雨予報とは何だったのか?と思いつつ。何かを対策した時ってのは割とそんなもんだ。

 2023年9月14日(木) 走行距離59km  累計139976km
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 ハンガリー3日目 Baracskaの町〜ブダペストから西南西に101km地点 サイクリングロード脇

 結局雨は降らずに迎えた朝。別にそれは構わないのだけど、ここの橋は傾斜が急で降りてくるまで一苦労してるんだよね。道路まで戻るのにも全力使ったし、苦労をかけた分の見返りが欲しかった。

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 平穏無事に朝を迎えたことが見返りよ

 昨日はこの橋を見つけるため終盤ユーロヴェロから外れたルートで進んだのだが、別に引き返して合流しようとは思っていない。確信はないけど多分そのうち何処かでぶつかるんじゃないかと思ってる。

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 なお走り出して5kmでユーロヴェロに合流した

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 「ちょっと早すぎないかね?」

 南米やアフリカと違って比較的狭い土地に多くの国がひしめき合い、大小様々な道路が走り回っているヨーロッパ。そんな地域だからこそいろいろ走ってみたい道があり、シェンゲン協定に苦しめられながらも1年以上の滞在をしている茶壺さん。

 しかしそんな土地でもはっきりと「日本のよりずっと道路の数が少ない」と断言できる。だから日本人的ならヨーロッパの走行にある程度慣れれば、地図見ながら「多分このルートが自転車の走りやすい道」というのが分かってくると思う。

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 日本を走り慣れていればね

 そんな私も海外走行始めて結構な距離を走っており、本日無事に140000kmの大台を突破した。13万kmがアフリカザンビアのチパタという町で4月後半のことだったため、今回は5ヶ月かからずということになる。

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 ヨーロッパは走行ペースが上がる傾向にあるよね

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 偶然だけどユーロヴェロの番号も14号でちょっと嬉しい

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 スーパーで一息ついてたらオバちゃんから頂いた

 また名前が覚えられそうにないセーケシュフェヘールバールという町でお昼休憩。首都を別とすればハンガリーにおける初めての大都市と呼べる町であり、私は国のレベルというのは田舎町と地方の大都市の姿である程度測れると思っているため興味深い。

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 ハンガリーは相当レベル高い国だと思うたわ

 その割に道路にゃ一切側道を敷いてくれない国だけど、徐々にこの国の走り方が分かってきたというか、ハンガリーは基本的に自転車道を探してそれを繋いで移動するタイプの国っぽい。西欧ではこういう国は珍しくないし、そ右下インフラがほぼ完璧に構築されているので問題ない。

 でもハンガリーは自転車道の数も少ないし、道自体も極端に狭かったり路面がガタガタだったりと残念なことも多く、積極的に利用する気になれなかったから自転車道にあまり目がいかなかったのかもしれない。

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 この道はハンガリー自転車道の第1号線だけあってレベル高いけど

 文句もあるけど、この国のかなりの町々をちゃんと自転車が走りやすいルートが組まれており、そうした表示に従っていけば少なくとも車両が通りまくる道を走る怖さからは解放される。

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 ちゃんと考えられてはいるって事だ

 ハンガリー最大の面積を誇るバラトン湖へと差し掛かり、湖畔北側をなぞるようにして進むことに。内陸国であるため仕方ないのかもしれないが、湖の周りはリゾート施設が立ち並び敷地内をフェンスで囲っている場所も多く、旅行者が湖面に近づくことすらままならない状況。

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 それか一切の人工物がなくて近づけないエリアか

 お金を払わないとビーチに行くことも出来んのか!と物申したくなるが、そもそもビーチで遊んでるほど時間的な余裕がない私。もっと私に体力があって毎日ハイペースで走れていれば・・・

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 多分寄り道して同じように日数足りず苦しんでそう

 割と早い段階で湖畔でのキャンプは諦めて、湖へと流れる小川の隣にて終了した。こういう時に最初のお題目で「小川沿い」と書くべきか「サイクリングロード脇」とすべきか迷うところだが、同国内で場所の表記がなるべく重複しないよう方針立ててるため今回は「サイクリングロード脇」とします。

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 国別総括作るときに分かりにくくなるから

 2023年9月15日(金) 走行距離92km  累計140068km
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 ハンガリー4日目 サイクリングロード脇〜ブダペストから西南西に161km地点 温泉脇森林

 地味にブダペストから体調が悪く鼻水が止まらない状況にある。全然休みも入れずかなり無理して走行してるところに、暑すぎてほとんど眠れず過ごした一夜で風邪の初期症状が発生してると思われ。

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 のんびりできる余裕はないので走りますが

 幸いなのは咳や熱といった他の症状が見られない点で、昨日も早寝したこともあり、睡眠時間は純分過ぎるほど取っている。とりあえずシェンゲン協定の国を抜けるまでは今のペースを維持して移動したいところ。

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 引き続きサイクリングロードを進みます

 そろそろ夏も終わりが近づく週末の土曜日とあって、バラトン湖は今日も朝から大勢の人が。ヨットや釣り人の数も多いが、湖畔をサイクリングする人も相当な数で今日1日だけでも1000人以上はサイクリストとすれ違っている。

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 これの何が大変かといえば

 ハンガリーの自転車道は路面状況の悪さだけでなく、自転車道の車幅が狭いことも上げられる。ただでさえガタガタで走りづらく、必死に平坦な路面を走るべくしてるのに、反対側から自転車がひっきりなしにやって来るため強制的に右端(ハンガリーは車両が右側通行)へと寄せられることとなり、結果として酷い段差や割れ目に自転車が嵌まり込む始末。

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 ストレスも溜まるし自転車にも良くないよ

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 多分ウルトラマラソンのコースなんだなここ

 これに加えて謎の場所で必要あるのか?と思える急斜度の坂道や、無意味に大回りさせるルート構成。昨日はなれてきたと思ったハンガリー道路だけど、やっぱこの国は自転車に対しての理解が足りないと感じ始めた。

 ちょっと会話したサイクリストも「ハンガリーはバンプ多いよな!」と言ってたし、自転車人口の割に国のハード面での支援が少々足りないのではなかろうか?

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 そんなことを思いつつ

 基本湖畔沿いはリゾートエリアとなっており、大きな町でもなければスーパーの類も出てこずひたすら観光客相手のレストランやれお洒落ショップが軒を連ねる。

 50km走ってようやく出てきたと思ったスーパーも、商品軒並み観光地価格となっており私のお昼は食パンと茹で卵になってしもうた。

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 珍しく湖までフリーで入れる場所なので

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 とりま記念撮影しておく

 本日70kmを超えてようやく湖西側の陸地が目視でハッキリ確認できるように。それと同じくして自転車道も徐々に湖畔沿いの道から離れ始め、行き先も複数のルートが表記されるようになる。

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 そんで私が向かう先だが

 バラトン湖から少々離れたHevizという町に向かって走ってる。というのもこの町には巨大な温泉施設があるからで、ブダペストでは入浴できなかった温泉施設にここでリベンジかましちゃるぜ!という目論見があるため。

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 結局温泉のある町中まで自転車道が通じてた幸運

 さてこのHEVIZ温泉、海外の温泉らしく水着着用・温度低め・でも入場料2時間3600フォリント(約1480円)と日本人的には好ましくない要素が揃ってる施設だが。

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 それを吹き飛ばすほどの巨大な温泉が魅力

 凄いなと思ったのがこの温泉における水深で、最大38mというのもそうだけど「最低水深」が2mもあるのだ。つまり1番浅い場所でも背が立たない温泉ということ。

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 溺れるぞ 

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 見た目は完全にプールだなこりゃ

 実際に入浴してみたら泥だかの堆積物が溜まっているため、浅い場所ならギリギリ顔が水面に出せる程度の深さ。こんな場所なので持ち込みやれレンタルでほとんどの人が浮き輪を標準装備してるのが面白い。

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 私は浮き輪なしで泳ぎ続けた人

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 温泉中央にある建物内にも

 同じ温水なのだろうが露天風呂ではなく室内浴場という形で立派な施設が備わっている。そして湖中央に位置してるだけあり、この辺が最深部として30m以上の深さを誇っているようだけど、正直温泉なので濁ってて下は見えないし、足がつかない時点でどれだけ深くてもあんまり意味はない。

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 ただ面白い系の温泉として来るだけの価値はあったな

 営業終了となる18時半まで滞在し、そのまま施設隣に広がる森林エリアへ移動する。来る時ここを通ってきたので「野宿場所確認、日没ギリギリまで温泉堪能しても大丈夫!」という思考になった茶壺さん。

 事前確認大切

 サクッとテント張って側に流れてた川にビールを入れようとしたのだが、この川は温泉から流れて来るお湯で構成されており、つまりぬるま湯なのでビールが冷やせない。

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 これは私も大誤算

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 もうちょい大切なことがあるだろうに

 ちなみに朝から続いてた鼻水の症状は、温泉に入ってピタリと止まった。温泉の治癒効果すげぇ!と私もその効能に驚くばかりである。

 2023年9月16日(土) 走行距離88km  累計140156km
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 ハンガリー5日目&スロベニア1日目 温泉脇森林〜リュブリャナから東北東に154km地点 Ledava川沿い

 温泉も楽しんだのでハンガリーを抜けて次の国へと進む茶壺さん。私は未訪問の新たな国へ突入するのも好きだけど、滞在中の国においてなるたけ様々な場所へ行ってみたいという気持ちも強い。

 そういう意味ではスロバキアもここハンガリーも消化不良の感があり、まだまだ面白くなるのはこれから!という予感を感じつつの移動は少々寂しいものがある。

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 シェンゲン協定が悪いよシェンゲンが

 滞在日数的に許されるなら、もっとハンガリーの温泉を色々巡って湯どころ三昧してやるところなんだけどな。温泉が好きなので。

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 日本1周中は合計150湯くらい入ってるはず

 このまま西へと向かって進むのだけど、看板に表記されてた自転車マークは自転車専用道ではなく自転車が走りやすい推奨される道だった模様。

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 推奨される道ねぇ・・・

 いやまぁ側道はないけど路面のガタガタないので無茶苦茶走りやすいのはそう。懸念される車両の追い越しに関しても日曜だからか交通量が非常に少なくストレスを感じることもない。

 こうなるとなまじハンガリーのサイクリングロードに自転車を走らせる・・・という方策は悪手だとしか思えんな。なまじそうした道は道路上に自転車禁止マークとか表記しており、サイクリストはガタガタで狭い自転車道に追いやられるワケで。

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 普通に道路脇を走らせりゃ良いんだよ

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 それだけでこんなに気持ち良い

 小さな町でも自転車道のマークがあったりして、どんなものかと見てみると、歩道として扱われてるような道だったり。段差だらけでガタガタ道なのも酷いが、恐らく普通に歩道だった道のため電柱が建っていたりし自転車では通行できるか怪しい箇所もあったりとか。

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 ハンガリーの道路状況にはガッカリだよ全く

 小規模なアップダウンが繰り返されるルートなのは、地形的な問題の面が大きいと思うしそこまでボロカスに言わないけれど、スロバキアなんかはこの辺自転車に対しても実にフレンドリーだった。国の違いを如実に感じる。

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 とか言いつつ国境近くレイテの町に

 ハンガリー国内で最後のスーパーがあるポイントなので、残っていた手持ち残金であるフォリントを使い切るよう金額調節しながらお買い物。

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 この国は最小通貨が実質5フォリント単位なので計算しやすい

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 ついでに市場っぽい場所で水も補給して準備完了

 時間的に国境越えたら早々に日没となる感じなので、このタイミングでいつでもキャンプ出来るだけの下準備を済ませてから国境へ向かう私。出来る男は一味違うぜ。

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 真西に一直線で延びる道を進み

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 スロベニア入国です

 国土的には小さいスロベニアだが、入って早々にこの国の実力高さを感じたというかハンガリーと比べて明らかに良くなった道路と路面にウッキウキですよ私はよ。

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 進行方向にちょうど夕日が被さってる図

 川沿いにテント張ろうと思っていたが、河川の周辺に身を隠せそうな場所がなかったので、行水だけして近くの森林へ移動する。ところがここが鬼のような蚊の巣窟で、おちおちテントも建てられないほど。

 大慌てで逃げ出し川の周辺を彷徨きながらマシなポイント探していたら、本格的に日没が迫ることとなってしまい、最後は結局川と農地との間にある通路脇にテント張って終了した。ここも凄まじい数の蚊だったので、わざわざ場所移動したメリット無かった気がする。

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 ビールを冷やせたことくらい?

 蚊の多さには辟易するが、何とも自転車に優しそうな雰囲気のあるスロベニア。これは明日からが楽しみになってきた。

 2023年9月17日(日) 走行距離91km  累計140247km
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