自転車ときどき世界1周

2019年01月

 ボリビア84日目 ラパスの町


 あっさり通り過ぎたウユニと違い、ラパスの町ではやりたいこととやるべきことが沢山ある。とりあえずやるべきことの筆頭なのがボリビアにおける滞在延長なのであり、つい先日ポトシで延長の手続きしたばかりだというのにまた同じ作業するのかと思うと気が重い。


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 素直に入国時点で滞在期限90日くれよ


 それはともかく移民局へ向かう準備していたところ、側の個室入口から旅行用自転車がチラと見えたので気になって立ち止まっていたら、何とびっくり日本人の自転車旅行者であった。


 そのまま部屋に招かれてコーヒー頂きながらルートや旅行のことについて話が弾む。面白かった点の1つに、この清水さんたちが使用してるバーナーが「アルコールストーブ」と「ウッドストーブ」の2本を併用していたこと。


 実際の使用状況なども見せてもらったのだが、私が思っていたより火力は強いし、思っていた通りコンパクトに収まるので携帯性に優れているというのは間違いない。しかし人様のギアを見せてもらうのは本当面白いな。


 あと自分のブログも見てくれていたとのことだが、初対面の人にそうしてブログについて言及されるのはひたすら恥ずかしい。個人的に何かを表現するということは、必ず恥ずかしさを内包するものだと思ってるので良いのだけど。


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 この後、宝石の道を超えてアウストラル街道方面へ向かうとのこと


 話が楽しくて気付いた時には13時過ぎ。私は良いとして何時までも付き合わせ続けさせるわけにもいくまいと話を切り上げ、それでは移民局へ行きますか。思う存分自転車旅行の話ができて町を歩くのも気分が良い。


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 でも迷う


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 1年前にも迷ったな、そういえば


 人に道を聞きまくり、何とか無事移民局に到着する。ここまで来れば後はもう簡単な手続きを済まして30日分の延長スタンプ押してもらうだけだ!・・・と思っていたのだが。


 係員のオッちゃんが「いや、これ2018年に入国してるから滞在延長は認められない」とか言い始める。いやいや待て待て、私はポトシで普通に滞在延長してるし。ポトシで出来てラパスで無理ってのは道理が通らないだろう。


 しかし悲しいかな私のスペイン語力。どれだけ説明しても、向こうは「1度ペルーに出国して、もう1度ボリビアに入国し直せ」の1点張り。


 そうじゃなくて私はスタンプ押してくれない理由を説明願いたいのだが「再入国しなさい、それに何の問題があるのだ?」とか言われてしまい「問題と言うなれば、先ずオマエの態度が大問題じゃいこのオタンコナス!」とか罵倒したかったけど意味ないので諦めた。というかそんな流暢にスペイン語で罵倒の言葉が出てこない。


 肩を落としながら移民局を出て向かうは日本文化会館。以前もラパスに来た際、ここの図書館へと寄っていた私は今回も読み終えた本を交換させてもらおうと、浅ましい考えの元にニコニコ顔で来訪した次第。


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 相変わらず素晴らしい光景だ


 嬉しかったのが受付の方が私の顔を覚えてくれていたことで、ラパスを出た後にどういうルートで舞い戻ってきたかを話しつつ、先の滞在延長不可の理由を聞いてみる。


 結局ハッキリしたことは分からないからと大使館へ連絡してもらった結果、ボリビアの滞在延長申請は1年ごとに区切りが存在するらしく、前年に入国した私のケースでは手続きすることができないのだそうだ。じゃあポトシで延長手続き出来たの何なのさ?ということだが、要するに「運が良かった」ということらしい。


 適当なボリビアに翻弄されつつも本を交換させてもらい、ついでに(図書館なので)2冊ほど本借りて文化会館を後にする。あんまりのんびりしてないのはアウトドアショップでテントの下見をしたいから。


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 とか言いつつコーヒー豆売ってる店見つけて喜んでたり


 ラパスに戻ってきた最大の理由がこの新しいテント購入のためであり、というのもこのアウトドア通りにあるTHE WALLというショップはどうやらMSRの正規代理店。ガソリンバーナーを始めとしたMSRの製品が多数取り揃えているのであり、前回私が来た時も2階にハバハバというMSRテントが販売されていたのを覚えてたのだ。


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 完璧な算段


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 ・・・と思ったら


 あれ?そこに置かれてたテントはブラックダイヤモンドじゃなくてMSRでしたよね?一体どうなってるのと店員に聞いてみると「そのテントの販売は終了しちゃったんだ。残念だね」とか思いもしない回答が返ってきた。


 まーじーかーよー、とか嘆いても仕方がない。むしろちゃんとした理由があるだけ精神的にはダメージ少ないくらいだ。ダメージ少なくても問題は全く解決してないが。


 ということでニュージーランドに引き続き、今回も日本で取り扱いがあるのだろうか?と不安になるメーカー製品ばかりの情報が一切ない状況で、見た目と感覚のみで新テントを探すことに。


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 とりあえず2ドアというのが最低条件


 しかし20時となる前に、お店を引き上げ大急ぎで中央広場に向かう私。というのも先ほど通りを歩いていたら年末・正月バジェグランデの町でお世話になったエリックと偶然再会したからだ。そこで「折角また会えたのだし、一緒に食事でもしよう!20時に広場の教会前で待っててくれ!」と約束したため。


 いくらボリビアが田舎国家とはいえ、こんな人口の多いラパスでバッティング出来たなんてすごい偶然じゃないか。私とエリックには縁があったんだな。・・・とか思いながら30分、全然姿を見せないエリック。


 あれ~?とか思いつつも、そういえばバジェグランデでも一緒に買い物行って「ちょっと待っててくれ」と言ったきり、その約束忘れて家で酒盛りしていた過去があったなエリックには。


 結局更に30分待ってもエリックは姿を見せず、仕方ないので宿に戻ったのである。何というか、如何にも南米らしいエピソードだと思ってしまうのは私だけだろうか?


 2019年1月21日(月) 走行距離0km 累計88021km

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 ボリビア83日目 ウユニの町~あっという間にラパスの町


 6時にラパス着と言われてたバスは5時過ぎにターミナルへと停車し強制下車。まだ真っ暗闇だし宿も開いてないことは明白。普段遅刻ばっかりのクセに、余計な場面で早くなるとかボリビア何にも分かってない。


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 とりあえずターミナル内にて時間潰す


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 そういえばラパスのバスターミナル初めて見た


 前回宿泊したインティワシホステルが開いたのは8時過ぎ。とにかく寒いのと眠いのとが混じり合ってやってらんない状態であり、チェックインしてシャワーだシャワー。


 さっぱりしてコーヒー飲んだらようやく人心地取り戻すといますか。このまま一眠りしても良いのだが、まぁ折角なので昼食のついでに町中散歩してみましょうか。


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 日が出ると暖かいラパスの町


 もっとも今日は日曜日。アウトドアショップは1件を除いて全て閉まっていたし、登山のツアー会社も半分近くシャッターが下りていた。もう1つの用事である日本文化会館の図書館へも行ってみたが、案の定日曜休日と来たもんだ。分かってたことだけど何だかな~


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 この囲まれてる感じがラパスだった


 とりあえずメルカドに行けばスクレやポトシと同じくフルーツパフェがあるかもしれない!と足を向ける。果たしてパフェはあったのだが、ラパスのパフェは生クリーム控えめでフルーツが全体的に酸味が多く体に悪そうなベタベタの甘さではなかった事実。


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 ちょっと求めてるのと違う


 宿に戻ってからこの先のルートを本格的に考えるべく、地図を見ながらアレコレ考える。一応2019年をもって南米走行は切り上げとなるのだが、フライト料金が安く済みつつ私が満足できる場所まで走れる国際空港のある町を基準に終了ポイントとしたいのだけど。


 考えれば考えるほど「あそこも行ってみたい」「こっちも走りたい」とかなってしまい、一向に予定を立てることができず。自転車旅行の中でも相当にストレスの大きな出来事だと思うのです、飛行機の予約ってさ。


 2019年1月20日(日) 走行距離2km 累計88021km

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 ボリビア82日目 ティカティカの町~ポトシから南西に約150km ウユニの町


 昨日の宿もそうだったが、こんなほとんど客も来ないであろう宿で1部屋に3つもベッドを置くのは無駄が多いと思うのだけど。どうせ部屋が満室になることもないだろうし、せめてベッドは2つにして欲しいと思う部屋の狭さよ。


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 ちなみにシャワーの無い宿でした


 もうこの先ウユニまでマトモに補給できる場所は無いと考え、とにかくガッツリと朝食自炊し満腹状態にしてから出発する。一応昼食用にパンとか買ってるけど、そんなのはオマケなのであり加えてガソリン残量も無くなったことからマジで「ちゃんとした食事」はウユニまでありつける見込みが無い。


 まぁたかだか80km強だし大丈夫だろと出発する。なおティカティカの町向こう側には水枯れを起こしてるのか、普段からこんなものか分からん川の上流へと沿って進む道に。3500m超えても恒常的に水が流れてる川って多分珍しいと思う。


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 増水したら向こう岸に渡れないんじゃね?


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 緩やか~な上り坂が続く


 リャマを眺めつつ何時に無いハイペースで進むロシナンテ号。今年に入ってから未だ午前中で50km走れたことが1度もなくて「体力の低下が激しいな・・・」とか悲しくなってたのだけど、今日は上り坂にも関わらずバッチリ突破できた!


 この要因は色々あるのだろうけれど、とりあえず「今年走った道が異様なレベルで厳しかったから」という理由にしておきたい。自身の衰えに全力で目を背けて生きてます。


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 実際どうなんだろ?


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 リャマ以外を今回始めて見たな


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 この周辺にまだまだ温泉は多いみたいだ


 どうせ休めるような場所もないためガードレールが私の休憩ポイント。50kmを過ぎた辺りで斜度のある上り坂が混じるようになってきたため、相対的に休みも増える。


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 ガードレールはカーブの外側だけ設置


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 多分あれがこの道最後の峠


 何度目かの4000mを超えて、このまま一気に頂上落とすぜ!とか息巻いてたのだが、山腹に広がる不思議な町がお目見えした。この町の名前はプラカヨ、ボリビア国内(正確には南米全体)でポトシに次ぐ銀の産出をしていた鉱山都市である。


 既に閉山した現在では当時の様子を垣間見れる町に僅かばかりの住人が残っているだけらしく、ちょっと廃墟好きな茶壺さんとしては是非とも見学していきたいとゴール目前で寄り道する。これも今日のペースが速かったからできたことと思えば自分へのご褒美みたいなもんだ。


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 なお町の入場料10ボリ(約160円)必要


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 鉱物を運ぶためにボリビア鉄道が多かったのか


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 いいねぇ、ゾクゾクするよ廃墟の町


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 儚さを感じる


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 寂れた工場とかたまんないわ


 好きな人には堪らないスポットだと思うプラカヨ。まぁここで観光したいならウユニ行くだろうし、銀山に興味あるならポトシのツアーに行くのであり、現代のプラカヨが寂れてゴーストタウン状態になったのも必然か。廃墟が好きな自転車旅行者でもないと好んで行こうとはしないわな。


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 個人的には大ヒットだったけど


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 山の向こう側にウユニ塩湖が見え隠れ


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 でも曇っちゃって写真じゃわかり辛いな


 最後に猛烈な下り坂を駆け下りてウユニの町へ到着である。1年2ヶ月ぶりくらいだっけ?まさか2度もウユニへ来ることになるとは私自身も思わなかったですよ。


 そんな茶壺さんだけどウユニの町でやりたいことは特にない。これはウユニ塩湖に関しても同様で、以前走ってる身としてもう塩湖へ1度行こうとは思ってない。ということで向かう先はバスターミナル。


 当初はここからオルロの町まで列車に自転車載せて移動しようと考えてたのだ。だけどオルロ~ラパス間の道も既に1度走った道で、ちょっと時間的制約ある状況で同じ道を走るのなんだかな~とか思っていたら「ボリビアは追加料金払えば自転車バスに乗せられる」という情報掴み、一気にラパスまでワープすることにした次第。


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 途中で自転車ツアーの人たちに遭遇したり


 本日21時発でラパス直通バスがあるとのことで、そのままチケット購入し出発時間までカフェにて待機。2回目のウユニ滞在時間は合計5時間くらいなのであった。


 自転車一式何の問題もなくバス車内へと積み込んで、予定時刻の30分後には無事出発。今日は結構走って疲労蓄積してるワケだしぐっすり眠れるだろう・・・とか思っていたのだが。まさかの全然眠れない茶壺さんは割と神経質。


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 とにかく明日朝にはラパスだ


 2019年1月19日(土) 走行距離88km 累計88019km

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 ボリビア81日目 チャキリャの町~ポトシから南西に約90km ティカティカの町


 目を覚ましてみれば見事に雨。とはいえ弱々しい感じなので、遠からず降り止むことを期待して出発準備を始める。チャキリャの町は冗談抜きで何もない町であり、流石にここで何日も滞在したくはないぞ私は。


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 宿は20ボリ(約320円)とお安いけど


 雨が完全に降り止むまで本読みながら待ってたら、出発は10時前になってしもうた。これは熱中しすぎて時間を忘れたのではなく、路面が乾いてから万全の状態で走りたかったから。仕方ない。


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 日が出てないと寒い


 この寒さに加えて本日前半戦はロングダウンヒル、平たく言えば「長い下り坂」である。この標高でもTシャツ&ハーフパンツで走行してることが多い私だが、流石に寒さを懸念してフリースと靴下履いて出発した。なお靴下を履いたのアルゼンチン以来で約半年ぶりかな?


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 全身毛皮で羨ましい


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 お、進行方向は天気良さそう


 それほど急斜面ではなく直線的に伸びる下り坂って自転車乗りとしてはものすごく嬉しい存在。というのも大汗かいて稼いだ高度貯金を全然前へ進むことなく九十九折りみたいな道で消費してしまうと「もったいない」と思ってしまうから。


 特にペルーの道とか2000m下ったのに直線移動距離は4~5km程度・・・みたいな道が多かったのであり、そういう道は見た目に楽しいし、斜度が緩くて自転車に優しい道かもしれないが一向に進んだ気になれない。


 だからこうした斜度の緩い直線的な坂というのはそれだけで貴重な存在で、そんな道とは標高がありつつも広大な平野を有する土地が必要なのだ。まさにボリビアみたいな土地が。


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 20kmちょいで400mくらい下がったかな


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 川に面したペルカの町が谷底(3400m)


 出発遅かったにもかかわらず、このペルカに到着したのは11時ちょい。このままどんどん進みたいところだが、この先は上り坂へと切り替わるので早めの昼食休憩としたい。というかここを過ぎると本日ゴール予定の町まで村など存在しない。


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 そんじゃあ登りますか


 午後になり天気も回復し暑いくらいだ。どうして汗かく上り坂で晴れるのか・・・とか思わないわけではないが、抜群の景色を見ながら登る方が精神的によろしいので文句は言わない。


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 一休みしてたらめっちゃ寄ってきた


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 南米全体でみてもここまで良い景色は少ない


 やっぱり4000mまで登らされてようやく頂上に。ここでバッグから上着を取り出しダウンヒルに備えて防寒対策しておく。登り終えた直後で暑くて仕方ないのだが、重ね着しなくちゃならないとはオカシクないか?とも思うけど。


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 最大80km/hとか出るので一気に冷えてしまう


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 景色良いのでちょいちょい停車してた


 再び川を横断した谷底に位置するティカティカの町にて本日終了。割と早くに到着してるしもっと先まで進めそうだが、そうするとあの1600円テントで野宿が確定してしまう上に、進行方向はどす黒い雨雲が広がってる。ここで走り終えることに疑問の余地はなかった。


 しかしあれほど綺麗なアスファルトだったのに、町中は全て未舗装路というね。おかげで町中ぐるっと1回りしただけでタイヤを中心に泥だらけにされてしまった。町の入口にすぐ宿見つけ、さっさと投宿すればいいものを「せっかく時間あるし一通り回ってみよう」とか思ってしまったから。


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 そのあと雨にも降られてようやく宿の敷地入ったの図


 2019年1月18日(金) 走行距離57km  累計87931km

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 ボリビア80日目 ポトシの町~ポトシから南西に約50km チャキリャの町


 既に雨季へ突入してるボリビアは、ポトシ滞在中も毎日雨が降っていた。幸いなのは1日中降り続けるような感じではなく、午後の3時とかを過ぎると短時間に大雨だったり雹が降ったりする。


 そりゃ自転車旅行的にもダラダラ降り続けるより後者の方がマシではあるが、ボリビアみたいな荒野ばかりの国でいきなり大雨というのも十分迷惑である。逃げる場所すらないまま濡れ鼠となるのは高度4000mの寒さだと相当しんどい。


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 ともかくポトシ出発


 町を抜けるまで下り坂が続いたこともありアッサリと郊外へ。そして交通量が減ると同時に登り返しが始まるというのは自転車に対する配慮のつもりだろうか?


 とはいえ流石に4000mを超えて更に上へと登る道はボリビアといえども多くない。つまりポトシの4000スタートというのはほぼ最高地点であることを意味しており「下がった分以上に登らされる」というファクターがないだけでも気持ち的には余裕がある。


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 一気に1000mとかアップしないし


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 そういやリャマの生息地帯だったなこの辺


 ラパス~ウユニまでみたくフラットな道が続くわけではないが、今となってはあのルートだけが特別平坦な道だったのだということが分かる。1年前の私は「ボリビアは標高高いけど平坦路が続く」などとのたもうていたが、何にも分かっていなかった。


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 アンデスに平坦路なんて期待しちゃダメ


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 でもそれはそれとして今日は最高の道だ


 ここまで登ると道を走ってることが何か特別な喜びに感じられるというか、あまりに雄大な景色に特別な感覚を感じるというべきか。ただその道を走っているというだけで幸せだと思えるとか凄いねアンデス。


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 本日唯一見つけた食堂で昼休憩


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 やっぱり午後になると天気崩れるみたい


 午前中の最高の気分から一転。太陽遮られて寒いし湿り気を帯びた向かい風が吹き付けてペースも悪い。ノタノタと坂道登りながら、とにかくこのタイミングで雨が降らないようにと祈るばかり。


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 下を通ると落ちてくるヤツだ!


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 グランドキャニオンにも引けを取らない大渓谷が当たり前に出てくる


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 君らも当たり前に出てくる


 どうにか保ってた天気だがついに均衡が崩れて雹が降り始めたのであり、雹って濡れるのも困るのだがとにかく痛いんだよ!どうにかしてくれないか。


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 それほど長時間じゃなかったのが救い


 とはいえ何時また降り出すか分かったもんじゃない状況。ここで坂を下った先に平原が広がっていたのだが、その終点ポイントに村があるようで「宿があったら終了」と思って突入する。


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 小さな村なのだが


 まさかの2つも宿があるとは私もビックリだ。でも村内に食堂はないのであり、この村の立ち位置が掴めんな。とりあえず平原に山ほどいるリャマを飼育するためにある村だと思うけど。


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 黒い点全てリャマですよ


 今向かってる次の目的地はウユニの町なのだが、この分じゃ到着まで3日かな?とか思いつつ。温泉パワーで2日でいけるかとも思ってたのだが、そんなに甘くないアンデス。


 2019年1月17日(木) 走行距離71km 累計87874km

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 ボリビア79日目 ポトシの町~チャキ バニョの町~ポトシの町


 ポトシの町にて滞在中だが特別銀山を見に行きたいとは思わない茶壺さん。というか私はツアーで回るというのをなるべく遠慮したいタイプで、自分のペースで見学できない観光スポットはよっぽど興味がないと行きたいと思わない面倒くさいタイプ。


 そんな私が何処へ行くのかといえば、先日スルーしてもうた温泉なのである。後で調べて分かったのだが、ポトシの周辺には幾つか温泉スポットが点在してるらしく、スルーしたチャキ温泉でなくともアクセス容易な温泉もあるらしい。


 でもまぁ折角なら自力で遭遇した温泉に入りたいじゃないか!ということで自力でないバス移動にてチャキ温泉へと向かう。


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 ウユニ市場の前が温泉行きのバスがある


 乗客が満員になったら出発するタイプで、座席に座って大人しく本読んで待つ。訪れたタイミングが良かったのか、ものの5分もしないうちにバスは出発し、私が3~4時間かけた道のりを30分経たずして三叉路まで逆走したのはなんだかなぁ。


 合計1時間ちょっとくらいでチャキ バニョの町へ。規模の割に宿や食堂の数が多いのは、ここが温泉地として大きく栄えていることを示しており、なるほど道中全てアスファルトで舗装されてたのも頷ける。


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 さて温泉は何処かな?


 プール用品ばかりを売ってるメルカドの裏側に出てみると、湯気が立ち上る温泉地の風景が。合計4箇所の浴場はそれほど違いがあるように見えないが、そういや1つだけサウナ併設しており高級系浴場を目指してたのかしらん?


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 流れ出てるお湯は村の洗濯場所


 雨の予感があったので屋根付きの温泉を利用することにしたのだが、入浴料なんと4ボリ(約60円)。ここまでのバス代が6ボリだったので、合計160円ほどで温泉入れるとは・・・やるじゃんボリビア!


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 水着着用温泉ですが


 嬉しいのは個人用浴室もあるためこれを利用すれば日本式の裸で入浴も可能であった点。温度も40度近くあって低い外気温と相まって何時まででも入ってられる心地よさ。こりゃ来て良かったわ。


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 なお途中で雹が降った


 3時間ほどのんびりして湯あたりする前に引き上げである。やっぱり帰りのバスも満席になるまで発車しないタイプだったが、私が乗り込んだの最後から2人目で間も無く出発してくれた。運が向いてきたか?


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 知らんがな


 ポトシの町へと戻ってきたのは14時過ぎ。もう温泉気分で何1つやる気が出ないのであり、夕食も適当にパスタ作ってビール飲みつつ終了とした。食堂で食べる方が楽といえばそうなのだが、泊まってる宿が微妙に食堂遠くて出かける方が嫌だったのです。


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 言っても500mくらいの距離だが


 この温泉で疲れを回復し、このまま一気に山岳地帯走り抜けれたらいいなと思いつつ。明日の私に期待である。


 2019年1月16日(水) 走行距離0km 累計87803km

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 ボリビア78日目 ポトシの町


 現在でも現役で使われている銀山を要するポトシの町。既にその銀は掘り尽くされて現在は錫の採掘が主になっているらしいが、それにしたって今の時代に人夫が手作業で採掘してる現場というのは貴重だと思う。


 そんなポトシ銀山は観光の目玉として多数の見学ツアーが用意されており、今朝も同じ部屋の人たちがヘルメットかぶった作業着の姿でツアーへと出発していった。そんな中で私はといえば、ボリビア滞在延長の手続きするためイミグレーションに向かう。


 スクレの町で失敗に終わった滞在延長だが、既に滞在期限が3日後に控えている今回はちょっと切実な問題。とりあえず看板すらないイミグレーション見つけられずに本気で困ってた輩は私です。


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 こんなの分かるかい!


 受付に誰もおらず、最上階にある延長手続きしてくれる係員の場所までたらい回しにされつつ到着である。しかし「パスポートのコピーが必要だよ」と言われて引き下がることになろうとは。1年前にラパスで同様に手続きした時には何の事前準備も必要なかったと記憶してるが、もう私が忘れてるだけだろうか?


 パスポートのコピー抱えて戻って来た私に対し、数々の質問を浴びせかけるオッちゃん。最初は必要な確認事項なのかと真面目に答えていたが「んでその自転車は幾らするんだ?」辺りで、単なる興味本位というかオッちゃんの暇つぶしだったことに気づく。


 結局20分くらい雑談したところでようやくスタンプ押してもらうことができて一安心。ラパスでの処理は30秒程度だったと思うんだけどな、暇だと事務員の仕事能率は下がるばかりか。


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 ともかく作業終えたのでポトシの町を見て回る


 昨日はイマイチだと思ってたメルカドだが、スクレと同じくフルーツパフェを扱ってる一角を発見し一気にテンション上がる。そんなに甘い物好きだと思ってなかったんだけどな、何かボリビアでパフェ見つけると食べずにはいられないというか。


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 生クリーム多め


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 やっぱり晴れてると全てが良く見える


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 あの山が有名な鉱山


 ちょっとやる気あるので夕食は自炊することにしたためメルカドへ。ボリビアに限らず南米の国は全体的に素材を「焼く」「揚げる」「煮る」のみで完結してしまう料理が多すぎるのであり、ちょっとくらい手間かけた料理を食べたくなったりするのです茶壺さん。


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 ということでジャガイモ蒸かして潰してコロッケに


 作ってる最中で他の宿泊者から大仰だろうという程の評価をもらう。曰く「お前の料理の出来はゴッドだ」とのことであり、何というかコロッケ程度でそこまで言われると申し訳なくなってしまうぞ。南米の自炊レベルの低さが浮き彫りになるな。


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 流石に全部は食べません


 朝のフリー朝食は自転車で走る分には物足りない量なのであり、出発する日の余剰エネルギーとして大切に保管しとく。私はこの手の夕食を大量に作って翌日に半分回すという方式をよくやるのですよ。朝から食事作るの面倒くさいので。


 2019年1月15日(火) 走行距離0km 累計87803km

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 ボリビア77日目 ベタンソスの町~世界一標高の高い(笑)都市 ポトシの町


 結構アンデス山脈を始めとする標高高い場所を走り回っているけれど、私は高山病というもので苦しんだことがない。アコンカグアに登った時も隣で友人が頭痛で苦しんでる脇で「お腹すいたわ」とかのたもうてた人である。


 色々な原因はあると思うが、これは「自転車で旅行している」というファクターが非常に大きい・・・というのが私の考えだ。標高400mのサンタクルスからここまで登ってくるのに20日とか使ってるのだから、そらまぁ身体も順応しますよ。


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 急ぐの良くない


 というか急ぎたくても速く進めないというのが本質的な問題で「速く移動できるけどゆっくり移動する」のと、「自転車でゆっくり移動する」とでは随分違うのだが。自転車旅行である以上、素早い移動という考え方は捨てるしかない。


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 それは全く構わないのだけれども


 ただまぁ自転車という旅行形態であるということは、そうした制限の下で悩んだり困ったりすることも大いにあることは間違いない。例えるならば、雨が降ってきそうな天気の悪い日とかだと気が気でないのであり、つまり今日は本当にどうしましょう。


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 ちょいちょい雨が降ってくる


 一度町を抜けてしまえば雨宿りできるような軒下すら見つけるのが難しくなるボリビア高原地帯。ウユニの鏡張りを見たい人が多い関係でボリビアへの旅行者は今の雨季に来訪する人が多いと聞くが、私に言わせりゃ雨とか勘弁してほしい。晴れてないと寒くて仕方ない上に私も自転車も汚れまくりじゃないですか。


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 ここから脇道に10kmで温泉があるのだが


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 明らかに向こう側は雨降ってるんだよね


 既に何度か雨に降られてる状況で、泣く泣く温泉を諦める。私が、温泉を、スルーするというのはそれほど切羽詰まってた状況だといえる。まぁ後日にバス使って来るかもしれんが。


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 隣の村でも温泉あったが地元の洗濯場所になってた


 とにかく早目にポトシの町へ辿り着こうとしてたのだが、それもこれも後ろから迫ってくる雨雲から逃げるため。こういう状況だと、「自転車では速く移動できない」という特徴が表面化して私に襲いかかる。


 具体的には途中から雹が降ってきたりして、冷たい以上に痛くて仕方ないのだが。でも私の両足は必死に頑張っているのであり、とてもじゃないがこれ以上無理を強要させることなどできないよ。


 そんなワケで何とか坂を登りきり、ようやくポトシの町が見えた時はちょっとした感動であった。好きでやってて街が見える度に感動できるのだから、そう考えると自転車旅行はお得だとも思う。


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 とにかく嬉しかった


 しかし町が見える瞬間が1番の喜びというのは大都市に共通することでして。酷い交通状況の中で中心部へ入っていくストレスはいつものことだが、ボリビアは特に車の排ガスが酷くて気持ち悪くなる。オマケにポトシの町中は急な坂道だらけの上に道路が狭い。


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 もう既に嫌になりそう


 他都市と比べて宿の値段も高く、安価な宿を見つけるまで1時間くらいウロウロしてた。何だかな~、スクレに比べてポトシの第一印象かなり悪い。


 それでも投宿して30分後には大雨となったのだから、遅い自転車なりに頑張って走った甲斐があったと思う。スクレから3日しか走ってないが、疲れたし休まないとだね。頑張って走ったのだから。


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 別に頑張る必要ないのだけど


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 天気悪くて町の写真撮ってもイマイチ


 そういえば久しぶりにキッチンが使える宿なのであり、そう思うと自分の好きな物食べたくなる。ボリビアで自炊するというのは金額と労力の面で見ると「無駄」なので、要するに自分の好きな物を食べる贅沢だといえるワケで。


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 明日やる気があったら作りましょう


 2019年1月14日(月) 走行距離51km 累計87803km

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 ボリビア76日目 ミジャレスの町~ポトシから東に約30km ベタンソスの町


 スクレ→ポトシ間の距離は160km程度であり、地図で見る限りだと2日で移動できそうな気がする。それは確かに不可能ではないかもしれないけれど、道中2000mを越える上り坂をフルパッキンの自転車で走り切れたらの話であり、私は素直に刻んで走ります。


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 逆ルートなら多分大丈夫


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 町出てすぐ上り坂スタートですよ


 とはいえ完全舗装されてる道なので、焦らずゆっくり走ればそれほど問題である道ではない。むしろアンデスの山中を森林地帯から徐々に木々が無くなる高度へ移り変わっていく景色を見ながら走れるのはこの上ない喜びだ。


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 橋を越えると登らせるのはどこでも一緒


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 久しぶりに見たな、超上り坂


 やや交通量が多めなのが難点だが、標高あるので熱中症になる心配もいらないヒルクライム。ギアを最軽に合わせて足に疲労が溜まらないよう超低速の一定ペースで登り続ける。それでもいつかは疲労で両足動かなくなるのだが、今回はスクレで十分休養取ってるからか3~4時間くらいの登りでは問題なかった。


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 2時間登ってもまだ下に橋が見える


 右へ左へとぐねぐねカーブを繰り返しているが、基本的に1つの山の頂上を目指している道であり渓谷や川沿いの低い場所を進んだりしていない。このため登ってる最中ゴールとなる山頂がずっと見え隠れしていて、そのゴールポイントが徐々に近づいて来るのはやる気が出るね。


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 山頂に到着するといきなりフラットな道に変わる


 個人的にボリビアの面白いと思ってる点がこれで、3000mとか4000mという標高でありながらだだっ広い平原が広がっているのは何とも不思議な気分だ。この高原地域一帯を総称してアルティプラーノと呼ぶのだが、そんな土地を走ることができる国は世界でも稀なのは間違いない。


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 空気薄くなってきたような気も


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 向こうに良い感じの形した山が


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 とか思ってたらすぐ脇を通過するとは


 ポトシまでの道で唯一「町」と表現できる規模を誇るベタンソスに到着したのは16時前。とりあえず宿を見つけるべく中心部へ向かうが、日曜市で大賑わいしてるとは思わなんだ。自転車で走るのも危ないので最後は押して出店の間を縫って進む。


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 日曜だから静まり返ってると思ってたのに


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 むしろ1番の盛り上がりのタイミングで来たみたい


 宿に自転車入れた後でぐるっと市場を見て回る。ケーキのワンカットが5ボリ(約80円)とかで売っていたが、スクレでこれでもか!というほど甘いもの食べまくっているので食指が沸かず。甘いものは極度に疲労した時か久しぶりに食べるくらいが好きなのです茶壺さん。


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 ということでアルゼンチンビールを飲む


 しかしこのビールはアルゼンチンに限らず周辺諸国でもよく販売されてるのだけど、不思議とその国の国産ビールよりもお安くて、結構な頻度でお世話になっていたりする。南米の貧乏人御用達ビールと名付けておこう。


 2019年1月13日(日) 走行距離66km 累計87752km

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 ボリビア74・75日目 スクレの町~ポトシから東北東に約60km ミジャレスの町


 中2日の休養取ったしスクレ出発しようと思う。そう思って部屋を出てると、何だか雨音が屋根を叩いてる気がする。とにかく朝食がてら確認しようと外へ出てみたら、案の定雨が降っておった。別の物音と勘違い・・・とかそういう展開期待してたのに。


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 あ~あ、やってられん


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 大人しくパフェ食べてろってことか?


 10時まで様子見た時点で、朝より激しくなった雨に延泊決定。別にスクレは気候も良いし、すぐ側に安くて美味い料理出すメルカドがあるから滞在すること自体に不満はない。ないけど「出発しよう!」という気持ちになったところで梯子を外されるとガックリきてしまうじゃないか。


 結局ほぼ1日を航空券の情報収集に費やして本日が終了する。ちょっと所用が出来て、南米脱出のフライト予定日がある程度予測できるようになったため、早めにチケットゲットしてしまおうかと調べ始めたのだ。



 翌日。地味に天気悪いどころか霧雨のような細かな雨降ってるけども、これ以上足止めされるのは勘弁だと出発準備始める。そろそろパフェも飽きたし自転車で走りたいです私。


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 とか言いつつ今朝も食べた


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 結構長居したなスクレ


 安宿街を始めとする中心部は町の南側に位置しており、私がスクレを抜ける方向もまた南。このため普段は難儀する都市部の脱出はそれほど苦労しないはずが、道を間違えてしまいワケ分からんキツイ坂道2kmくらい登らされた、くそぅ。


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 道が細くて分かりづらいのだ


 それでも町を抜けてしまえば南米でも田舎国家のボリビア。分かれ道もほとんどないため迷うことなく気軽に進んでいける。というか郊外で迷うほど道路が複雑に交差してる国は、今のところ日本以外に見たことないけど。


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 軍の施設に何故かお城が


 スクレ→ポトシで約1000mアップとなる地形だが、素直に登らせてくれないのがアンデス山岳地帯。1度川を越えるためにガッツリ下がった後で、再び登らせるとあら不思議。獲得標高2倍になるよ、やったね!


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 ふざけんな


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 午後からは晴れてきて気持ちいいな


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 手前側は崖で橋作った意味ないと思うのだけど


 つまり本日はガッツリ下り坂で楽できる日・・・の筈なのに、まさか本日も登らされてるとか意味がわからない。それじゃあ計算合わないじゃないか!ボリビアは算数も出来ないのかと憤慨しながら坂道を登らされる。


 結果的に峠を1本超えたタイミングで猛烈なダウンヒルで帳尻を合わせに来た。「猛烈な」というのは自転車で時速80kmを越えるくらいの速度となる斜度の坂と思っていただければ幸いだ。


 道中に宿ありそうな規模の町がなく、あの狭いテントでの宿泊を覚悟してたのだが、料金所に付随しているミジャレスの町に1件だけ宿があった幸運。


 助かりましたと投宿し、標高が下がったことで暑くなったからか実にビールが美味い。今日は河原でパスタ食べて蹲るように寝るだけだと思っていたから尚更嬉しいぞ。


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 サッカーコートを眺めながら思ふ


 しかしボリビアって舗装されてる一般道路は大抵料金所が併設されてるんだよね。私は自転車だから関係なくスルーできるけど、車にしてみりゃアスファルト走るだけで料金徴収かよ!という気持ちになってしまいそうだ。そう思うのは私が日本人だからか?


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 町の人にしてみれば良い行商の場所


 2019年1月11日(金) 走行距離 0km 累計87627km

 2019年1月12日(土) 走行距離59km 累計87686km

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