◇ 外需も内需も不振 = 上場企業の業績が急速に悪化している。日経新聞が4-6月期の決算発表を終えた536社の経常利益を集計したところによると、前年比で24%の減益となった。新興国経済の減速と円高の進行で、自動車や電機など輸出企業の採算が悪化。加えて国内でも消費が伸び悩み、小売り業などの収益も減少している。全社の決算発表が終わっても大勢は変わらず、3四半期連続の減益決算になる可能性が大きい。
SMBC日興証券も、1部上場企業の利益を集計した。それによると、金融を除く526社の税引き後利益は前年比31.8%の減少。業種別では輸送用機械が51.5%、電機が45.0%の減益。小売り業は26.4%、食料品は25.5%の減益などとなっている。この結果、17年3月期の業績予想についても、慎重な見方をする経営者が増えているという。
今後の注目点は、やはり円相場の行くえ。この点については、日銀の金融政策が大きなカギを握っている。また内需の振興は、政府による新経済対策がどの程度まで効果を発揮するか。いずれにしても、落ち込み始めた企業業績を上向かせることが出来るかどうかで、アベノミックスの最終的な評価が決まることになりそうだ。
日経新聞によると、業績は下り坂だが、それでも日銀が異次元緩和を打ち出した13年の水準よりは高いという。だが、そう書かれてもピンとこない。というのも企業の業績については時系列的な統計がなく、現在と過去を比較しにくいからだ。たしかに上場企業の社数が変わったり、技術的に難しい問題はあるだろう。しかし日経平均株価は一定のルールのもとに、きちんと算出されている。ぜひ企業業績指数という統計を作成してもらいたいものだ。
≪4日の日経平均 = 上げ +171.78円≫
≪5日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
☆Please click here ⇒
SMBC日興証券も、1部上場企業の利益を集計した。それによると、金融を除く526社の税引き後利益は前年比31.8%の減少。業種別では輸送用機械が51.5%、電機が45.0%の減益。小売り業は26.4%、食料品は25.5%の減益などとなっている。この結果、17年3月期の業績予想についても、慎重な見方をする経営者が増えているという。
今後の注目点は、やはり円相場の行くえ。この点については、日銀の金融政策が大きなカギを握っている。また内需の振興は、政府による新経済対策がどの程度まで効果を発揮するか。いずれにしても、落ち込み始めた企業業績を上向かせることが出来るかどうかで、アベノミックスの最終的な評価が決まることになりそうだ。
日経新聞によると、業績は下り坂だが、それでも日銀が異次元緩和を打ち出した13年の水準よりは高いという。だが、そう書かれてもピンとこない。というのも企業の業績については時系列的な統計がなく、現在と過去を比較しにくいからだ。たしかに上場企業の社数が変わったり、技術的に難しい問題はあるだろう。しかし日経平均株価は一定のルールのもとに、きちんと算出されている。ぜひ企業業績指数という統計を作成してもらいたいものだ。
≪4日の日経平均 = 上げ +171.78円≫
≪5日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
☆Please click here ⇒
| ホーム |