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経済なんでも研究会
サンデー実験室 = 孫に聞かせる経済の話
2010-07-18-Sun  CATEGORY: 政治・経済
第19章 農業の問題って、なんだろう? ③

農業をする人の数も、ずいぶん減ってしまいました。1985年には543万人いたのですが、これが2005年には335万人になっています。特に働き盛りの人たちが、大きく減少しました。たとえば30歳から59歳の人は、この20年の間に283万人から84万人に減っています。3分の1以下になってしまったわけですね。

その半面で、お年寄りの数が急激に増えています。65歳以上の人は、85年には144万人でしたが05年には196万人へ。つまり全体の半分以上が、高齢者になっているのです。政府は若い人に農業をやってもらおうと、いろいろ対策を講じています。しかし農業人口の減少と高齢化は、なかなか止まりそうにありません。

農業をする人のなかには、会社に勤めたり商売をやっている人もいます。そうではなくて、主として農業だけで収入を得ている人を基幹的(きかんてき)農業従事者と呼んでいます。この農業の中核になる基幹的従事者だけをとってみても、人数の減少と高齢化が目立ちます。

まず人数は90年には293万人でしたが、07年には202万人に減りました。平均年齢は90年当時が56.7歳、07年には64.6歳に上昇しています。この平均年齢を07年の統計でみると、アメリカは57.1歳、ドイツは48.8歳でした。ここからも、日本では高齢化の進行が急速なことがわかるでしょう。


                          (続きは来週日曜日)

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