chsa5160オッフェンバック:
①「 天国と地獄」序曲
②「美しきエレーヌ」序曲
③④「月世界旅行」序曲とバレエ
⑤「鼓手長の娘」序曲
⑥⑦「ホフマン物語」間奏曲と舟歌
⑧「青ひげ」序曲
⑨「ランタン灯りでの結婚式」序曲
⑩「ジェロルスタン大公妃殿下」序曲
⑪「ヴェル=ヴェル」序曲
⑫「パリの生活」序曲

ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
録音:2015年6月23,24日ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
(CHANDOS CHSA5160)
パパ・ヤルヴィは意表をついたアルバム次々と出してきますが、今度はオッフェンバック!オッフェンバックといえば「天国と地獄」に「ホフマンの舟歌」くらいしかしらないです。もちろんオッフェンバックのアルバムなんて初めて買いました。

①全体にこの曲にしてはゆっくり目のテンポです。例のカンカンでは惜しみなく鳴らしてます。
②明るく軽快に始まり、ちょっと不思議な音階のワルツになります。で再び明るく軽快になり終わります。
③ちょっと厳かな感じで始まります。やがてホルンが優しく歌います。しばらく優しい感じで進むと元気なカンカン風になります。
④ちょっと侘しげなワルツで始まりますが、色んな踊りが次々とでてきます。ワルツと他の踊りが交互に出てくる感じで基本明るくて優雅。最後はやっぱりカンカン風でウインド・マシーンまで出てきます。
⑤スネアに乗って軽快なギャロップで始まりますが、すぐおとなしくなりチャーミングなワルツになります。まあ最後はお約束で元気に走ります。
⑥ちょっと厳かに始まるけど軽いシンバルが軽快です。後半は軽快なモデラートという感じ。
⑦間奏曲からアタッカで続いて有名な「舟歌」になります。これはいい曲です。
⑧鉄琴が「チンチンチン!」とずっと同じ音叩くなか元気にスタート。やがてゆったりと民族的な優雅な音楽になります。最後は元気にテンポ・アップします。
⑨ゆったりとした舞曲風に始まります。ずっとゆったり気味ですが、最後はちょっと速くなります。
⑩スネアに乗ってスタート。悲しげなワルツや速くて元気になったりとコロコロ表情が変わっていきます。
⑪スネアとチェロのピチカートで怪しく始まります。ホルンなど金管が応え続いてチャイコフスキーにありそうな幻想的な感じになります。続いてアレグロになり元気になってきます。最終的には明るく駆け抜けます。
⑫いきなり走りだします。途中遅くもなりますが、最後も元気に走って終わります。

★★☆☆☆(アルバムとして)
こんだけいっぱいオッフェンバック聴くともうお腹いっぱいです(笑)。やはり自分には「天国と地獄」と「ホフマンの舟歌」だけでも充分でした。まあ、不快な音楽ではないのでBGMには良いかもしれません。
ウィンナ・ワルツとか好きなら楽しめるかな?

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