クラシック・マイナー曲推進委員会

マイナーな作品を中心にクラシックのCDを聴きまくる私の備忘録的感想文です。
さんざん聴いてるのに忘れちゃうもので。もし読んでくれる同好の方がおりましたら参考になれば嬉しいです。
このブログは全く個人の感想ですので、一般の評価などとは異なることが多いかと思いますが、あしからず。
また、ほぼ耳で聴いただけでの作文ですので、間違ったこと書いてあったらごめんなさい。もしお気付きの誤りがありましたらご指摘ください。

タグ:内田光子

中古で色々買ってますが、一般的には評判の良い演奏でも自分的にはピンと来なかったものもあるので、それも忘れないように載せとこうと思います。

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モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第20番
②ピアノ協奏曲第27番

内田光子(ピアノ・指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:2010年4月15、17、18日セヴェランス・ホール
(DECCA UCCD-1227)
テイトとの全集が大変気に入っていて再録音も気になって買ってみたのですが、これは旧録音に比べ驚くほどよくないです。
オケはフレージングも凡庸で推進力は無いし、主題がオケにあるのにピアノに遠慮して引っ込んでしまったり。ピアノも旧録音の鳥肌が立つような弱音の美しさや繊細さがなくなってしまい、あんなに細やかにつけていたフレージングもあっさりになってしまいがっかり。オマケに録音まで何だかよくない。
内田さんの慣れてない弾き振りでオケもピアノも良くないほうに出てる気がしました。
★☆☆☆☆
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モーツァルト:ミサ曲ハ短調

ペーター・マーク(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
アテスティス合唱団
リンダ・ラッセル(ソプラノⅠ)
ミラ・ヴィロティエヴィッチ(ソプラノⅡ)
ジェイムズ・マクリーン(テノール)
エルダー・アリエフ(バス)
録音:1997年4月27日アウディトリウム・ポリーニ、パドヴァ(ライヴ)
(ARTS 47385-2)
この作品は演奏することになったので参考資料に買ってみました。
冒頭から薄いオケと残響のない録音で地味。それでもだんだん調子は出てきます。さすがマークは丁寧にフレージングつけていて悪くないけど、だんだん飽きてきます。曲のせいなのか演奏のせいなのか、はたまた慣れれば良く感じるようになるのか、まだよく分かりません。
終わると盛大な拍手があってライヴ録音だったのか、と驚かされます。
★★☆☆☆
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ブルックナー:
①交響曲第3番
②交響曲第4番
③交響曲第7番
④交響曲第8番

カール・ベーム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:①1970年9月、②1973年11月、③1976年9月26日-28日、④1976年2月2日-5日
(①②DECCA PROC-2316、③④DEUTSCHE GRAMMOPHON PROC-2224)
ブルックナーの第4番と第8番はこの演奏で馴染んだのに、今聴くと何故か全然面白くない。録音も7番は良い音かなと思ったけど、他の3曲はSACDで聴いてもCDレイヤーで聴いてもちっとも良くは感じなかったです。リマスタリングってやればやるほど音の鮮度が薄れていくような気がするけど、どうなんでしょう?リマスタリングとかノイズ除去とかやってないマスターテープの音を聴いてみたいものです。
それにしても以前好きだった演奏なので悲しい。何年か寝かせて機械でも買いなおしたら聴いてみようかと思います。
★★☆☆☆

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420951-2モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
②ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:1987年6月19-21日セント・ジョーンズ・チャーチ,ロンドン
(PHILIPS 420 951-2)
①戴冠式用に書かれた曲ではなく戴冠式の祭典で演奏されたから「戴冠式」ていうんですね。カデンツァは内田光子です。
第1楽章 アレグロ(14:37)
始まりはちょっとマーチぽいですね。ティンパニが入って祝祭的だけど、音の動きが後期交響曲ぽくて良いですね。第2主題も明るいだけでなく独特な感じが惹き付けます。展開部の短調部分もドラマティック。内田さんのピアノは優しく撫でるような弱音は相変わらす美しいし、フレージングも見事で惚れ惚れします。
第2楽章 ラルゲット(7:17)
自分的に馴染みの薄かった「戴冠式」ですが、この主題は知ってました。音の動きは少ないけど名旋律ですね。もう内田の弱音ワールドにたっぷり浸らせてもらえて幸せです。
第3楽章 アレグレット(10:39)
冒頭ピアノが動きだしただけでじーんときてしまうモーツァルトと内田光子のマジックですね。
オケの強弱もしっかりやってるけど品位が失われず素晴らしい。

②モーツァルト最後のピアノ協奏曲です。35歳で亡くなったモーツァルト最後の年の作品です。こちらはモーツァルトによるカデンツァが演奏されています。
第1楽章 アレグロ(14:13)
穏やかなスタートです。モーツァルトのいいとこ集めたような曲ですね。ピアノが出てくるとほどなく短調になったりします。やはり内田光子のピアノはフレージングが素晴らしいです。
第2楽章 ラルゲット(8:48)
26番に続いてピアノが1人で優しいテーマを弾き始めます。ひたすら優しく美しい。
第3楽章 アレグロ(9:29)
明るいけど優しく儚いですね。脱力した曲をほどよく美しく弾き続けるピアノは本当に素晴らしいです。
最後の作品だけあってモーツァルト独自の境地に到達しています。力は抜けていますが凄い作品です。

①②★★★★★
この2曲の深みは凄いです。名曲の名演!

ちょっと気になってこの協奏曲全集の録音時期を調べてみました。
85年10月 20番、21番
86年7月 17番、22番、23番
87年5月 13番
87年6月 26番、27番
88年5月 11番、12番、14番、18番、19番、24番、25番
89年10月 6番、9番、15番、16番
90年2月 5番、8番
90年4月 五重奏曲
最初に名曲の20、21で始まり次に年3曲ずついれてたのが、88年5月に一気に7曲も録音するという凄いことになっています。最後の5番、8番は曲的に微妙なのが残ってしまったんでしょうか(笑)。
こうしてみるとやはり最初の20、21がちょっと不出来な感じが残念です。でも全集としては最高の出来なのではないでしょうか(他にあまり聴いたことがない私が言うのもナンですが)。

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420187-2モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
②ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:1986年7月20-24日セント・ジョーンズ・チャーチ,ロンドン
(PHILIPS 420 187-2)
ちょっと空いてしまいましたがモーツァルトのピアノ協奏曲を聴きました。
①第22番のカデンツァは内田光子自身のものだそうです。
第1楽章 アレグロ(13:34)
ティンパニやクラリネットがいきなり出てきて祝祭的ですね。変ホ長調だし。第2主題は何かに似てる。何だっけ。内田光子のピアノもいつもながらクリアですが、ハッキリと弾いていて気持ち良い。カデンツァはちょっと暗くなったりして繊細になっても素晴らしい。
第2楽章 アンダンテ(9:09)
落ち着いたちょっと内省的な緩徐楽章。中間部は明るくなって木管アンサンブルが出てきたりしますが、基本暗く展開します。
第3楽章 アレグロ~アンダンテ・カンタービレ~テンポⅠ(12:13)
重苦しい第2楽章が終わって軽やかなテーマがでてくるとホッとします。でもやっぱりただ明るいだけではないロンドです。ロンドなのにゆったりとした中間部があります。これがまた美しくて素晴らしい。

②23番は演奏される頻度が高いような気がします。カデンツァはモーツァルト自身によるものです。
第1楽章 アレグロ(11:23)
華やかだけど明るいだけでない、何か深いところで抱えているような感じすね。展開部ではその闇がちょっと見えて怖い。
冒頭のオケはそっと優しく出てくるのがとても良い。前奏のオケだけでもグイグイ引き込まれますが、内田光子のピアノもコロコロしていてフレージングも良くつけられていて素晴らしい!カデンツァもやはり怖い。
第2楽章 アダージョ(7:19)
そして暗い緩徐楽章。ちょっとバッハぽくて深い。
第3楽章 アレグロ・アッサイ(7:47)
前の楽章から一転明るく華やかで楽しいフィナーレです。でもピアノはちょっと深い芸を見せられない曲かも知れませんが名曲です。
第1,2楽章は素晴らしすぎます。

①★★★★☆
②★★★★★
第23番は名曲の名演です!

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422331-2モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
②ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:1988年5月11-13日セント・ジョーンズ・チャーチ,ロンドン
(PHILIPS 422 331-2)
①モーツァルトのピアノ協奏曲での短調作品はこの第24番と第20番の2曲しかありません。カデンツァは内田光子によるもの。
第1楽章 アレグロ(14:11)
暗くて激しい楽章です。ピアノは出だしから思慮深く耳を引き付けます。第2主題の優しさが身にしみます。展開部は結構長い。カデンツァはフォルテも良いのですが、弱音の部分で美しい音色で立ち止まったり進んだりが素晴らしい。
第2楽章 ラルゲット(8:16)
暗い第1楽章の後にこのテーマが出てくるとホッとします。内田さんのピアノはほんとに美しい。
第3楽章 アレグレット(9:12)
再び短調に戻ります。最初は穏やかですが激しく変奏していきます。長調にもなりますが最終的には暗く終わります。ピアノは技巧的なところでもちゃんとフレージングがついていて凄い。

②第24番はハ短調だけどこの第25番はハ長調になります。やはりカデンツァは内田光子。
第1楽章 アレグロ・マエストーソ(15:33)
祝祭的で力強い。トランペットも目立ってます。短調になったりもするけどすぐ明るくなります。ピアノは繊細に出てきます。相変わらずニュアンス豊かで弱音の美しさは際立っています。展開部は結構しつこい。
第2楽章 アンダンテ(7:22)
ゆったり穏やかだけどちょっと眠い。
第3楽章 アレグレット(8:40)
活気があって元気なロンド。ピアノも元気に動き回ります。チェロの独奏が対旋律やったりしますが、ロンド主題以外はあまり面白くない。
この並びで聴くと作品的には深みがないというか微妙な感じですが、光子さんのピアノはグレートです。

①★★★★☆
②★★★☆☆

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phcp158モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第5番ニ長調KV175
②コンサート・ロンド ニ長調KV382
③ピアノ協奏曲第6番変ロ長調KV238

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:①②1990年2月、③1989年10月、セント・ジョンズ教会、ロンドン
(PHILIPS PHCP-158)
内田光子のモーツァルトの協奏曲10番代を一通り聴いたので1桁の4曲を聴きました。
①まずは第5番。モーツァルト17歳の作で初のオリジナルの作品(1~4番は他人の作品の編曲)。
第1楽章 アレグロ(8:18)
明るく軽やかで既にモーツァルトらしい。ティンパニも出てきて大がかりな印象です。序奏が終わってピアノが出てくるとオケとユニゾンなのがちょっと驚き。展開部での短調の使い方なども上手い。
第2楽章 アンダンテ・マ・ポコ・アダージョ(8:36)
ゆったりとした暖かい雰囲気の緩徐楽章。やはりピアノが出てくるとオケとユニゾンで始まり、やがて分かれるという独特さ。第2主題のちょっと影がさす感じも素晴らしい。カデンツァの弱音の美しさには惚れ惚れします。
第3楽章 アレグロ(4:35)
パー!と華やかにスタート。元気で明るくて良いけど短い。

②このロンドは後年第5協奏曲の終楽章の差し替え用に作られたそうです。ロンドといいながら実は変奏曲だそうです。
曲は軽やかなアリアみたいなフレンドリーなテーマで始まります。これが色んな表情に変奏していきます。めちゃいいです。(4:40/1:32/2:10)

③第5番からちょっと間があいて3年後の作品です。
第1楽章 アレグロ・アペルト(7:11)
ゆったり目のアレグロで、スケール・アップした感があります。序奏は短い。
第2楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・アダージョ(6:08)
優雅で美しい緩徐楽章。
第3楽章 ロンド(アレグロ)(7:34)
ゆったりしたテーマのロンドですが、展開すると結構激しい。

①②③★★★☆☆
どちらの作品も素晴らしい。内田光子のピアノは弱音の美しく、常に表情つけされていて単調にならず本当に素晴らしい。
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phcp1627モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV271「ジュノーム」
②ピアノ協奏曲第8番ハ長調KV246「リュッツォウ」

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:1989年10月24日、1990年2月1-4日、セント・ジョンズ教会、ロンドン
(PHILIPS PHCP-1627)
①このCDは第9番のほうから収録されています。
この「ジュノーム」はモーツァルト21歳の作。自分が子供のころエアチェックで聴いた時は20番代に比べつまらない作品だなあ、と思ってました。
第1楽章 アレグロ(10:14)
キャッチーな短い序奏の呼び掛けに対していきなりピアノが登場します。その後オケによる提示がありますが終わる前にピアノがトリルで出てくるのも珍しい。朗らかな素敵な曲ですが内田さんのピアノは相変わらず粒だちよくコロコロしていてフレーズ感も素晴らしいけど、展開部でのフォルテはデモーニッシュでちょっと怖い。
第2楽章 アンダンティーノ(11:46)
第1主題は短調で暗いですが、イージーリスニングとかにそのまま使えそう。第2主題はちょっと優しくて美しい。しかし結構深刻でドラマティックな楽章。カデンツァでの内田さんの極弱音は凄い。
第3楽章 ロンド(プレスト)(9:28)
結構猛スピードで駆け出します。内田さんのピアノにひたすら聞き惚れます。ロンドでゆったり聞かせる場面もあります。
ということで今聴くと結構面白い作品で驚きました。演奏も素晴らしい!

②アマチュアのピアニストであるリュッツォウ伯爵夫人からの委嘱されて作った作品。アマチュア向けということでピアノ・パートは比較的平易に書かれているそうです。
第1楽章 アレグロ・アペルト(7:43)
優雅でバロック的な雰囲気を感じます。ピアノの左手がやたらドソミソの音型をやってるイメージ。
第2楽章 アンダンテ(7:27)
優しくて優雅な緩徐楽章。
第3楽章 ロンド(テンポ・ディ・メヌエット)(7:31)
フィナーレでロンドだけどゆったりしたメヌエットのテンポです。
めちゃ面白かった「ジュノーム」の後に聴くとつまらない印象の作品です。内田さんのピアノも曲のせいか単調に聞こえてしまいました。

①★★★★☆(結構面白くてびっくり)
②★★☆☆☆(いまいち)

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422348-2モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第18番変ロ長調KV456
②ピアノ協奏曲第19番ヘ長調KV459

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:1988年5月20-21日ロンドン
(PHILIPS 422 348-2)
①第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ(11:55)
とにかくチャーミングですが、おしとやかな雰囲気の楽章。トランペット、ティンパニはナシです。
相変わらずピアノはコロコロとして美しくニュアンスも豊かで引き込まれます。
第2楽章 アンダンテ・ウン・ポコ・ソステヌート(10:32)
悲しい雰囲気の短調の緩徐楽章。展開は意外と劇的。
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ(7:16)
快活な6拍子のフィナーレ。モーツァルトらしい気持ちの良い楽章。
②第1楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ(11:59)
速めのアレグロで快活な印象。モーツァルトにしては展開部が長い印象で直後の20番を彷彿させるところがあります。カデンツァも聞き入ってしまいました。
第2楽章 アレグレット(7:03)
穏やかに始まる緩徐楽章ですが、短調も混ざってきて不穏な空気も流れます。フルートやファゴットが目立ちます。
第3楽章 アレグロ・アッサイ(7:34)
快活なロンドですがフーガなんかも入ってきて複雑な印象。オケによる短調のフーガは凄い。カデンツァは自由自在で素晴らしい。
①②★★★☆☆
内田光子のピアノはほんとに自由自在で素晴らしいです。
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416381-2モーツァルト:
①ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV466
②ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV467

内田光子(ピアノ)
ジェフリー・テイト(指揮)イギリス室内管弦楽団
録音:1985年10月7-10日ヘンリー・ウッド・ホール,ロンドン
(PHILIPS PHCP1120)
この2曲はティンパニも入って内容も格段スケールが大きい作品です。
①第1楽章 アレグロ(14:52)
番号順に聴いてくるとこの第20番は突然強烈で深みがある音楽が産まれたように感じます。デモーニッシュな前奏から音が少ないピアノが登場するところなんて絶妙過ぎます。カデンツァも劇的。
しかし、時折オケが若干もたつくことがあって気になりました。
第2楽章 ロマンス(10:12)
映画「アマデウス」の最後に使われて印象的でしたね。ほんとに穏やかで救われる気がします。不穏なトリオは緊張させられます。
第3楽章 アレグロ・アッサイ(8:20)
短調と長調の行ったり来たりの緊張感が凄い。
②第1楽章 アレグロ(14:49)
20番は短調だから良いのか、とも思いますが、この作品は長調でもやっぱり主題に力がありますね。半音階的な動きの響きがインパクトあります。展開部の短調の部分も凄みがある。
第2楽章 アンダンテ(7:01)
これまた主題が素晴らしい。これも映画に使われてましたね。
第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ(6:33)
生きる喜びといった感じで楽しいですね。

①②★★★★☆
曲は最高です。内田とテイトの演奏も素晴らしいのですが、10番代をずっと聴いてきてこの1枚を聴くと録音会場も違うし、全集最初の録音ということで緊張しているせいか、演奏も録音ももっと洗練されたものを期待してしまったのは贅沢?

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