「ヴィラ=ロボス・コンダクツ・ヴィラ=ロボス6」
ヴィラ=ロボス:
①幻想曲「モモプリコシ」(1929)
②ピアノ協奏曲第5番(1954)
③交響曲第4番「勝利」(1919)
エイトル・ヴィラ=ロボス(指揮)フランス国立放送管弦楽団
①マグダ・タリアフェッロ(ピアノ)
②フェリシア・ブルーメンタール(ピアノ)
録音:①1954年6月9-10日、②1955年6月8日、③1955年6月10、13日
(EMI 0282032の6枚目)
ヴィラ=ロボス自作自演のセットもようやく最後まできました。
ブックレットの作曲年が間違ってまして、②と③なんか1957年の作品を1955年に録音したことになってます(笑)
①この作品はARTE NOVAでも出てました。ミンチュクが都響で演奏したこともあったんですね。
モダンで次々楽想が変化していき、にぎにぎしい雑多な感じの曲です。ピアノが大活躍。音質は比較的良い感じです。民族的だけど静かなところではロマンティックといういつものヴィラ=ロボス節です。22分44秒の大作で聴いてる間はそれなりに面白いけど長ったるい。
②ヴィラ=ロボスのピアノ協奏曲はオルティスの全曲持ってますが、あまりピンと来ずちっとも聴いてませんでした。
4楽章構成の協奏曲。演奏時間が5:54/6:04/5:07/2:06と単一楽章の「モモプレコーチェ」よりだいぶ短いです。
第1楽章は激しいイントロがありますが、ピアノが出てくるとラフマニノフばりにロマンティックです。
第2楽章。結構激しめで始まりますが緩徐楽章で、結構ロマンティックです。
第3楽章。暗めのスケルツォ楽章です。
アタッカで第4楽章に入ります。テンポがグッとあがって盛り上がります。
③この交響曲は結構好きです。各楽章に循環主題が登場し、分かりやすくなっています。
第1楽章は結構気合いが入って充実したサウンドです。最後のほうの鐘もこれでもか、と叩きます。
第2楽章のスケルツォも循環主題とマルセイエーズの引用でキャッチーです。演奏も凄い気合いで激しい。
第3楽章。落ち着いた緩徐楽章。冒頭のファゴットからイングリッシュホルンの陰気な歌が印象的。こちらにも鐘がたくさんでてきますが優しいです。
第4楽章。前半の賑やかなところは意外なことにシベリウスっぽく感じました。ポリリズム的なところは良い音で聴きたくなりましたが、勢いがあって素晴らしい演奏でした。
曲も分かりやすい構成のせいか演奏も充実していました。
せっかくなのでタイミング比較です。
自作自演 6:26/5:37/5:54/10:38
ディエメッケ 7:05/5:39/6:11/11:31
カラブチェフスキー 6:20/6:00/7:13/10:52
セントクレア 6:46/5:51/6:18/11:26
タイミング的にはどれがどうという差はなかったですね。
①②★★☆☆☆(あんまり楽しめない)
③★★★★☆(これは凄い!)
このセット音質や技術的な問題、ブラジル風バッハ以外の選曲の問題などあって、意外と楽しめなかったんですが、最後の最後に交響曲の名演で何とかスッキリできました(笑)
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ヴィラ=ロボス:
①幻想曲「モモプリコシ」(1929)
②ピアノ協奏曲第5番(1954)
③交響曲第4番「勝利」(1919)
エイトル・ヴィラ=ロボス(指揮)フランス国立放送管弦楽団
①マグダ・タリアフェッロ(ピアノ)
②フェリシア・ブルーメンタール(ピアノ)
録音:①1954年6月9-10日、②1955年6月8日、③1955年6月10、13日
(EMI 0282032の6枚目)
ヴィラ=ロボス自作自演のセットもようやく最後まできました。
ブックレットの作曲年が間違ってまして、②と③なんか1957年の作品を1955年に録音したことになってます(笑)
①この作品はARTE NOVAでも出てました。ミンチュクが都響で演奏したこともあったんですね。
モダンで次々楽想が変化していき、にぎにぎしい雑多な感じの曲です。ピアノが大活躍。音質は比較的良い感じです。民族的だけど静かなところではロマンティックといういつものヴィラ=ロボス節です。22分44秒の大作で聴いてる間はそれなりに面白いけど長ったるい。
②ヴィラ=ロボスのピアノ協奏曲はオルティスの全曲持ってますが、あまりピンと来ずちっとも聴いてませんでした。
4楽章構成の協奏曲。演奏時間が5:54/6:04/5:07/2:06と単一楽章の「モモプレコーチェ」よりだいぶ短いです。
第1楽章は激しいイントロがありますが、ピアノが出てくるとラフマニノフばりにロマンティックです。
第2楽章。結構激しめで始まりますが緩徐楽章で、結構ロマンティックです。
第3楽章。暗めのスケルツォ楽章です。
アタッカで第4楽章に入ります。テンポがグッとあがって盛り上がります。
③この交響曲は結構好きです。各楽章に循環主題が登場し、分かりやすくなっています。
第1楽章は結構気合いが入って充実したサウンドです。最後のほうの鐘もこれでもか、と叩きます。
第2楽章のスケルツォも循環主題とマルセイエーズの引用でキャッチーです。演奏も凄い気合いで激しい。
第3楽章。落ち着いた緩徐楽章。冒頭のファゴットからイングリッシュホルンの陰気な歌が印象的。こちらにも鐘がたくさんでてきますが優しいです。
第4楽章。前半の賑やかなところは意外なことにシベリウスっぽく感じました。ポリリズム的なところは良い音で聴きたくなりましたが、勢いがあって素晴らしい演奏でした。
曲も分かりやすい構成のせいか演奏も充実していました。
せっかくなのでタイミング比較です。
自作自演 6:26/5:37/5:54/10:38
ディエメッケ 7:05/5:39/6:11/11:31
カラブチェフスキー 6:20/6:00/7:13/10:52
セントクレア 6:46/5:51/6:18/11:26
タイミング的にはどれがどうという差はなかったですね。
①②★★☆☆☆(あんまり楽しめない)
③★★★★☆(これは凄い!)
このセット音質や技術的な問題、ブラジル風バッハ以外の選曲の問題などあって、意外と楽しめなかったんですが、最後の最後に交響曲の名演で何とかスッキリできました(笑)
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