数百万人の「中年フリーター」が生活保護制度を破綻させるかもしれない
著者はかつて上梓した『ルポ“正社員“の若者たち――就職氷河期世代を追う』(岩波書店、2008年)のなかで、総合研究開発機構(NIRA)が発表した「就職氷河期のきわどさ」というレポートの内容を引用している。本書でも紹介されているその内容には、驚くべきインパクトがある。
同レポートの試算(二〇〇八年時点)によれば、就職氷河期世代の非正規雇用労働者や無業者の増加によって、一九六八〜七七年生まれの世代が六五歳以上になると、潜在的な生活保護受給者が七七万四〇〇〇人にのぼるという。そこから生じる追加的な生活保護の予算は、一七兆七〇〇〇億円から一九兆三〇〇〇億円に及ぶという。このレポートが発表されて一〇年が経過した。待ったなしの状況だ。
なんでここまでこの問題が放置されていたのか、本当に不思議だな。
国としては男女平等を勧めてきたわけだし、結婚観も操作すべきだった。「男女共働きで支え合いましょう」ってさ。
先日、親が亡くなったことを隠して年金をもらう子供が増えるんじゃないかって記事があったが、俺はそれ以上のことが起きると思う。はっきり言えば治安悪化だな。これを書くと、独身=犯罪者ともなりかねないから書かなかったのかもしれないが、親の年金が無くなって生活保護でも生きていけない層が出てきたら、治安悪化は必然だわ。
なので、本当は子どものいる親が未婚率の上昇を気にすべきだと思うんだが、なかなかそんな話も聞かないよな。日々の生活で大変なのかもしれないが将来も気にしないといけないわ。
著者はかつて上梓した『ルポ“正社員“の若者たち――就職氷河期世代を追う』(岩波書店、2008年)のなかで、総合研究開発機構(NIRA)が発表した「就職氷河期のきわどさ」というレポートの内容を引用している。本書でも紹介されているその内容には、驚くべきインパクトがある。
同レポートの試算(二〇〇八年時点)によれば、就職氷河期世代の非正規雇用労働者や無業者の増加によって、一九六八〜七七年生まれの世代が六五歳以上になると、潜在的な生活保護受給者が七七万四〇〇〇人にのぼるという。そこから生じる追加的な生活保護の予算は、一七兆七〇〇〇億円から一九兆三〇〇〇億円に及ぶという。このレポートが発表されて一〇年が経過した。待ったなしの状況だ。
なんでここまでこの問題が放置されていたのか、本当に不思議だな。
国としては男女平等を勧めてきたわけだし、結婚観も操作すべきだった。「男女共働きで支え合いましょう」ってさ。
先日、親が亡くなったことを隠して年金をもらう子供が増えるんじゃないかって記事があったが、俺はそれ以上のことが起きると思う。はっきり言えば治安悪化だな。これを書くと、独身=犯罪者ともなりかねないから書かなかったのかもしれないが、親の年金が無くなって生活保護でも生きていけない層が出てきたら、治安悪化は必然だわ。
なので、本当は子どものいる親が未婚率の上昇を気にすべきだと思うんだが、なかなかそんな話も聞かないよな。日々の生活で大変なのかもしれないが将来も気にしないといけないわ。