女性誌が絶対書かない、女の婚活に対する男の本音

問題発言かもしれないが真実を語る

草食系男子

2年半のまとめ 2 草食男子

この2年半でもっとも多く触れた概念は、婚活を除けば草食男子だろう。そこで、まず草食男子について触れたい。

 草食男子の定義は不明確だ。Wikipediaにすらそう書かれている。

 
 草食系男子の定義は論者によって異なる。深澤は、「草食男子」を、『恋愛に「縁がない」わけではないのに「積極的」ではない、「肉」欲に淡々とした「草食男子」』と定義した。・・・森岡は、その後、「草食系男子とは、心が優しく、男らしさに縛られておらず、恋愛にガツガツせず、傷ついたり傷つけたりすることが苦手な男子のこと」と再定義した

 
(1)草食男子出現の原因

 ここを読んでくれている人の中にも、最近の男は情けなくなったと思っている人が多いと思う。

 しかし、俺はそうではないと思う。今のような環境で育ったら、どんな男も今の男のように育つんじゃないだろうか。外部的環境によるところが非常に大きい気がする。イノシシを飼うと、だんだんブタに近づいていくという。それと同じで、環境の影響というのは大きい。

 男女平等に、給与水準の低下、この状況ならば、男が女に消極的になるのもやむを得ない(男女平等が悪いと言うつもりは全くない)。

 また、これら2つの事象は、固定的であり、なかなか男の力ですぐに変わるものではない(男女平等はこのままでよい)。

 そのほか、男を消極的にさせるような暗い話題が多い。だから、今のテーマは、「この生きにくい社会で男女協力していかに生き抜くか」であるべきだった。

 しかし、草食男子という言葉で、今の男の消極性はすべて今の男自身が原因であり、昔に比べて男がその自らのふがいなさで劣化したような印象が世間に広まった(命名者にその意図はなかったようだ。参考記事)。

 そうなると、「結婚できないのは男が悪い」となって、女からの歩み寄りが弱くなる。また、できるだけ勝ち組の男を見つけようと女同士の競争が激化している。

 誰しもが自分だけは犠牲になりたくないと思うのは当然だが、日本経済が縮小しそうな中で条件闘争をするのは、こんな状況だからこそというのはあるにしても、不幸な出来事だと思うわ。結婚の圧力が弱い今、一定数の未婚者を出す方向に社会が進んでいる。

 
(2)理想の上昇

 (1)を読んで、「なんだ、結局草食男子は多いんじゃないか」と思われた方もいると思う。しかし、男のふがいなさが原因で具体的な被害を受けている女は、実際は少ないと思う。その前に、理想の上昇というものがあるからだ。

 理想が上昇しているから、適当な相手がいない。だから消極的、という面がある。

 実際、アンケートを見ると、結婚しない・できない一番の理由は、「適当な相手がいない」ことだ。情報化社会になり、理想が上昇している。それは、定期更新終了のお知らせ 3でも触れたとおりだ。

 草食だから消極的なのか、適当な相手がいないから消極的なのか、いずれにしても、男が女により積極的になる理由が見あたらないのが現状だ。

 個人的には、草食よりも適当な相手がいない方が要因としては大きいと思う。もし好きな女がいるのに消極的ならば、消極的なりに女とつきあえる方法を探すはずであり、雑誌記事や本もそうした内容を扱うはず。しかし、そうした動きは知る限りほとんどない。そもそも男性誌の恋愛記事というのは、減っているんじゃないか?


(3)男の性欲への過信

 女は男の性欲について過信しているところがあると思う。

 確かに、痴漢などを見ると男の性欲は法を破るほど強いものに見えるが、大多数の男はそうではなく、社会環境に適合して消極的になる。もし性欲が減少しないのならば、女性誌の特集は「草食男子への対応」ではなく、「迫ってくる金のない男の見分け方」になるだろう。男の性欲はそれほど強くはない。

 だから、「女に興味があるくせに」という前提はいつも成り立つとは限らない。「女に興味がないから消極的」というのも十分考えられる。

 また、食欲がジャンクフードでも満たされるように、性欲も生身の女じゃないと駄目というわけではない。AVや風俗、ネットの発達で、もうそれだけで十分という男も多いと思う。特に、最近はコミュニケーション能力が低下していると言われているから(これも原因は外部環境だと思うが)、生身の女にハードルの高さを感じる男もかなりいるだろう。そんな男は、「遠くの親類より近くの他人」ならぬ「ハードルの高い生身の女より手元のAV」となるんじゃないだろうか。

 その他、娯楽の多様化もあって、男の中における女の地位はかなりゆらいでいると思う。絶対的な地位ではなく、他の娯楽との競争を迫られている。だから、結婚・恋愛のコストやメリットの話が出てきている。コストやメリットで語るのがおかしいと思っても、男がそう思っているのなら、その対処法を考える必要があると思う。それと、コストやメリットの話が出てきているのは、女が男を条件で選ぶという認識が男にあり、それが影響しているのかもしれない。


(4)帰結

 理想の上昇、娯楽の多様化、給与の低下、家電の発達、AVや風俗の発達、男女平等、結婚のメリット低下、結婚圧力の低下、など、男が女に消極的になる事情を見ると、とてもじゃないが草食男子と男を批判している場合ではないと思う。批判しても男は動けないし、一定の安定状態にもあるから、女の地位がゆらいでる。

 より端的に言えば、

ゼロから考える少子化対策プロジェクトチームの資料

 結婚の効用と結婚の負担感、コスト感とのバランスが崩れました結果として、結婚生活の魅力の低下ということが起きているのではないかということを示しております。

 
平均年収が上がれば未婚化問題は解決するか? 2

 厚生労働省研究班の昨年9月の調査によると、セックスに無関心・嫌悪する男性の割合は2年前と比べ16〜19歳で17・5%から36・1%、20〜24歳で11・8%から21・5%と倍増した。

 調査を担当した日本家族計画協会の北村邦夫(60)は、「セックスに限らず、男女間のコミュニケーションを面倒と考える人が増えている」と懸念する。

 
 つまり、結婚や恋愛の魅力がコストに見合わないから、男は女に消極的になったという、どの分野でも起こりうる極めてありがちな現象が起こっているだけであり、今の男がとりたてて異常というわけではない。

 もう一度言うが、「この生きにくい社会で男女協力していかに生き抜くか」がやっぱりテーマであるべきじゃないか? 草食男子という言葉で、結婚難の原因が全て男にあるかのように誤解する女が出たのは、残念だな。

 
(5)補足

 俺がやたら草食男子を外部環境のせいとしたのは、実際に俺の知り合いのそういう奴を見るに、本人に責任があると思いにくいからだ。本人は至って真面目で、与えられた課題を乗り越えてきたように見える。真面目なだけじゃ駄目とはいえ、結婚や恋愛をするためのプロセスを欠いてきたことを本人のせいにする気にはなれないんよな。

 アメリカの話だが、

【肥田美佐子のNYリポート】米ロストジェネレーションの悲鳴を聴け―進む若者の貧困と草食化

 日本ではすっかり定着した感のあるパラサイトシングルも急増中だ。今年3月の時点で、25〜34歳の米国人の14.2%に当たる約600万人が、親と同居していた。07年には470万人だったことを考えると、大不況以来、25.5%も増加したことになる。男性の同居組は、女性の約2倍だ。この年齢層の婚姻率(44%)も、過去最低を記録した。「自立大国」米国でも、男性の草食化が進んでいる。

 
とある。これを見るに、草食男子の出現、すなわち恋愛に消極的な男の増加というのは、好景気後の長引く不景気による収入の減少、女性の社会進出(これが悪いというつもりはない)、仮想現実の発達、といった一定の外部事情を条件として、どこの国にでも起こりうる事象なんじゃないだろうか。日本の男が特に情けないというわけではないと思う。

 もう一度書くが、草食男子という言葉で、非が男にあるかのような印象を持っている人も多いと思う。しかし、実際のところは外部事情によるものであって、男自身も改善の方法が見いだせないものな気がする。異性に関わっていけないというのは生物としては深刻な危機であり、この現象は例えば中世のペストの大流行のように社会全体で対応を考えていくべきで、女も歩み寄りが必要だろう。そういう点で、現象の原因を男に帰属させるかのような草食男子というレッテルは失敗だったかもしれない。

 
(6) 結局、何が言いたいかというと

 帰結を書いてから話が続くのは不格好だが、結局俺が何を言いたかったかまとまった。

 草食男子という言葉で、今の結婚難、恋愛難が男の責任であるかのような印象が広まった。

 しかし、草食男子は、現在の外部環境から生じている問題であり、男自身による改善は難しいのではないか。

 また、男と女との乖離が生じ、子どもが減少して国家が立ちゆかなくなるという社会的側面をより重視すべきである。

 草食男子という言葉は、人々に「男の恋愛への消極化は男の責任」と感じさせ、現象の問題点を責任の所在へと矮小化してしまった気がする。今考えるべきは、責任の所在ではなく、社会的影響である。また、前述のように、男自身による改善は難しいと思われる。

 だから、男が恋愛に消極的になるというこの現象は、社会全体で対応を考えていくべきであり、女も「責任は男にある」と批判するだけでなく、問題の解消のため能動的に行動すべきである。

 こういうことだな。問題に対する男の責任を放棄しているのではなく、社会的、あるいは女から問題に対するアプローチをすることが問題解決により効果的なんじゃないかと思って、こう考えた。草食男子は男の責任、とするのは、太平洋の真ん中でおぼれている人に「おぼれているのは、あなたの責任だから、一番近い島まで50キロ、頑張って泳いで」と言うのに近いんじゃないかと思うんだわ。本人も好きでおぼれてるわけじゃないし、こう言うだけでは問題は解決しないだろ。

 どういう言い方をすれば一番適切かわからないが、男が恋愛に消極的になったというのは、男の責任うんぬんではなく、もっと大きく、深刻に捉えるべき事象だと思う。

 で、そういう認識の差異が政策面でどのような違いを生むかについて考えてみる。

 まず、男が恋愛に消極的なのは、男の責任、つまり男の劣化だと考えた場合。この場合には、男は生身の女に興味はあるという前提があるので、男の能力を補完する方向だけで対策が打たれる。例えば、出会いの場の提供、マナー講座といった類だな。また、女は、男の問題だと思っているので、非協力的になる。

 次に、男が恋愛に消極的なのは、外部的要因、すなわち社会環境にあると考えた場合。この場合には、男が生身の女に興味を持ちにくいというところから入るので、生身の女との交際は非代替的であるなどといった説明から行うことになる。また、男が女に興味を持ちにくいのは、男の劣化ではなく、人類が直面している男女共通の問題点なので、女も能動的に対策を考えるべき当事者である。そうなると、いくぶんか女の方からの歩み寄ろうという必要性が認識されるんじゃないか。

 俺は、後者の考えで行く方がいいと思うわ。男女の利害対立の構図では、草食男子の問題は解決できないように思う。

 
(追記)
 草食男子と呼ばれる今の男を擁護してきた俺だが、一つだけ外部環境の影響ではないと思っている問題がある。

 それは、最近の大学生はあまり食べないという話だ。

 ジャンクフードやお菓子はあまり食べない方がいいと思うが、飯は食べた方がいい。個人的な経験則だが、食べる量が多い奴は、体育会系だけではなく、高学歴にも多かった。明確な因果関係があると断言は出来ないが、エネルギーはあった方がいい。偏差値の高い大学のキャンパスに行くとやせている奴が多いが、食べている一方でエネルギー消費も大きいんだと思うわ。

 食べることによって、生命維持以外にエネルギーが回せるようになり、それで女に興味がわくなんてこともあるかもしれない。 

 
(追記2)
 11月30日の「全く考慮されない男側の事情」で、「男は意外に清潔感のある奴がいる」と書いた。livedoorニュースの「異性に興味なし 童貞急増なぜだ!?」によると、どうも同日付の日刊ゲンダイに「大きな原因は男性が潔癖性になったこと」と書かれていたようだが、俺は日刊ゲンダイを見て書いたわけではない。ネットを見てるとそういう反応が多く、俺の知り合いにもそんな奴がいたので書いた。

 

(追記3)

 追記がどんどん増えるが、一つ書くのを忘れていた。


 それは、セクハラやストーカーの問題で男が女に消極的になったのではないかということだ。


  セクハラに、ストーカー、非常によく聞く言葉だが、具体的にはどのような行為がセクハラやストーカー行為にあたるか、はっきりとわかっている人はいるだろうか? おそらく、ほとんどの人は、セクハラやストーカーの明確な判断基準を知らないだろう。 一説には、「女が不快と感じたらセクハラ」とも言われる。だとすると、男が誘いをかけてみただけで、「こんな男に誘われるなんて不快だからセクハラ」と言われる可能性もある。

 冗談みたいな話だが、実際こんな記事があった。

 
男性専用車両がなぜ必要か?

「女性社員に髪型を褒めたらセクハラだと言われたんですよ。それからは容姿に関わることは褒め言葉でも絶対に口にしません」 


 

 こういったセクハラやストーカー行為の不明確さが、男を萎縮させている可能性がある。どんな行為がセクハラやストーカー行為になるかわからないんだわ。


 しかも、セクハラやストーカーのレッテルは、非常に恥ずかしい。法的に問題になるもっと手前の合法的な行為でも、「セクハラやストーカーと言われたら」と考えると行動できないことがあるんじゃないだろうか。法的には問題がなくとも、女がセクハラだと騒げば、男の立場は悪化する。


 職場での出会いが減ったと言われるが、行動のリスクが大きくなっている分、日常生活をしている領域では恋愛は出来ないと思っている男も増えてるかもしれない。


 女からしたら「そんなこと言って臆病」 と思うのかもしれないが、セクハラやストーカー扱いはかなりきついだろ。特に真面目な奴ほど、萎縮してしまいそうだ。頭のおかしいストーカーなんかは、法律があろうとストーカー行為をするだろうけどな。


 この問題を解決するには、「この行為はセクハラやストーカー行為に該当しない」というセーフティーゾーンを設け(いわゆるセーフハーバールール)、それを周知することが有効だと思う。または、合コンや最近話題の街コンのように、声をかけてもいい領域を設定することだな。もちろん、合コンや街コンでもセクハラやストーカー行為は御法度だが、話しかけてセクハラと言われる可能性は通常の会話ならないので、それだけでも大きいんじゃないか。 

年の差婚に芝生男子

10代ギャル、30歳差交際までOK 付き合いたいのは「中華まん系男子」

 
  芸能界でここ最近、話題となっている「年の差婚」。

   7月末に加藤茶さんが45歳年下の23歳美女と再婚していたことに続き、堺正章さんは22歳年下の一般人女性と、そして、寺田農さんも35歳年下の女性と再婚したことで世間を賑わせています。

 
確かに芸能界の年の差婚が相次いでるよな。これが一般的に見られる事象なのかわからないが、もしそうならば若い男の草食化が広がっているのか、それとも女がより甘えられる環境を求めているのか、なんにせよ変動が起きているということなんだろうな。

 

   つまり、年上好きのギャルの特徴はお父さんっ子で、頼りたいというような甘えたい精神が強く、これはここ最近流行りの芝生系男子や草食系男子には受け入れられにくいと考えられます。

   だからこそ、反対に、包みこんでくれホッとするような年上の男性、いわゆる「中華まん系男子」に魅力を感じるのでしょう。

 
この記事では、甘えたい精神が強いと書いてるな。

甘えたい精神は、女の幼稚化と言われないんよな。男なら言われたい放題だが。

で、記事に出てくる芝生系男子ってなんだ?と思うと、

 
「芝生男子」卒業候補生と真剣対談! 好きな女子を初回デートに誘うハックまとめ

 
草食男子も度が過ぎると「芝生男子」という新たなカテゴリへ入っていきます。具体的には、3〜6年ほど恋愛から遠ざかっていて、かつ学生時代の恋愛方法を引きずっていて、社会人になったときに恋愛対応をどうしていいか分からないといった男子のこと。

 
ということらしい。この言葉も草食男子を起点に派生した言葉っぽくて、最初に草食男子って命名した効果は非常に大きいな。


読んでて思ったが、芝生の上に寝転がるのは気持ちいいよな。芝生男子には、そういったいい意味はなさそうだが。命名がちょっと苦しいかもしれない。

草食男子って言うけどさ

テイクオフ:シンガポール人は結婚相…[社会]

 シンガポール人は結婚相手探しで、紹介所に登録する「現実的な婚活」を行うより運を天に任せる人が多いそうだ。


 ある調査によると、「積極的に婚活している」と答えた独身者はわずかだった。仕事が忙しいため「自然の成り行きに任せるしかない」と半ば諦めの境地で運命の人を待っているケースが多いとか。それでも相手に対する理想を下げることにはちゅうちょするらしい。


 また当地の女性は男性に対して現金・クレジットカード、コンドミニアム、車、ゴルフ会員権、キャリアの5Cを求めるといわれており、十分な収入のない男性は「結婚する資格がない」と自ら卑下して婚活に尻込みしてしまうようだ。

 
草食男子の話題を見てると、日本の男だけが駄目になった印象があるが、そうじゃないよな。

というか、男の自信は社会的な地位や獲得物に影響されるところが多い。だから、不景気になったら、気弱になる。女よりもその影響は大きいと思う。

そう考えると、草食男子ってのは、日本の男が異常になったのではなく、単なる景気後退による自信の低下であって、どの時代にも起こりうる現象じゃないかって思うんよな。

さらに、いわゆる草食化に拍車をかけているのは、家電の発達やネットの普及だと思うわ。昔は、女がいないと男は本を読むか、テレビを見るか、ドライブするかぐらいだった。しかし、読書ってのはわりと力がいる。テレビは楽だが、与えられてるだけなのでつまらない。そんな中、ゲーム機は自分で操作した反応が返ってくるからハマる人が多かったのもわかる気がするな。だが、ゲーム機も今はともかく昔はやっぱり飽きてしまう。

そこで登場したのがネットだわ。自分から情報を求められるし、コミュニケーションも可能。テレビのように流しておいてもいいと、飽きない、与えられるだけじゃない、労力も小さい、とネットは最強の暇つぶしツールになった。

そうなると、寂しくないから、男も「女は欲しいと言えば欲しいけど、まあいいか」みたいな感じになってくる。昔の不景気の時と違うのは、ネットが普及したことと、女の立場が強くなって男が女の出す条件に尻込みしてしまうってとこだな。

もう一つ言えば、風俗店の普及なんかもあるのかもな。男が女を求めると言っても風俗で解消できるわけで、別にその性欲が必ずしも特定の女に向かうわけでもないだろ。というか、性欲はセックスまでで、女とのその後の関係までは性欲は無関係かもしれないな。

ここまでは俺の個人的な分析だが、こうして検討するとやっぱり女が自分から積極的に行くしかないんじゃないか? 男は不景気で自信をなくしている上に、低コストで生活を満足させる術を得ているのだから、女はそこに割り込んでいくという構図になりそうだわ。まあ、寂しさが募ってくると、男もそうではなくなるかもしれないが、そこまでにはかなりの年月を要するんじゃないかと思うわ。

記事にあるシンガポールの話に戻すと、結局シンガポールでも女の高望みが問題になってるってことだよな。草食男子なんて男は批判の的になってるが、見方を変えれば、男は女の現実離れした高望みに付き合わされてるって言えると思うわ。

とはいえ、高望みをやめろというのも難しい。そうなると、最後は少子高齢化、晩婚化で国全体が責任を取るということになるんだろな。

もう少子高齢化は、子供を工場生産するぐらいの感じじゃないと解消できないだろな。人権侵害と言われてできないに決まってるが、それしかない気がするわ。

草食男子

草食男子とセックスレスが増えた本当の理由5つ【前篇】

 
一方、人間の欲望を満たすために発達した情報や技術は、今の時代簡単に手に入るようになりました。ネットやゲームなどのデジタル化が進むとともにバーチャルな世界が発達し、ハイクオリティで洗練された映像が次々に展開され、男性の「視覚(目)」や「聴覚(耳)」をダイレクトに刺激するため、リアルで女性を獲得しようとする意欲も高まるまで至らず低下、バーチャルな世界の刺激だけで満足し、落ち着いてしまうようです。

 
草食男子の問題で最大のポイントは、これだと思う。

女に関心があってたまらないのに弱気ゆえに我慢している、という草食男子像を思い浮かべている人もいるかもしれないが、そうじゃない。今の状況に満足しているし、女とのコミュニケーションも面倒だから、女は今は要らないって思ってるのが、草食男子だと思うわ。

つまり、草食男子ってのは、ある種の満足状態にある「満足男子」と呼べる存在なんじゃないか? そう考えないと腑に落ちないんよな。昔のように車があればモテるという定式もなく、価値観が多様化している現在だからこそ、男がモテたいと女を渇望しているなら、状況が複雑化した中でなんとかしようという動きが起きると思う。定式がないんだから、余計に必死になるはずだ。しかし、実際はそんな動きはない。草食男子という言葉が現れて久しいが、これに乗じて女に接近しようという動きもない。ここから出る結論は、男は別に女にモテなくてもいいって思ってる、ってことな気がするんよな。

だから、女は、その満足した状態から男が抜け出そうと思うくらいの魅力や行動が必要で、それは草食男子と非難するだけの対極にあると思うな。

草食男子と男を批判している暇はなく、いかに男の世界に割り込んでいけるかってことだな。

こう書くと、女の行動ばかりが求められていると不満に思うかもしれないが、男が精神的に満足した状態にあるのなら行動は期待できない。できたとしても、それは女が男の行動を誘発させることが必要だと思う。なんにせよ、女にも行動が必要だわ。時代が変わったと思うといいかもしれない。批判だけしてたら、あっという間に年末になって男の文句を言いまくる彼氏無し女子会に突入するんじゃないか。

草食男子と考えるか、男がある種の満足した状態にあると考えるか、これは行動に大きな違いをもたらすと思う。男が満足した状態にあるとわかれば、どうやって男の世界に割り込んでいくか考えるだろ。この見解は男を甘やかせていると思うかもしれないが、じゃあ満足した状態にある男をどうやって動かすかって言ったら、やっぱ女が動くしかないと思うわ。天岩戸の神話みたいなもんだな。俺が女なら、表向きは草食男子の批判をする友達にあわせつつ、裏では動くと思うわ。動かないと解決しない可能性が高いからな。

情けない男が増えたのか?

「情けない男が増えた」のは本当?

恋愛から仕事、消費にいたるまで、なんだか覇気がないと言われる、最近の若い男性たち。思考が内向きで積極性がなく、女性にも優しくない…そんな男たちに対し、教えて!gooにはこんなQ&Aが寄せられていました。

20歳の学生という投稿者mさんは、デート代を割り勘にしたり職に就けない男性が増え、さらにネット掲示板等々で女性をバッシングするコメントが目につくことなどを受け、こんなことを書き込んでいます。

「結局は『男たちは情けなくなったツケを女に押し付けてるだけ』でしょ? 女を働かせて当然と考える男子たち…こんな男と結婚したい女性なんているのかな? 父親なんて、母親にデート代全額負担〜車で送迎、給料3か月分の指輪、結婚式の手配まで全部父親でした。それに比べて今の男子どもときたら…」

 
男女平等の世の中で男らしさというのを求めるのは矛盾しているようにも思うけどな。

女からしたら「男らしさ」は都合のいい言葉だわ。まだ決断が遅いのは男らしくないと思うが、男が金を出さなかったら男らしくないってのは、たかってるだけにも思えるわ。というか、「女らしさ」はどこへ行ったんだ?

 

そして、質問者の親と同じ世代という女性からはこんな意見も。

   「なんで母親(私も)が男性に女性として扱ってもらえていたか?アタシら上手かったんです。男心をくすぐってあげること自然に出来てたんで〜す。で、ついでにおごってもらっていい気分にさせてもらうのに甘んじていなかった。きっちりと、女性として男性を立ててあげることできていたから。共働き・専業主婦、んなのどーでもよかったわけ」(tさん)

かつての女性たちは、男性の経済的負担に対して、それなりに報いてきたということでしょうか。


 
結局、俺もこれだと思うわ。経済的負担に対して報いてきたことや、女の地位が低かったから男に女を守る意識があったんだろう。

上の方では女の批判が来そうなようにあえて書いてみた。というのも、結局、昔の男が男らしかったのは、なんだかんだ言って女との間で対価関係が成立していたからだろう。対価関係と言っても金だけじゃないぞ。精神的な満足も踏まえての問題だ。

長続きした夫婦の奥さんが「夫を立ててやれ」と言ってるのをよく見かけるが、これは女は男に従属しろと言ってるわけじゃない。男はプライドが高くて、逆に言えば脆いから、立てて気分よく働かせてやれってことだと思うわ。従属じゃなく、男を手のひらで転がせってことだな。俺はこれは賢明な考え方だと思う。もっと言えば、男は立ててやってさえおけば、喜んで金も出すってことだな。そういった特性を活かせばいいのに、って俺も思うわ。

 
ま、今の時代に男らしさを求めることは、かなり難しく、求めているうちに30歳を独身で迎えてしまうんじゃないかと思うな。男女平等の上に全体的な収入の低下、男は自分の社会的地位で自信が左右されるところがあるから、男らしい男が減るのも当然だわ。

しかし、男らしい男が減ったというのは、裏返せば男女平等がそれだけ進んだってことでもある。何かを得れば何かを失うってことだな。さらに突き詰めていくと、男らしくあることに対価関係を成立させられたら、男も男らしくあることに価値を感じるんじゃないか。

ここまで読んで、対価対価って気持ち悪い、って思った奴は、ボランティアでも精神的な満足感という対価があることを意識したらどうだろうか。あらゆる形で対価関係が成り立っていると俺は思うぞ。

 
なお、引用部分で、投稿者の名前は頭文字だけにした。
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