以前、
遊戯王カードwikiの氷結界の項に、「カテゴリ全体と相性の良いカードも少ない」と書かれていたので、では氷結界と相性が良いのはどんなカードなのか?と思いました。
氷結界は種族はバラけていますが、属性は皆水属性。そこで、水属性のサポートカードを見ていく事にします。
・サルベージスピードデュエルの氷結界デッキ【絶対氷壁】にも入っているカード。墓地の攻撃力1500以下の水属性2体を手札に加える。
氷結界の下級モンスターは、武士、神精霊、軍師の3体以外は全てこのカードに対応している。
軍師や封魔団の効果の発動のために墓地へ送ったモンスターや、シンクロ素材としたモンスターを回収できる利点がある。
手札を増強するのに役立つほか、三方陣の発動条件を満たす為の補助にもなる。
・ウォーターハザード同じく【絶対氷壁】に入っているカード。自分の場にモンスターがいない時にレベル4以下の水属性1体を特殊召喚できる永続魔法である。
氷結界、引いては水属性の展開力を支える貴重なカード。モンスターを複数展開して効果を発揮する氷結界では重宝する。
ロックだけでなく、シンクロに繋げるのにも役立つ。
ただし、手札にモンスターが揃っているのになかなかこのカードを引けなかったり、逆にこのカードが引けてもモンスターが引けないという手札事故が起こる事もしばしば。
サルベージと上手く噛み合えば心強い。
・大波小波昔の【絶対氷壁】に入っていたカード。自分の場の水属性を全て破壊し、それと同じ数まで手札の水属性を特殊召喚する。
氷結界においては、上級モンスターを召喚するのが主な使用法となるだろう。
その場合、フィールド上の水属性に水属性が存在し、かつ手札にこのカードと上級を握っていなければならない。これらの条件を揃えるのはそう簡単では無いだろう。
下級水属性を特殊召喚→大波小波でその水属性を破壊→手札の上級を特殊召喚 という手順を踏めば即座に上級を召喚できるが、手札を3枚も消費してしまう(この方法に限った事ではないが)。
発動できたとしても手札の消費が激しく、場合によってはディスアドバンテージとなりかねない。事故要員となる事の方が多いだろう。
・ウォーターワールド水属性の攻撃力が500ポイント上がり、守備力が400ポイント下がる効果を持つフィールド魔法。
氷結界の下級モンスターは攻撃力が乏しいため、この攻撃力上昇はありがたい。
このカードの発動下では、武士は攻撃力2300の下級アタッカーと化し、修験者が戦闘破壊には滅法に強くなる。
守備力が下がる為、封魔団や大僧正などの壁モンスターが壁として十分に機能しなくなってしまうので注意。ただし、守備力が下がる事により守護陣の効果のロック範囲が広くなるというメリットも存在する。
・伝説の都 アトランティス水属性の十八番とも言える存在だったフィールド魔法カード。
現在ではシンクロに必要なレベルを乱してしまう為、氷結界とは相性が悪いと考えられる。
このカードの発動下ではレベル4のモンスターはレベル3となり、術者のロックの効果を受けずに攻撃できるようになる。
レベル5のロイヤル・ナイトはレベル4となり、通常召喚が可能となる。この場合ロイヤル・ナイトの効果は発動しないが、その効果自体が意味不明なため、ロイヤル・ナイトを使う場合はこちらの運用法の方が良いだろう。ロイヤル・ナイトが攻撃力2200の下級アタッカーとなるのだ。
レベル7のモンスターはレベル6となり、1体のリリースだけでアドバンス召喚ができるようになる。この恩恵を受けるのはガンターラと交霊師の2体だが、交霊師は自身を特殊召喚する効果を持っている。但しこの特殊召喚の条件が非常に厳しい上に交霊師自体の攻撃力も低いので、この方法でアドバンス召喚するのも選択の内である。
・強欲なウツボ手札の水属性2体をデッキに戻し、その後デッキからカードを3枚ドローするという手札交換カード。
発動条件は三方陣よりは緩いが、事故となる事も多々ある。サルベージを使えば簡単に条件を満たせる。
発動条件を満たした場合であってもむやみに使わずに、発動するタイミングを見計ろう。
・海竜神の加護レベル3以下の水属性をあらゆる破壊から守る効果を持つ。
大僧正の効果では防げないモンスター効果による破壊や戦闘破壊を防げるのが利点。だが、レベル3以下と、対応範囲が狭すぎる。
ロックやシンクロまでの時間稼ぎとしての運用が主となるだろう。
・水霊術-「葵」昔の【絶対氷壁】に入っていたカード。自分の場の水属性1体をリリースして相手の手札を確認し1枚を捨てる効果を持つ。
モンスターの展開が要となる氷結界にとっては、相性の良いカードとは言えない。
ライホウと組み合わせる事で、相手の手札を大幅に減らす事ができる。場合によってはそのままライホウの効果によって相手のモンスター効果を封じる事も可能。
ガンターラの蘇生効果と併用するのも面白いかもしれない。
・ペンギン・ナイトメアDT7弾で再録されたカード。自分の水属性の攻撃力を200ポイント上げる効果を持つ。
この手の効果を持つモンスターにしては珍しく、強化されるのは自分のフィールド上のモンスターだけというのが特長。相手の水属性を強化してしまう事は無い。
だが、水属性の強化効果よりも注目されるべきは、リバース時のバウンス効果である。
速度やバウンスできる枚数こそブリューナクに劣るが、相手フィールド上のカード1枚をバウンスできるのは心強い。
守備力がそこそこあるのである程度は壁として機能する。氷結界モンスターを強化できる他、水属性なのでドゥローレンやグングニールのシンクロ素材としても使える。
・スター・ボーイ水属性の攻撃力を500ポイント上げ、炎属性の攻撃力を400ポイント下げる効果を持つ。
氷結界は攻撃力が低いにも関わらず、攻撃力を上げるモンスターが非常に少ない(自身の攻撃力を上げる効果を持つ、シンクロモンスターのドゥローレンだけ…!)ので、氷結界モンスター全ての攻撃力を、それも500も上げる事ができるこのモンスター効果は有難い。
リミット・リバースに対応している点も評価できる。
ただし、自身のステータスが低いのが致命的である。それに攻撃力の+値も、ウォーターワールドのそれと同じである。こちらには重複するという利点はあるが。
【湿地草原】系のデッキなら普通に採用できるだろう。
テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム