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残酷な真実

2014年5月21日(水) ~2014年6月20日(金)に公式で行われた「デュエリストカードプロテクター デザイン大投票」…。
そこでノミネートされたカード・テーマは、いずれも後に登場したカードで何らかの動きがあります
そこで、各候補が後に登場した弾やカードにどのような影響を与えたのか、(あくまで予想ではありますが)振り返ってみます。
EP14のカードの名前を挙げている項目もありますが、一応投票が行われたのはこれらのカードが海外で先行登場してからEXTRA PACK-KNIGHTS OF ORDER-で来日するまでの間の時期だったという事で入れています。

友情YU-JYO・・・原作やアニメ遊戯王DMを意識した商品展開(決闘者の栄光-記憶の断片-など)
墓守・・・墓守の異端者
宝玉獣・・・SECEのWPでの強化
霊使い・・・憑依解放によるカテゴリ化
ジャンク・シンクロン&ウォリアー・・・ストラクチャーデッキ「シンクロン・エクストリーム」
魔界のデスツアー御一行様・・・魔界発冥界行きバス
五竜(ファイブドラゴンズ)・・・アルティマヤ・ツィオルキン
FNo.0 未来皇ホープ・・・NECHのWP枠でのOCG化
ガガガガンマン&ガガガザムライ・・・NECHのWP枠でのOCG化(ガガガザムライ)、TRC1での再録(ガガガガンマン)
伝説の闇の魔導師&白き龍・・・Ex-Secret枠の続投(EP14)、モチーフとなったモンスターの再録(TRC1)
ペンデュラムモンスターズ・・・ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンなど、バリエーションの増加

そんな中で、投票で2位だった氷結界の龍はというと・・・影霊衣の儀式モンスター(トリシューラの影霊衣グングニールの影霊衣ブリューナクの影霊衣)でしょう。
ネット上を巡っているとたまに「他の候補が強化されたんだから、氷結界も強化して欲しい」という書き込みが見受けられますが、この候補は「氷結界」ではなく「氷結界の龍だったのです。
なので、たとえ1位だったとしても「氷結界」ではなく「氷結界の龍」だった時点で、「氷結界」の強化の望みは無かったでしょう…。この投票の結果を持ち出して「氷結界を強化して欲しい」という声は、気持ちは分かるが筋違いな気がします。
やはり「氷結界」というテーマよりも、三龍のネームバリュー・キャラクター性の方が魅力的なのか…。改めて、「氷結界」というテーマなど、公式にとってもこの三龍のための土台・踏み台に過ぎなかったのか、と思います。
「氷結界の龍」を受けて出たカードが、「氷結界」の強化でも水属性の強化でもなく、儀式テーマ内の儀式モンスターだったというのは僕も悔しいですが、これが現実です…!
むしろ、その前の年の投票の2位、3位は商品化されたのに、2位だった「氷結界の龍」のプロテクターが商品化されなかった事の方が悔しいです(汗

氷結界を推している身としては、たとえどんな事があっても強化を望む声を上げるべきなのかもしれませんが、時には諦めも大事だと思います。

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一年を振り返る・2014

今年の遊戯王OCGの展開が全て終了したという事で、少し早いですが今年一年を振り返ってみます。
2014年も、実に色んな事がありました。
しかし、遊戯王OCG関連について、自分にとって今年一年を一言で表すと、「厄年」でした。
今年に良い事があった人や、縁起が良いと思っている人には申し訳ありませんが。

PRIOでは過去のテーマに真っ当かつ劇的な強化が来た中、強化された水属性テーマはというと、テーマデッキとしての構築が最も困難であろう「ペンギン」だけ…。
また、WP枠で他のZEXALのメインキャラのデッキが大幅に強化される中で、それまで他のキャラのデッキとの力差を埋めつつあったシャークのデッキは、WP枠を貰えなかった事により、再び他のZEXALキャラのデッキに大きな差をつけられる事になってしまいました…。

第9期の始まりのパックであるDUEAでは、それまで環境トップに君臨していたデッキが規制を待たずして環境から姿を消す程の凄まじいパワーインフレが巻き起こりました。
「9期の始まり」であると同時に、「終わりの始まり」「インフレの幕開け」と言っても過言ではありませんでした。

NECHでは、水属性モンスターが1体も収録されませんでした。WP枠で神代兄妹のデッキの強化が来て欲しいと思っていた僕の期待が、それを更に斜め下を行く形で裏切られました。
当時の心境についてはこちらの記事を参照。

ブースターSPのトライブ・フォースで新規登場した水属性テーマである「影霊衣」は、僕が最も勘弁して欲しいと思っていた、儀式召喚主体のテーマでした。
その理由は、この記事で書いたように個人的に儀式召喚が好きになれなかった事と、既に水属性の儀式召喚主体のテーマとして「リチュア」が存在していたから。
また、氷結界の三龍が元になった影霊衣の儀式モンスターは、僕が「氷結界」の二次創作・オリカで考えていた「氷結界の龍を模した鎧を身に纏った戦士」というイメージとまるっきり同じコンセプトでした。
その辺についての思うところは、こちらの記事で書いていました。

NECHの頃から、過去に情報を的中させた事のあるリーク師によって様々なウワサが流されており、その中には「氷結界の強化がある」との情報もありました。その「ウワサ」についてはこちらを参照。
しかし、実際にSECEが発売されてみると、リーク師が「嘘情報も混ぜてある」と言っていた中で、「氷結界」の強化だけがガセという最悪の結末でした。
その事と、シャークを差し置いて、非テーマであるZEXALキャラのアンナのデッキがWP枠で強化され(ちなみに、これもウワサ通りだった)一躍環境クラスにまでなった事がきっかけで完全に心が折れ、デュエリストを辞めました。
それを機に、このブログの更新数も激減したものでした。
当時の僕の心境やこのブログの今後の方針については、こちらの記事に書いた通りです。

今年は、パックを買った際の引きに関しても散々でした。
特に今年発売された弾に関しては、まるで何かの病としか思えない程トップレアのカードだけがピンポイントで当たらないという有様でした。
今年最初に買って開けたパック(LVAL・去年の11/16発売)でS・H・Ark Knightが当たった時は「こりゃついてるな!」と思ったものでしたが、そのS・H・Ark Knight(去年の一年を振り返る記事「水属性・オブ・ザ・イヤ-」とまで書いたカード)すら、その末路はこちらの記事で書いた通りです…。
他に過去の弾でトップレアクラスのものが当たったりした事もありましたが、それらは再録や改訂によって例外なく価値は下がっています。

一旦最底辺まで下がれば、後は上がるだけ・・・いくら何でも今年程悪い年などそう無いだろうと思っていましたが、次期のリミットレギュレーションを見る限り、そうでも無さそうです…。
今年の最後の方に、水属性の新規のエクシーズモンスターとシンクロモンスターの登場という一筋の希望の光が見えましたが、それもすぐにかき消されてしまう事でしょう。
でも、これからは一歩引いた目でものを見ようと思うので、クソ真面目にデュエリストをやっていた今年よりは、落胆したり怒ったりする事は少なくなるでしょう。

そして、今年一年このブログを閲覧してくださった皆様、本当にありがとうございました。
それでは、よいお年を。

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No.21 氷結のレディ・ジャスティス

今回紹介するカードは、No.21 氷結のレディ・ジャスティスです。
漫画版遊戯王ZEXAL出身のナンバーズの1体です。


No.21 氷結のレディ・ジャスティス

No.21 氷結のレディ・ジャスティス
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/水族/攻 500/守 500
レベル6モンスター×2
このカードは自分フィールドのランク5のXモンスターからX素材を1つ取り除き、
そのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊する。



初のレベル6モンスター×2で出せる水属性Xモンスターです。
しかし、このカードは自分の場のランク5のXモンスターからX素材を1つ取り除き、そのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできます。

(1)の効果は、このカードのX素材の数×1000自身の攻撃力をアップする永続効果です。
正規の方法のX召喚及び効果によって素材が2つの状態のランク5Xモンスターの上に重ねた場合は素材が2つとなるので、基本的には場に出た直後は攻撃力2500として運用する事になるでしょう。
しかし、この数値はランク5やランク6の基準で見ると決して高いとは言えず、しかもランク5・6の上に重ねてX召喚できるガイアドラグーンの攻撃力よりも100低い値です。

(2)の効果は、1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除く事で相手の場の守備表示モンスターを全て破壊する効果です。
一年以上前の水属性Xモンスターには全く存在しなかった、除去効果です。このカードが漫画で初登場した当時はまだOCGにはランク6の水属性も除去効果持ちの水属性エクシーズも1体もいなかったので、(水属性かどうかはまだ分からなかったものの)この効果を羨ましく思っていたのをよく覚えています。
しかしランク6には、表示形式を問わずに2体まで除去できるガントレット・シューターが存在します。
なので、せっかくの素材2体で出せる初のランク6水属性Xモンスターであるにも関わらず、除去に関しては大抵の場合、ガントレット・シューターで事足りてしまいます…。ガントレット・シューターがそこそこの攻守を持っているのに対し、このカードは守備力が貧弱すぎる上に効果を使うと攻撃力が1000も下がってしまう点も致命的です。
素材が2つの状態で(2)の効果を使った場合、攻撃力は1500にまで落ち込んでしまいます。
ランク6軸のデッキでガントレット・シューターよりもこのカードの(2)の効果を優先して使う機会は、相手の場に守備モンスターが3体以上いる場合御庭番のような対象を取る効果に耐性を持つカードが存在する場合、相手の場に2体守備表示モンスターがいるがX素材をケチりたい場合などごく限られます…。
能動的に使うならば、皆既日蝕の書闇の護封剣と組み合わせて使いたいです。
また、上記のガイアドラグーンは、守備モンスターを殴った場合に貫通ダメージを与える事ができます。
以上の点から、このカードを使う場合はランク6である点よりもランク5に重ねて出せる点を活かすべきでしょうか。

また、同じランク6の水属性には、水属性・ランク5に重ねて出せるクリスタル・ゼロ・ランサーが存在します。X素材の数だけ攻撃力が上昇する点も共通しています。
攻撃力の上昇率こそこのカードの方が上回っていますが、如何せん元々の攻撃力が低すぎます…。その低さたるや、素材2つの状態でさえ、素材1つだけの状態のクリスタル・ゼロ・ランサーよりも攻撃力が劣っているという有様です。
ランク5の水属性の上に重ねる場合は、そのランク5が素材を5つ以上持っていて初めて、同条件で出すクリスタル・ゼロ・ランサーの打点を上回る事ができます。S・H・Dark Knightならそれだけの素材を確保するのも不可能ではありませんが、やはり一筋縄では行きません…。

このカードは、シャークのデッキに投入するのもありだと思います。
というのも、このカードの(2)の効果はシャークのデッキ(特にランク4軸)にとって難敵となる、戦闘破壊耐性を持った壁モンスターの突破に一役買うからです。
流石に破壊そのものに耐性を持ったモンスターは除去できませんが、出されるだけで詰む事も珍しくないマシュマロン等の厄介な壁を一掃できる点は評価できます。
シャークのデッキでこのカードを出す方法としては、以下の手段が候補に挙がります。

・自分の場にいる水属性がレベル4モンスター2体だけの時にレミューリアのレベルアップ効果を使用する。
・自身の効果によってランク5(RUMやセイバー・シャークの効果を駆使して出す)の上に重ねる
S・H・Ark Knightまたはメロウガイストアストラル・フォースを使用する。

ただ、エクストラデッキがいっぱいいっぱいになりやすいシャークのデッキにおいて、このカードを入れる枠を確保するのは難しいでしょう(汗
それに加えて、メインデッキにも特定のカードを必要とする点も辛いところです。
3つ目に挙げたS・H・Ark Knightにアストラル・フォースを使うケースは、S・H・Ark Knightでは除去できない守備モンスターをこのカードで除去できる点や、効果を使わずにアストラル・フォースを使えば素材3つのこのカードを出せる点から、そこそこ相性は良いと思います。

使い辛さを案じる点はあるものの、だいたい思い描いたような形で、何よりも水属性としてOCG化されたのは嬉しいです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

キャット・シャーク

今回紹介するカードは、キャット・シャークです。
漫画版遊戯王ZEXALにてシャークが使用したXモンスターです。


キャット・シャーク

キャット・シャーク
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/水属性/獣族/攻 500/守 500
レベル2モンスター×2
(1):このカードが水属性モンスターをX素材として持っている場合、
このカードは戦闘では破壊されない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分フィールドのランク4以下のXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力をターン終了時まで元々の数値の倍にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。



アーマー・カッパー以来2体目となる、ランク2の水属性のXモンスターです。

(1)の効果として、水属性モンスターをX素材として持っている場合に戦闘破壊耐性を得られます。こちらの効果は、主に水属性のデッキで狙っていく事になるでしょう。
このカードはステータスは低いですが、水属性を素材にする事で、戦闘破壊されなくなるのは嬉しいです。

(2)の効果は、1ターンに1度、自分の場のランク4以下のXモンスター1体の攻守をターン終了時まで倍にするというものです。
このカードはレベル2なので自身を強化する事も可能ですが、たとうえ強化したところで攻守共に1000とあまりにも低いので、他のXモンスターと併用したいです。
また、相手のターンにも使用できるので、相手によるこちらのXモンスターへの攻撃を牽制する事もできます。(1)の効果による戦闘破壊耐性があれば、より有効にはたらきます。

特筆すべき点は、深海のディーヴァから海皇の重装兵をリクルートして即エクシーズできる上に、(2)の効果発動時に素材となっている重装兵を取り除くことで、その効果を発動させることができる点です。
ディーヴァから重装兵をリクルートしたり、また重装兵2体を通常召喚したりと、重装兵をX素材にし易いです。重装兵の効果は相手の場の表側表示のカード1枚を破壊する効果であり、特に使う機会は多いです。
同じ事はアーマー・カッパーにも言えますが、あちらとは違いこのカードはフリーチェーンで重装兵のモンスター効果をフリーチェーンで発動できます!
上で書いたようにこのカード自身も(2)の効果に対応しているため、発動に困る事はありません。自身の強化そのものは微々たるものでしかありませんが、重装兵によるフリーチェーンの除去を撃てると考えれば強力です。

このカードの悩みは、漫画版での使用者であるシャークのデッキでは使えないに等しい点です。
というのも、漫画版ではこのカードはバハムート・シャークの効果でエクストラデッキから特殊召喚されただけであり、シャークの使用カードだけでこのカードをX召喚する事はできません
OCGではバハムート・シャークの効果で特殊召喚したところで、効果無しも同然なのも虚しいです。ランク3ではないのでFA-ブラック・レイ・ランサーを上に重ねる事もできません。
どうしてもシャークのデッキでX召喚したいなら、ランク3軸のデッキにアトランティスを入れるなり、素早いマンボウEMソード・フィッシュといったレベル2の魚族を混ぜるなりしなくてはなりません。
また、アーマー・カッパーと同様に水属性との種族面でのシナジーが皆無に等しいのも辛いです。
獣族・ランク2のXモンスターとして見ても、既にレベル2軸の【獣族】においては不動のエース言っても過言では無い存在である古狸三太夫がいます。それでも、(2)の効果で古狸三太夫などの打点を強化できるので、共存はできると思います。

シャークの使用カードですが、シャークのデッキではなく水属性やランク2エクシーズ主体のデッキにおいて戦力となるカードです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

オリカ

漫画版で登場したBFのカード達は、「作者の考えた最強のBFオリカ」という様に言われていました。
それには、作者の佐藤雅史先生がOCGでBFデッキを使っていたという背景があります。そんな「BFを知り尽くした人」が作るカードなのだから、それはもう非常に的を得た、BFにとってこの上ない戦力となり得るようなカードの数々でした。
更に漫画でクロウが出た頃にはBFは環境トップでした。そんな折に出た漫画版オリジナルのBFは、僕にとってはまさに鬼に金棒どころか機関銃を持たせるような凶悪カードとして写っていました。
そして僕は「絶対OCG化されないでくれ」「むしろOCGされないだろう」とさえ思っていました。

しかし、時は経ってBFは環境トップでは無くなりました。
インフレが進みBFに勝るとも劣らないようなデッキが次々と登場した事から「もはや脅威ではない」と見なされたのか、規制されていたBF関連のカードは全て緩和され、
更にその後にはこれまでOCG化されていなかった漫画版のBFまでOCG化されました。
しかも、最近になってOCG化された漫画版出身のBF達は、先にOCG化されていたBF達とは違い漫画版と比べてほとんど弱体化されていません。
これらのOCG化には、今や「時代の流れを感じる」「よく耐えよく頑張った」と、むしろ歓迎ムードすら漂っています。
しかし、全盛期の頃にBFにコテンパンにやられ続けたり、BFに負けたテーマを使っていた身としては心底穏やかではありません…。

作者の佐藤先生がオリカとして考えていたであろうカードが、実際にOCG化されたというのは羨ましい限りです。これからオリカを前面に押して行こうと考えている身としては、まさに究極の到達点です。
僕が動画内で「影霊衣の儀式モンスターが、僕が二次創作で考えていた「氷結界の龍の力の宿った鎧を纏った戦士」というイメージとそっくりそのままだった」と愚痴った際に、マジでなのか冗談半分でなのかは分かりませんが「自分が考えていたものが現実になって良かったじゃん」というコメントがいくつかありました。
しかし、それに関しては「氷結界」でなければ何の意味もないというのが僕の答えです。
例えば、「レベル4・攻撃力1800で戦闘ダメージを与えた時にテーマ内のカードをサーチできる効果」を持った水精鱗のオリカを考えていた人が、(水精鱗が好きでヒロイックは全く知らないとして)ヒロイックにおいてまさにその通りの効果を持ったハルベルトを見て喜ぶでしょうか。
それと同じで、いくら設定的に血を引いていようともOCGでは「氷結界」と「影霊衣」はあくまで別物なのです。まあ属性は同じですが。

このブログの方向性の一つとして「オリカ」というものを宣言した時には内心で「誰に何と言われようとも、僕の最強のオリカを作り続けてやる」と意気込んでいたものですが、
早々に本物の最強オリカがOCG化されたのを目の当たりにしてつい感傷的になってしまいました。

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終焉

2015年1月からのリミットレギュレーションでは、、11/09/01に制限復帰した際には僕が「絶句」「悪夢」とまで揶揄したカード、あの大嵐が再び禁止カードに指定されます。ただしその入れ替わりに、より凶悪なカードが復帰するという形で。
そのカードは、初めて禁止カードが導入された04/03/01からずっと禁止カードに指定されていたハーピィの羽根帚です。大嵐にはまだ、自分が伏せたカードも吹き飛ばしてしまうというリスクがありましたが、ハーピィの羽根帚にはそれすらもありません。
極め付けには、ヒステリック・サインによってサーチまでできてしまいます
以上の点から、このハーピィの羽根帚というカードは、入れ替わりに禁止になった大嵐の上位互換みたいなもんです。専用メタカードにグリフォンの翼がありますが、そんなもん気休めにもなりません。
同じく今回のリミットレギュレーションで禁止から復帰するカードはエラッタがかけられているのに対し、羽根帚はエラッタすらかけられていません。「(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。」。それ以上でもそれ以下でもありません。

さて、エラッタがかけられて復帰するカードがあると書きましたが、その中には水属性のキラー・スネークの名前もあります。
他の現禁止カードが、エラッタで使用回数や条件に制限かかけられているのに対し、キラー・スネークは回数に加えて「除外される」というデメリットまで追加されてしまいました。
従来の効果のままでさえ、現禁止カードの中では「復帰はあり得るのでは?」と言われていた(ように思う)のに、何故キラー・スネークに限って、文字通り目に見えて弱体化してしまったんでしょう…。
「エラッタされての復帰組」の中には、これまで禁止カードの代名詞みたいな存在だった混沌帝龍までいます。しかし、僕が「何かエラッタされれば間違いなく復帰できる」と踏んでいた同族感染ウィルスは、エラッタも無ければ復帰もしていません。
正直、これ程インフレしているならばエラッタ無しで復帰しても問題ないとさえ思うのですが。
エラッタされたとはいえ、「これを差し置いて混沌帝龍が復帰した」というのは何とも言い難い気分です。
そして、こんなエラッタがまかり通るなら、なぜ氷結界の龍にシンクロ素材の縛りを追加してくれなかったのか…。

キラー・スネーク以外にも、水属性では海皇の竜騎隊が制限から準制限に緩和されています。しかし、同じく制限のディニクアビスは未だに緩和されません
正直、竜騎隊よりもディニクアビスの緩和の方が現実的だと思っていたのでこれは意外でした。
それにしても、今の環境トップのテーマがあまりにも強すぎるためか、水精鱗よりも後の時代に活躍したネブラディスクや、前の時代に活躍したホーネット召集の聖刻印までもが緩和されているのに、何故ディニクアビスは一向に緩和されないのか…。
(ちなみに、ここで名前を挙げたカードは、ホーネット以外は皆ディニクアビスと同じくサーチ効果を持ったカードです。)
復帰組で言えば、今回無制限になったヒーローアライブなんて、規制されていた頃よりも絶対に強いだろうに…。

いくら僕はデュエリストを辞めたとはいえ、辞めてからそんなに時期が経っていないからという事もありますが、次の環境が当分クリフォート一強になる事は手に取るようによく分かります。
環境トップだった影霊衣や儀式関連が規制強化される中で、影霊衣に次いで結果を残していたクリフォートの関連カードや相性の良いカードが何一つ規制強化されていないのですから。大嵐とハーピィの羽根帚の入れ替わりも、ペンデュラムを軸とするクリフォートにとってはプラスでしょう。

デュエリストを辞めたのでいくらか楽観的に見る事ができますが、かと言って復帰したくなるような環境とはとても言えません。むしろ「一足先に辞めてて良かった」とさえ思います。
伏せカードはハーピィの羽根帚に一方的に潰され、混沌帝龍によるリセット+バーン効果も飛んで来る・・・開闢&大嵐の復帰の時の比では無いレベルの地獄絵図です。
本当に、「逃げるが勝ち」とは良く言ったものです。

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OCG化決定

PREMIUM PACK 17にて、漫画版ZEXALでシャークが使用したエクシーズモンスターであるキャット・シャークのOCG化が確定しました!
キャット・シャークと言えば、アーマー・カッパーが出るまでの間に「OCG化されて欲しい」と記事で書いた事がありましたが、そのアーマー・カッパーから遅れる事2年、漫画版で登場してからはもっと時期が経っていますが、ここに来てようやくOCG化されました。
僕がキャット・シャークのOCG化を望んでいた最大の理由は、深海のディーヴァから海皇の重装兵をリクルートして即エクシーズできる上に、効果発動時に素材となっている重装兵を取り除くことで、その効果を発動させることができるランク2の水属性エクシーズが欲しかったからでしたが、キャット・シャークは水属性のようで何よりです。
あと、No.21 氷結のレディ・ジャスティスも水属性と確定して嬉しいです。

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オリカを作ってみる

オリカを1枚考えてみます。
Googleで「氷結界」で検索すると嫌でも目に付く名前という事で、氷結界の龍 ロンギヌスという名前のカードを作ってみます。アーティファクトなんて知らない
Googleで画像検索すると出てくる「氷結界の龍 ロンギヌス」の画像(ガセ)はランク4のエクシーズモンスターですが、それから脱却する意味も込めて、今回はシンクロモンスターとして作りたいと思います。

いくら氷結界を強化してあげたいと言っても、「効果:自分はデュエルに勝利する」とかだとあまりにも味気が無さすぎるので、いくつかコンセプトを考えた上でオリカを作っていこうと思います。
今回のオリカを作るにあたって、以下のコンセプトを柱としました。
・現在遊戯王OCGにはいない、水属性・レベル8のシンクロモンスター
・「氷結界の氷結界による氷結界のためのカード」を目指す
・「足りない」と思う様なものを中心に、「氷結界」に関する効果を詰め込む

そんな訳で作ってみたのが、以下のステータスのカード。


氷結界の龍 ロンギヌス
シンクロ・効果モンスター
星8/水属性/ドラゴン族/攻2600/守1850
水属性チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
「氷結界の龍 ロンギヌス」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードS召喚に成功した時、
このカードのS素材としたチューナー以外の「氷結界」モンスターの数まで
相手フィールド上のカードを選択して持ち主のデッキに戻す事ができる。
(2):自分のデッキから「氷結界」モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
(3):戦闘または相手の効果でこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。
自分の墓地からレベル4以下の「氷結界」モンスターを2体まで特殊召喚する。



「氷結界に足りないものは」と言われると、やはり真っ先に「展開力」が思い浮かぶので、リクルート効果と蘇生効果を付けてみました。
ただ、「効果を詰め込む」と言ってもあまりにも多く詰め込みすぎると、他のオリカを作る必要性が無くなってしまうので、詰め込みの加減には気を付けたいです。
反省点は、氷結界に拘りすぎたが為に、せっかくの水属性・レベル8のシンクロモンスターにも関わらず氷結界以外の水属性のデッキではほぼ機能しない点です。
まあ、今後オリカで他の水属性デッキでも使えるような水属性・レベル8のシンクロモンスターをバンバン作っていけばいいのですが(笑
あと、素材縛りは付けたものの、レベル8のドラゴン族シンクロモンスターという事で、アルティマヤ・ツィオルキンの効果で出せてしまう事も考慮になければなりません。ブリューナクの様に海竜族にするという手もあるでしょうか。

今後オリカを作っていくとい共に、これまでに作ったオリカにも調整を加えていきたいです。

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影霊衣の時代

今、環境で猛威を振るっているデッキは【影霊衣】です。
他にも入賞しているデッキは色々とありますが、最も勢いのあるデッキは、やはり【影霊衣】となります。

さて、僕は今までこのブログの記事で影霊衣に対して、あまり良いように書いていませんでした。
新規の影霊衣のカードの情報が明らかになっていった際には、喜ぶのではなく逆に嫉妬の様な感情を抱いていた程です(この事は記事では書いていませんでしたが)。
しかし、今【影霊衣】のデッキがほぼ独占状態で大会で結果を残している事に関しては、特に何も思っていません
むしろ、どちらかと言えば喜ばしい自体だとすら感じています。

影霊衣の情報が出た頃にはこのブログの記事で、「新しい水属性のテーマが出たとしても、儀式メインはごめんだと思っていたのにまた儀式か…」「儀式モンスターのデザインが自分が考えていた「氷結界」のオリジナルモンスターそっくりそのままだった」と、良く思わないような書き方をしていました。
一方で、【影霊衣】デッキに関しては「環境トップなって貰わなければ困る」とも思っていました。
設定上の繋がりを感じさせるにも関わらず「氷結界」でも「リチュア」でも無い新テーマだった「影霊衣」は、まさに「氷結界」と「リチュア」という屍の上に成り立っており、環境トップなって貰わなければ氷結界もリチュアも浮かばれないと感じていました。
そしてその影霊衣が今、環境トップにいるのです。
ダイヤモンド・ダストが出て以降、水属性のデッキの環境トップ入りは二度と無いだろうと思っていただけに、儀式や影霊衣に対する好き嫌いを度外視すれば、水属性好きとしても「夢の様な事態」なのかなぁと思います。そして、そんな環境の中でデュエリストを辞める事ができるのも…。
まぁ、影霊衣は組んだ事が無かったし、相手にするのもごめんだとは思っていましたが(笑

しかし、遅かれ早かれいつの日か影霊衣が環境から姿を消す日がいずれ来る事でしょう。
それが【影霊衣】関連のカードの規制によるものか、【影霊衣】をはじめとした今の環境トップよりも更に強いデッキが新たに登場する事によるものなのかは分かりませんが。
第9期になって以降顕著になったインフレ…そして今その頂点にいる影霊衣。それを更に上回るパワーインフレがいずれ起こる事でしょう。それによる遊戯王OCGというゲームそのもののパワーバランスの崩壊を危惧している人もいるでしょうが、僕は別に何も感じません。
水属性にだけ専用の全体除去+バーン効果を持った通常罠を出し、ちょっと強い水属性が出たと思えばすぐにもっと強いカードを出し、「氷結界」を龍の踏み台の無能程度にしか考えず、WP枠の強化で神代兄妹のデッキを省いたカードゲームなんて、もうどうにでもなってしまえ。
たとえパワーインフレによってゲームバランスが崩壊したとしても、それによって衰退したとしても、俺、デュエリストじゃないし~。

「最後にやっていた頃の環境トップは、水属性のデッキだった」…その事実だけでも僕は大往生です。

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影霊衣の舞姫

今回紹介するカードは、影霊衣の舞姫です。
「影霊衣」に属する下級モンスターです。


影霊衣の舞姫

影霊衣の舞姫
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1600/守 800
「影霊衣の舞姫」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
「影霊衣」儀式魔法カードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できず、
自分フィールドの「影霊衣」儀式モンスターは相手の効果の対象にならない。
(2):このカードが効果でリリースされた場合、
「影霊衣の舞姫」以外の除外されている自分の「影霊衣」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。



(1)の効果は、このカードが場に存在する限り適用される、影霊衣の儀式モンスターをサポートする永続効果です。
まず、影霊衣の儀式魔法に対して相手は魔法・罠・モンスター効果を発動できなくなるという効果のおかげで、安全に影霊衣の儀式召喚を行えるよになります
更に、場に出た後の自分の影霊衣の儀式モンスターに対しても、相手の効果の対象にならなくなるという強力なサポート効果を有しています。
儀式モンスターにしか対応していないものの、氷結界で言うところの御庭番の強い版みたいな効果です。特に、対象を取るモンスター効果にも対応しているのが偉大に感じます。

(2)の効果は、カードの効果でリリースされた場合に、同名カード以外の除外されている影霊衣1体を手札に加えるという効果です。
主に、儀式召喚のリリースコストにされた際に効果を発動する事になるでしょう。
儀式魔法の効果などで除外されたモンスターも、この効果によって回収できてしまいます。
ただし、「影霊衣の舞姫」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できません。

このカードの属性・種族・攻撃力・守備力はリチュア・エミリアと一致しており、容姿の特徴にも共通点が見受けられますが、今のところ関連性は不明です。
ただし、同じようにリチュア・アバンスとの類似点が見受けられる影霊衣の大魔道士がすごい老人の姿になっているのに対し、このカードの容姿はエミリアとそんなに違わないように見えます。

さて、このカードの名前は「影霊衣の舞姫」。「(テーマ名)の舞姫」というネーミングは、ものの見事に氷結界の舞姫と被っています
このカードや大魔道士がエミリアやアバンスと同一人物や子孫だとすると、氷結界の血を引いている事になりますが…。
「名前が似てて、設定的にも繋がりがあるけど、ステータスやカテゴリは別物」という点は、まるで紫炎の影武者六武衆の影武者の様です。後に出た方が、(登場当時の)環境トップデッキに生を受けた点も共通しています。
ただ、六武衆の影武者が明らかに紫炎の影武者を意識したようなデザインだったのに対し、このカードには氷結界の舞姫を意識したような点は見受けられません。
髪の色は全然違うので、氷結界の舞姫と血縁関係がある事は考えにくいです。そもそも舞姫自体が時系列や勢力など、設定が一切明らかにされていないため詳細が分からないのですが。
「氷結界」と「影霊衣」の実力差やイメージ、そしてリチュア・エミリアの人気の高さから、今後遊戯王界隈で「舞姫」と言えばこのカードという印象になる事は想像に難くありません。せっかく、シンクロ以外の氷結界の中では一番人気が高かった(ような気がする)舞姫だったのに…。
先出の「舞姫」であるはずの氷結界の舞姫が忘れ去られて行くかもしれないというのは物悲しいです。


今後このブログでは基本的に、単に「舞姫」と書いた場合は氷結界の舞姫の事を指し、このカードについて触れる場合には「影霊衣の舞姫」と記述する事とします。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

鳥獣族ブーム

最近、遊戯王OCGにおいて鳥獣族が活発になっているような気がします。
アニメ5D's出身で、闇属性・鳥獣族テーマで、規制されていたカードが全て緩和され、トライブ・フォースに再録され、CPL1やPP17で新規まで貰えたBF(ブラックフェザー)、ARC-Vで新たに登場した闇属性・鳥獣族テーマのRR(レイド・ラプターズ)、そして原作及びアニメDM出身で、TFSPの攻略本で新規カードが登場する、伝統あるテーマであるハーピィ…。
この様は、まさに「鳥獣族ブーム」と言っていいでしょう。

しかし、その「鳥獣族ブーム」から省られている鳥獣族群が存在します。
それは、遊戯王ZEXALにおいて神代璃緒(メラグ)が使用した水属性・鳥獣族のカード群です。
他の鳥獣族が強化されるだけでなく、多くのZEXALのキャラのデッキがWP枠で強化され、中には環境クラスになるものも少なくない中で、璃緒のカードはまるで強化される気配がありません。
水属性・鳥獣族は璃緒のカードが出るまで1体も存在せず、数が非常に少ないです。璃緒の使用カード以外で出たのも、WP枠ではなく、「コンマイ語」の事しか話題にならないシレーヌ・オルカ1体だけです。
せっかく「鳥獣族・水属性モンスター」を指定した効果を持っているブリザード・サンダーバードまで出ているというのに…。
SECEで宝玉獣やヴォルカニックやアンナのカード等、アニメキャラの使用デッキが強化された事について、「TFSPに合わせているのでは?」という説が聞きうけられますが、それじゃあカードが少ない上に強化もされない璃緒は一体何なの?

以下、余談。
僕は自分が使っている以外のテーマが登場・強化され、それが強いカードだった時には嫉妬を感じていたのですが、SECEで登場したRRに関しては逆に、あまり強くなくて嫉妬のような感情を抱きました
というのも、「RRというテーマが登場し、あまり強くない」というのも、このブログで何度か話題にしていたウワサにあった内容でした。
ウワサ無しにしても「RRはイマイチパッとしない」というような声は今の段階では実際によく見受けられ、それを見る度に「こんなのまで的中して、本当に氷結界の強化だけがガセだったんだなぁ・・・」と思ってしまうのです。
また、今の段階でRRを「あまり強くない」「パッとしない」という声に対しては、いずれ強化されると分かりきっているテーマを捕まえて一体何を言っておるんだと言いたくなります。
RRはアニメ出身なのでアニメで出て強化される事はもちろん、ARC-VのキャラのカードはOCGでオリジナル枠があったり、ZEXALのキャラのデッキのようにアニメ放映終了後にWP枠で強化される事もあり得ます。
少なくとも、璃緒のカードや影霊衣以外の水属性のテーマよりは遥かに未来があると思います。

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青天の霹靂

今回紹介するカードは青天の霹靂です。


青天の霹靂

青天の霹靂
通常魔法
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
元々のレベルが10以下の通常召喚できないモンスター1体を、
召喚条件を無視して手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、
そのモンスター以外の自分のカードの効果を受けず、
次の相手エンドフェイズに持ち主のデッキに戻る。
このターン、自分はモンスターを通常召喚・特殊召喚できず、
相手が受ける全てのダメージは0になる。



SECEのスーパーレアで登場した魔法カードです。
相手の場にモンスターが存在し自分の場にモンスターが存在しない場合に発動でき、元々のレベルが10以下の特殊召喚モンスター1体を、召喚条件を無視して手札から特殊召喚する効果を持っています。
ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、そのモンスター以外の自分のカードの効果を受けず、次の相手エンドフェイズに持ち主のデッキに戻ります。
また、このターン、自分はモンスターを通常召喚・特殊召喚できず、相手が受ける全てのダメージは0になるというデメリットもあります。

場に出すのに何らかの条件を要する特殊召喚モンスターを簡単に出せるようになるカードです。
ただし、このカードと特殊召喚するモンスターの2枚の手札を消費します。正規の方法で特殊召喚のとどちらが効率的かは、状況やモンスターの特殊召喚条件にもよるでしょう。
また、数々のデメリットから、呼び出したモンスターの使い方はごく限られ、「モンスター効果を使う」「相手モンスターを殴り倒す」「(次の相手エンドフェイズまで)壁にする」位です。

水属性においては、数いる儀式モンスターを特殊召喚するのに使えます。
リリース等のコストを必要としないため、儀式魔法を使って儀式召喚するよりも低いコストパフォーマンスで儀式モンスターを展開する事ができます。
ただし、このカードによる特殊召喚は儀式召喚扱いではない為、儀式召喚成功時に発動する効果を持つモンスターの効果を使用する事はできません。

儀式モンスター以外では、アクエリアフェンリルムーラングレイスネオダイダロスといったモンスターを特殊召喚できます
ムーラングレイスを特殊召喚し、効果によって相手の手札を2枚ハンデスできれば、ハンドアドバンテージにおいて2:2交換となります。
ネオダイダロスを特殊召喚し、効果を発動すれば、お互いのフィールドと手札を全てリセットできます!
このカード、ネオダイダロス、「海」と3枚ものカードが必要となりますが、どうせ全て吹き飛んでしまうので消費は気になりません。
ただ、これらのモンスターを出す場合にもデメリットが響いて来ます・・・。
ムーラングレイスの場合、次の相手のエンドフェイズ時にデッキに戻るので、ムーラングレイスのデメリットによって次の自分のターンにバトルフェイズが行えなくなってしまいます。このカードの相手のダメージが0になるデメリットも含めて、実に2ターン連続で攻めが遅れてしまう事になります。
ネオダイダロスについても、デッキに戻るので「リセット効果を使っても自身は場に残る」という利点がかなり薄れてしまいます。

そして特筆すべき点として、このカードは現状ではE・HERO バブルマン・ネオを特殊召喚できる唯一のカードなのです。
バブルマン・ネオは特殊召喚するのに突然変異が必要としますが、その突然変異が禁止になってからは、どうやってもモンスターカードゾーンに出す事ができませんでした。
しかし、特殊召喚モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できるこのカードによって、実に7年以上の時を経てモンスターゾーンに出せるようになりました!

何だかんだでロマンのあるカードだと思います。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

最後の一枚 SAFE ZONE

去年発売されたデュエリストセット Ver.ライトロード・ジャッジメント&マシンギア・トルーパーズのデッキ構築用パックに収録されていたカードが、最近数多く再録されている気がします。
この内容は、ブログが更新できたならトライブ・フォースの頃に書こうと思っていましたが、今日発売のストラクチャーデッキ「シンクロン・エクストリーム」でも、更に数多くのカードが再録されました。
まさに怒涛の勢いと言っても過言では無い程の再録率と再録ペースです。それだけ、デッキ構築用パックには強力なカード・汎用性の高いカードが収録されていたのだという事が浮彫になります。
しかし、目ぼしいカードが次々と再録されていく中で、未だに再録されていないカードが存在します。

安全地帯

それが、安全地帯です。
Ver.ライトロード・ジャッジメント&マシンギア・トルーパーズの商法を知った時に、「激怒」という記事名まで使って書いた記事で、真っ先に名前を挙げていたこのカードが、未だに再録されていないのです。
安全地帯は、EXVCのレアカードの中でもあからさまに当たり難い上に、レアにしては高い価格を誇るカードです。レアリティの割には、シングル買いでも気軽に手を出せるようなカードでは無いです。
同じように再録されていたカードが次々と再録されていく中で、何故このカードに限って…。
ちなみに僕は、マシンギア・トルーパーズを計2箱買っていますが、先に買った方には安全地帯が入っていましたが、後に買った方には入っていませんでした…。

氷結界には安全地帯と相性が良さそうなカードがありますが、どれだけ相性が良いステータスだったとしても、安全地帯そのものを持っていなければ何の意味もありません
こんな感じの内容の記事をいずれ書こうと思っていましたが、お蔵入りとなりました。デュエリストの感が残っている間に、気が向いたら書くかもしれませんが。

ちなみに、この記事のタイトル(遊戯王5D'sの第146話のタイトルのパロディのつもり)とは矛盾しますが、遊星が使用したカードでVer.ライトロード・ジャッジメントのデッキ構築用パックに収録されていたADチェンジャーは「シンクロン・エクストリーム」に再録されていません(笑

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ジャンル : その他

運否天賦

僕の弟の引きの良さが留まるところを知りません。
これまでこのブログでも何度か書いているように、パック買いで天性の「神引き」を披露する事のあるうちの弟。
再販されたトライブ・フォースのパック買いにおいても、その引きの強さを遺憾なく発揮しました。
下の画像が、今のところ弟が買ったトライブ・フォースの全パックの開封結果です。上2枚が再販前、下2枚が再録後にパックのカードの写真です。

トライブフォースパック開封結果

2回目以外は全て、2パックに1枚の割合でキラカードを引き当てています
ちなみに、この前にもSECEを6パック買って3枚が光物(しかも当たったカード自体もグングニールの影霊衣(レリーフ)、メタファイズホルス(ウルトラ)、スペリオル・ドーラとどれも実戦級と思われるものばかり)という快挙を成し遂げていました。
この男にとってはもはや、キラカードなどパック買いすれば当たる位の感覚なのでしょうな…。
かつての自分のブースターSPの引きと比較すると、本当に同じパックを買っているのか?と疑いたくなります。そして、本当に僕と弟は同じ血を引いているのか?とも(笑

弟が当てたカードの内、キラカードのみ12/5現在のレート遊戯王☆カード検索での平均価格)に換算してみると…。
4度に渡るパック買い全てにおいて黒字で、キラカードのレートの合計をパックの総額(税抜)で差し引いてみると、実に8000円もの利益を得ている計算になります。
全くとんでもない奴です。

僕はこれまで「最近の弾のトップレアカードが当たらない」と何度か書いていましたが、それらの弾はいずれも弟は買っていませんでした。つまり、弟が買っていればいくらかは当たった可能性も…。
僕がトップレアクラスのカードは箱買い単位で当たるか当たらないかなのにも関わらず、うちの弟は平然とパックで当てて来るのです。
「一度でいいから、1枚2000円以上もするカードをパックで当てたいよー」と叫びたいと思った事は何度かありましたが、僕はそれを成し遂げる事もなくデュエリストを辞めました。
よく考えればそんなカード、弟程の「天性の運」でも無い限り、当たる訳無いし。

思えば、前々から僕と弟の「引きの良さ」には随分と差がありました。
僕はDTでブリューナクドゥローレントリシューラを当てるのに非常に苦労したという事をこれまで書いた事があったかもしれませんが、弟はどれも割とすんなりと当てました。しかも、ドゥローレンはシクレア、トリシューラは何枚か当てて来るというオマケ付き。
本格的に遊戯王のパックを買い始めた頃の引きからして、弟は初のホログラフィックレアカードだったレインボー・ドラゴンを引き当ててきたのに対して、
僕が初めてパックで引き当てたキラカードはというと、ファイルに付いていたパックで当たった鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴンでした。ちなみにサイバー・ダーク・ドラゴンのカードはそのファイルにも付属していました(笑
それを除けば、初めて当てたキラカードは、デュエリストパック-ヘルカイザー編-のウルレアのヘル・ドラゴンでした(汗

これまで僕の弟は、トライブ・フォースやSECE以外にも、PTDN、SOVR、新BE1、CBLZ、EP12といった弾において「神引き」としか言いようのない引きを披露してきました。
しかし、それだけの素晴らしい引きをしているにも関わらず、自分の引きの良さを自覚・自慢しているのは新BE1での引き位です。
CBLZに至っては、最低限の出費で高レートのカードを立て続けに当てたにも関わらず、感想を聞くと「(レートの低めの)自分が使いたいと思っていたキラカードが当たらなかったのが不満だ」と答えたのみでした。(ちなみに、そのカードは後に150円のオリパであっけなく手に入ったものの、その頃には既に使おうと考えていたデッキをばらしてしまっていました)
自分の引きの良さを鼻に掛けるでもなく、引きの良さに味を占めて過度に買い足していく訳でもなく…こういう人間にこそ、本当に幸運が訪れるんでしょうな。

パックの引きの運だけでなく、使っているカードやデッキの境遇の差も大きいです。
僕の弟は、主力として使っている3つのデッキの内2つが第9期になってから強化されたという充実ぶりです。しかも残り一つも元環境トップのデッキであり、一時期規制されていたカードも緩和されているので、相対的にはプラスになってきていると言えます(ちなみにそのデッキが一番使用期間が長い)。
一方の僕は、第9期になってから数多のテーマやデッキが強化されたにも関わらずそれらとは全く無縁新しい水属性テーマが最も望んでなかった儀式だった数あるウワサの中で氷結界の強化だけがガセだった、と悪い事だらけでした。
「見事に悪い方にばかり行く」というのは、考えようによっては強運と言えるのかもしれませんが、弟の様なプラス方向の強運とどちらが「良い」かと言われれば一目瞭然です(汗

遊戯王をやるにあたって重要な要素の一つであろう「運」。僕の弟には天性とも言うべき強運が備わっている一方で、僕にはそれがありませんでした。

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ジャンル : その他

オリカの方向性

今後オリカを考えるにあたって、いくつかのテーマやデッキについての抱負を示してみたいと思います。


■氷結界
全体的に力不足を感じるテーマですが、既存のカードを活かせるようなカードも考えていきたいです。
もちろんシンクロやエクシーズ、ペンデュラムも増やしたいです。特にレベル8の水属性シンクロモンスターはまず間違いなく作ります。
ただ、「氷結界の龍」については3体だけと確定しているので、既存の氷結界モンスターのリメイクや強化形態のようなものや、氷結界の聖獣方面に拡張していくのもありでしょうか。
それでも、あまりにもGoogleでよく見かけすぎるので「氷結界の龍 ロンギヌス」位は作ってみてもいいかなぁとは思い始めていますが。アーティファクトなんて知らない。
効果については、氷結界は場に複数体並べる事で真価を発揮するものが多いので、展開力を補助するカードは必要不可欠だと思います。
その分、除去されると悲惨なので、それを逆手に取って「フィールド上から離れた場合に発動する効果」を持ったカードを考えていくのも面白いかもしれません。
以前の記事のコメントにもあったように、設定上関わりのあるリチュアや影霊衣のカードを意識したようなデザインのカードもありだと思います。

■水精鱗
レベル3は精霊関係、レベル4は実在の水棲生物、レベル7は巨大水棲生物、エクシーズモンスターは神話関係から名前が取られています。
なので、それらについて調べて、既存のものの傾向も掴んだ上で新しいカードの名前を考えたいです。
罠カードには「アビス」と「ス」から始まる単語を掛け合わせたものが多いですが、パッと思い浮かんだ違和感のない様な名前は「アビスラッシュ」位です(笑
水精鱗サポートの魔法カードは、これまで「アビスケイル」の装備カードしか出ていません。他の魔法も作るか、アビスケイルに拘るか悩みます。
公式の投票で、今波に乗ってるBFにまるで公開処刑の様に敗れただけに、海皇やジェネクス無しでもせめてBF級には戦えるように考えたいです。

■シャーク
他のZEXALキャラのWP枠のカードを参考に、容易にアドバンテージを取れる効果を複数内蔵したカードを考えていきたいです。
また、S・H・Ark Knightカステルとを差別化できるようにも図って行きたいです。ダブルフィン・シャークセイバー・シャークの効果発動後のデメリットは、時に痛く感じる事もありますが、S・H・Ark Knightをカステルと差別化できる貴重な要素の一つであると考えています。

■璃緒
「水属性・鳥獣族」という縛りで強化を考えます。
現状では他のZEXALのキャラのデッキと比べると色々と足りなさすぎますが、オリカ制作においては逆にその分色々と作り甲斐があるという長所になります。
下級モンスターの名前は「氷雪関連の単語+鳥関連の単語」という傾向が強いので、そんな感じの名前で考えていきます。既存のものでも既にブリザード・ファルコンブリザード・サンダーバードが被っているので、単語の重複はあまり気にしません。
一方で、エクシーズモンスターや霊水鳥シレーヌ・オルカのような変則的なモンスターの名前は、どんな風に付けようか悩みます…。
既存のカード、特にブリザード・サンダーバードやシレーヌ・オルカとのシナジーも考慮したいです。シレーヌ・オルカとのシナジーを意識して、魚族に関する効果を持ったカードも増やすかもしれません。


ハルベルトロンゴミアントデリックレーン等、僕がオリカとして考えていたような効果を持ったカードが実際に出たりしているので、新弾が出る前にサッサとオリカの記事を書きあげていきたいものです。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

最後の「希望」

漫画でシャークの新たなナンバーズが登場しました。
その名もNo.37 希望織竜スパイダー・シャークです。八雲から託された「白紙のナンバーズ」のカードからシャークが生成したナンバーズです。


No.37 希望織竜スパイダー・シャーク

No.37 希望織竜スパイダー・シャーク
ランク4/攻2600/守2100



2体のレベル4モンスターを素材にエクシーズ召喚された、ランク4のナンバーズです。
「スパイダー」と聞くと八雲の使用するナンバーズを連想しますが、このカードはよく見るとバハムート・シャークナイトメア・シャーク等の漫画版のシャークの使用カードに似た特徴が見受けられます。
また、ランク・素材数・攻撃力・守備力がバハムート・シャークと一致しています。

WP枠の強化に恵まれなかったシャークにとっては、まさに最後の希望と言えるカードですが、その効果は…


スパイダー・シャーク効果

オーバーレイ・ユニットを1つ使い相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を1000ポイントダウンさせる。


......( ゚д゚)


シャークの使用するエクシーズモンスターに多かった、攻撃力を変動させる効果です。
漫画版ではキャット・シャークに続いて2体目ですが、そのキャット・シャークは未だにOCG化されていません。

ロンゴミアントやスペリオル・ドーラといった、WP枠で新規登場した、圧倒的な火力と耐性を持ったナンバーズを見た後だと見劣りが凄まじいです…。
シャークが使用した相手の攻撃力をダウンさせる効果を持ったナンバーズには、既にシャーク・ドレイク・バイスクリスタル・ゼロがいます。
シャーク・ドレイク・バイスは同じランクながら出し難さと効果の発動しにくさが段違いですが、相手モンスターの攻守を0にできます。
ランクは違うものの、攻撃力が2000より上のモンスターを弱体化させる場合には、クリスタル・ゼロの効果の方が有効にはたらきます。
このカードの特長は、対象を取らずに相手のモンスター全てを弱体化できる点でしょうか。
また、この効果によってアクア・ジェット無しでも単体で攻撃力3600までのモンスターを戦闘で対処できるようになります。
これまでの経験から、バハムート・シャークと同じ素材でこれらの運用が可能なのは結構ありがたいとは感じますが、これだけではWP枠で強化されなかった穴を埋められる程には至らないでしょう…。

漫画版ZEXAL出身のカードは結構いい感じでOCG化されるというイメージがありますが、このカードは果たしてどうなるやら。
ただ、漫画版のシャークの使用カードや、白紙のナンバーズから生成されたカードのOCG化率がすこぶる悪いので、OCG化されるかどうかがまず怪しいですが…。
そもそも水属性なのかどうかもまだ分かりません。

テーマ : 遊★戯★王
ジャンル : アニメ・コミック

プロフィール

ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

X(旧twitter)アカウント
@zrtm_IceBarrier

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