残酷な真実
そこでノミネートされたカード・テーマは、いずれも後に登場したカードで何らかの動きがあります。
そこで、各候補が後に登場した弾やカードにどのような影響を与えたのか、(あくまで予想ではありますが)振り返ってみます。
EP14のカードの名前を挙げている項目もありますが、一応投票が行われたのはこれらのカードが海外で先行登場してからEXTRA PACK-KNIGHTS OF ORDER-で来日するまでの間の時期だったという事で入れています。
友情YU-JYO・・・原作やアニメ遊戯王DMを意識した商品展開(決闘者の栄光-記憶の断片-など)
墓守・・・墓守の異端者
宝玉獣・・・SECEのWPでの強化
霊使い・・・憑依解放によるカテゴリ化
ジャンク・シンクロン&ウォリアー・・・ストラクチャーデッキ「シンクロン・エクストリーム」
魔界のデスツアー御一行様・・・魔界発冥界行きバス
五竜(ファイブドラゴンズ)・・・アルティマヤ・ツィオルキン
FNo.0 未来皇ホープ・・・NECHのWP枠でのOCG化
ガガガガンマン&ガガガザムライ・・・NECHのWP枠でのOCG化(ガガガザムライ)、TRC1での再録(ガガガガンマン)
伝説の闇の魔導師&白き龍・・・Ex-Secret枠の続投(EP14)、モチーフとなったモンスターの再録(TRC1)
ペンデュラムモンスターズ・・・ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンなど、バリエーションの増加
そんな中で、投票で2位だった氷結界の龍はというと・・・影霊衣の儀式モンスター(トリシューラの影霊衣、グングニールの影霊衣、ブリューナクの影霊衣)でしょう。
ネット上を巡っているとたまに「他の候補が強化されたんだから、氷結界も強化して欲しい」という書き込みが見受けられますが、この候補は「氷結界」ではなく「氷結界の龍」だったのです。
なので、たとえ1位だったとしても「氷結界」ではなく「氷結界の龍」だった時点で、「氷結界」の強化の望みは無かったでしょう…。この投票の結果を持ち出して「氷結界を強化して欲しい」という声は、気持ちは分かるが筋違いな気がします。
やはり「氷結界」というテーマよりも、三龍のネームバリュー・キャラクター性の方が魅力的なのか…。改めて、「氷結界」というテーマなど、公式にとってもこの三龍のための土台・踏み台に過ぎなかったのか、と思います。
「氷結界の龍」を受けて出たカードが、「氷結界」の強化でも水属性の強化でもなく、儀式テーマ内の儀式モンスターだったというのは僕も悔しいですが、これが現実です…!
むしろ、その前の年の投票の2位、3位は商品化されたのに、2位だった「氷結界の龍」のプロテクターが商品化されなかった事の方が悔しいです(汗
氷結界を推している身としては、たとえどんな事があっても強化を望む声を上げるべきなのかもしれませんが、時には諦めも大事だと思います。