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半上級モンスター

遊戯王OCGには、手軽に特殊召喚できる効果を持ったモンスターが何体か存在します。
それらの内、

・元々のレベルがレベル5以上
・自身の効果で手札から特殊召喚できる
・特殊召喚に際し、フィールド上にのみ特定の条件を要する
・特殊召喚条件に、特定のカードは必要としない
・特殊召喚がノーコストである

という条件に当てはまるモンスターを、属性毎に振り返ってみます。


光属性

サイバー・ドラゴン

サイバー・ドラゴン
この手の「半上級モンスター」の代名詞とも言うべき存在。以下、この記事内でも特殊召喚効果に触れる際にはこのカードを基準としています。
相手の場にモンスターが存在し、自分の場にモンスターが存在しない場合に手札から特殊召喚できます。
専用サポートもあり、属性や種族から、受けられるサポートは非常に多いです。

トゥーン・サイバー・ドラゴン

トゥーン・サイバー・ドラゴン
トゥーン化したサイバー・ドラゴン。(1)の効果は、サイバー・ドラゴンの特殊召喚効果と全く同じです。
融合素材や専用サポートの恩恵を受けたりアタッカーとして運用する事はできませんが、それ以外の運用法ならば「4枚目以降のサイバー・ドラゴン」の様に扱う事が可能です。
また、トゥーンのもくじでサーチできるなど、トゥーンのサポートの恩恵を受けられる利点があります。

聖刻龍-トフェニドラゴン

聖刻龍-トフェニドラゴン
「聖刻」に属するレベル6のドラゴン族モンスター。特殊召喚条件はサイバー・ドラゴンと同じであるものの、種族とレベルが異なるので、運用法も大きく異なるでしょう。
トゥーン・サイバー・ドラゴンと同様に自身の効果で特殊召喚したターンの攻撃制限があり、リリースされた時に発動する効果がある事から、リリース要員としての面が強いです。

太陽風帆船

太陽風帆船
相手の場には影響されず、自分の場にモンスターが存在しない場合に手札から特殊召喚できるという、サイバー・ドラゴンより緩い効果で特殊召喚できるレベル5モンスターです。
ただし、同名カードは場に1体しか存在できません。
自分のスタンバイフェイズ毎にこのカードのレベルを1つ上げる効果も持っていますが、上記の方法で特殊召喚した際には攻守の値が半分になってしまう為、相手のターンを耐えるのは困難でしょう。

太陽の神官

太陽の神官
サイバー・ドラゴンと同様の特殊召喚効果を持った魔法使い族モンスター。
ちなみに、このカードが初登場した頃にはサイバー・ドラゴンは制限カードに指定されていました。その影響かステータスは貧弱ですが、奈落の落とし穴に落ちない利点がある他、魔法使い族という点でサイバー・ドラゴンと差別化を図る事は可能です。
破壊され墓地へ送られた時に特定のカードをサーチできる効果を持っているので、それらのカードを使うデッキにおいて採用する事になるでしょう。


闇属性

バイス・ドラゴン

バイス・ドラゴン
こちらもサイバー・ドラゴンが制限カードだった頃に登場したカード。
サイバー・ドラゴンと同様の特殊召喚効果を持っているものの、この方法で出した際には攻守が半分になってしまう為、アタッカーや壁としては不向きです。
レベルは同じですが属性・種族共にサイバー・ドラゴンとは異なる為、闇属性やドラゴン族である点を活用できるデッキにおいてはあちらよりも優先して入れる事ができます。

魔導ギガサイバー

魔導ギガサイバー
自分の場のモンスターの数が相手の場のモンスターの数より2体以上少ない場合に特殊召喚できるモンスターであり、この中では最古参のカードです。
他のレベル6の半上級モンスターとは、闇属性である点から差別を図りたいです。


地属性

機甲忍者アース

機甲忍者アース
「忍者」に属するモンスターで、サイバー・ドラゴンと全く同じモンスター効果を持っています。
ただしステータスは下級モンスタークラスであり貧弱です。使うにはレベル5・地属性である点や「忍者」サポートを活かすべきでしょう。

先史遺産モアイキャリア

先史遺産モアイキャリア
「先史遺産」に属する半上級モンスターで、相手の場にカードが存在し、自分の場にカードが存在しない場合に手札から特殊召喚できる効果を持っています。
相手側の条件はサイバー・ドラゴンより緩くなっている一方で、自分側の条件は厳しくなっています。

ギラギランサー

ギラギランサー
サイバー・ドラゴンと同じ条件で特殊召喚できる上に、あちらよりも攻撃力が高いレベル6・地属性・戦士族の半上級モンスターです。
場に表側表示で存在する限り、自分はエンドフェイズ毎に500ポイントダメージを受けるという永続効果を持っている、所謂デメリットアタッカーですが、状況によってはこのデメリットは軽いでしょう。更に、エンドフェイズまでにアドバンス召喚やシンクロ召喚・エクシーズ召喚要員等に使えばデメリットを踏み倒す事ができます。

ドドドバスター

ドドドバスター
サイバー・ドラゴンと同様の特殊召喚効果を持っていますが、この方法で特殊召喚した場合にはレベル4になってしまう為、正確には半上級モンスターとは言えません。
アドバンス召喚成功時に墓地のドドドを蘇生できる効果も持っており、そちらを利用する場合にはレベル6として運用できます。
前半の特殊召喚効果を使う際にはレベル4、後半の蘇生効果を使う際にはレベル6として使い分ける事ができるカードです。

Em スティルツ・シューター

Em スティルツ・シューター
「Em」に属するレベル6モンスターで、(1)の効果として、場にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる効果を持っています。
ただし、この方法で特殊召喚を行ったターンには通常召喚を行えなくなるので、アドバンス召喚のリリース要員や、通常召喚と組み合わせてのシンクロ召喚に使用する事はできません。

暗黒騎士ガイアロード

暗黒騎士ガイアロード
この中でも珍しい、レベル7の半上級モンスター。
レベル7でありながらサイバー・ドラゴンと同じ特殊召喚効果を持っている上にあちらよりも攻撃力が高く、しかも(2)の効果として特定の条件下では更に打点がるというメリット効果まで持っているという、まさに時代の流れを感じさせるカードです。


風属性

こけコッコ

こけコッコ
(1)と(2)で異なる条件で手札から特殊召喚できる効果を持っていますが、これらの効果ではそれぞれレベル3、レベル4として特殊召喚する為、正確には半上級モンスターとは言えません。
自身の効果以外で場に出した場合はレベルはそのままであるため、状況に応じてレベル3とレベル4とレベル5を使い分けられるカードと見る事ができます。

プリミティブ・バタフライ
サイバー・ドラゴンよりも緩い特殊召喚効果を持っている上に、(2)の効果で1ターンに1度、自分メインフェイズに自分フィールドの全ての昆虫族モンスターのレベルを1つ上げる事ができます。自身も昆虫族なので、その対象に含まれます。
つまりこのカードは、実質的にレベル5レベル6とを使い分ける事ができる半上級モンスターなのです。


水属性

氷結界の交霊師

氷結界の交霊師
相手の場のカードの枚数が自分の場のカードの枚数よりも4枚以上多い場合に手札から特殊召喚できます。
数少ないレベル7ではありますが、この中でも条件は特に厳しい気がします。

カイザー・シースネーク

カイザー・シースネーク
この中でも珍しいレベル8のモンスターです。
ただし(1)の効果はサイバー・ドラゴンと同様の特殊召喚効果ですが、特殊召喚時には(3)の効果によってレベル4になってしまう為、正確には半上級モンスターとは言えません。
ここに挙げた他のカード達と比較した場合、(1)の特殊召喚効果が1ターンに1度しか使用できないという大きな違いがあります。また、この効果は(2)の効果と連動しています。


炎属性

超量士レッドレイヤー

超量士レッドレイヤー
(1)の効果として、サイバー・ドラゴンよりも緩い特殊召喚効果を持っています。そこから更に(2)の回収効果に繋げる事もできます。
(2)と(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できませんが、(1)の特殊召喚効果には使用回数制限がありません。


以上です。

この手の特殊召喚効果を持った半上級モンスターは闇属性・光属性・地属性の三属性に偏っているというイメージですが、意外にも全属性に存在していました。
それでもこの三属性の枚数が多く、特に地属性は思いの外多かったです…。
ここでは闇属性は案外少なかった様な気がしますが、条件を緩めたり、下級モンスターも含めたりすれば、もっと数は増えるでしょう。無論、光属性と地属性に関しても同じ事が言えますが。
また、種族としては戦士族や機械族が多い印象を受けます。

まとめてみると、水属性のものに限って一癖多いものが多い様な気がするのは、自分が水属性を贔屓にしている故でしょうか?
ただ、性能抜きにしても、冒頭の条件に該当する水属性にはレベル5の半上級モンスターがいないのが気になります。
「特殊召喚条件に、特定のカードは必要としない」という条件を緩めてみると、一応ダイナミスト・ブラキオンが存在するのですが。

ダイナミスト・ブラキオン

自分のモンスターゾーンに同名カードが存在せず、攻撃力が一番高いモンスターが相手の場に存在する場合に手札から特殊召喚できる効果を持っています。
特殊召喚条件はサイバー・ドラゴンよりも緩いように感じますが、あちらとは違い「自分の場にモンスターが存在せず、相手の場に裏側守備表示モンスターしかいない場合」には特殊召喚できません。
このカードはペンデュラム召喚でも手札から特殊召喚できますが、ペンデュラム召喚を行えない場合などには、展開の起点として活用できるでしょう。

アタッカーやリリース要員、シンクロ・エクシーズ要員として活用えきる半上級モンスター。
デッキによって、属性や種族やレベルの合ったものを選択したいです。

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水属性の高額カード

これまで何度かこのブログで高額の水属性モンスターカードを紹介した事がありましたが、それらの多くは再録リミットレギュレーションを始めとした環境の変化によって値を下げています。
ところが、そんな中でも未だに高額を維持し続けている水属性もわずかながら存在しています。今回は、そんな水属性の高額カード達をまとめてみました。
尚、ここではシングル価格が1000円以上のカードを「高額カード」とします。また、レートは2016年2月現在の遊戯王☆カード検索での平均価格を参考にしています。


リチュア・チェイン

リチュア・チェイン
過去のリミットレギュレーションでマンジュ・ゴッドセンジュ・ゴッドが規制されてしまった事により、【影霊衣】をはじめとした儀式召喚主体のデッキでそれらの代替カード的ポジションとして注目を集めたカード。
それらが無制限へと緩和された事で、役目を終えたか…と思いきや、一度価格が急上昇した事に加え既に絶版である為か、意外に高値を維持しています。
しかし、平均では1000を超えているものの最安値では既に600、700円程度なので、高額カードかと言われると微妙なラインです。


カイザー・シースネーク

カイザー・シースネーク
定期購読出身の水属性モンスター。
話題になる事はそんなにありませんが、定期購読という入手の困難さからか、高額を維持し続けています。現状では(2)の効果に対応するモンスターが少なく、今後への期待も込みといったところでしょうか。
最安値では1500円を割っていますが、平均レートは2000円以上です。


たつのこ

たつのこ
プロモパックで登場した水属性シンクロモンスター。
プロモパック自体がそんなに手に入りやすいものではなかったのに加えて、海皇デッキの台頭によって価格を大きく上げました。
海皇が環境から姿を消した後は、レートも落ち着いてきています。
上の画像は2015のプロモパックのノーマルパラレル仕様のものですが、2016年のプロモに再録されたノーマル版のもののレートは1000円前後なので、高額カードから外れるのも時間の問題でしょう。


氷結界の虎王ドゥローレン

氷結界の虎王ドゥローレン
デュエルターミナル出身の水属性シンクロモンスターです。現在は準制限カードに指定されています。
セルフバウンスを軸としたデッキや、特定のカードと絡めた無限ループのコンボに利用されています。
氷結界のシンクロモンスターで唯一、DTC以外では一同も再録されてません。
レートは、ウルトラレアのもので1000~1400円程です。
登場以来、そんなに変動する事なく高額を維持し続けている数少ない水属性カード。


深淵に潜む者

深淵に潜む者
現在の環境で、エクストラデッキへの採用率が第1位だというカードです。
その採用率に反して、地味な存在の様に言われる事もありますが、水属性のデッキでは攻撃力上昇効果も非常に重宝します。
現在のレートは、ウルトラレアの最安値ですら2000円です。


…以上です。
これだけというのは、嬉しいやら寂しいやら、何とも言えない気分です。あと何か海竜族が多い気がします(笑
ただ、これらの他にも800円~900円程のカードが点在しています。このクラスの値段も、人によっては「高額だ」と感じる範囲でしょう。
中にはゼンマイシャーク魔導書士バテルのような、デッキによっては主軸となり複数枚積みたいようなカードも存在します。それらのカードを複数枚集めようとなると、高額カードを1枚買う以上の出費がかかってしまうでしょう。

上記のカード達も、いずれはレートが落ち着いていくでしょう。
現に、たつのこは再録、リチュア・チェインは環境の変化によってレートは下降傾向にあり、それだけ入手しやすくなってきています。
逆に、今後の環境の変化によって、思わぬ水属性モンスターが高額カードに化ける事もあるかもしれません。例えば、主に「帝」を巡る環境の遷移の中で一時的に爆発的に高くなってはその後は緩やかに値段が下がっていく霧の王の価格の変動なんかは興味深いです。

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かっとビング→カイトビング→終わったビング

遊戯王アニメの公式twitterにも、これからARC-Vで登場する旧作キャラクターについて書かれていました。
ツイートには、「「ZEXAL」からカイト、「GX」からエド・フェニックスと天上院明日香が登場予定」とあります。
第一報で名前の無かったエドの名前がありますが、ZEXALのキャラは相変わらずカイトだけで、神代凌牙の名前はありません
これはいよいよ雲行きが怪しくなってきました…。お楽しみはこれからだ!どころか、ARC-Vに出なければデッキが強化されないばかりか、カイトにますます差を空けられてしまうので絶望しかありません…。

私が曲がりなりにも「超ポジティブ路線」というものを切り出せたのは、ARC-Vでのジャックとクロウの再登場を受けて、その調子でエクシーズ次元でシャークが再登場し、デッキが強化される事に望みを託してたというのが大きな理由の一つでした。
しかし、一年近くも待った末にようやく訪れたエクシーズ次元編は、前情報で名前が出てるのはカイトだけで、シャークはいないという、最も恐れていた最悪の事態でした
前向きに考えようが後ろ向きに考えようが、結局は「自分の思う様にはならない」という結果は変わらないものなんですね…。

どうせ結果が変わらない以上、必要以上に前向きに考えるのも疲れてきたので、アニメARC-Vがエクシーズ次元編に突入するまでは、言いたい事を適当に書いて更新する事にします(今までもそうだったかもしれませんが)。
「超ポジティブ路線」を機に変更したブログのタイトルも、元に戻しておきます。

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二・二一事件

今日、アニメ遊戯王ARC-V関連のイベントがあったそうです。
去年はこういうイベントで、ARC-Vでのジャックとクロウの登場が明らかになった様です。

アニメ情報

現在、ARC-Vではカイトと明日香の登場が確定していますが、私が今回このイベントに期待するのは、「ARC-Vでのシャーク(神代凌牙)の登場」の一報のみです。
二年前のPRIOの頃から、シャークのデッキの強化を願い続けていた身としては、まさに藁にも縋る思いです。アニメで登場する事によって、WP枠では果たせなかったシャークのデッキの強化される事を願っているのです。

・・・が、どうやら「シャークが登場する」という情報は無かったようです。
一方で、明日香と同じGXのキャラは他にも出る様な情報はあったそうですが…。
私が「ARC-VでZEXALのメインキャラが出るとすれば、それは神代兄妹以外に考えられない」と予想・考察していたものでしたが、カイトが出ると言う情報が出た後には「カイトがまあ妥当かな」「シャークはまあ無理だっただろうな」という考察を見かけるようになって悲しいです…。
どこまでも俺の…俺たちの夢を打ち砕く気か!

カイトがWP枠強化と漫画版のカード、そして今後第10期の加護を受けたARC-Vでの新規カードによる強化の恩恵までも受けようとしているのに対し、シャークはWP枠は無くARC-Vによる強化も無かったなら、あまりにも酷すぎるでしょう…。
外付けの強化も必要ですが、アニメ・漫画のシャークの使用には、まだOCG化されていないものも存在しています。シャークが登場しないとなれば、それらのOCG化の機会も失われてしまう事になります。
「新規の魚族が出れば、シャークも強化されるだろう」と言う人もいますが、第9期で新たに出た魚族はEM-ソード・フィッシュただ1体だけです。

これで後はシャークの登場の有無を決定付ける要素は、雑誌の情報やアニメの新OP・ED映像、そしてアニメ本編位となりました。
シンクロ次元編では、前情報で出ていた以外の5D'sのキャラは出ていないようなので、シャークの登場はかなり厳しいかもしれません。
これでシャークが出ない様であれば、サッサと遊戯王そのものに見切りをつけようと考えていますが、それまでに一度でも、こんな端ブログだけでなく動画サイト等でこの心境を一人でも多くの人に(あわよくば公式に伝われば)拡散してみたいです。

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ゴールドパック2016発売!

今日は、GOLD PACK 2016の発売日でした。
前情報で再録が明らかになっていたカードの中での一番の注目株はS・H・Ark knightでしたが、他にも、再録の行方が気になっていたカードがあります。
という訳で早速、カードを買ってみました。


GP16


・・・あれ?

その再録の行方を注目していたカードだった幽鬼うさぎが見当たりませんね・・・?
ゴールドシリーズでは恒例だった、封入操作枠(ノーマルレア)なんでしょうか?
しかし、パックの袋には全20種類と書かれています。上の写真は収録カードのゴールドレア版を1枚ずつ並べたものですが、数えてみると確かに20枚あります。
収録カードリストを羅列してみても、

GP16-JP001 グローアップ・バルブ
GP16-JP002 青き眼の乙女
GP16-JP003 トリオンの蟲惑魔
GP16-JP004 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン
GP16-JP005 EMペンデュラム・マジシャン
GP16-JP006 慧眼の魔術師
GP16-JP007 超魔導剣士-ブラック・パラディン
GP16-JP008 E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン
GP16-JP009 スターダスト・ドラゴン
GP16-JP010 獣神ヴァルカン
GP16-JP011 蒼眼の銀龍
GP16-JP012 星態龍
GP16-JP013 No.39 希望皇ホープ
GP16-JP014 神竜騎士フェルグラント
GP16-JP015 No.101 S・H・Ark Knight
GP16-JP016 励輝士 ヴェルズビュート
GP16-JP017 精神操作
GP16-JP018 月の書
GP16-JP019 神の宣告
GP16-JP020 奈落の落とし穴

…これで全部です。

そう、私がゴールドパックに十中八九再録されると睨んでいた幽鬼うさぎは、再録されなかったのです
「幽鬼うさぎをデッキに複数枚積みたいが、手が出せない」という状況だった人達が救済される事は、無かったのです。
これに対しては私の弟も、「何?ゴールドパック2016とは『幽鬼うさぎ再録パック』ではないのか!?」と嘆いていました(笑 もっとも、彼ほどの強運ならば、買う気さえあればCROSのパック買いで幽鬼うさぎを当てる事など容易いでしょうが。

これについては心底、KONAMIはやっちまったなと思います。
汎用性が高い上に高額カードでもある幽鬼うさぎ。ここで再録しなければ一体いつ再録するんでしょうか?
一年後の「ゴールドパック2017」?それじゃあ遅すぎるでしょう。幽鬼うさぎのシングル価格の高さもさる事ながら、幽鬼うさぎが収録されているパックのCROSだって、これから先どれだけ見かけるか分かりません。
通常パック出身のカードがこれ程までに高騰したのは、強欲で謙虚な壺禁じられた聖槍以来でしょうか。
スターターデッキ2016は無いとして、サイキック族のストラクチャーデッキでも出してそこに収録するんでしょうか?そろそろ水属性のストラクチャーデッキが恋しくなってきた自分としては、それは御免ですが。
とりあえず、ブースターSPで再録というのが、妥当なところでしょうか。現にトライブ・フォースでは同じような用途で使用されるエフェクト・ヴェーラーが、ウィング・レイダーズでは幽鬼うさぎと同じ弾で、同じレアリティで初登場したRR-レヴォリューション・ファルコンが再録されています。上記の強欲で謙虚な壺や禁じられた聖槍も再録されています。

あと、カステルの再録を望む声が結構多いのに驚きました。
いつの日かカステルが再録されるまでの間は、このパックに収録されているS・H・Ark knightを使ってあげて下さい。

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【S・H】

ゴールドパックにS・H・Ark knightが再録される記念に、No.101を中心とした(つもりの)デッキを紹介してみます。


合計40枚
【モンスター23枚】
カイザー・シースネーク ×3
アビス・ソルジャー ×3
海皇の竜騎隊 ×2
コアキメイル・アイス ×3
豪雨の結界像 ×2
サイレント・アングラー ×3
海皇の重装兵 ×3
深海のディーヴァ
海皇子 ネプトアビス ×3
【魔法14枚】
水舞台 ×3
水舞台装置 ×3
死者蘇生
ツインツイスター ×2
ハーピィの羽根帚
ブラック・ホール
RUM-クイック・カオス ×2
RUM-七皇の剣
【罠3枚】
ナンバーズ・オーバーレイ・ブースト
リビングデッドの呼び声 ×2

【エクストラ15枚】
FA-クリスタル・ゼロ・ランサー
CNo.101 S・H・Dark Knight ×3
CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ
深淵に潜む者
No.37 希望織竜スパイダー・シャーク
No.101 S・H・Ark Knight ×3
No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ
キャット・シャーク



「水属性」「水族」「No.」「S・H・Dark Knight」等と言った、過去にこのブログで挙げた、S・H・Ark knightとカステルとを差別化できるような要素を、なるべく多く詰め込む事をコンセプトにしたデッキです。
デッキ名の【S・H(サイレント・オナーズ)】は、ナッシュの切り札ナンバーズの名前を初めて見た時に、「ナッシュは『S・H(サイレント・オナーズ)』というカテゴリを使うのか?」と思った事に由来します(笑

水族を多めに入れているのは、アクアリウムとの兼ね合いからです。アクアリウムで最も優先して蘇生させるべきはもちろんNo.101ですが、手札にいる水族モンスターを捨ててツインツイスターの発動し、アクアリウムを破壊する事でその水族を蘇生させる、という運用法も想定しています。
以前組んだ【カイザー・シースネーク】デッキに引き続いて「海皇セット」を入れていますが、このデッキでもやはりネプトアビスの効果でデッキから墓地へ送ったりサーチしたりする海皇が速攻で尽きてしまうのが悩みです…。
ちなみに、カイザー・シースネークが出るより前にはこの枠にはアクアアクトレス・テトラ鬼ガエルグリズリーマザーといった、主にアクアリウムをサーチする為のカードを入れていました。
ネプトアビスの効果で最優先で持ってくるべきは、やはりS・H・Ark knightの効果の発動時に墓地へ送られた際にサーチ効果を発動できる竜騎隊です。ただこのデッキでのネプトアビスは、どちらかというと(2)の効果で竜騎隊を蘇生させる運用をメインに考えています。

私が思っているこのデッキの利点は、下級アタッカーが使える点です。水属性のデッキを組んでいると、嫌でもアタッカーが不足してしまう事が多いですが、このデッキには準制限カードの海皇の竜騎隊に加えて、アビス・ソルジャーとコアキメイル・アイスという、2体の除去効果持ちの下級アタッカーが存在しています。
コアキメイル・アイスはS・H・Ark knightでは対処できない、守備表示の特殊召喚されたモンスターを処理する事ができ、アビス・ソルジャーはバウンス効果を持っています。どちらも、エクシーズ召喚できない間の戦力としては申し分ないです。
これら2体の効果の発動時にネプトアビスをコストにし、(2)の効果で竜騎隊を蘇生し、S・H・Ark knightのエクシーズへと繋げるのが、理想的な流れです。

悩みは、このデッキに限らず最近僕が組むデッキ全般に言える事ですが、罠カードが少なくなってしまった点です。
また、ナンバーズ・オーバーレイ・ブースト などという大層なものを入れている割に、サルベージをはじめとした回収系のカードを入れていないのも問題です。手札を起点とするカードが多く、手札の消耗が激しいので尚更です。
他にも、色々詰め込みすぎた結果、RUMが少なくなってしまったのも心残りです。まあ、色々詰め込む事自体がコンセプトではありましたが。
高打点のモンスターを殴り倒すのに重宝するアクア・ジェットも入れてみたかったです。
RUM-七皇の剣 が初手に来る確率を下げるためにも、デッキ枚数を40枚以上にしてみるのも手でしょうか。

色々と試してみた上で、カードやギミックを絞っていきたいです。

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ゴールドパック2016

いよいよ今週に発売が迫ったGOLD PACK 2016。
結構収録カードの情報が明らかになっていますが、僕が十中八九収録されると睨んでいた幽鬼うさぎの再録情報は未だにありません
ここまで来れば残りのラインナップは発売してから初めて明らかになるでしょうが、これまでのゴールドシリーズでは、発売日まで伏せられていたカードは、それほど注目度の高くないカードが大半という傾向でした。
そんな中で、注目度が高いであろう幽鬼うさぎは再録されるでしょうか。

幽鬼うさぎ

僕が幽鬼うさぎの再録を望む理由は、高額カードであるにも関わらず必須級のカードである為です。
まあ遊戯王のカードの購入やモチベーションについてはそれより前に色々あったものの、幽鬼うさぎと同じ弾で出たネプトアビスによって劇的に強化された【海皇】を組もうと、参考にネット上で他の人のレシピを見たところ、どのデッキにも幽鬼うさぎが複数枚投入されており、とても真似できるものではないと愕然としたものでした…。
ディーヴァが規制される前位の時期には、流石に幽鬼うさぎが投入されている【海皇】デッキも少なくなりました…が、良く見るとサイドデッキには入っているというものが非常に多かったです。
幽鬼うさぎの様な水属性以外のモンスターを混ぜるよりは、水属性で統一したデッキを組みたいと思っている上に、イラスト的にはそんなに好みのタイプではない僕でも、わざわざ記事で書く程幽鬼うさぎの再録を望んでいるのだから、「ガチデッキに複数枚積みたい」「アイドルカードとして集めたい」という人にとっては、幽鬼うさぎの再録への願望は計り知れないものでしょう

更にたちが悪いのは、幽鬼うさぎが高額カードである事を、公式側も把握している節がある事でしょう。
遊戯王ARC-Vで、そんな感じで使われていたようです。
アニメ作品で同じように「高額カードである事」をネタにされていたカードにはトリシューラが存在します。当時のトリシューラは、それこそ今の幽鬼うさぎに勝るとも劣らない程の高額カードでした。
そのトリシューラは、登場してから初のゴールドシリーズに(封入操作枠とはいえ)収録されました。そのゴールドシリーズ2011は、トリシューラが初登場してからちょうど約一年で発売されました。
そして今…「幽鬼うさぎの再録はまだ早いのではないか」と言われる事もありますが、幽鬼うさぎが初登場したパックのCROSは、昨日で発売から一年でした。
なので、時期的にはゴールドパックに幽鬼うさぎが再録されても何ら不思議ではないと言えるでしょう。

以前、再録される高額カードは自分が過去のパックで複数枚当たった事のあるカードばかりだという事を書きましたが、そこからも残りの再録ラインナップを予想していきましょう。
まず、ブラック・パラディン繋がりという事もあり、予想している人も多いティマイオスの眼は収録される事でしょう。

ティマイオスの眼×5

今から売りにいこうにも、ゴールドパックの発売までにはもう時間が取れません…。カードの処理するタイミングを誤って大損するパターンが、また一つ増える事となるでしょう。
再録された暁には、コレクターズレア版を3枚積んだデッキでも組んでやろうか…(上の写真では2枚しかありませんが、あと1枚も今手元には無いものの当たってはいます)。

あとは、深淵に潜む者でしょうか。

深淵に潜む者×2

これも、あと1、2枚は当たっています。
EP13が出た頃だったか、深淵に潜む者が複数枚当たった人がいるという様なコメントを頂いたような記憶がありますが、今やその人は超勝ち組でしょう。もしゴールドパックに再録されなければ尚更です。

発売まで残り一週間を切ったゴールドパック2016。果たして残りはどんなカードが収録されるのでしょうか。

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叫び

アニメ遊戯王ARC-Vで、エクシーズ次元に突入するという、私が最も待ち望んでいた情報が明らかとなりました。
ところが、そこに添えられていた情報は、私の期待を大きく裏切るものでした…。

そもそも私がエクシーズ次元の登場を待ち望んでいたのは、シンクロ次元編で過去のキャラ(ジャックとクロウ)が出た様に、エクシーズ次元で、ZEXALのキャラであるシャークが登場して欲しかったからです。
ただ私の場合、単に神代凌牙や璃緒を見たいというよりは、アニメに再登場する事で、OCGでの神代兄妹のデッキを強化されて欲しいという願望が強かったです。

ところが、今回明らかになった情報によると、エクシーズ次元編で登場する(過去作の)キャラクターは、「カイト」「明日香」シャーク(凌牙)の名前はありませんでした…
ARC-VにZEXALのキャラが出るとすれば、神代兄妹以外に考えられない(その辺の考察や思いなんかはこちらの記事で書いているので、割愛します)と思っていただけに、ショックは非常に大きいです…。
カイトはZEXALで登場したもう一人のライバルキャラで、明日香はGXで登場したヒロインです。
特にカイトは、(少なくともシャークよりは)早い内にデッキがまとまっており、WP枠での強化も貰えています。エクシーズモンスターも、(特に漫画版では)この上無い程のパワーカードを貰えています。
そこから更に強化の可能性があるなんて、贅沢すぎます…。
カイトは漫画版でのデュエル数も多く、漫画版オリジナルの使用カードもいくつかOCG化されています。最近再録されたギャラクシー・ドラグーンを見た時には、それまではよく知らなかった為、「シャークのカードは全然OCG化されていないのに、漫画版のカイトのカードにはこんなのまであるのかよ!?」と思ったものでした。
再登場によって、新規カードによる強化だけでなく、過去作品でのカイトや明日香の未OCG化カードもOCG化される機会が与えられるであろう事は想像に難くありませんが、シャーク(ナッシュ)にだって未OCG化のカードがまど残っている事を忘れないで欲しい

詳しい事はショックのあまりに失念していますが、ギャラクシーアイズを投入したデッキとのデュエルであともう一歩というところでタキオン・トランスミグレイション(PRIOでのWP枠のカード)を手札から発動されて負けたという非常に苦い思い出があります。僕がどんなデッキを使っていたか、シャークのデッキだったかすらも覚えていませんが、とにかく惜しい状況だっただけは鮮明に覚えています。
そのデュエルを行ったのはPRIOが出た時期であり、「これ程の屈辱を味わったのは初めてだ」「ちくしょう……!!!ちくしょおおおーっ!!!!!W…WP枠を…… …WP枠で強化が来さえすれば………!!!」と思っていたものでしたが、その時はまさか、弟が使用していたヒロイックやちょっとしたネタのつもりでこのブログで触れる事に春光天使や神代兄妹と同じく非テーマのデッキの使い手であるアンナのデッキにはWP枠での強化が来る中、神代兄妹だけが強化を貰えない事になるなどとは、夢にも思っていませんでした…。
元々大きかったシャークとカイトとの差が、ARC-Vによって更に広がろうとしています。
こっちは一体どれだけシャークの強化待ち続けたと思ってるんだ…。これで再登場も、強化も無かったら嘘だろ。

ARC-Vでのジャックやクロウの扱いを見て、「これ以上過去作品のキャラは出さないで欲しい」という声が少なからずある様です。
しかし、扱いはどうあれ、この再登場のおかげでジャックやクロウのデッキが強化されたというのは紛れもない事実であり、これらのキャラのデッキの強化を待ち望んでいた人にとってはこの上ない朗報だったと言えるでしょう
特にジャックについては、「他のメインキャラのデッキと比べるとどうも見劣りしてしまう」という点がシャークに似ているなぁという一種の親近感の様なものを感じていたのが、再登場して強化を貰ったのには裏切られた様な気分を感じました。
遊戯王と言えばまずカードゲームが有名なジャンルであり、その販促と言えるアニメのおかげで実際のカードゲームでのデッキが強化されたならば、それは「アニメでの扱いの悪さ」というマイナス要素を覆す程の、大きなプラスなのではないでしょうか。
今の主人公である遊矢も、作中での扱いは悪いようですが、使用テーマのEMは、環境トップとして君臨しています。
アニメがどうだろうと、カードゲームでは勝てば官軍なのです。そんな中でシャークのデッキは、その「勝ち」を得られる程のパワーを与えられなかったのです。
WP枠での強化もなく、魚族の新規モンスターも、ZEXALの頃にはシャークのおかげで大なり小なり色々と出ていたのが、第9期にはEMソード・フィッシュただ1体だけです。

アニメの続報や新規OP(歌はもう決まっている)の映像で今後の流れや登場キャラが完全に明らかになるまでは、まだ絶望はしません
「カイトや明日香が出る」と決まったからと言って、それが「シャークが出ない」事に直結するとは限らないからです。
ただ、シャークが出るにせよ出ないにせよ、その一報は、自分にとって「遊戯王」そのものに対する見方を改めるきっかけになる事でしょう。
また、過去作キャラの扱いの感想を見るに、「アニメには出ないけど、OCGでデッキは強化される」というのが一番理想的な流れではないかとも思っています。ゴールドパックでのS・H・Ark Knightの再録が、シャークのデッキや或いはS・H・Ark Knightそのものに対する強化への伏線であって欲しいです。

利用されている方がいるかどうかは分かりませんが、このブログのカテゴリ欄に新たに「神代凌牙(シャーク)」というカテゴリを追加してみました。
それに伴い、これまでシャーク関連について述べていた記事の一部のカテゴリを、このカテゴリに変更しました。
大ハズレだった過去の考察や予想も、そのまま載せています。
今後のARC-Vでのシャークの登場の有無が確定した際にでも、過去に私が馳せていた思いや予想なんかを振り返って頂ければ幸いです。

ARC-Vでのシャークの登場、シャークのデッキの強化を待ち望んでいる方からの拍手をお持ちしています。

テーマ : 遊★戯★王
ジャンル : アニメ・コミック

アルティマヤ・ツィオルキン

今回紹介するカードは、アルティマヤ・ツィオルキンです。


アルティマヤ・ツィオルキン

アルティマヤ・ツィオルキン
シンクロ・効果モンスター
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル5以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
「パワー・ツール」Sモンスターまたは
レベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、
攻撃対象及び、効果の対象にならない。



漫画版遊戯王5D's出身のSモンスター。
カードにはレベルの記載がありませんが、このカードはルール上、レベル12として扱います。
SモンスターでありながらS召喚では出す事ができず、特殊な条件でのみ特殊召喚できます。

このカードは、自分の場のレベル5以上で同じレベルの、 チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できます。
「同じレベルのモンスターが2体揃う」という事で、この条件を満たした状況下ならX召喚を行う事も可能ですが、このカードの特殊召喚にはチューナーと非チューナーをそれぞれ1体ずつ要する為、難易度はX召喚よりも高いです。揃えなければならないのが、レベル5以上の上級モンスターであるという点も、難易度に拍車を掛けています。
なので、このカードを使うとなると専用の構築が必要であり、その上で積極的に特殊召喚を狙っていきたいです。
やはり、聖刻とラブラドライドラゴンと組み合わせたギミックが一番出しやすいでしょうか。他にも、サルベージ・ウォリアーの効果でレベル5のチューナーを特殊召喚するという方法もあります。

(1)の効果は、1ターンに1度、自分の場に魔法・罠カードがセットされた時に発動でき、「パワー・ツール」Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚するという豪快なものです。
普段ならS召喚を要する高レベルのドラゴン族Sモンスターを、魔法・罠をセットするという行動だけでエクストラデッキから直接引っ張ってくる事ができるのです。
呼び出されるモンスターには攻撃制限や効果の無効化や表示形式の指定や自壊などといったデメリットは一切無く、リスクと言えばせいぜい、S召喚で出した訳では無いので一度墓地に送られると蘇生できない点位です。
スターダスト・ドラゴンやレッド・デーモンズ・ドラゴンを出す事で、それらの進化系へと繋げる事もできます。パワー・ツール・ドラゴン経由で、S素材にパワー・ツール・ドラゴンを必要とするライフ・ストリーム・ドラゴンのS召喚に繋げたり、呼び出したレベル7のSモンスター経由してクリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンをS召喚する運用もある…と言いたいところですが、このカードの効果では、通常ならば二重にS召喚を行わなければならないこれらのドラゴン族Sモンスターを、直接エクストラデッキから特殊召喚する事も可能なのです。
【氷結界】の天敵であるレッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトや強力な除去効果を持つ月華竜 ブラック・ローズ、強力な耐性とステータスを併せ持った魔王龍 ベエルゼといった高レベルSモンスターを手軽に展開できるその様は、味方にすれば頼もしいでしょうが、敵に回すと本当に恐怖でしかないでしょう…。

このカードは単体では攻守0の弱小モンスターですが、(2)の効果として、他の自分のSモンスターが存在する限り、攻撃対象及び、効果の対象にならないという強固な耐性を持っています。
この耐性は、(1)の効果でSモンスターを呼ぶ事で簡単に得られます。
つまり、呼び出されるSモンスターを先に処理できない限り、このカードには手を出す事もできません。単体でも強力な耐性と攻守を持った魔王龍 ベエルゼと並べば、まさに難攻不落の要塞と化します。
(2)の耐性で自身を守りつつ(1)の効果でSモンスターをジャンジャン展開できれば、一方的な試合の流れを作る事も可能でしょう。
対象を取らない効果でなら除去されますが、ブラック・ホールの様に破壊を介する効果ならば、スターダスト・ドラゴンの効果によって無効にする事が可能です。

水属性においては、(1)の効果グングニールを特殊召喚できます
しかしグングニールを擁する氷結界ではレベルの都合上このカードを出す事は不可能であり、素直にS召喚で出す方が手っ取り早いでしょう(笑
水属性のデッキでこのカードを使うとなれば、やはりサルベージ・ウォリアーの存在が輝くでしょう。サルベージ・ウォリアーの効果でグレイドル・スライムを特殊召喚する事で、水属性同士の組み合わせでこのカードを出す事も可能です。
他にもレミューリアのレベル上昇効果を使うのも手です。例えば、「深海のディーヴァ」「海皇の重装兵」「その他に下級の水属性・海竜族1体」を場に揃え、レミューリアの効果でレベルを上げれば、深海のディーヴァと海皇の重装兵を墓地へ送る事でこのカードを出す事ができます。

このカードの姿は、アニメ版遊戯王5D'sに登場した「赤き竜」に酷似しています。
以前僕が、遊戯王5D'sのシグナーの竜に、6属性の中で水属性だけがいなかった事を嘆いていた頃に、「きっと赤き竜が水属性なんだよ!」とネタで言われる事がありましたが、その赤き竜に酷似したこのカードは実際には闇属性としてOCG化されました。
「これはあくまで漫画版の『アルティマヤ・ツィオルキン』であって、アニメ版の『赤き竜』ではない」と思われる方もいるかもしれませんが、そんな事は最早ただの屁理屈レベルです…。
以前、「赤き竜」繋がりとしてレッド・ドラゴンをネタにした事がありましたが、そのレッド・ドラゴンも、ラブラドライドラゴン等のレベル6チューナーと並べる事でこのカードの特殊召喚に使えるのは嬉しいです(笑
また、漫画版では「究極神 アルティマヤ・ツィオルキン」という名前だったのが、OCG版では「究極神」の肩書きが抜け、単なる「アルティマヤ・ツィオルキン」になっています。
これは、「究極神」込みだと「極神」カテゴリに属してしまう為に、変更されたものと思われます。ちなみに、進化系にあたる究極幻神 アルティミトル・ビシバールキンは、ちゃんとフルネームのままOCG化されています。
このカードの登場以前から、「『神』と名の付く漫画・アニメ出身のカードはOCG化の際に目も当てられない位弱体化する」というネタが囁かれていましたが、このカードに関しては「『神』の文字が抜けたおかげで良調整でOCG化された」と言われたりしています。実際に被害に遭っている身からすれば、笑うに笑えないネタですが…。

個人的な5D'sに対する見方からか実際にやられた事があるからか、この記事を書いている途中に、つい敵対する立場から書いている事に気付きました(汗
そういった表記をなるべく修正はしましたが、ひょっとしたら記事本文中の何処かにその名残があるかもしれません…。
これからも、新たなレベル7・8のドラゴン族Sモンスターや、その派生種が出る度に注目を浴びる事になるカードでしょう。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

ダーク・アドバンス

今回紹介するカードは、ダーク・アドバンスです。


ダーク・アドバンス

ダーク・アドバンス
通常罠
「ダーク・アドバンス」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに、
自分の墓地の攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
その後、手札から攻撃力2400以上で守備力1000の
モンスター1体を表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。



アドバンス召喚のサポートカードです。
最近のアドバンス召喚関連カードと言えば、「帝」「家臣」シリーズやそれをサポートする「帝王」魔法・罠カードが思い浮かびますが、このカードは漫画出身である為か「帝王」ではありません。
とはいえ、イラストには先に述べたシリーズとの繋がりがみられます。

このカードは、自分の墓地の攻撃力2400以上で守備力1000のモンスター1体を手札に回収し、その後、手札から攻撃力2400以上で守備力1000の モンスター1体を表側攻撃表示でアドバンス召喚できる効果を持っています。
回収したモンスターをそのままアドバンス召喚する事も可能です。ただし、アドバンス召喚なので当然、レベル5・6なら1体、レベル7以上なら2体のリリース要員が必要となります。
このカードによるアドバンス召喚の利点は、相手のターンにもアドバンス召喚を行える点でしょう。アドバンス召喚時に発動できる「帝」などの効果を相手ターンに発動し、相手を妨害するという運用が可能です。
ただし、「ダーク・アドバンス」は1ターンに1枚しか発動できない上に、発動タイミングも自分・相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに限られています。
また、このカードでモンスターを回収したとしても、アドバンス召喚を行わないという事も可能です。ダーク・アームド・ドラゴンの様な特殊召喚モンスターや、イビリチュア・ガストクラーケの様な儀式モンスターといった、アドバンス召喚できないカードを回収する事もできます。
墓地にいるエクストラデッキ要員のモンスターも対象にする事ができ、その場合は手札ではなくエクストラデッキに戻ります。

水属性には、氷帝メビウス凍氷帝メビウスといった「帝」シリーズ以外にも、このカードの効果で回収できるカードが存在します。
氷結界ではグルナードが対応しており、自分のターン内にアドバンス召喚を行った後でももう一度だけ氷結界を通常召喚できるという、僅かながらのシナジーもあります。
自身を手札から特殊召喚できる効果を持ったカイザー・シースネークを回収できるのも魅力的です。
サルベージでは回収できないこれらのカードを回収できるのが、このカードの利点と言えます。
同じく罠カードの儀水鏡の反魂術ならば、どんなステータスの水属性でも回収できますが、このカードは対応するモンスターが1体でも墓地にいればフィールドの状況に関係無く発動できる点が、あちらよりも優れています。

このカードは、漫画版ARC-Vで沢渡が使用したカードで、イラストには氷帝家臣エッシャーが描かれていますが、残念ながら特にエッシャーや氷帝シリーズに関連する効果を持っている訳ではありません。
エッシャーなんて、「家臣」の中で一番強化してやるべきカードだろうに…。折角イラストに描かれているのに、勿体ないです。
カード名からは、氷帝シリーズよりもむしろエレボス等の闇属性を連想しそうです。
また、宝玉獣サポートカードのフィールド魔法カードのアドバンスド・ダークとは名前が似ていてややこしいです(笑

アドバンス召喚を重視したデッキ以外では、どちらかと言うと特定のステータスのモンスターを回収できる事に意義を見出せるカードだと思います。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

続・悲報

ジャンプフェスタ2016でプロモパックが配布されなかったという事は過去の記事で書きましたが、その代わりにデュエリストフェスティバル2016というイベントで、プロモパックが配布されました。
ところが、このプロモパックに収録されている水属性モンスターは、再録のたつのこ1枚のみで、新規の水属性モンスターはありませんでした…

これまでプロモパックでは、たつのこやアーマー・カッパーフィッシュボーグ-アーチャーといった実用的な水属性モンスターを多く輩出していました。今は亡きタイダルのサポートとして活躍し、当時の禁止カード化最短記録を更新したカードの内の1体でもあったストリームも、プロモパック出身でした。
そんな訳で、「きっと今年も」と淡い期待を抱いていたのですが、結局その期待通りには行きませんでした(汗

水属性の中でも特に、「フィッシュボーグ」にとってはプロモパックが主戦場と言っても過言ではありませんでした。カテゴリに属するモンスター5体の内の3体がプロモパック出身であり、カテゴリ化したのもプロモパックからでした。
もっとも、現在はそのカテゴリ化のきっかけとなったフィッシュボーグ-ドクターを最後に新規が出ていない状態なのですが…。

今回のプロモパックは残念な結果になりましたが、今後何かの拍子で新規の水属性の優良カードが登場してくれる事を願いたいです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

真紅眼の飛竜

今回紹介するカードは、真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)です。


真紅眼の飛竜

真紅眼の飛竜
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1600
このカードの効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。
(1):自分エンドフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。



「レッドアイズ」に属する数少ない下級モンスターで、唯一の風属性モンスターでもあります。
風属性である為、他のレッドアイズとは属性のサポートを共有できません…。闇属性のサポートである闇の誘惑のコストにできない等、不便さを感じる状況があるかもしれません。

効果は、自分エンドフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「レッドアイズ」1体を蘇生させるというものです。
蘇生するレッドアイズには縛りやデメリットや表示形式の制限は無く、特にドラゴン族の切り札であるレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを蘇生できる点は大きいです。
竜の霊廟竜の渓谷を使えば、このカードと蘇生対象となるレッドアイズの両方を墓地へ送る事も可能でしょう。
ただ、ガンターラと同じくエンドフェイズの蘇生であり、蘇生したモンスターの効果を活かすには相手のターンを耐える必要があります。場を繋ぐために壁モンスターを蘇生する、という運用もできますが。

下級アタッカークラスの攻撃力を持っているのも嬉しいところです。
序盤は下級アタッカーとして運用させ、戦闘破壊される等して墓地へ行った後にレッドアイズの蘇生に繋げるという運用が理想的です。
ただし、このカードの効果を発動するターンには、自分は通常召喚できないというデメリットがある点には気を付けたいです。

テーマ専用の蘇生効果を持っているものの、やはり自分エンドフェイズ時という発動の遅さが気になります。
また、単に「レッドアイズを蘇生させる」というだけなら、フリーチェーンで蘇生を行える上にデメリットも無いレッドアイズ・スピリッツが存在します。完全蘇生である点や表示形式の指定が無い点も同じです。
また、自分の場のドラゴン族1体を除外しなければならないものの、手札からもドラゴン族全般を特殊召喚できる竜の転生も存在します。
とはいえ、レッドアイズの下級モンスターである点や、墓地からの発動であり手札を消費しない点など、このカードならではの利点も多いです。

レッドアイズを採用したデッキにおいて、下級アタッカー兼蘇生要員として活躍できるカードです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

青氷の白夜龍

今回紹介するカードは、青氷の白夜龍(ブルーアイス・ホワイトナイツ・ドラゴン)です。
水属性・ドラゴン族の最上級モンスターです。


青氷の白夜龍

青氷の白夜龍
効果モンスター
星8/水属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
(1):このカードを対象とする魔法・罠カードが発動した時に発動する。
その発動を無効にし破壊する。
(2):このカード以外の自分の表側表示モンスターが攻撃対象に選択された時、
自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
攻撃対象をこのカードに移し替える。



レベルや攻守の値やイラスト、そして名前から、かの青眼の白龍を意識してデザインされたと思われる水属性モンスターです。
「ブルーアイズ」は最近になってカテゴリ化されましたが、このカードの読みは「ブルーアイ」である為、その恩恵を受ける事はできません。
青眼の銀ゾンビ等の様に、わずか一文字違いでカテゴリ入りを果たせなかったモンスターは多くいますが、このカードはその中でも特に、濁点の有無の為にカテゴリ入りの明暗が分かれてしまったという、非常に惜しいカードです(笑
初出はアニメ遊戯王GXで、明日香が使用したカードです。

このカードは(1)の効果として、自身を対象にする魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する効果を持っています。
そのため、実質対象を取る魔法・罠カードに耐性を持っていると言えます。特に強制脱出装置次元幽閉などを気にせずに運用できる点は評価できます。
ただしこの効果は強制効果であり、装備魔法など自分が発動する、このカードを対象にした魔法・罠の発動も無効にし破壊してしまう点には注意が必要です。

あともう1つ、(2)の効果として自分の場に表側表示で存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、自分の場の魔法・罠カード1枚を墓地へ送る事で、攻撃対象をこのカードに移し替える事ができるという効果も持っています。
この効果を使う事で、低攻撃力のモンスターを戦闘から守る事ができます。
復活の福音ブレイクスルー・スキルの様な、墓地へ送られた後にも使い道のあるカードをコストとして墓地へ送るのが有効です。
最悪、手札に腐ってる魔法・罠を伏せて使うといいでしょう。このカードと魔法・罠を同時に用意できれば、相手の攻撃を躊躇わせる事ができるでしょう。
ただ、相手による伏せカード除去には気を付けたいです。

このカードはレベル8の最上級モンスターであり重いですが、サポート手段は豊富です。
手札からはレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン竜魔人 キングドラグーンコドモドラゴンの効果で、墓地からはレダメや復活の福音や竜の転生や竜魔人 クィーンドラグーンの効果で特殊召喚する事ができます。
水属性のサポートならば、大波小波によって手札から特殊召喚できます。他にも異次元海溝によって特殊召喚したり、グレイドル・ドラゴンの効果で蘇生したり、ヒゲアンコウによってリリースを軽減してアドバンス召喚する事もできます。
エクシーズ・ディメンション・スプラッシュを使えば、攻撃宣言できず効果は無効化されてしまうものの、最大で2体をデッキからリクルートする事ができます。
手札に来たこのカードは、トレード・インのコストにして手札交換する事もできます。

「氷の龍」という事で、【氷結界】に入れてみるのも面白いかもしれませんが、共有できるサポートが少ないので、事故要因になる可能性が高いです(汗
打点不足を補えるという、魅力的な部分もあるのですが。

このカードは、初登場した時点で水属性モンスターの中で最高の攻撃力を持っていました。と同時に、水属性モンスターとしては初めて、3000台の元々の攻撃力を持つモンスターでもありました。
そして、アシッド・ゴーレムが登場するまでの長い間、水属性モンスターの中で最高攻撃力を持つモンスターとして単独トップを誇っていました。後にイビリチュア・ジールギガスが登場し、水属性最高の攻撃力を更新するまでは、アシッド・ゴーレムと共に同率トップという位置にいました。

前述の様にこのカードはアニメで明日香が使用したカードであり、明日香が使用したカードの中では唯一の水属性です。漫画版の明日香の使用カードには水属性が多いですが、アニメ版ではこのカードのみです。
しかし、アニメでのこのカードは水属性ではなく闇属性でした。つまり、OCG化に際して水属性に変更されたのです。
このカードの様に、アニメでは水属性ではなかったカードがOCGで水属性に変更されるという前例があったからこそ、ブラック・レイ・ランサーシャーク・フォートレスを見た時には「アニメでは闇属性だったが、OCGでは水属性になっていて欲しい」という望みを抱く事ができたものでしたが、結局それらはOCG化の際に水属性に変更される事はありませんでした…(汗

水属性にあって、青眼の白龍を意識した様なカードという事で気に入ってる1枚です。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

氷結界の修験者

今回紹介するカードは、氷結界の修験者です。


氷結界の修験者

氷結界の修験者
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1000
このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。



レベル4・戦士族の氷結界モンスター。
攻撃力1900以下のモンスターとの戦闘では破壊されないという戦闘破壊耐性効果を持っています。
おそらくは、この効果で相手の高攻撃力モンスターの攻撃に耐えた後、返しのターンでシンクロを狙えるようにデザインされたのでしょう。レベル4なので、氷結界のチューナーとシンクロする事で、ドゥローレングングニールへと繋げる事が可能です。
戦闘破壊耐性は限定的ではありますが、戦闘に滅法強いホープ・ザ・ライトニング等の攻撃に単体で耐える事ができる点は評価に値するでしょう。

このカードの基本攻撃力1500なので、このカードを戦闘破壊できるのは基本的に、攻撃力が1500以上1900未満のモンスターとなります。
また、この攻撃力のおかげで、グリズリーマザーサルベージに対応しています。レベル4の氷結界には、これらに対応するカードは意外と少なく、戦士族としてはカードが唯一です。
相手の場に高攻撃力のモンスターがいる時にリクルートもしくは回収すれば、壁として機能できるでしょう。
攻撃力が、これらに対応する中でも最高の数値というのも嬉しいですが、奈落の落とし穴に掛かってしまう等、悩みも多いです。

ウォーターワールドを使えば攻撃力が2000となるので、攻撃表示でいる限りは非常に戦闘破壊されにくくなります
大僧正の魔法・罠への破壊耐性付加効果や水神の護符による破壊耐性、このカードと同じくウォーターワールドと相性の良い守護陣のロック効果と組み合わせれば、より場持ちが良くなるでしょう。

このカードを場繋ぎとして用いる場合は、攻撃表示にするべきか守備表示にすべきか迷います。
ステータスを見ると守備力よりも攻撃力が高く、攻撃寄りのカードなのですが、いくらホープ・ザ・ライトニング等の高攻撃力に耐えられると言っても戦闘ダメージはそのまま受けるので、戦闘ダメージによってライフを0にされてしまうと元も子もありません
かと言って守備表示で出せば、攻撃表示では「攻撃力が1500以上1900未満」だったこのカードを戦闘破壊できるハードルが「攻撃力が1000を上回り1900未満」にまで下がってしまいます。

このカードと全く同じ効果を持つモンスターとして、翻弄するエルフの剣士ロードランナーが存在します。
ロードランナーは地属性でレベル1と随分ステータスが違いますが、スクランブル・エッグという専用サポートカードを有しています。
翻弄するエルフの剣士もまた地属性ですが、レベルと種族がこのカードと同じあり、「エルフの剣士」カテゴリに属しています。
このカードを使うならば、水属性である点や「氷結界」である事を活かして差別化を図りたいものです。
尚、これらカードは2枚とも、アニメの主人公が使用したカードです。翻弄するエルフの剣士は「遊戯王デュエルモンスターズ」の主人公の武藤遊戯が、ロードランナーは「遊戯王5D's」の主人公である不動遊星が、それぞれ使用しました。
しかし、これらのカードはどちらもかませ犬ポジションというイメージの強いカードでもあります(笑

カード名にある「修験者」とは、役小角を祖と仰ぐ日本仏教の一派「修験道」の修行者の事です。
今、遊戯王OCGで修験道に関連したカードはと言われると、おそらく多くの人が妖仙獣を連想するでしょうが、それよりもずっと前に、読んで字の如く「修験者」であることカードが登場していました(笑

このカードが初登場したDT4弾辺りまでに出た氷結界の面々は、DTマスターガイドシリーズでキャラ付けされているものが多いですが、このカードに関しては、トリシューラの解放を巡る内部抗争時の所属勢力は不明です。
また、イラストでは脚部分が写っておらず、体の一部も手で隠れていてよく見えませんが、その辺りのデザインに関しては、DTのCGグラフィックで確認する事ができました。

続きを読む

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

嘆き

ゴールドパックに収録が確定したグローアップ・バルブのカードナンバーは、GP16-JP001でした。即ち、ゴールドパックの一番最初のナンバーです。
ゴールドパックではどうなのかはまだ分かりませんが、これまでゴールドシリーズでは、ナンバーの振られ方は、カードの種類と、同じ種類のカードは、登場時期順にナンバリングされていました。特に、通常パック出身のカードにおいて、その傾向が強かったです。
今回、グローアップ・バルブが最初のナンバーという事は、グローアップ・バルブよりも前に通常パックで登場した効果モンスター・通常モンスターの収録は見込めないという事になるでしょう。
これによって、一昨年のゴールドシリーズ2014の再録投票にノミネートされていた黄泉ガエルは、またしても再録の機会を失ってしまいました…

黄泉ガエル

前に同じような事を記事に書いた後にも、グローアップ・バルブや金華猫といった有用なレベル1モンスターは何らかの形で再録されましたが、黄泉ガエルは何年も再録されないままです…。

あと、私がゴールドパックで再録を望んでいる効果モンスターは、幽鬼うさぎです。高額カード故に、ネット上で見受けられたような【海皇】デッキが組めなかった未練を、未だに引きずっています。
今回のゴールドパックは、KONAMIが幽鬼うさぎを再録する為のパックであるとさえ見ています(笑
過去の記事内でも、ゴールドパック(に相当するパック)に十中八九再録されるだろうと予想していました。果たして本当にそうなって欲しいものです。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

「出張要員」として

BOSHで登場したダイナミスト・ブラキオン
手軽に特殊召喚できる効果を持つ点から、出張要員としての活躍が期待できるカードです。

ダイナミスト・ブラキオン

ところが、このカードが入ったデッキレシピを見てみると、【ダイナミスト】や他のペンデュラムデッキにダイナミストの要素を混ぜたデッキが多く、単独での「出張」は見られませんでした。
機械族には、手軽に展開できる効果を持ったものが多いですが、水属性にとっては非常に珍しい、特殊召喚によって出せるレベル5の半上級モンスターなので、水属性のデッキに重宝するかなぁと思ったのですが…。

このカードが、他の水属性デッキへの「出張要員」として使い辛いのは、ペンデュラムモンスターだからというのも一因でしょう。ペンデュラムモンスターはフィールド上から墓地へ送られる場合、墓地では無くエクストラデッキへ行くので、基本的に使い捨てになってしまいます。
この問題点を解消するには、このカードをペンデュラム召喚できるようにする必要があります。
しかし、「このカードをサーチできる上に表側表示になっていれば墓地へ行く際にこのカードを回収できるダイナミスト・チャージも一緒に入れよう」「このカードと対になる、スケール3のダイナミスト・ケラトプスも入れてみよう」「リクルートできるダイナミスト・ラッシュも入れよう」「このカード以外のスケール6のペンデュラムモンスターも入れてみよう」という風に試行錯誤していく内に、デッキが【ダイナミスト】に侵食される事は目に見えています(笑
このカードを使う場合、「出張」させるカードの加減がどうも難しい気がします。元々ペンデュラムを使用しないデッキなら尚更です。

【氷結界】では、レベル2のチューナーと守護陣を一緒に採用する事で、シンクロ先としてグングニールグレイドル・ドラゴンとを使い分ける事ができます。
「ドゥローレンをシンクロできなきゃ意味が無い」と思われる方もいるかもしれませんが、安く組める事と、もし今後ドゥローレンが禁止になったとしても影響が薄いという利点がある為、このカードをシンクロ素材として「出張」させた【氷結界】デッキも考えてみたいです。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

プロフィール

ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

X(旧twitter)アカウント
@zrtm_IceBarrier

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