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after「T」

タイダルが抜けた後の、僕が組んでいた各デッキにいて考察したいと思います。

【海皇龍 ポセイドラ】・・・代わりにメガロアビスを入れます。レベル7・水属性・手札から海皇の効果を発動できると、共通点が多いです。フィールドでも海皇の効果を発動できるので、戦力としても申し分ないと思います。

【魔法使い・エクシーズ軸氷結界】・・・同じレベル7のガンターラを入れてみます。これまでこのデッキを回していて、伝道師の特殊召喚の制約とタイダルの特殊召喚とが干渉し合ってしまった事は一度しかありませんでしたが、ガンターラを使うとなると特殊召喚の干渉、更にはそれに関するプレイングミスが多くなりそうです…。ガンターラの主な特殊召喚手段が伝道師の効果による蘇生なので尚更です。

【氷結界のロイヤル・ナイト】・・・タイダルこそが最高の墓地肥やしソースであった為、デッキの存続に関わるレベルの大損害を受けました。パンサー・シャーク&イーグル・シャーク辺りを入れて5軸のシャークデッキ寄りにするか、サルベージ・ウォリアー等を入れた戦士族寄りにするか迷います。

【水属性フルモンスター】・・・タイダルが出る前から組んでいた僕にとっては、家電製品に囲まれた生活からろうそくとランプの暮らしに戻るような気分です。タイダルがいなくなって墓地のカードを除外する必要もそう無くなったため、素早いや水精鱗を増やした上で深海の怒りをフィニッシャーにする様な構築にするのが良いかもしれません。

【ダイダロス】・・・これも壊滅的な被害を受けました。ストリームの禁止以降、衰えるばかりです…。海皇を中心とした【海竜族】デッキに、ダイダロスを「添えるだけ」の形になりそうです。

他にも色々とありますが、思い返すだけ虚しくなりそうなので止めておきます。
どのデッキも、墓地肥やしに展開にアタッカーと何でもこなせたタイダルが抜けた穴はあまりにも大きい…。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

究極のシャークのカードを考える

第9期になってから、漫画版のカードによって、遊馬のホープにはホープ・ザ・ライトニング、カイトのギャラクシーアイズにはギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンやダークマター・ドラゴンが登場し、大きく強化されました。
しかし、シャークのエクシーズには何もありません
これらはいずれも特定のエクシーズの上に重ねて出せるカードです。シャークにも一応重ねて出せるFA-ブラック・レイ・ランサーがいますが、これらは、FA-ブラック・レイ・ランサー程度で喜んでいた自分がちっぽけに思えてくる程のパワーカードです。
WP枠もそうでしたが、シャークにだけ何も無いのは我慢なりません。そこで、究極のシャークのカードをコンセプトとしたオリジナルカードを考えたいです。

まず、上記のカード達の様に特定のエクシーズの上に重ねられるエクシーズモンスターとして考えたいです。
となると、重ねる対象を指定する必要があります。漫画版のエースであるバハムート・シャークには当然重ねられるようにしたいです。
が、それだけだと範囲が狭いので「ランク4・水属性」に指定したいところです。これだと、アニメ版のエースであるシャーク・ドレイクやナッシュのオーバーハンドレッドナンバーズであるS・H・Ark Knightにも重ねられるようになります。
究極のシャークのカードは、これらのシャークのエクシーズの救済にも一役買わせたいです。
一応、メロウガイスト深淵に潜む者等、シャークのカード以外のカードにも重ねられてしまいますが。

次に打点です。
上記のギャラクシーアイズのエクシーズ2体は普通に4000の打点があり、ホープ・ザ・ライトニングは効果によって5000にまでなります。
これら2体に負けないように、今回の究極のシャークのカードも高打点を叩き出せるような性能にしたいです。
とりあえず、4000、5000と来ているので6000以上は欲しいところです。

そして、モンスター効果です。ホープ・ザ・ライトニングは攻撃力5000になる効果に加えて攻撃時に相手のカードの発動を封じる効果まで持っており、非常に高い突破力を持っています。その優秀さから、ランク4主体のデッキでに採用率も激増している様です。
ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンは4000の高打点に加えて単体除去効果と、まさにシャークに欲しかったと思える様な性能です。
突破力に除去・・・今回のオリカのはその両方を付けようと考えています。なんたって、究極のシャークのカードですから。
また、シャークのエクシーズ、引いては水属性エクシーズの「お家芸」とも言えるステータス変動効果も付けたいです。これによって、4000、5000、更には6000以上の打点を叩き出せるようにします。

そんな訳で、それらの要素を詰め込んでみた究極のシャークのカードが、以下のオリカです。


アルティメット・シャーク(仮)
ランク5/水属性/海竜族/攻2600/守2100
水属性レベル5モンスター×3体以上
このカードは自分フィールドのランク4・水属性のXモンスターからX素材を1つ取り除き、そのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードを特殊召喚するターン、自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
(1):このカードの特殊召喚は無効化されない。
(2):このカードの特殊召喚成功時には、魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(3):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×1000アップする。
(4):X素材を持つこのカードがフィールドに存在する限り、相手はバトルフェイズにカードの効果を発動できない。
(5):X素材を3つ以上持つこのカードは、このカード以外の効果を受けない。
(6):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードをこのカードの下に重ねてX素材とする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(7):このカードがフィールドから離れた場合、「アルティメット・シャーク(仮)」を除く自分の墓地の水属性Xモンスターを任意の数だけ対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。



見ればだいたい分けるかもしれませんが、上記の漫画版の遊馬やカイトのエクシーズの他、これまでのWP枠で登場したXモンスター達も意識したような効果にしています。
重ねて素材にできる効果には、氷結のレディ・ジャスティスと同様のコストを設けてみました。
これにより、効果を使用していないシャーク・ドレイクや覚醒の勇士 ガガギゴに重ねた場合に(5)の耐性効果を得られるように、同じくシャーク・ドレイク・バイスに重ねた場合には更に攻撃力が目標値である6000を超すように調整しています。
(6)の除去効果は、「S・H・Dark Knightやサイバー・ドラゴン・インフィニティと被らないようにしつつ、S・H・Ark Knightの強力版と言える効果」を目指しました。大きな違いは素材を消費する点です。
また、フリーチェーンで発動できるようにもしました。これには、ラグナ・インフィニティが成し得なかった破壊を介さず、いつでも撃てるフリーチェーンの単体除去を持たせてやろうという意味も込めています。
究極と言いながらも穴は結構あるでしょうが、アフターケア(?)として(7)の蘇生効果も付けてみました。この効果は、まだ見ぬスパイダー・シャークの効果を少し意識しています。

失敗点は3つあります。
1つ目は、重ねてX召喚する方法と攻撃力上昇効果が、よりにもよって水属性のエクシーズである氷結のレディ・ジャスティスと被ってしまった事です。
レディ・ジャスティスについてもこれから何らかのプッシュを考えてはいますが、これ程までに見事に被ってしまったのは不味かったなぁと思います。
2つ目は、テキストが長すぎる点です。いくらカードのテキスト欄が広くなり、字のサイズが統一されたと言っても、仮にもしカードの画像を作るとしたら、こんなテキスト量なんて枠に収まりきる訳がありません(笑
上のテキストには、今のOCGのテキストでは使われていない様な記述が紛れているかもしれませんが、直したとしても字数はそんなに変化しないでしょう。
3つ目は、今の時点で書いて「究極」などと名乗ってしまった点です。上記の様な今見ればそこそこ強いかもしれませんが、後になればこんなものなど屁でも無いレベルのパワーカードがジャンジャン出る事もあり得るでしょう。
そうなると、とてもではないですが究極なんて言ってられません。またその時代に合わせて作り直しです。

第9期になり、鳥銃獣カステル等が登場してから間もなく1年…。
PRIOのWP枠での強化からは漏れてしまっていたものの、1年前のシャークの境遇は、今を思えば遥かにマシだったのかもしれません。

テーマ : 遊戯王オリカ
ジャンル : ゲーム

不遇脱却?

遊戯王OCGにおいて、カテゴリ専用のサーチ魔法の中で最もクオリティの高いものはというと、間違いなく「トゥーン」のサーチ魔法であるトゥーンのもくじです。
モンスターカードだけでなく魔法・罠、更には同名カードまでサーチできてしまうのです。
それでいて発動条件も制限もデメリットも無い、まさに最高級のサーチ魔法カードです。

そんな「トゥーン」の最大の悩みは、登場モンスターに恵まれないという点でした。
トゥーンのもくじも含め、トゥーンのカードは初期に登場したものばかりです。なので数だけでなくモンスターの質も怪しいです(逆にトゥーンのもくじに関しては初期ならではの簡略さがむしろメリットになっていますが)。
「トゥーン」自体が古いテーマちうのに加え、あまりにも強力すぎるサーチカードを有するために調整が難しいのではないか?と言われたりしていたものです。

しかし、新弾に新規のトゥーンのカードが登場する事が確定しました
これによって、万能サーチカードのトゥーンのもくじの価値が上がっているは言うまでもありません。
今情報が出てるカードだけで、最近のデッキと張り合えるレベルまで強化されているかはよく分かりませんが、これをきっかけにこれから「トゥーン」の新規カードがどんどん登場していく事もあり得るでしょう。

「トゥーン」によるトゥーンのもくじの次にクオリティの高いカテゴリ専用のサーチ魔法カードと言えば、動条件も制限もデメリットも無くそのカテゴリのモンスターカードを何でもサーチできるカードという事になるでしょう。
E-エマージェンシーコール召集の聖刻印、そして氷結界の紋章などが該当します。
しかし、エマージェンシーコール擁する【HERO】や召集の聖刻印を擁する【聖刻】は環境トップレベルまで躍進していたのに対し、氷結界の紋章を要する【氷結界】は、「万能サーチを持っているのに環境に頭角を現せていないデッキがある」などと嘲笑され、ネタにされるレベルの悲惨さです。これら2枚のサーチカードはかつて規制されていた事があるので尚更氷結界の紋章の悲惨さが際立ちます。
特に、【HERO】とはまさに月とすっぽんです。【HERO】は長い間現在進行形で環境トップにいるにも関わらず、規制されている専用サポートはエアーマン1枚だけ(制限カード)という状況です。
逆に「氷結界」はというと、【氷結界】とは全く関係ないところで大暴れした末にブリューナクが禁止、トリシューラが制限、ドゥローレンが準制限と、実に3体も規制されています。
しかもこれら3体はいずれもシンクロモンスターであり、氷結界の紋章とは全くもって関係ありません

「氷結界」以上に恵まれた専用サーチ魔法を持っていながら、デッキとしては恵まれていなかった「トゥーン」に、ここに来て新規のカードが来た事は、氷結界を応援している身としてはショックです。
これでますます「氷結界」が引き離されてしまうのか、更に極端に言えばネタにされる事も増えるかもしれないのか…と悔しさすら感じます。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

銀河戦士

※この記事には批判的な内容が含まれています。ご覧になる際にはその点を留意の上でお願いします。


今回紹介するカードは、銀河戦士(ギャラクシー・ソルジャー)です。
PRIOのWP枠で登場した「ギャラクシー」モンスターです。


銀河戦士

銀河戦士
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2000/守 0
手札の光属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚する。
このカードが特殊召喚に成功した時、
デッキから「ギャラクシー」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
「銀河戦士」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



レベル5の「ギャラクシー」モンスター。
名前に「戦士」とありますが、このカードは戦士族ではなく機械族です。よって、蛮族の狂宴LV5などには対応していません。

このカードは、レベル5の上級モンスターでありながら手札の光属性1体を捨てて表側守備表示で特殊召喚できます。
更に、特殊召喚に成功した時に、ギャラクシー1体をサーチできる効果を持っています。
自身の効果で特殊召喚した際にこのサーチ効果を発動すれば、実質1枚分の手札消費だけでこのカードを出せる事になります。
銀河の魔導師をサーチしてから通常召喚し、更に銀河遠征をサーチしたり、銀河眼の光子竜を捨てつつ銀河騎士をサーチしたりと、【ギャラクシー】デッキでは特殊召喚とサーチ効果によってエクシーズに繋げる手段も豊富です。

このカードのサーチ効果は1ターンに1度しか発動できませんが、特殊召喚効果には使用回数の制限はありません。
よって、手札にこのカードと光属性2体があれば、同名カードをサーチする事で複数体展開する事も可能です。
その軽さから、このカードはランク5エクシーズへの起点となり得ます。
【ギャラクシー】デッキでは、このカードの他に上述の銀河の魔導師と銀河遠征との組み合わせ、「フォトン」との混合ではフォトン・スレイヤーも存在するため、特にレベル5を並べやすいです。
ギャラクシー以外の光属性でも、サイバー・ドラゴンやアーティファクトといったレベル5モンスターを場に並べやすいです。
このカードを他の光属性のレベル5モンスターと並べる事で、汎用ランク5エクシーズに加えてセイクリッド・プレアデスのエクシーズ素材に、機械族のレベル5モンスターならばサイバー・ドラゴン・ノヴァのエクシーズ素材にする事もできます。更に前者はセイクリッド・トレミスM7を、後者はサイバー・ドラゴン・インフィニティを上に重ねてエクシーズ召喚する事も可能です。

【ギャラクシー】では、コストパフォーマンスの低さとサーチ効果の優秀さから、主力として活躍できるでしょう。
ギャラクシーを差し引いても、容易に特殊召喚できるレベル5であるという点は、光属性をメインにしたデッキにとっては非常に重宝する効果だと思います。

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テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

希望の果てに

Vジャンプの定期購読で、漫画版のシャークの使用カードであるカイザー・シースネークが登場しました。
以下、明らかになったそのステータスです。


カイザー・シースネーク
効果モンスター
星8/水属性/海竜族/攻2500/守1000
「カイザー・シースネーク」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分の手札・墓地から海竜族・レベル8モンスターを選んで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になる。
(3):特殊召喚したこのカードのレベルは4になり、
元々の攻撃力は0になる。



(1)の効果は、サイバー・ドラゴン等と同様の特殊召喚効果です。
これと同じ条件の特殊召喚効果や類似条件の特殊召喚効果を持ったカードはこれまでも何枚か出ていましたが、実は光属性闇属性地属性の3属性に偏っていました
なので、水属性でこの手の特殊召喚効果を持ったモンスターは、正真正銘これが初です。(条件が非常に厳しい交霊師は除いています)
レベル8という非常に重い最上級モンスターでありながら、半上級モンスターとして比較的容易に出せるのは嬉しいです。
ただ、「カイザー・シースネーク」のこの方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできないという制約があります。

(2)の効果は(1)の方法で特殊召喚に成功した時に発動でき、自分の手札・墓地から海竜族・レベル8モンスターを選んで特殊召喚するというものです。
(1)の効果の制約から、この効果も実質1ターンに1度しか使用できません。
また、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になるというデメリットが付いてきます。

(3)の効果は、特殊召喚されたこのカードのレベルは4になり、 元々の攻撃力は0になるというものです。
こちらは自身の効果だけでなくあらゆる効果で特殊召喚された場合に付いてくる効果です。
また、(2)の効果とは違い元々の攻撃力が0となります。こちらでは守備力は0にならない点も含めて、混同しないように気を付けたいです。

見れば見る程、(1)(2)(3)の効果が巧みに絡み合ったカードです。
(1)と(2)の効果は完全に連動しており、(2)の効果で同名カードを特殊召喚すれば、最終的に両方とも(3)の効果によってレベル4となり、ランク4のエクシーズ召喚に繋げられるようになります。
召喚権を消費せずにランク4を展開できるのは嬉しいです。
しかし、このカードには悩みも多く存在します。

現在のところ、(2)の効果の対象となる海竜族・レベル8モンスターは、同名カードとスパイラルドラゴンわずか2体しか存在しません
海竜族・レベル8モンスターには他にネオダイダロスムーラングレイスが存在しますが、それらはいずれも特殊召喚モンスターである為、このカードの効果では出す事ができません。
同名カード以外も対象にできる釣り上げ効果を持つカードとしては珍しく、(2)の効果で特殊召喚されたモンスターは効果が無効にはなりませんが、そもそもスパイラルドラゴンは通常モンスターなので大した利点とは言い難いです…。
それに、スパイラルドラゴンを特殊召喚したところで攻守0の状態であり、このカード自体も(3)の効果によってレベル4になる為、エクシーズ召喚を行う事もできません…
スパイラルドラゴンを特殊召喚する場合には、「聖刻」の劣化版みたいな動きにしかならないのが現状です。(ちなみに「聖刻」には、このカードの(1)の効果と同様の特殊召喚効果を持ったトフェニドラゴンまでいます)
やはり同名カードを特殊召喚してこそナンボですが…今度はこのカード自体が定期購読の特典カードである為、複数枚集めるのが困難だという壁にブチ当たってしまいます。
また、ステータス面でもサルベージで回収できないのが辛いです。墓地へ行った後にも同名カードの(2)の効果によって蘇生させる事はできますが、(1)の効果及びそれに付随する(2)の効果については使い捨てになってしまうと言っても過言ではありません。
もちろん、死者転生儀水鏡の反魂術など、回収手段が無いという訳ではありませんが。

また、シャークのデッキとそこまでシナジーが濃くないのも気になります。
シャークはこれまで海竜族モンスターを多く使用してきましたが、それらはいずれもエクシーズモンスターであり、シャークのメインデッキ要員の海竜族はこれが初です。
また、レベル8というのもエンシェント・シャーク ハイパー・メガロドン以来の2体目となります。
(1)の特殊召喚効果及び特殊召喚時の(3)の効果から、ランク4のエクシーズ素材としては中々優秀ですが、受けられるサポートが少ない点はやはり気になります。
シャークの使用カードなら、エクシーズ・ディメンション・スプラッシュを組み合わせてみると面白いかもしれません。
発動条件は厳しいものの、効果が無効になっているため(3)の効果によってレベル4にはならず、ランク8のエクシーズ召喚に繋げられるようになります。
シャークの使用カード以外でなら、海皇の竜騎隊の効果でサーチできるという利点があります。

強すぎず弱すぎず、なかなか面白いカードという印象を受けました。
特に、召喚権を使わずにレベル4として展開できるのは嬉しいです。(2)の効果抜きにしても、シャークのデッキのランク4のエクシーズ素材要員の有力な候補となり得ると思います。
ただ、定期購読ゆえの入手難易度の高さと、にも関わらず複数枚集めてこそ輝くという点には骨が折れます(汗

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

タイダル禁止の影響

タイダルの禁止化は、僕が組んでいた多くの水属性デッキにも大きな影響を及ぼします。
その中で最も強く影響を受け、弱体化されると思われるのが【水属性フルモンスター】です。

このデッキの事はこれまでちょくちょく書いていた気でいましたが、記事を読み返してみると、意外にもタイダル、ストリームが共に無制限だった頃を最後にデッキレシピを載せていませんでした。
それだけ、【水属性フルモンスター】におけるタイダルの恩恵は大きく、規制されてからの弱体化は著しいものだったのです。
ちなみに、【水属性フルモンスター】というデッキはタイダルが出たあたりから注目され始めたような気がしますが、僕はタイダルが出る前から組んでいました

【水フルモン】でのタイダルは、フィッシュボーグ-プランター等のキーカードを墓地へ落としたり、手札の海皇の効果を発動させたり、ドローやプランターの効果によってコストを確保した上で特殊召喚できたり、更にその除外コストによって墓地枚数を調整してムーラングレイスの特殊召喚条件を満たしたり、ポセイドラ等と並んでランク7のエクシーズ素材になったりと、マルチな活躍を行ってきました。
これが抜ける穴はあまりにも大きいです…。
いくらタイダルが出る前から【水フルモン】を組んでいたとはいえ、タイダルの便利さを実感してしまった後にタイダル抜きで組み直すのなんて、例えれば家電製品に囲まれた生活から、ろうそくとランプの暮らしに戻るようなものです。

【水フルモン】を使っていた時に、対戦相手に「それは自分がやりたい事をやるために組んだデッキではない」「勝つために組んだ偽りのデッキだ」と言われた事があります。
一応、「頻発するモンスターが引けないという事故を、デッキ内容を全てモンスターにする事で解決する」「色んな水属性を使いたい」「水属性統一デッキを組みたい」と、やりたい事を色々と叶えるべく組んではいるのですが…。
それに、ショックルーラーや除外系のカード(ダーク・ロウマクロコスモス等)、特殊召喚封じなどを出されると確実に詰むのは覚悟の上で組んでいるのに、「勝つために組んだ」などと言われるのは心外でした。
一応、「【氷結界】デッキ等で煮え湯を飲まされる、サイクロン大嵐(今ではハーピィの羽根帚)といった魔法・罠除去」というのもやりたい事の一環としてありましたが、その対戦相手にとっては、それらの魔法・罠除去カードが完全に死に札になってしまう事が特に気に入らなかったようです。

何だかんだでたまに話題に挙がる事もあった【水フルモン】でしたが、アニメで権現坂が使用するフルモンスターの【超重武者】が登場してからは、そちらが名実共にフルモンスターデッキの最大手となりました。
そしてそれ以降すっかり影が薄くなった【水属性フルモンスター】は、タイダルの禁止化によって静かに息を引き取りました…。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

巨星墜つ

2015年4月からのリミットレギュレーションにおいて、瀑征竜-タイダル禁止カードに指定されます。

瀑征竜-タイダル

タイダルだけでなく、四体の最上級の「征竜」全てが禁止カードになります。
ガチデッキやパワーカードに対してあまり良い感情を抱かない傾向のある僕ですが、「征竜」に対しては、ここの記事で書いたような経緯から同情を抱いていました。しかし今回タイダルの禁止は残念に思うのは、「征竜」に対する同情からではなく、水属性を使っており、その中でタイダルを使っていたからです。

LTGYが出てからも僕は色んなタイプの水属性のデッキを組んでいましたが、それらほぼ全てにタイダルを入れていました
【海皇】【水属性フルモンスター】、一番新しく組んだ氷結界デッキである、ランク4エクシーズ中心の【魔法使い軸氷結界】に至るまで、とにかく様々なデッキにタイダルは入っていました。
最近強化された【海皇】デッキを回していた時なんかは、タイダルを引く度に「もはやタイダルは水属性デッキと一心同体だ」と言いたくなる程、非常に頼もしく感じていました
そんな中での禁止化というのは辛いものがあります…。
助けられた事は数知れず。時には墓地を肥やし、時にはアタッカーとしてフィールドに降臨し、また時には海皇の効果の発動に一役買うなど、まさに変幻自在でした。ただ、水属性・ドラゴン族をサーチする効果はあまり使った事が無かったです(笑
ランク7のエクシーズ素材や、墓地に落ちても舞い戻れる点から手札コストとしても活躍していました。

今後、これ以上の性能を誇る水属性が登場する事はもう無いでしょう…。
水属性を使っていた身としては、自身の効果によって比較的容易に展開できる点、それでいて攻撃力2600というそこそこ頼れるアタッカーとして機能する点がとにかく魅力的に映っていました。タイダルがいなくなってからは、展開もアタッカーも、一体誰に頼ればいいんだよ…と言いたいです。
墓地肥やしに関しては、水属性にはジェネクス・ウンディーネという「特上」のものがいるものの、召喚権を使用せずに墓地肥やしを行えるのはあちらには無い利点でした。
また、数少ない「手札から海皇の効果を発動できる」モンスターの内の1体が消えてしまった事にもなります。

タイダルと引き換えにストリームは一気に無制限になって戻って来ましたが…正直、効果無しも同然です。
一応下級征竜の中で最も守備力が高いので壁にはできますが、水属性やドラゴン族にはもっと有用な壁モンスターはいくらでもいます…。
「水属性・ドラゴン族・レベル4」という数少ないステータスを持つモンスターではあるものの、サルベージグリズリーマザー仮面竜などに対応しないという点を踏まえるとパワード・チューナーにすら劣る気がします。
どうせこれらに対応しないのなら、より攻撃力が高い上にロック効果も持っているブリザード・ドラゴンを使った方が良いです。

2年と少しの間、ありがとうタイダル…。
瀑征竜-タイダルには「終身名誉水属性モンスター」の称号を贈ってやりたいです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

水魚の交わり

色んなテーマには、多かれ少なかれテーマ以外のカードに極端に相性の良いカードがあったりします。
【リチュア】における鰤っ子姫、【ガエル】におけるシー・ランサー、【水精鱗】における海皇、【海皇】におけるジェネクス・ウンディーネジェネクス・コントローラー…。
水属性のテーマだけで見ても色々とあり、中にはデッキを組む際の必須カードと言っても過言ではないものも存在します。

しかし【氷結界】には、そのような「テーマ全体と極めて相性が良い」ようなカードは少ないです。
近年に出た水属性の中でもハンマー・シャークタイダルサイレント・アングラー辺りはそれなりに親和性があると思いますが、「極めて」相性が良いかと言われると疑問符が浮かびます。
遊戯王カードwikiの深海のディーヴァの記事には、「このカードを使用する代表的なデッキ」の内の一つとして【氷結界】が挙げられています。
確かにディーヴァは優秀なチューナーであり、水属性のサポートも共有できます。
しかし、ディーヴァでリクルートできる氷結界のモンスターは輸送部隊だけです。しかも、少し前ならまだしも現在ではディーヴァでリクルートできるレベル1の海竜族として、強力な効果を持ったネプトアビスが存在しています。
ディーヴァのリクルート先を増やして、強力なアドバンテージを得られるネプトアビスや他の海皇も入れて…とやっいぇいくとその内氷結界のモンスターが全部抜けていってしまうのがオチです(笑
輸送部隊の効果自体が微妙なのもマイナスポイントです。
他に「ディーヴァを使用するデッキ」として挙げられているデッキは水属性のデッキが多く、ディーヴァを入れるにしても他のデッキとどのようにして差別化しようか悩みます…。

ディーヴァに限らず、氷結界と相性の良い水属性サポートは、だいたい他の水属性デッキとも相性が良いです。
そんな中で氷結界が他のテーマと差別化を図るためにはテーマサポートを活かすべきなのに、肝心のそのテーマ間のシナジーが薄いというのが、今の「氷結界」の最大の悩みだと思います。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

璃緒のオリカを考える

他の鳥獣族デッキが強化されていくのを指を咥えて見ているだけなのは御免なので、そろそろ璃緒水属性・鳥獣族の強化のオリカも考えていきたいと思います。


アイス・コンドル
効果モンスター
星4/水属性/鳥獣族/攻1400/守1000
「アイス・コンドル」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールド上に鳥獣族・水属性モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがフィールド上から墓地へ送られた場合、
デッキからカード名が異なる鳥獣族・水属性モンスターを3枚まで選んで手札に加える事ができる。


「氷雪関連の単語+鳥関連の単語」というネーミングを考えるにあたって一番最初にパッと思い浮かんだ名前です(笑
ハーピィのヒステリック・サインを意識した効果ですが、それ以上にブリザード・サンダーバードとのシナジーを意識しています。


効果モンスター
星4/水属性/鳥獣族/攻1300/守 200
(1)自分フィールド上に魚族・水属性モンスターまたは鳥獣族・水属性モンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このターン、自分は水属性以外のモンスターを特殊召喚できない。


コンセプトはシレーヌ・オルカを小型化したようなイメージ。
魚族だとサイレント・アングラーと被る気がしたので鳥獣族にしました。
特殊召喚条件が上記のアイス・コンドルの(1)の効果と被り気味ですが、鳥獣族テーマのBFでもゲイルとブラストが被っていたので気にしない。


効果モンスター
星5/水属性/鳥獣族/攻2100/守1000
(同名カード)の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・墓地からこのカード以外の鳥獣族・水属性モンスターと魚族・水属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(2):鳥獣族・水属性モンスターまたは魚族・水属性モンスター1体と
このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキからレベル5以下の魚族・水属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動したターン、自分は水属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが除外された場合、
デッキからレベル5以下の魚族・水属性モンスター1体を手札に加える事ができる。


効果モンスター
星5/水属性/魚族/攻2000/守1500
(同名カード)の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・墓地からこのカード以外の魚族・水属性モンスターと鳥獣族・水属性モンスターを1体ずつ除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(2):魚族・水属性モンスターまたは鳥獣族・水属性モンスター1体と
このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキからレベル5以下の鳥獣族・水属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動したターン、自分は水属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが除外された場合、
デッキからレベル5以下の鳥獣族・水属性モンスター1体を手札に加える事ができる。


モチーフは征竜。
今は征竜っぽい効果を適当に組み込んでみただけなので、これから要調整です。
上のカードもそうですが、シレーヌ・オルカの様に魚族とのシナジーも考慮したオリカも考えていきたいです。


BFにしろハーピィにしろRRにしろ鳥獣族のテーマはサポートが充実しているので、生半可なカードだと他の鳥獣族デッキの劣化版にしかならないので調整が難しいです。
璃緒の使用カード以外の、OCGオリジナルの唯一の水属性・鳥獣族モンスターであるシレーヌ・オルカが「コンマイ語」の事でしか話題にならない事もあって、テキストの表記には特に気を遣います。
今はまだ第9期のテキストの表記に慣れていない為、古い書き方と混在しているかもしれませんが(汗

テーマ : 遊戯王オリカ
ジャンル : ゲーム

情報戦

このブログで触れようかどうか迷っていた内容を記事にします。

とある場所で、「新たなコレクターズパックの情報」として、アニメ作品出身のカードがいくつか取り上げられた画像が出回っていました。
ちなみにコレクターズパックのカードはこれまで海外で先駆けて発売されており、その画像も海外での情報でした。
しかし、後にその画像はコラージュによるもの、すなわち情報自体もガセである事が発覚しました。
コラージュのクオリティが高かった事もあり、この「ガセ情報」は、多くのデュエリスト(特に、取り上げられていたカードのOCG化を楽しみにしていた人達)に大きな衝撃を与えました。
少し経った今でも尚語り草になる程です。

しかし、この件について僕はかなり冷めた目で見ています
多くのファンがガセ情報によって阿鼻叫喚の状態になっていましたが、こっちはそんな気分を何度も味わっています
というのも、遊戯王OCGに関するガセ情報というのは、嫌に水属性に関するものが多い様な気がするのです。
今回の様なクオリティの高いコラージュ画像によるガセ情報はあまり記憶にありませんが、こっちは本物のリーク師によるガセ情報を流された事があります。
また、冷めた目で見る理由には、個人的に「アニメ出身のカードのOCG化」というもの自体に興味が無かったのもあります。
今まで僕がアニメ出身カードの中で最もOCG化を望んでいたカードOCG化の可能性が完全に断たれてしまった以上、アニメ出身のカードがどれだけOCG化されても虚しいだけです…。
ちなみに、今では最もOCG化を望んでいるアニメ出身のカードは酸のラスト・マシン・ウィルスになりました(笑

あと、このコラ画像に載せられていたカードは後にちゃんとOCG化される可能性があります。
嘘から出た実…と言っていいのかどうかは微妙なところですが、過去にそんな風になったカードも見た事があります。

この記事のタイトルは「情報戦」。なのです。
手段が「情報」であったとしても戦は戦。人を殺す事までできてしまう訳です。
現に氷結界に関するウワサ、ガセ情報によって、デュエリストとしての僕は死に絶えました。
シャークのカードを差し置いて非テーマのアンナのデッキがWP枠で強化されただけならば、ウダウダ言いながらもそれらを倒すために向上心を持ち続けていたかもしれませんが、デュエリストを辞めるに至ったのは、やはり本物のリーク師によるガセ情報があったからでした。

ところで、このウワサを流したのはどういう筋の人なんでしょう。もし遊戯王OCGの生産者側の立場の人だったとしたら、とんだ大失態です。
いくら「ガセ情報も混ぜてある」と断っていたとはいえ、よりにもよってそのガセ情報を一番楽しみにしていた人間がここにおり、その一消費者を失ってしまったのですから。
パックをあまり買わない僕の弟ならともかく、自分で言うものなんですが、何だかんだで毎回結構パックを買ってしまっていた僕を失うというのはよろしくないのではないでしょうか。
まあ、遊戯王OCG全体の売上を考えれば、僕がパックを買うかどうかなんて屁みたいなもんでしょうが。
「ガセ要員」によりにもよって氷結界が選ばれたのは、「ショックを受ける人があまりいないから」なんじゃないか思ったりします。
「氷結界」なんて、大方のイメージ通り「シンクロだけが強い」「無能」で、「好き」か「嫌い」かで見ると「好き」な人なんてごく一握りだと見なされたのではないでしょうか。
仮にそうだったとしても、好きな人間もいるにはいるのです。「『氷結界の怨霊』(この事をネタにした動画に付けられたタグでもあります)なんてものはいない」と書かれるてるのを目にした事がありますが、ここにいるぞ
そんな本物のリーク師によるガセ情報ですが、冒頭の「新たなコレクターズパックの情報」に比べて知名度は非常に低いです。まとめサイト等で大々的に取り上げられた訳でもなくコラ画像があった訳でもないため、このブログの記事や当時ウワサ元のサイトにいた人の記憶の中に残るのみとなっています。

そんな訳で、CROSの発売前からちょくちょくWP枠で海皇で強化されるという情報を耳に挟んでいたものの、正直これっぽっちも信用していませんでした。それだけに本当だったのには驚いたものです。

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最後の希望

Vジャンプの定期購読(2014年5月号開始)の特典として、「カイザー・シースネーク」というカードが登場します。
これは、漫画版でシャークが使用したモンスターカードです。
ちなみに、エクストラデッキ要員以外の漫画版のシャークの新規カードがOCG化されるのは、これが初です。

しかし、僕は正直この「カイザー・シースネーク」というモンスターにあまり良い印象を抱いていませんでした。
まずは、レベル8であるという点。この時点でシャークのデッキとのシナジーは皆無に等しいです。
シャークの使用カード単位で見てようやく、エンシェント・シャーク ハイパー・メガロドンと同じレベルだったり、エクシーズ・ディメンション・スプラッシュで特殊召喚できたりする位です。
ちなみに、これより前にOCG化された漫画版のシャークの新規カードのキャット・シャークも、シャークのデッキとのシナジーは皆無に等しかったです…。

更に、その使われ方たるや、アニメで色んな意味で反響を呼んだであろう2体分のエクシーズ素材として扱う効果によって、バハムート・シャークのエクシーズ素材となるというものでした。
ちなみに、2体分のエクシーズ素材として扱う効果は、カイザー・シースネークを出すのに使われた現状から脱皮という魔法カードによる効果です。
アニメでは何度か出ていた2体分のエクシーズ素材として扱う効果ですが、漫画版で登場したのはこれが初めてでした。
この話が掲載された当時も、今と同じく既にWP枠でシャークだけ強化が来なくて久しく、シャークの新規をまだかまだかと待ち続けている状態でした。
そんな中で漫画版でようやく行われたシャークのデュエル。前の八雲戦ではシャークの言動ばかりが話題になって(これについては後日掘り下げて記事を書こうと思っていますが)新規カードと全くと言っていい程登場せず、続いて登場した黒幕のe・ラーとのデュエル(遊馬、カイトとのタッグ)が、まさに新規カードが出る最後のチャンスという状況でした。
そんな中で出た、まさかの「2体分のエクシーズ素材」として扱う効果…。
「何故こんな効果が今更、しかもよりにもよってシャークの使用カードに…」と落胆したものです。エクシーズ召喚のシステムを根底から否定する最低のカードだと思っていたエクシーズの宝冠をシャークが使用した時と負けず劣らずのショックでした。

また、カイザー・シースネークという名前からして蛇のモンスターであり、とても魚族としてOCG化されそうにありません。
蛇と言えば爬虫類ですが、遊戯王OCGにおいて水系の蛇のモンスターは水族にされる事が多いので、カイザー・シースネークも水族としてOCG化されるのかもしれません。

以上の様にあまり良い印象を持っていなかったカードでしたが、そこから一変して、シャークのデッキの強化の最後の希望となりました。
もちろん最後になって欲しくは無いですが、現状の様にKONAMIがシャークのデッキを(特にWP枠で)強化する気が無い限り、いやがおうにもそうなってしまいます。
漫画版のシャークの未OCG化の使用カードには、以前にほぼ同じタイトルの記事で取り上げたスパイダー・シャークもいますが、あちらはOCG化の目処が全然立っていません。
あと、このカイザー・シースネーク水属性なのかどうかも気になるところです。
ちなみに今のところ、Vジャンプの定期購読で登場した水属性モンスターは、アイス・ブリザード・マスター1体だけです。

シャークのデッキが強化されて欲しい一方で、定期購読のカードは手に入り難いので、それ程強い効果は避けて欲しいという気持ちもあります。
あまり強くなければ比較的安く手に入るかもしれませんが、それはそれで何か虚しいです(笑
OCG化確定までに抱いていたマイナスイメージもあり、カイザー・シースネークに対しては非常に複雑な感情を抱いています。

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理想の強化

CROSのWP枠にて、僕の使用しているテーマの一つである「海皇」が強化されました。
初めての自分の使っているテーマの強化であり、強化によって【海皇】のデッキが現在の環境クラスにまで躍進したのは素直に嬉しいです。

ただ、これが「理想の強化か?」と言われると、答えはNOになります。
僕は過去の記事で、「自分の使ってるテーマが程良く強化され、それでいて規制からも程遠いというのがデュエリストとしては理想的」だと書いた事がありました。
ネプトアビスの登場は、その頃に夢にまで見ていた劇的かつ真っ当な強化でしたが、海皇の強化はこの赤文字の部分が満たせていません。
というのも、海皇まわりは現在海皇の竜騎隊準制限、海外では海皇と非常に相性の良い深海のディーヴァ制限カードに指定されています。なので、決して安心できる状態ではありません。
WP枠で強化されたデッキ、環境クラスにまでなったデッキはいくつかありますが、規制されたカードは少ないです。ネブラ・ディスクは一時期準制限になっていましたが、今は無制限に緩和されています。
そのネブラ・ディスクをはじめ、最近強力なサーチ効果持ちカードがどんどん出てるのに、何故竜騎隊は制限のままなんだと思っていたところ、その竜騎隊は1月にようやく準制限に緩和されたのに…また制限に逆戻りしてしまうのでしょうか。
ネプトアビスの規制は無いと思いたいですが…ディニクアビスが来日からわずか四か月で制限になった(しかも今も制限のまま)という悪夢があったので油断なりません。

海皇の強化は、10段階評価で11と言った感じでした(笑
今は僕にとってはこの劇的な強化は「喜びの悲鳴」ですが、いずれ本当の悲鳴に変わる事でしょう…。
来月にはもう新たなリミットレギュレーションが施行されます。そのリストは今月の下旬で明らかになります。
したがって、【海皇】の全盛期は、わずか一か月足らずという事になります…。

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【海皇龍 ポセイドラ】

ネプトアビスが出た事で、水精鱗を主体としない【海皇】デッキも頭角を現すようになりました。
そこで、「海皇」のリーダーであるポセイドラを中心としたデッキを組んでみました。


合計40枚
【モンスター22枚】
海皇龍 ポセイドラ ×3
瀑征竜-タイダル
海皇の竜騎隊 ×2
海皇の狙撃兵 ×3
海皇の突撃兵 ×2
真海皇 トライドン ×2
海皇の重装兵 ×3
深海のディーヴァ ×3
海皇子 ネプトアビス ×3
【魔法13枚】
簡易融合
海皇の咆哮
サイクロン ×2
サルベージ ×3
死者蘇生
貪欲な壺
ハーピィの羽根帚
浮上 ×2
ブラック・ホール
【罠5枚】
神の宣告
神の警告
強制脱出装置 ×2
激流葬

【エクストラ15枚】
旧神ノーデン
神樹の守護獣-牙王
氷結界の龍 トリシューラ
月華竜 ブラック・ローズ
氷結界の龍 グングニール
A・O・J カタストル
虹光の宣告者
たつのこ
幻獣機ドラゴサック
No.11 ビッグ・アイ
水精鱗-ガイオアビス
深淵に潜む者
No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ
キャット・シャーク
神騎セイントレア



目標はズバリ、ポセイドラを3体並べる事です。
墓地と手札・デッキにポセイドラがいる時に、トライドンの効果でネプトアビスをリリースすれば、トライドンの効果とネプトアビスの(2)の効果とで、一度に2体のポセイドラを展開できます。これこそが、このデッキの主な戦法です。
今はサルベージを3枚入れていますが、ネプトアビスとトライドンとを並べるために浮上や海皇の咆哮を増やした方が良いのではないかとも考えています。
特に海皇の咆哮は、ネプトアビスの(1)の効果でサーチできるのが魅力的です。そのサーチ効果の発動時の墓地肥やしによって発動の条件を満たしやすく、更にネプトアビス自身も海皇の咆哮に対応しています。
発動タイミングは難しいですが、このデッキにおいては必殺クラスのカードだと思います。

ポセイドラと関係ない様なカードは最小限に留めています。【海皇】デッキにおいてもよく用いられるメガロアビスムーラングレイスすらも入れていません。
ただ、手札とフィールドの二箇所から海皇の効果を発動できるメガロアビスは入れても良いかなぁと考えています。
相手とアドバンテージ差を付けられるムーラングレイスも悪くないと思います。
これらを入れるとすれば、代わりに減らす候補はやはり突撃兵でしょうか。

エクストラデッキの枠はキツキツです(汗
せっかくメインデッキに突撃兵が入っているのに、ランク3を入れる事すらもままなりませんでした…。
使ってやりたいと思っているS・H・Ark Knightも入っていません…。ランク4を出しやすい構築であれば優先して入れるのですが。
ポセイドラを並べるのが目標のデッキの為、ランク7を多めに入れています。エクシーズ先として優先するのはもちろん、ポセイドラと設定上繋がりのあるガイオアビスです。

回していて気になるのは、海皇龍 ポセイドラ自身の効果をほとんど使えていない点です。
冷静に考えると、トライドンやネプトアビスといったサポートによって担ぎ出されているだけで、出てくるポセイドラ自体は効果なしも同然です(笑
まあ墓地にポセイドラが多くいる場合には、ポセイドラの効果でネプトアビスをリリースすれば、墓地から2体展開という運用もできますが。

【海皇】を大きく強化する効果を持ったネプトアビス。ポセイドラもその恩恵を十分に受けていると思います。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

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ザルトム

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2009/11/20~2016/7/17

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