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初期水属性通常モンスターのリメイクを考える

近年の遊戯王では、懐古路線に走ったのか初期の通常モンスターをリメイクしたようなカードが見受けられます。
真っ当に効果モンスターにしたようなのから、新規の種族である幻想魔族として登場したものまで様々です。
個人的には思い出の中でじっとしていて欲しいとは思いますが、いずれ水属性の初期通常モンスターのリメイクも来るのでしょう。
そこで、リメイクが来そうな水属性モンスターについて考察してみます。


・ツルプルン
ツルプルン
過去の通常モンスターの中でも、2024年に東京ドームで開催された遊戯王のイベントで販売されたパックに収録されていたカードがリメイクされる流れができています。(上の画像も、そのパックに収録されていた仕様のものです)
そこに収録されていた1体であるツルプルンも、いずれリメイクされるのでしょうか。
水属性・水族・レベル2という恵まれたステータスから、強い性能でお出しされる事は間違いないでしょう。

・カエルスライム
カエルスライム
ツルプルンと同じく、リメイクの流れが来てるパックに収録されていたカード。
ステータスも似通っていますが、こちらには「ガエル」サポートを与えられそうな名称という絶対的なアドバンテージがあります。
水属性の過去テーマの強化はパッとしないものが大半の中、例外としてガエルだけは劇的かつ真っ当な強化を与えられており、このカードのリメイクもきっとそういうデザインで来るのでしょう。
ただその強化具合が余りにも極端で、ガエル関連のカードは壊れを出しては規制、また出しては規制を繰り返しているので、そういった流れにならない事を願うばかりです。

・水の魔導師
水の魔導師
水属性で魔導士系の初期通常モンスターと言えばこの子。
ラッシュデュエルでも登場しており、忘れ去られてはいないのでしょう。
シンプルな名前ですが、名前の割に種族は魔法使い族ではなく水族です。幻想魔族としてリメイクされれば、種族面のモヤモヤが解消されそうです。

ウンディーネ
ウンディーネ
同じく魔導士系の水属性通常モンスター。そしてこちらも水族。
自身だけでなく、召喚できるという水龍なんかも関連シリーズとして出せそうです。
自身が幻想魔族、水龍が幻竜族だったら、初期には無かった新規種族で揃います。
ジェネクスの方のウンディーネには派生種的なカードが出ましたが、こちらにも来るのでしょうか。

・水の踊り子
・泉の精霊


これはヤバイ。
リメイク版が登場しようものなら、日本版準拠だろうが海外版準拠だろうが、全てを過去に帰するレベルで話題を独占する事が確定です。
イラスト面だけでなく設定面に目を向けると、水の踊り子のかめやそこから出す水竜なんかもネタにできそうです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

ビッグ・ジョーズ

ここで紹介するカードは、ビッグ・ジョーズです。


ビッグ・ジョーズ

ビッグ・ジョーズ
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻1800/守 300
このカードは攻撃した場合、
バトルフェイズ終了時にゲームから除外される。



遊戯王ZEXALのシャークの使用カードであり、彼が最も多用していた下級モンスター。
1800という攻撃力は、レベル3の下級モンスターとして見ると高めな数値ですが、その代償なのか、攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に除外されてしまうというあまりにも辛いデメリットを持っています。
よって単体では単なるデメリットアタッカーでしかありません。
このデメリットも割に合っているとは言い難く、このカードを使うならば、多少攻撃力は低くとも多くのサポートを受けられたりデッキの回転力や展開力を高められるようなカードを使用した方が良いでしょう。

一応、王宮の鉄壁の発動下では除外されずにフィールドに留まり続ける事ができます。
他にも、攻撃した場合でもバトルフェイズ終了時までに忘却の海底神殿の効果で除外すれば(海底神殿を維持できていれば)自分のエンドフェイズ時に特殊召喚する事ができ、フィッシャーチャージで射出すればこのカードを墓地へ落としつつ除去とドローができます。
また、バブル・ブリンガーの効果で蘇生すればデメリットが無くなり、アタッカーとして機能します。
しかし、いずれの戦法も、わざわざこのカードの為にやる価値はあるかと言われると、微妙なところです…。
攻撃をしなければ除外もされないので、先攻1ターン目に攻撃表示で立たせておくのはありかもしれません。
異次元の女戦士DDアサイラントといった除外する効果を持つモンスターに攻撃する事で、デメリットを相殺する事もできます。

このカードの効果は、同じGENFに収録された、除外に関する効果を持つ魚族・海竜族・水族のモンスター群、通称「除外海産物」に合わせたものかと思われます。
このカードの除外されるタイミングはバトルフェイズ終了時であり、スカイオニヒトクイエイフライファングと共通しています。
しかし他の除外海産物の多くが、自身の効果で除外された場合、次の自分のスタンバイフェイズ時に帰還する効果を持っているのに対し、このカードは除外されたらそれきりで、帰還する事はできません
一応、除外ゾーンに留まる事によって、フィッシュアンドキックスの発動条件を満たしやすくなるという利点はあります。
また、ギョッ!を使用する場合、自分で帰還できる効果を持つ除外海産物をデッキに戻すとそれがかえって仇となってしまう可能性がありますが、このカードはその心配なくデッキに戻す事ができます。
フィッシュアンドバックスで手札に回収して再利用する事もできます。
また、水属性・魚族で除外に関する効果を持ったカテゴリとして「ゴーティス」が存在しますが、レベル的に相性は良くないです…。

OCGではとにかく扱い辛さが目立つ一方で、アニメでは除外されるデメリットが無いどころか、通常魔法を発動したターンに手札から特殊召喚できるという効果を持っていました。
特定条件下で自身を特殊召喚できるこの効果は、デメリットどころかメリットとすら言えます。
このOCG版とアニメ版との余りの落差故に、アニメでの活躍ぶりを見る度にOCGとのギャップを感じて悲しくなった人もいる事でしょう。

泣き声

そんなビッグ・ジョーズでしたが、遊戯王ZEXALの放送終了から10年以上もの時を経て、ようやく現代遊戯王という大海に浮上する日が来ました。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

同族感染ウィルス

ここで紹介するカードは、同族感染ウィルスです。


同族感染ウィルス

同族感染ウィルス
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1600/守1000
(1):手札を1枚捨て、種族を1つ宣言して発動できる。
フィールドの宣言した種族のモンスターを全て破壊する。



手札を1枚捨て、種族を宣言し、お互いの場の宣言した種族のモンスターを全て破壊するという全体除去効果を持ったモンスター。
特に属性が統一されたデッキ相手ならば、この効果によって相手の場のモンスターを一掃する事もできます。
更にこのモンスターの効果は、1ターン内の使用回数の制限がありません。
たとえ相手の場のモンスターの種族がバラけていたとしても、何度も手札を捨ててその度に別の種族を宣言する事で除去していく事ができます。

このカードの効果は、海皇のモンスター達の「水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時に発動する効果」の発動トリガーとなります。
海皇の重装兵を捨てれば、指定した種族以外の表側表示モンスターや表側表示の魔法・罠も1枚破壊する事ができます。狙撃兵を捨てれば、このカードでは対処できない裏側表示のカードも1枚除去できます。
海皇の竜騎隊海皇子 ネプトアビスを捨てた場合は、サーチ効果を使う事で1枚分の手札消費で2回分の全体除去を撃てます。これら2体はお互いにサーチできる点もポイントで、ネプトアビス→竜騎隊と捨てる事で手札1枚分の消費で3回の除去を、竜騎隊→ネプトアビス→竜騎隊と捨てれば4回もの除去に換える事ができます。

このように非常に強力な除去能力を持ったこのカードですが、弱点もいくつか存在します。
まず、このカードは1600という絶妙な攻撃力故に、グリズリーマザーによるリクルートやサルベージによる回収ができないという大きな欠点を抱えています。また、奈落の落とし穴に落ちてしまうという弱点もあります。
破壊耐性や、モンスター効果に耐性を持ったカードに対しては無力です。
エフェクト・ヴェーラーブレイクスルー・スキル等の効果を無効にしてくるカードにも弱いです。
破壊された際や墓地に送られた際に効果を発動するモンスターに対しては、最悪除去効果が裏目に出てしまう事すらあり得ます。
また、このカードの効果で「水族」を宣言すると、自身も破壊してしまうというデメリットもあります。ただ、環境で活躍する水族自体数が少ないので、そうなるケースは稀でしょう。

このカードは2006/03/01に禁止カードに指定され、その後11年半以上もの間禁止カードに留まっており、緩和されたのは2017/10/01でした。
私は昔からこのカードが禁止カードである事には懐疑的でしたが、まさか復帰までにこれ程までに時間が掛かるとは思いませんでした。
制限復帰してからも、当時の環境では大して活躍していなかったようで、その後のリミットレギュレーションで立て続けに緩和されていきました。再録回数の少なさからも、環境での活躍の程が伺い知れます。
このカードは禁止カードに指定されてる間に、魔界発冥界行きバス相乗りといった、禁止カードをネタにしたカードのイラストに出演していました。
ただ、このカードに限らずそういったネタ系のイラストに描かれていたカードは、だいたいが後に禁止カードから復帰しています。なので、これらのイラストが描かれた頃には既に復帰させる算段があったのかもしれません。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

CX-N・As・Ch Knight

ここで紹介するカードは、CX-N・As・Ch Knight(ネフィル・アサイラム・カオス・ナイト)です。


CX-N・As・Ch Knight

CX-N・As・Ch Knight
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/水属性/水族/攻2000/守3000
レベル6モンスター×3
このカードは自分フィールドの「N・As・H Knight」の上に重ねてX召喚する事もできる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは効果では破壊されない。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
「No.101」~「No.107」のいずれかの「No.」Xモンスター1体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは次の相手エンドフェイズに破壊される。



水属性初のCX(カオスエクシーズ)モンスター。
N・As・H Knightの進化系にあたりますが、自身の効果によって、RUMを使わずとも直接N・As・H Knightに重ねてX召喚する事ができます

(1)の効果は、効果破壊への耐性。自身の守備力の高さも相まって、それなりの場持ちが期待できます。
ただ、相手にとって除去したいのであれば、大抵の場合は進化前にあたるN・As・H Knightの時点で除去を撃って来るはずなので、この耐性効果が役立つ場面は少ない気がします。どちらかというと、自分から撃つブラック・ホール激流葬といった全体除去カードから生き残らせるという活用法がメインになるでしょうか。
破壊耐性というのは「あって困るものではないもの」だと思っていましたが、「何でこんなところに付いてるんだ?」と動揺するようなのは初めてです。あと、耐性と言えばN・As・H Knightにもありますが、あちらは戦闘破壊耐性なのに対してこちらは効果破壊耐性と方向性が違うのも、何だかモヤモヤします。

(2)の効果は、X素材を1つ取く事で、オーバーハンドレッドナンバーズ1体をこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚するというものです。
N・As・H Knightの効果でエクストラデッキのオーバーハンドレッドナンバーズを素材にした上でこのカードを重ねてX召喚し、N・As・H Knightを取り除いてそのオーバーハンドレッドナンバーズの進化系のカオスオーバーハンドレッドナンバーズをX召喚する事で、進化元をX素材に持ったカオスオーバーハンドレッドナンバーズを出すというのが主な運用法になるでしょう。
CNo.101 S・H・Dark KnightCNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティであれば、このカードにランクアップする際に取り除くのは進化前のカオスナンバーズでも良いです。
この効果は、RUMを使う事無くカオスオーバーハンドレッドナンバーズを出せるという点もポイントです。

ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、次の相手エンドフェイズに破壊されてしまうというデメリットが付与します。
一応、CNo.101 S・H・Dark KnightとCNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティであれば自身の効果で蘇生する事ができ、カオスオーバーハンドレッドナンバーズに更にCX 冀望皇バリアンを重ねてX召喚する事でデメリットを回避する事は可能です。
デメリットと言うよりは、いかにもこれらを活用して下さいと言わんばかりの制約に思えてきます。
…正直言って、こんな制約を付ける位なら、(1)の破壊耐性効果をオーバーハンドレッドナンバーズに付けさせてくれよと思わずにはいられません。もっとも、デメリットがあるにせよ無いにせよ、今の環境ではオーバーハンドレッドナンバーズが次の相手エンドフェイズ時まで残っている事自体が稀でしょう。
また、展開の途中で、例えば水属性しか特殊召喚できなくなる制約効果を持ったアビス・シャークの様なカードを使用していた場合、重ねるオーバーハンドレッドナンバーズの種類が限定されたり、CX 冀望皇バリアンが重ねられないといったケースもあり得るので注意が必要です。

このカードの活用法を一言で表すならば、カオスオーバーハンドレッドナンバーズ用の下敷きとしか言いようがないでしょう。
カラーリングや一部意匠にナッシュのモチーフが含まれた、CNo.101 S・H・Dark Knight風のモンスターという、「これぞナッシュの切り札の決定版」としか言いようがない程の恵まれたモチーフからのこれは、あまりにも落差が酷すぎます。
進化前のN・As・H KnightはNo.101を順当に進化させたような強力な性能だっただけに、より一層酷さが際立ちます。
カオスオーバーハンドレッドナンバーズの中には「出すには重いが、(進化前を素材にした状態で)出せればそれなりに強力」というものも存在するでしょうが、オーバーハンドレッドナンバーズにせよCX 冀望皇バリアンにせよ、登場してから既に10年以上経っており、今や力不足の古いカードと言わざるを得ません。
このカードは、初登場したパックのデュエリストパック-深淵のデュエリスト編-のパッケージを飾っているモンスターの内の1体でしたが、情報が公式で発表されたタイミングはパッケージを飾るモンスターとしては異例の遅さだったようで、公式からしても余程自信が無かった性能だったのでしょう。
遊戯王OCG史上水属性が最もプッシュされた時期だったストラクチャーデッキ-海皇の咆哮-やABYSS RISINGの頃、「始まり悪ければ全て悪し」という感じで序盤に公開されたこれらの表紙のモンスターの性能が微妙だった事を(その後良い性能のカードの情報が出た後も)ずっと引きずっていたものでしたが、もしこのカードの登場をリアルタイムで追っていたならば、「終わり悪ければ全て悪し」を体感していたでしょう。
10年前の時点でもシャークのデッキはWP枠などで強化されておらず、その後も強化が無く、その事が私が遊戯王を引退する直接の引き金になったものでした。
近年に強化が来たとはいえ、その間にもZEXALの他のキャラのデッキには強化や新たな切り札が出ていた事を踏まえると、シャークのデッキは2周程は周回遅れしていた事でしょう。
そんな中で満を持してデュエリストパックでお出しされたのは、新たな切り札などではなく、10年以上前の古いカードであるカオスオーバーハンドレッドナンバーズ用の下敷き…。これでは他のキャラのデッキとの差は開くばかりです。
「満たされぬ魂の救済者」どころか、このカードの存在自体がシャークのデッキの強化を望んでいたデュエリストの「満たされぬ魂」を生み出しているような気がしてなりません。

以上です。
シャーク及びナッシュのデッキの強化の方向性として、CX 冀望皇バリアン方面を挙げていたデュエリストは猛省すべき。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

N・As・H Knight

ここで紹介するカードは、N・As・H Knight(ネフィル・アサイラム・ヘット・ナイト)です。


N・As・H Knight

N・As・H Knight
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/水族/攻1700/守2700
レベル5モンスター×2
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「No.」モンスターが存在する限り、このカードは戦闘では破壊されない。
(2):自分・相手のメインフェイズに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
EXデッキから「No.101」~「No.107」のいずれかの「No.」Xモンスター1体を選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
その後、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を選んでこのカードの下に重ねてX素材とする事ができる。



ランク5・水属性・水族のXモンスター。
デュエリストパック-深淵のデュエリスト編-にて、ナッシュの枠のカードとして登場しました。

(1)の効果は、フィールド上にナンバーズが存在する限り、戦闘では破壊されないという破壊耐性効果です。
相手の場にのみナンバーズが存在する場合でも適用される為、疑似的にナンバーズに対して戦闘破壊耐性を持っていると言えるでしょう。
しかし、当然ながら効果を無効化されると戦闘破壊されるようになってしまい、特にSNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングは天敵中の天敵であると言えます。

(2)の効果は、自分・相手のメインフェイズに、このカードのX素材2つを取り除き、エクストラデッキからオーバーハンドレッドナンバーズ1体をX素材とし、その後、自身以外のフィールド上の表側表示モンスター1体を選んでこのカードの下に重ねてX素材とするというものです。
ただし、このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できません。
「モンスターをX素材にする単体除去」という、No.101の流れを汲んだ除去効果ですが、このカードの除去は
・自分・相手のメインフェイズにフリーチェーンで発動できる
・対象を取る効果ではない
・表示形式や召喚方法に関係なく除去できる。また、自分の場のモンスターも選択できる
といった点で更に強化されています。一方で、CNo.101 S・H・Dark Knightには除去できた(相手の特殊召喚された)裏側表示のモンスターは除去できなくなっています。
メインフェイズのみとはいえ、フリーチェーンで対象を取らずにX素材にするという除去能力は、相手への抑制力としても役立ちます。

X素材を2つ取り除いて発動する点はNo.101 S・H・Ark Knightと共通していますが、あちらとは異なり効果発動後にもX素材数が減りません
ただし、X素材数ではなくエクストラデッキ内のオーバーハンドレッドナンバーズの数という事実上の使用回数の制限が存在します。エクストラデッキに、このカードに重ねられるオーバーハンドレッドナンバーズがいなければ、当然フィールド上のモンスターもX素材にできません。
また、「オーバーハンドレッドナンバーズを重ねられる」という点は、進化先にあたるCX-N・As・Ch Knightの活用に繋げられます。
このカードに加えて効果発動用のオーバーハンドレッドナンバーズ、更に進化先のCX-N・As・Ch Knightも入れるとなると、エクストラデッキの枠を大きく圧迫してしまいます。なので、このカードを使用するにあたってはこれらの枚数をよく考えて採用する必要があります。

水属性のランク5という事で、このカードはFA-クリスタル・ゼロ・ランサーを重ねる事ができます。
このカードは素材指定が無い上にレベル5モンスター×2の素材で出せるので、共に投入する事でランク5をX召喚できるデッキ全般でFA-クリスタル・ゼロ・ランサーのX召喚を狙えるようになります。
同様の条件に該当するXモンスターにはNo.19 フリーザードンが存在しますが、このカードはあちらよりも守備力が高く、該当のXモンスターの中では最高の守備力です。
当然エクストラデッキの枠を割いてしまうのでその分(2)の効果を発動し辛くなってしまいますが、No.19 フリーザードンも効果を発動し辛い部類のカードなので、特にカテゴリや種族を活用せず、単に中継として投入するのであれば、より守備力の高いこのカードの方が優先されるでしょうか。

シャーク及びナッシュのデッキのメインとなる水属性・魚族でX召喚を狙う場合は、水属性モンスターのX召喚に使用する場合にレベル5として扱う事ができる効果を持ったカッター・シャークランタン・シャーク、展開力に優れたレベル5モンスターのドリーム・シャークアビス・シャーククリスタル・シャーク、レベルを上げる効果を持ったセイバー・シャーク、墓地リソースから即X召喚に繋げられるゲイザー・シャークといったカードを使う事になるでしょう。
特に、カッター・シャーク、ランタン・シャーク、アビス・シャーク、クリスタル・シャークの4体は、このカードかランク4のカオスナンバーズかでX召喚先を使い分ける事ができます。
アビス・シャークの(1)の特殊召喚効果の制約から、特に水属性のカオスナンバーズであるNo.101 S・H・Ark KnightとNo.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロが特に高相性です。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

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ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

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@zrtm_IceBarrier

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