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スリーブ投票の結果

今更ですが、第2回「デュエリストカードプロテクターデザイン大投票」で、「氷結界の龍」が第2位にランクインしました。

氷結界の龍

思う事は色々とあるものの、とりあえず上位をキープし続けてくれてなによりです。
前回の時は2位以下のものも(描き下ろしイラストではないものの)いくつか商品化されましたが、果たして今回はどうなるのでしょうか。
是非、氷結界の龍スリーブも商品化されて欲しいです。そして、当然【氷結界】デッキに使いたいです。

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M・HERO アシッド

今回紹介するカードはM・HERO アシッドです。
水属性のM・HEROの1体です。


M・HERO アシッド

M・HERO アシッド
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。



「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる融合モンスターです。
特殊召喚成功時に相手の場の魔法・罠全てを破壊し、相手の場のモンスター全ての攻撃力を300ポイントダウンさせる効果を持っています。
似たような効果を持った水属性モンスターのポセイドラトライドンの効果よりも使いやすく強力な印象です。

バブルマンオーシャンアイスエッジといった水属性のHEROにマスク・チェンジを使う事で出す事ができます。
中でもバブルマンは【HERO】デッキにおいてよく採用されるカードであるため、【HERO】デッキに「マスク・チェンジ」を組み込むならば、このカードも十分にエクストラデッキ要員の選択肢となり得るでしょう。
また、レベル7以下の水属性にマスク・チェンジ・セカンドを使う事でも出す事が可能です。氷結界では、グルナードトリシューラの2体を除く全てのモンスターからこのカードを出せます。

特殊召喚時のみとはいえ、ハーピィの羽根帚と同様の除去効果を発動するのは非常に強力です。
タイミングを逃す事なく発動するのも強みです。たとえ奈落などの召喚反応型のカードに掛かったとしても、相手の魔法・罠を除去する事はできます。
マスク・チェンジ、マスクチェンジ・セカンド共に速攻魔法なので、「エンドサイク」のような感覚で相手の魔法・罠を除去する戦術をとる事もできます。
また、弱体化効果によって、このカード単体で元々の攻撃力2900までの相手モンスターを戦闘で対処できるようになります。

そして、このカードはアブソルートZeroから特殊召喚する事で、相手の場のカードを全て破壊できます
アブソルートZeroのフィールド上から離れた時に発動する効果で相手モンスターを、このカードの特殊召喚成功時の効果で相手の魔法・罠を一掃できるのです。
ただ、アブソルートZeroはこのカードと同じレベル8なので、マスク・チェンジ・セカンドではこのカードを出せません。
【HERO】デッキにおいて、相手の場をガラ空きにした上で総攻撃を行えるようになるこのコンボは強力です。

水属性のM・HEROには他に、M・HERO ヴェイパーが存在しています。
一度場に出た後は効果無しも同然になってしまうこのカードに対し、あちらは永続的な耐性効果を持っています。
ただ、こちらの方がステータスが高く強力な除去効果を持っており、レベルが高い分マスク・チェンジ・セカンドで出せる範囲が広い為、基本的にはこちらの方が優先されるでしょう。

ストラクチャーデッキ-HERO's STRIKE-でのHERO、特にM・HEROの強化によって、このカードの活躍の機会も増えそうです。

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新規水属性カード…?

水属性の情報が無くて意気消沈しているこの頃ですが、新たな水属性の登場が確定しています。
ARC-Vのライバルキャラ・赤馬が使用するDDDのエクシーズモンスターです。

DDD怒涛王シーザー

DDD怒涛王シーザーという、ランク4の水属性エクシーズです。
テキスト欄がぼかされていて詳細は不明ですが、どうやら悪魔族の素材指定があるようです。
水属性エクシーズであるこのカードを水属性のデッキで使ってやりたいところですが、このカードの素材になるレベル4・水属性で悪魔族のモンスターはというと、儀式モンスターイビリチュア・プシュケローネしかいません。
プシュケローネ自体が随分と出すデッキを選ぶカードである上に、わざわざそれを2体並べてまでこのカードを出す意義など無きに等しいです

結局、このカードは水属性であって水属性でないカードだと言わざるを得ません…。
思えば、水属性シンクロモンスターである氷結のフィッツジェラルドも、同じように「水属性であって水属性でないカード」でした。
ちなみに、氷結のフィッツジェラルドもこのカードと同じく悪魔族です。
そういえば僕には、「悪魔族の中で一番好きなカードは?」と言われてもパッと思い浮かぶようなカードは無いです。あえて挙げるならフィッツジェラルドですが、それも「5D'sで登場した唯一の水属性シンクロ(アニメ作中ではダークシンクロ)」という希少性故のものであり、素材指定についてはむしろ嫌いなレベルです。
そして、偶然にもこのカードを使用する赤馬と、フィッツジェラルドの使用者だった「ディック・ピット」は声優が同じです。

水属性の新規カードや水属性のデッキの強化に飢えていた時に出た新規水属性エクシーズが、水属性デッキとは無縁のカードだった…。正直結構ヘコみます。
まるで「希望を与えられ、それを奪われる…その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする」という細谷佳正さん(赤馬とディック、そしてIVの声優)の声が聞こえて来るかのようです(笑

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サーチカードについて

今更ながら、2014年7月のリミットレギュレーションに関する記事を書いてみます。
言いたい事は色々とありますが、今回は題名にあるように主にサーチカードに関する話題に留めておきます。

今回のリミットレギュレーションで、水属性にとって朗報だったのはアビスフィアーバブルマンゼンマイシャークの緩和で、いずれも準制限に緩和されました。
とはいえバブルマンは【HERO】、ゼンマイシャークは【ゼンマイ】という水属性以外のデッキが主戦場ですが・・・。
一方、アビスフィアーは、水属性統一テーマである水精鱗においてリクルート手段として重宝しているカードです。
いつかは緩和される、緩和されて欲しいと思っていましたが、ディニクアビス竜騎隊よりも先に緩和されるとは意外でした。
それじゃあ何故ディニクアビスと竜騎隊は制限のままなのでしょう。

これら2体の共通点は、共にサーチ効果を持っている点です。
しかし、今回のリミットレギュレーションではサーチ効果を持った炎舞-天キ黒い旋風ヴェルズ・オピオンといったサーチ効果を持つカードが緩和されています。
前者2枚に至っては準制限から無制限になっています。どちらも永続魔法だから割られやすいとでも判断されたのかもしれませんが、使われる側からすると、どちらも発動されるだけでもゾッとするカードです。
一方、先史遺産で非常に強力なサーチ効果を持ったネブラ・ディスクは準制限に規制されています。しかし竜騎隊やディニクアビスがいきなり制限カードにブチ込まれた事を考えると、優しすぎなんじゃないかと感じます。

にも同じような事を書きましたが、ネブラ・ディスク、インフェルニティ・デーモンハルベルトセプター等、色んなデッキでレベル4・攻撃力1800のサーチ効果持ちのモンスターが主力として活躍しています。そんな中で竜騎隊だけが制限なんて、バカらしく感じてきます。
他と違い、単体ではサーチ効果を発動できないので尚更です。
竜騎隊はサーチ対象に「(同名カード以外の)海竜族」という種族を指定しているのが理由でしょうか。
レベル4・攻撃力1800のサーチ要因の元祖と言えるエアーマンも制限ですが、【HERO】デッキにおいてはエマージェンシーコールを始め、それを補えるようなカードは多いです。
しかし竜騎隊のサーチ対象である海竜族はというとバリエーション自体が少なく、竜騎隊が制限ならば「ただの不遇種族」にと言っても過言ではありません。魔製産卵床などではとても代用になりません。

ディニクアビスについても、これより優れた効果を持った銀河戦士が無制限のままである事を考えるとやはり納得いかないです。
「水属性の水精鱗」のディニクアビスに対して銀河戦士は「光属性のギャラクシー」と言える効果ですが、銀河戦士は無制限である事以外にも、ディニクアビスが持っていないものを全て持っている印象です。
前に記事で比較した時には、銀河戦士が出たばかりという事もあって色々と間違いがあったので再び書きますが、銀河戦士はディニクアビスと比較した場合、
・サーチにレベル制限が無く、ギャラクシーなら何でもサーチできる。特に、同名カードもサーチできる
・強制効果ではなく、それでいてタイミングを逃す事も無く、サーチ効果を発動するかしないかを自由に選べる
・自身の効果以外で特殊召喚した場合にもサーチ効果を発動できる
と、まさに良いこと尽くしです。上記の様な利点から、銀河戦士を3枚挿しておくだけでも「出張要員」として活躍します。
しかしディニクアビスの場合はそうもいきません。それでも今は制限ですが。
そもそも光属性と水属性という時点でも既にデッキパワーが違いすぎます。
一応ディニクアビスには銀河戦士とは違い、表側攻撃表示でも特殊召喚できるという利点はありますが、上記の銀河戦士の利点と比べるとほんの些細なものでしかありません。

他のカードと比べると、何故これら2体が制限のままなのか分からなくなってきます。
率直に言うと、ディニクアビスや竜騎隊も早く緩和されて欲しいです。

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エルシャドール・ミドラーシュ

今回は、「氷結界」にとって天敵となるカードを紹介します。


エルシャドール・ミドラーシュ

エルシャドール・ミドラーシュ
融合・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。



「エルシャドール」と名のついた、「シャドール」の融合モンスターの1体であるエルシャドール・ミドラーシュです。
融合素材はシャドールと闇属性モンスター。「エルシャドール」以外のシャドールは全て闇属性なので、シャドールのモンスター同士で容易に融合できます。

場にこのカードがいる限り、(2)の効果によってお互いに1ターンに1度しか特殊召喚できなくなってしまいます
現在の環境では特殊召喚を行わないデッキは少ないため、このカードが与える影響は計り知れません。このカードの前ではシンクロ召喚もエクシーズ召喚も、封じられたも同然となります。
当然、布陣を形成するのにどうしても特殊召喚を多用せざるを得ない【氷結界】にとっては、手足をもがれるに等しい大損害です。
せいぜいモンスター2体を並べたロックを形成するのが関の山ですが、それもシャドール・ドラゴンのリバース効果をはじめとした除去効果によってあっけなく崩されてしまうことでしょう。

そして(1)の効果はというと、このカードは相手の効果では破壊されないという耐性効果です。
……正直、見なかった事にしたい程の凶悪な効果です。
以前、【氷結界】の天敵として、同じく特殊召喚メタ効果を持つ大天使クリスティアヴェルズ・オピオンを取り上げた事がありました。
クリスティアは墓地へ送られる場合、墓地へは行かずデッキトップへ行きました。そこから再利用もできる為、「擬似的な破壊耐性」を持っていると取る事もできました。しかしそれでも、デッキトップに戻ってから再利用されるまでの間には、あくまでもクリスティアは場にいない状態であり、そこで特殊召喚をしかける事はできました。
オピオンは自身の効果でサーチできる侵略の汎発感染によって、やはり擬似的に魔法・罠に耐性を持っている状態でした。それでも当然オピオンが単体で魔法・罠耐性を持っている訳ではないので、汎発感染さえ尽きれば魔法・罠でも対処できました。
しかし、このカードは単体で相手のカード効果による破壊への耐性永続効果として持っているのです。
このカードの前にはブラック・ホール奈落激流葬ミラーフォース地砕きグングニール三方陣も…「破壊」による除去全てが通用しないのです。
破壊以外の方法による除去効果を持ったカードや、もしくはこのカードの効果を無効にできるカードを入れていなければ、このカードを出されただけでも本当に詰みます
上述のように(2)の効果によってシンクロ召喚やエクシーズ召喚は封じられたも同然なので、魔法・罠や下級モンスターの効果に頼るしかありません。

現在、破壊以外の除去として最もメジャーなのは強制脱出装置でしょう。強制脱出装置を使えばこのカードをエクストラデッキに戻すことができ、その間に特殊召喚を行えるようになります。
しかし【シャドール】においてこのカードの融合召喚に使用される影依融合サーチ・リカバリーが極めて容易なため、すぐまたこのカードを融合召喚されてしまうでしょう。
しかも、こちらの場にエクストラデッキから召喚されたモンスターがいる場合には影依融合によってデッキから融合を行ってくるため、シンクロやエクシーズを行うのはかえって危険です。
更に融合召喚時に、融合素材となったシャドール達が墓地へ送られた場合に発動する効果まで発動してくるため、より一層手におえません。

たとえ戦闘破壊したり、コダロス等の効果によって破壊を介さずに墓地へ送ったとしても、今度は(3)の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を回収する効果が待っています。
これによって影依融合を回収し、そこから2体目のこのカードや他の「エルシャドール」を融合召喚されるのがオチです。これではまるで埒があきません。

暗闇を吸い込むマジック・ミラーを使えば、このカードが持つ(1)(2)(3)の効果全てを永続的に無効化する事ができます
他のシャドールのリバース効果や墓地へ送られた場合に発動する効果も無効にできるので、【シャドール】デッキそのものへのメタとして有効です。
というか、シャドールのモンスター自体が、抑制力として暗闇を吸い込むマジック・ミラーがあることを前提に作られたとしか思えない程のパワーバランスです。
【シャドール】が環境トップとして君臨している環境下ならば、多少無理をしてでも入れる価値はあると思います。
しかし、永続罠であるためサイクロン大嵐をはじめとした除去カードで割られやすい点や、他の属性のモンスターには無力な点から、過信は禁物です。

氷結界ではこのカードを対処できるのはトリシューラ神精霊だけです。前者は除外、後者はバウンスによる除去を撃てます。
しかし、ただでさえ【氷結界】で出しにくいのに加えて、このカードが場にいる状態で、3体の素材を必要とするトリシューラをシンクロ召喚するなど理論上不可能です。
神精霊の効果も、氷結界が2体並んでいなければならない上に発動がエンドフェイズ時であるため、気休めにもなりません

そしてこのカードは、簡易融合の効果で呼べるモンスターの中で最高の攻撃力を持っています。
それまで黒き人食い鮫(攻撃力2100)が長い間持っていた最高攻撃力の記録を初めて塗り替えたのです。簡易融合の登場以来約8年、黒き人食い鮫の登場からカウントすれば実に約15年越しの更新です。
このカードの特殊召喚の制限はあくまで「融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる」というものなので、融合召喚扱いでエクストラデッキから特殊召喚できる簡易融合で出したり、そこから蘇生させることは問題なくできます。
なので、簡易融合による特殊召喚要員として出張させる事もできます。簡易融合によって呼んだこのカードはエンドフェイズ時に破壊されますが、そこから(3)の効果に繋げる事もできます。

イラストではガスタの巫女 ウィンダのような姿のモンスターが風竜星-ホロウのような姿のモンスターの上に乗っています。
また、ステータスはウィンダが騎乗したガスタ・ガルドに騎乗した姿であるダイガスタ・ガルドスと共通しています。
しかし、今の所これらとの関係は不明です…。シャドールの設定自体がよく分からないので、それが分かれば何者なのか推測できるかもしれません。
ウィンダは氷結界と同じくDT出身であり、シャドールに関しても、他のカードのイラスト等からDT世界出身、もしくはそれと関連性が深い事が分かります。

登場早々であるにも関わらず【シャドール】は、それまで環境トップに君臨していたデッキを過去のものにしてしまう程の破竹の勢いで環境トップに君臨しました。そしてその【シャドール】の強さの根幹を支えているのは、他ならぬこのカードです。
氷結界にできる事はただ一つ…同じDT世界に生まれながら、テーマとしての戦力差はまさに天と地ほど差である事を呪うしかありません。

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トリオンの蟲惑魔

このブログの方向性の一つとして、よく見かける強力なカードを敵対する立場から紹介するというものを考えています。
そのカードを使っている方には申し訳ないですがご了承下さい。
そんな訳で、今回敵対する立場として紹介するのはトリオンの蟲惑魔です。
ランク4のエクシーズ召喚主体のデッキにおいて、よく採用されているカードです。


トリオンの蟲惑魔

トリオンの蟲惑魔
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1600/守1200
このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードの効果を受けない。
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。



「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードに関する効果を持つ「蟲惑魔」のモンスターの1体です。
このカードは「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カードに耐性を持っています。これは、全ての「蟲惑魔」共通の耐性効果です。
したがって、攻撃力1600ながら奈落の落とし穴が効きません
奈落のみならず、召喚反応型の罠カードの多くが「ホール」または「落とし穴」と名のついたカードであるため、このカードを除去するのに、召喚反応型の罠そのものがアテにならないと言ってもいいでしょう。このカードに効く召喚反応型の罠は激流葬位です。

そして2つ目の効果として、このカードは召喚成功時に、 デッキから「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠カード1枚をサーチできる効果を持っています。
つまり、奈落をサーチできてしまうのです
戦闘破壊しようにも、このカードを戦闘破壊できる攻撃力1600以上のモンスターは奈落にかかる範囲でもあるため、このカードの戦闘破壊は困難を極めます
先に奈落をサーチされていれば、攻撃力1600以上のモンスターを出したところで、みすみす相手の罠に掛かりに行くようなものです。
あえて罠に掛かり相手の奈落を消費させるという手もありますが、自分のモンスターが除外され、場合によっては召喚権も消費してしまう事を考えると明らかに割に合いません…。

更に3つ目の効果として、このカードが特殊召喚に成功した時に、こちらの魔法・罠カード1枚を選択して破壊する効果も持っています。
この効果はタイミングを逃さずに発動します。
ミラーフォース次元幽閉といった戦闘反応型のカードで迎撃しようとしても、この効果で除去されてしまえばアウトです。

そして、他のカードと組み合わせる事で更に凶悪なカードと化します。
同じ蟲惑魔の1体であるティオの蟲惑魔の効果によって釣り上げた場合、ティオの効果で墓地の「ホール」または「落とし穴」と名のついた通常罠1枚を回収し、更にこのカードでこちらの魔法・罠1枚を破壊します。
単にモンスター2体を展開されるだけでも厄介なのに、これ程のアドバンテージを取っていくのです。
ティオと組み合わせたこのカードの前には、前述の「奈落を消費させる」という戦術すらも通用しないのです。
いくら頑張ってこのカードや奈落を除去・消費させたとしても、ティオの効果によってそれが無に帰してしまう…倒しても倒してもキリが無いとは、まさにこの事です。
他にもゴブリンドバーグの効果で特殊召喚した場合には、激流葬の発動すら許さずに、一方的に除去できます。
もちろん、これらによる一方的なアドバンテージの獲得から更にランク4のエクシーズへと繋げられる点も忘れてはなりません。

このカードの強さの根幹を支える「ホール」「落とし穴」のカードはいずれも罠カードです。このブログで散々書いているように、サイクロン大嵐を使えば発動させる事なく除去できます。
しかし、逆を取ればそれらの除去カードを引けなければ使われ放題です。
大嵐のような全体除去ならともかく、サイクロンのような単体除去カードでは、相手の魔法・罠ゾーンに複数枚のカードが伏せられてある場合、都合よく「ホール」「落とし穴」のカードを射抜けるとも限りません。もちろん、サーチ力の高さもあってよく「ホール」「落とし穴」を複数枚伏せて来る事も考えられます。
また、蟲惑魔には手札から「ホール」「落とし穴」を発動できるようになるアトラの蟲惑魔が存在します。アトラと併用されれば、「ホール」「落とし穴」を除去カードで割るという対抗策すらも取れなくなってしまいます。
アトラ自体蟲惑魔の中ではあまり評価の高い方ではありませんが、それでも相手にする側からすると本当にたまったものではありません

実際にこのカードの強力さを痛感した事は何度もあります。
それまでは有利に進められていたのに、このカードを出されてから形成逆転された事もありました。
1ターン目からこのカードによって狡猾な落とし穴をサーチし、更にティオの効果でその狡猾な落とし穴を回収する、という戦術に出くわした時には、どうにもならないと判断して即サレンダーしました。
新たなリミットレギュレーションが発表された後に、「えっ、トリオンの蟲惑魔や奈落は規制強化されてないの?」と思う程です。

奈落などの召喚反応型の罠が効かず、戦闘破壊するのも至難の業…。
強制脱出装置で除去しようにも、召喚時のサーチ効果の発動の補助に繋がってしまう為、かえって逆効果です。
割と真面目に、地砕き地割れソウルテイカ-等といった昔ながらの除去カードがこのカードの除去手段として有効なんじゃないかと思えて来ます。トゲトゲ神の殺虫剤でさえも優秀な除去手段に感じてくる程です。
とはいえ墓地へ行っても、ティオを始めとした蘇生効果によって再利用され、魔法・罠除去要員と化します。
再利用を許さない為にはこのカードを除外したいところですが、奈落は効かず、攻撃力から連鎖除外も効かず、除去効果の前に次元幽閉もいまいちアテになりません。
フィールド上からはブラック・コア因果切断によって、墓地からはD.D.クロウ等によって除外したいところです。

神の宣告神の警告で召喚を無効にすれば、除去できる上にサーチ効果の発動自体も防げるので一石二鳥です。
天罰畳返しによってサーチ効果を無効にし破壊するのも有効です。
除去効果に対しては、このカードを特殊召喚する効果を無効にする事で対処したいです。

氷結界でこのカードを攻略するには、魔法・罠に対する破壊耐性を付与する効果を持った大僧正が欠かせません。
このカードの効果によるサーチ先には煉獄の落とし穴も存在しますが、特殊召喚した場合であっても、大僧正の攻撃力は1600であり煉獄の落とし穴の範囲外です!
…とはいえ、蟲惑の落とし穴時空の落とし穴といった、破壊を介さず除去を行うカードもありますが。
水属性のデッキならば水神の護符によって「ホール」「落とし穴」による破壊から守る事はできますが、永続魔法なのでこのカードの特殊召喚成功時の除去効果に弱いです…。

上記のような要因から、ただでさえ非常に対処し辛い上に、わずかばかりの「突破口」も他のカードとの併用によって補えてしまう恐ろしいカードです。
このカードも含む「蟲惑魔」は非常に人気が高く、ティオが出た後でも新規カードを望む声が後を絶ちませんが、出れば出る程このカードが手に負えなくなるのは目に見えているので、僕は反対です…。

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E・HERO バブルマン

今回紹介するカードは、E・HERO バブルマンです。


E・HERO バブルマン

E・HERO バブルマン
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
(1):手札がこのカード1枚のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
この効果は自分の手札・フィールドに他のカードが無い場合に発動と処理ができる。



遊戯王GXで主人公・遊城十代が使用したE・HEROの一体です。「主人公が使用した水属性モンスター」としては特に有名な部類ではないでしょうか。
ただ、効果自体はアニメよりも弱体化しています(汗
アニメ版では、自分の場に他のカードが無い場合に場に出した時にデッキから2枚ドローできる効果だったのに対し、OCG版では自分の場だけでなく手札も無い場合でないと2枚ドローできません。
なので、狙って使えるような効果ではありません。
場も手札も無い状況というのは明らかにこちらが大ピンチの状況であり、まるで「十代のような奇跡のドロー力でそこから逆転してみろ」と言わんばかりの効果です(笑
でも実際にこの効果で逆転の一手を引ければ最高でしょう。

このカードは増援E-エマージェンシーコールエアーマンに対応しており、サーチ手段が豊富です。
また、同じE・HEROのオーシャンや融合軸のデッキには欠かせないモンスターである沼地の魔神王などと共にサルベージに対応しているのも利点です。回収する事によって、融合召喚による消費の解消に繋げる事もできます。
そして、水属性のHEROという事で、E・HERO アブソルートZeroの融合素材になれる点、マスクチェンジ及びマスク・チェンジ・セカンドをする事でヴェイパーアシッドという2種類のM・HEROに繋げられる点を忘れてはなりません。

以上のような利点はあるものの、モンスター効果のアニメからの大幅な弱体化、また専用の融合先のHEROにもあまり使い勝手の良いものがいなかった為、登場以降長らくの間、このカードに対する評価は低かったです。
しかし、第8期になってから、効果によって手札がこのカード1枚だけの場合に手札から特殊召喚する事ができるという点が再評価されはじめました。
というのも、カードのセットや融合などを駆使して手札を減らした上でエアーマンを召喚してこのカードをサーチし、サーチしたこのカードを特殊召喚すれば、エアーマンと共にランク4のエクシーズに繋げられるのです。
この場合、汎用ランク4エクシーズに加えて、戦士族の素材指定のあるブレード・ハートやエクスカリバーやロンゴミアントも出すことができます。
ちなみに、水属性において「自分の場の状況に関係なく手札から特殊召喚できる」効果を持ったモンスターは珍しく、他には交霊師氷帝家臣エッシャー位しか存在しません。
環境の変化と共にこのカードの【HERO】デッキにおける優先度は一気に高まり、その結果2014/2/1のリミットレギュレーションでは制限カードにまで上り詰めました。
しかし、ストラクチャーデッキ-HERO's STRIKE-の発売直後である2014/7/1のリミットレギュレーションにおいて準制限カードへと緩和されました。
初登場時からは考えられない程の躍進ぶりです。

このカードには進化先としてバブルマン・ネオが存在します。
しかし、その特殊召喚に必須の突然変異が現在禁止カードである為、現在はどうやってもバブルマン・ネオに進化できません(笑

エクシーズ召喚の登場によって再評価されるようになった1枚。
今後も【HERO】デッキにおいて主力として活躍できるでしょう。

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E・HERO オーシャン

今回紹介するカードはE・HERO オーシャンです。
漫画版遊戯王GXにて遊城十代が使用した水属性のE・HEROです。


E・HERO オーシャン

E・HERO オーシャン
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1200
(1):1ターンに1度、自分スタンバイフェイズに自分のフィールド・墓地の「HERО」モンスター1体を対象として発動できる。
その自分の「HERO」モンスターを持ち主の手札に戻す。



1ターンに1度、自分の場または墓地のHERO一体を持ち主の手札に戻せる効果を持っています。
フィールド上のカードを手札に戻すよりは、墓地のカードを回収するのに役立てたいです。
融合素材となるHEROを回収し、融合に繋げる事もできます。
また、エアーマンを回収すれば、その効果を使い回す事ができるので相性が良いです。この二者のシナジーを重視した【オーシャンビート】と呼ばれるデッキもあったそうです。
ただし、この効果は発動タイミングは自分のスタンバイフェイズ時と遅いのが最大のネックです。
このカードを自分のスタンバイフェイズ時に維持するためには、他のカードの効果で守ったり、グリズリーマザー激流蘇生といった水属性のサポートカードを駆使する手もあります。

水属性のHEROという事で、アブソルートZeroの融合素材に適しています。
また、このカードには固有の融合先として、E・HEROジ・アースが存在します。プリズマーの効果でジ・アースを見せる事で、このカードをデッキから墓地へ送る事もできます。
マスク・チェンジ及びマスク・チェンジ・セカンドを使えば、アシッドヴェイパーと、二種類のM・HEROを出す事ができます。

E・HEROには、このカードと同じレベル・属性・種族が同じE・HERO バブルマンが存在します。
昔は【オーシャンビート】の存在やバブルマンの効果の使い難さから、このカードは【HERO】デッキの主力として活躍し、バブルマンは日の目を見る事はありませんでした。
しかし、環境の高速化に伴ってこのカードを自分のスタンバイフェイズ時に維持するのが難しくなり、エクシーズ召喚が登場してからはその立場は逆転しました
バブルマンは自身の特殊召喚効果からのエクシーズ要員として【HERO】デッキの主力に数えられるようになり、一方この
カードはデッキに入らないケースが増えました…。
結果、バブルマンは2014/2/1のリミットレギュレーションにて制限カードにまで上り詰めています。
このカードはバブルマンと同じレベル・属性・種族のE・HEROなので、サポートを共有する事は可能です。
特に、アイスエッジ沼地の魔神王と共にサルベージで回収できる点は見逃せません。そこから、このカードとバブルマンとでエクシーズしたり、融合召喚を補助したりできます。
このカードとバブルマンとの組み合わせでは、戦士族の素材指定のある機甲忍者ブレード・ハートやH-C エクスカリバーやNo.86 H-C ロンゴミアント、水属性の素材指定のあるスノーダスト・ジャイアントバハムート・シャークといったランク4エクシーズを出す事もできます。

このカードは漫画では「『海』が発動している時にダイレクトアタックできる」という、水陸両用バグロス Mk-3と同じ効果を持っていました。
そのバグロスとはレベル・属性・攻撃力が同じで、守備力が100低いです。なので、使い勝手はあちらとほぼ同じような感じでしょう。
ちなみに、この効果は作中で使われた事は一度もありませんでした(笑
また、その姿は「海」として扱うフィールド魔法であるアトランティスをサーチできる効果を持ったアトランティスの戦士に似ています。

このカードは雑誌の付属カードとして初登場し、それ以降はDTのノーマルレアとして再録されたのみでした。そんな入手困難な状況が続いていただけに、ストラクチャーデッキ-HERO's STRIKE-で再録されたのは嬉しいです。

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水属性のすすめ・5

主に、これから遊戯王OCGを始める人や、水属性のデッキを組もうと思っている人に向けた「水属性のすすめ」という記事を何度かに分けて書いていこうと思います。
【水属性】の魅力を伝える事ができれば光栄です。

第1回はこちら

第2回はこちら

第3回はこちら

第4回はこちら

※禁止・制限カードに関しては、2014年4月1日適用のリミットレギュレーションに準じるものとします。

水属性のすすめ
第5回「カードを買おう」


遊戯王OCGのカードはパックやスターターを買えば手に入りますが、前回も書いたように、狙いのカードをパックで都合良く引き当てるのは至難の業です。
そこで、カードショップや通販等で特定のカードをシングルで購入するという方法をおすすめします。
これならば、パック買いとは違って確実に欲しいカードが手に入ります。金銭的・地理的に余裕があるならばシングル買いをした方が良いでしょう。
ただし、シングルで売られているカードは中古品であったりもするので、カードの状態を購入前に確認しておくべきでしょう。

しかし、カードの値段は種類やレアリティによって様々です。
汎用性の高い、強力なカード程値段が高い事が多いです。
ただ幸いな事に、水属性関連のカードには、高額カードはごく僅かです。過去には高額だったカードもいくつかありましたが、目ぼしいものは再録や環境の変化によって値下がりしたので、買いやすくなりました。
レアリティによっては高いものもありますが、大抵はレアリティさえ気にしなければ比較的安価で手に入ります。

しかし、それでもまだ高額なものも僅かながらあるので、以下にそれらを紹介したいと思います。
とはいえ、「高額」のラインがどれ程ものなのかは、人によって様々でしょう。歴が浅い内は、「カード1枚に数百円も払うのか」と、シングル買い自体に抵抗を感じるかもしれません。
現に私も以前はそうでしたが、パック買いで欲しいカードが当たらずに絶望する内に、シングル買いに抵抗が無くなってきました。
今の私の中では、1000円以上が「高い」と感じるラインであり、2000円以上は「とても手を出し難い」という認識です。なので、ここではシングル価格が1000円以上のカードを「高額カード」とします
レート等の情報は、2014年6月現在のものです。今後の状況次第では下記のカード達も1000円以下に値下がりする事でしょう(つまり、今後高額な水属性が減る事はあっても増える事は無いだろうという事です)。また、レートは2014年6月現在の遊戯王☆カード検索での平均価格を参考にしています。


ジェネクス・ウンディーネ

ジェネクス・ウンディーネ
デュエルターミナル出身のカード。デッキから水属性1体を墓地へ送り、ジェネクス・コントローラーをサーチする効果を持っています。
海皇の効果をデッキから発動できる唯一のカードでもあります。
レートはだいたい1300円程です。
ただし、このカードを使う場合はジェネクス・コントローラーが必須である為、このカードの実質的な値段は、ジェネクス・コントローラーのシングル値も+した値段となります。
ジェネクス・コントローラーも、レアリティ(レア)の割には高めのカード(レートは500円程)なので、集めるのには苦労します。


氷結界の虎王ドゥローレン

氷結界の虎王ドゥローレン
デュエルターミナル出身の水属性シンクロモンスターです。現在は準制限カードに指定されています。
セルフバウンスを軸としたデッキや、特定のカードと絡めた無限ループのコンボに利用されています。
レートは、ウルトラレアのもので1200~1400円程です。
ループコンボを使用しない場合には、無理に買う必要はないでしょう。
登場以来、そんなに変動する事なく高額を維持し続けている数少ない水属性カード。


氷結界の龍 トリシューラ

氷結界の龍 トリシューラ
強力な除去効果を持った、汎用のレベル9シンクロモンスター。現在は制限カードです。
GOLD SERIES・GOLD BOXに収録されたノーマルレア・ゴールドレアのものならば比較的安価で入手できます。それらのレートはだいたい1000円前後です。
それでもシングル買いをためらう人もいるかもしれませんが、以前はどのレアリティでも当たり前の様に数千円した事を考えると、十分すぎる程安い値段です。


深淵に潜む者

深淵に潜む者
EXTRA PACK-SWORD OF KNIGHTS-で登場した水属性エクシーズです。
登場当初はディニクアビス等の影に隠れてどちらかと言うとハズレアというイメージが強いカードでしたが、征竜やアーティファクトやシャドール等、墓地で発動する効果を持ったカードが増え、環境を支配するにつれて相対的に価値が向上しました。
おかげで、私が良いタイミングでシングル買いできた数少ないカードでもあります(笑
レートは、ウルトラレアのもので1300円程です。
このカードが評価され始めた頃には、既に収録されていたパックは見かけなくなっていたのも、高騰の原因でしょう。


DP15-JP018 FA-クリスタル・ゼロ・ランサー

FA-クリスタル・ゼロ・ランサー
DP神代兄妹編のウルトラレアの1枚です。
登場当初は、収録弾の汎用性の低さもあってかあまり評価されていませんでしたが、【先史遺産】などのランク5を出しやすいデッキが環境に頭角を現し、それらのデッキにこのカードが投入され結果を残すにつれて、その制圧力が評価されるようになりました。
現在のレートは1400円程です。
あと、このカードの躍進のおかげでフリーザードンのレートも上がったようです(笑


No.101 S・H・Ark Knight

No.101 S・H・Ark Knight
オーバーハンドレッドナンバーズの1体です。
相手の攻撃表示の特殊召喚されたモンスター1体をエクシーズ素材にする効果と、エクシーズ素材を身代わりにしての破壊耐性効果を持っています。
現在のレートは、ウルトラレアのもので2300円程です。
ただ、同じランク4にはより広い除去範囲を持つ鳥銃士カステルが存在します。あちらの方がレートは下なので、このカードを買う際には属性や種族、攻撃力の高さや耐性や「エクシーズ素材にする」除去である点、「No.」である点や進化系の存在などに価値を見出しておくべきでしょう。


これらの水属性は高額で入手が難しいですが、逆を取ればこれら以外には高額な水属性は存在しません
初めて記事で取り上げた時に、その値段の高さをネタにしていたメガロアビスゼンマイシャーク等がここから消えているのは、嬉しいやら悲しいやら…複雑な気分です(これらのカードを高額で買ってしまったため)。
ただし、黄泉ガエルのようにレアリティの割に高いものも存在し、そういったものを複数枚集めるのには少々骨が折れます。
水属性のカードを買うならば、カードのシングル値よりもむしろ、ショップに行くまでの交通費や、ストレージでカード(主にノーマルやレアのもの)を探す手間の方を気にした方がいいかもしれません。

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水遁封印式

今回紹介するカードは水遁封印式です。
「封印式」シリーズの水属性版です。


水遁封印式

水遁封印式
永続罠
1ターンに1度、手札の水属性モンスター1体を墓地へ送る事で、
相手の墓地に存在するカード1枚を選択してゲームから除外する。



1ターンに1度、手札の水属性1体を墓地へ送る事で相手の墓地のカード1枚を除外する効果を持った永続魔法です。
手札コストが必要なので、ノーコストで相手の墓地のカード1枚を除外できる罠カードのロストの下位互換の様な印象を受けますが、このカードは永続罠なので、維持できれば毎ターン相手の墓地を除外する事もできます。

このカードは、水属性のデッキにおいて墓地メタとして役立ちます。墓地利用や、墓地を起点とする降下を持ったカードを使う相手に対して、効果を発揮します。
サルベージを使えば、手札コストを確保できます。
このカードを使う場合は、やはり墓地へ行く事に意義のある水属性を手札コストにしたいです。
墓地で発動する効果を持ったキラー・ラブカ粋カエルゲイザー・シャーク、墓地へ送られた時に効果を発動するハリマンボウ等が狙い目でしょう。
墓地から自己蘇生できる効果を持った黄泉ガエルも存在しますが、永続罠であるこのカードとは相性が悪いです・・・。

悩みはやはり、手札コストを要する点でしょう。
上記の様に墓地へ行く事に意義のある水属性を手札コストにしたいところですが、そのような水属性の数自体が少ないです。「墓地へ捨てる」ではなく「墓地へ送る」効果なので、アビスグンデを手札コストにしてもその効果を発動できません。
永続罠全般に言える事ですが、サイクロン大嵐をはじめとした除去カードによって割られやすい点も辛いです。
単に相手の墓地のカードを除外したいだけならば、少ない消費で撃てる上に妨害もされ難いD.D.クロウを使った方が良いです。
また、水属性で墓地メタを行うならば、墓地で発動する効果の発動を封じる効果を持った深淵に潜む者が存在します。

イラストには、何やら特殊な装備を纏った3体の悪魂邪苦止と、青い忍者が描かれています。
悪魂邪苦止は墓地にいればデスガエル悪魔ガエルの補助ができるので、このカードの手札コストとして適しています。
一方で、青い忍者は水属性とは何の関係もありません(姿の似た青竜の忍者は水属性ですが)。

このカードはゲーム「激突!デュエルカーニバル!」において、アニメに一度も登場していないにも関わらずシャークの専用ボイスが存在します
他にはアイスバーン同族感電ウィルスが該当し、これら3枚は全てPHSWで初登場したカードという共通点があります。

近年、墓地を基点とする効果を持ったカードが増えており、それに伴って墓地メタの需要・重要性も高まっています。
そこで、シャークさん直伝(?)のこのカードを役立てたいものです。

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招来の対価

今回紹介するカードは招来の対価です。


招来の対価

招来の対価
通常魔法
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、
このターン自分が手札・フィールド上からリリースした
トークン以外のモンスターの数によって以下の効果を適用する。
「招来の対価」は1ターンに1枚しか発動できない。
●1体:デッキからカードを1枚ドローする。
●2体:自分の墓地のモンスター2体を選んで手札に加える。
●3体以上:フィールド上に表側表示で存在するカードを3枚まで選んで破壊する。



発動したターンのエンドフェイズ時に、そのターン中に自分が手札・フィールド上からリリースしたトークン以外のモンスターの数によって3種類の効果を適用する効果を持った通常魔法です。
尚、「招来の対価」は1ターンに1枚しか発動できません。

1体の場合は、デッキからカードを1枚ドローする効果です。
リリースを多用するテーマに、ドラゴン族で統一された聖刻が存在しますが、あちらは超再生能力を使う事でこの効果とほぼ同じような運用ができます。しかも超再生能力の方がアドバンテージを得やすいです(現在は制限カードですが)。

2体の場合は、自分の墓地のモンスター2体を選んで手札に加える効果です。
同じくリリースを多用するテーマにリチュアが存在し、リチュアの主軸モンスターの多くはサルベージで2体回収できます。
儀式モンスターも回収できるのはサルベージには無い利点ですが、その為には2体ものモンスターをリリースしなければなりません。

3体以上リリースした場合には、フィールド上に表側表示で存在するカードを3枚まで選んで破壊できます。
多くのモンスターをリリースする事自体が重い上に、相手のカード3枚を破壊できなければとても割に合いません。

「リリース」という行為の重さと、このカード自体の消費も踏まえると、いずれの効果を使う場合にもアドバンテージを得るのは難しい気がします(汗

イラストには、氷結界時代ノエリアナタリアが描かれています。ノエリアは、戦火の残滓のイラストと同じ服装です。
描かれているのは、トリシューラ解放反対派のノエリアと解放派ナタリアの二人が、氷結界の龍に代わる新たな戦力としてインヴェルズの召喚に目を付けるも、召喚儀式に失敗した場面です。「リチュア・ナタリア」はスピリットモンスターとして登場していますが、ここで絶命してしまったのでしょう。
また、傍らに置かれている氷結界の鏡からインヴェルズの紋章が浮かび上がっており、インヴェルズ・グレズが復活しています。
ちなみに、グレズが属する「インヴェルズ」はアドバンス召喚、ノエリアとナタリアが属する「リチュア」は儀式召喚をメインとしており、共にリリースを用いるテーマという事で、このカードの効果とマッチしています。

そして、このカードを語る上で欠かせない最大の特徴…。
それは、イラストが二種類あるという点です。
このカードは海外で先行登場したカードであり、EXTRA PACK -SWORD OF KNIGHTS-で来日しました。
冒頭に貼ったカードの画像は、海外版のものと同じイラストですが、それとは別のもう一つのイラストが存在するのです。

招来の対価 イラスト比較

左が冒頭にも貼ってある海外版と同一のイラスト、右が日本版で新たに追加されたイラストです。
左のイラストではナタリアは力なく笑顔を浮かべノエリアは泣くのを堪えているのに対し、右のイラストではナタリアの顔は深く影掛かっており、ノエリアは泣き叫んでいる様な表情になっています。

クイーン・オブ・ナイツ等の様に、海外から日本に来日した際にイラストが変更されるカードというのは存在しますが、このカードはそれとはまた違うケースです。色々と不味かったのか途中からイラストが差し替えられたマッド・ロブスターお注射天使リリーともまた異なります。
初めから、上に貼った二種類のイラストのものがランダムで混在しているのです。
一応イラストが二種類ある事は公式のヴァリアブルブックでも言及されていますが、何故このような仕様になったのかは謎です…。

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【氷結界】(2014年6月)

今組んでいる【氷結界】デッキのレシピを紹介してみます。


合計40枚
【モンスター19枚】
瀑征竜-タイダル
氷結界の虎将 ガンターラ ×2
氷結界の大僧正
氷結界の軍師 ×3
氷結界の封魔団
氷結界の舞姫
氷結界の守護陣 ×3
氷結界の破術師
氷結界の御庭番
氷結界の術者 ×2
氷結界の伝道師 ×3
【魔法13枚】
大嵐
サイクロン ×2
サルベージ ×2
死者蘇生
ソウル・チャージ ×2
氷結界の紋章 ×3
浮上
ブラック・ホール
【罠8枚】
神の宣告
神の警告
激流葬
スターライト・ロード
デモンズ・チェーン ×2
リビングデッドの呼び声 ×2

【エクストラ15枚】
スクラップ・ドラゴン
スターダスト・ドラゴン
アーカナイト・マジシャン
氷結界の龍 グングニール ×2
ブラック・ローズ・ドラゴン
獣神ヴァルカン
氷結界の虎王ドゥローレン
A・O・J カタストル
No.11 ビッグ・アイ
水精鱗-ガイオアビス
No.101 S・H・Ark Knight
No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ
励輝士 ヴェルズビュート
アーマー・カッパー


墓地肥やしやいざという時のアタッカーとして使えそうなタイダルを入れてみました。
入れようか迷っている間に制限カードになったので、入れる場合の枚数について悩む事は無くなりました(笑

今悩んでいるのは、浮上、リビデ、ソウル・チャージの三種の蘇生カードの枚数の割合です。
前のレシピからリビデと浮上を1枚ずつ減らして、代わりにソウル・チャージを入れてみました。
1枚で立て直せたりシンクロ・エクシーズに繋げられるのは魅力的ですが、攻撃できないデメリットが響く事もあります。
また、墓地が肥えていない時やライフが少ない時には腐ってしまう事も。

エクストラデッキの枠についても悩みます。
特にエクシーズについては、どのランクのエクシーズに絞ればいいのか試行錯誤しています。
とりあえず、案外出せる機会が多く感じたランク7を入れてみました。
全体的に水属性のエクシーズが多いのはほぼ趣味です(笑
シンクロについてですが、今はトリシューラが入っていません…。
月華竜ダーク・ダイブ・ボンバーといった汎用レベル7シンクロもも今は入っていません。
あと、あまりシンクロする機会の無いレベル6シンクロ(ドゥローレンと獣神ヴァルカン)が怪しいです。


今後、【氷結界】のデッキレシピを変更する度に、この記事自体を更新していきたいと思います。

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カードの紹介記事と水属性

何日か更新が止まってしまい申し訳ありません。

こんな風に、ただでさえ少なくなってるこのブログの記事の数ですが、その中で特定のカードの紹介記事が少なくなってるなぁと自分でも感じます。
最近は特に取り上げたいカードも無いからというのがその理由なのですが、今のこのブログはカードを取り上げるのがメイン(と自分は思っている)なので、必然的に更新回数そのものも減っていってしまいます。

さて、そこでふと考えてみました。
「なぜ私は、このブログでカードを取り上げるのか?」と。
思い返してみると、カードを取り上げる流れを作ったそもそもの理由は、フィッシュボーグ-ガンナーが禁止になって意気消沈している水属性全体を盛り上げたい既存の水属性の中にもきっと役立つものはいるはずなので、その「掘り出し物」を探す、というものでした。
もっとも、それ以前にも氷結界と相性の良さそうなカードをちょくちょく取り上げたりしていましたが(その頃の紹介記事の内容は、後で読み返してみると今以上に内容が薄く、しかもほぼ氷結界に関する事しか書いていません)。
また、その後はたまに水属性とは何の関係も無い個人的に気に入ってるカード等を紹介した事も何度かありました(笑
そんな訳でカードを取り上げつつ水属性を盛り上げたいと思っていた私ですが、今の環境下では本当に意気消沈したい気分です。FBGの禁止化にも折れなかった私が、です。
水属性のテーマはペンギンしか強化されない間に他の属性のテーマが強化されたり、新規で出るテーマも非常に強かったりWP枠で神代兄妹の水属性がゼアルキャラのデッキの中で見事にハブされたり…。
FBG禁止以降の、カードを取り上げる流れを作る中で一番最初に取り上げたアームズ・シーハンター弱体化してしまった事も、挫けそうになっている大きな原因の一つです。

水属性の統一デッキはもう強化される事は無いんじゃないかと思えてきます。
FBG禁止以降の水属性統一デッキは、【水精鱗】【海皇水精鱗】や【水属性フルモンスター】など、タイダルストリーム竜騎隊ディニクアビスを無制限で積めた頃をピークに、どんどんと弱体化して行っているのが手に取るようによく分かります。
その時代ですら、当時のトップ二強だった【征竜】と【魔導】があまりにも強力すぎた為、「全盛期」の水属性の統一デッキが日の目を見る事はありませんでした…。
いくらタイダルとストリームによって水属性統一デッキが強化されたとはいえ、それと同じようなのがあと三組もいる【征竜】デッキの前では敵わなくて当然です。最早【水精鱗】などを「劣化【征竜】」呼ぶ人もいたという程です。

また、水属性のモンスターは、特に展開デッキの回転に役立ちそうなものを中心に、ちょっとでも優秀なものは悉く規制されている気がします。
海外の禁止・制限改訂も合わせれば更に深海のディーヴァまで規制されているのだから困ります。
上記のような性能を持った有力な水属性の中で規制されていないものなんて、個人的にはあまり好きではないジェネクス・ウンディーネ位です。
規制されるもの以外にも、環境の変化やルールの変更などによって相対的に弱体化していく水属性が後を絶ちません…。
今や水精鱗にはジェネクスが必須となり、リチュアは聖刻と組んだりガエルは帝と共存したりと、水属性の統一デッキを組む事自体が非常に厳しいのが現状です。

加えて、水属性へのメタカードであるダイヤモンド・ダストの存在が痛いのも忘れてはなりません。
他の属性()にもメタカードはありますが、それらはいずれも永続カードであるのに対し、ダイヤモンド・ダストはフリーチェーンの罠カードなので割り難いです。
最近登場したテーマであるシャドールやテラナイトは、マジック・ミラーのある事が前提に作られたとしか思えない程のとてつもないパワーを持っており、アーティファクトには閃光を吸い込むマジック・ミラーが効きません。
一方、水属性のデッキは一度ダイヤモンド・ダストを撃たれてしまうと壊滅状態です…。ほとんどの水属性のデッキが「展開」を重視するにも関わらず、その展開の途中で除去を撃ててしまうのだから当然です。
いずれ水属性にも、ダイヤモンド・ダストが効かないようなテーマや、ダイヤモンド・ダストがある事を前提に作られたと思える程の強力なテーマが出て欲しいものです。

リミットレギュレーションの存在もあり、次のVジャンプでの新規情報が、今後のこのブログの流れを左右する事になりそうです。

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光と影

最近は自分の使っているテーマやデッキの強化が無く、その間に他のテーマやデッキが劇的に強くなっているのですっかり意気消沈しています。
逆に自分が使っているデッキが強化されると嬉しく、このブログの更新も捗るのですが、振り返ってみれば、自分の好きなデッキが強化されそうな情報が出た時でさえ、このブログそんなに喜びをストレートにぶつけるような内容の記事を書いていなかった気がします。

その理由は、自分にとって嬉しい情報と同時に嫌な情報も出ていた為、どうしても嫌な方の、マイナス面を引っ張っていたのです。
例えば、ABYRで一時は環境クラスにまでなった待望の新規水属性テーマの「水精鱗」の情報が流れた時には、それよりもパッケージを飾ったシャークの新切り札モンスターだったシャーク・ドレイク・バイスの効果のあまりの使い難さへの落胆が大きく、素直に喜べませんでした…。
神代兄妹編が発売するという情報が流れた時も、目玉の新規エクシーズのアビス・スプラッシュのあまりの弱体化への失望と、「果たしてダブルフィン・シャークサイレント・アングラーはOCG化されるのか?」という懸念ダイヤモンド・ダストがOCG化されたらどうしよう」という危機感を感じるばかりでした。
そしてOCG化を切望していたダブルフィン・シャークとサイレント・アングラーの2体のOCG化が確定したという一方が飛び込んで来た時でさえ、同時に「トリシューラの制限復帰」という核爆弾が投下されていた為、やはりそれを引きずっていました。
これぞ、アメとムチという事なんでしょうか(笑
でも、最近は僕にとっては「ムチ」ばかりです…。

次のパックNECHは、ARC-Vの2弾目です。
思えば、ZEXALの2弾目のパックPHSWで「氷結界」の新規カードの伝道師が登場しました。
同じくPHSWで強化されていた、DT1期出身のテーマである「ナチュル」の新規カードはNECHでも出るようですが、氷結界には何か新カードは無いのか、気になります。
思えば伝道師の情報が出た時が、このブログで書いた中では私がもっとも喜んだ情報であり、(例外的に発売前から情報を載せた事もあってか)最もこのブログのアクセス数が伸びた時期でもありました。
あんな風な劇的な強化、嬉しい情報がいつか飛び込んできて欲しいものです。

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否定ペンギン

今回紹介するカードは否定ペンギンです。


否定ペンギン

否定ペンギン
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1600/守 100
「ペンギン」と名のついたモンスターの効果が発動した時に発動する。
このカードを墓地から特殊召喚する。
「否定ペンギン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「ペンギン」と名のついたカードの効果によって
フィールド上から手札に戻るカードは手札に戻らずゲームから除外される。



ペンギンの効果が発動した時に、自身を墓地から蘇生する効果を持っています。
なので、優先的に墓地へ送っておきたいです。
ダメージステップ時にも発動する点も評価できます。
大皇帝ペンギンの効果発動時に効果を発動できれば、一気に3体のペンギンを展開できます。
この時、大皇帝ペンギンの効果でレベル3のペンギン2体を展開すれば、このカードと共にトライエッジ・リヴァイアシャーク・カイゼルといったレベル3モンスター×3のエクシーズに繋げる事もできます。
ただし、「否定ペンギン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できません。
この蘇生効果は強制効果なのでタイミングを逃す事はありませんが、一方で好きなタイミングで蘇生できないという悩みも抱えています。

また、このカードが表側表示で存在する限り、ペンギンのモンスターの効果によってバウンスされるカードを、手札に戻さずに除外するという永続効果も持っています。言うなれば、「ペンギン専用・縮退回路」の様な効果です。
バウンス効果を持っているペンギンは、ペンギン・ソルジャーペンギン・ナイトメアの2体です。両者ともに、リバース時にカードをバウンスできる効果を持っています。
これら2体の効果はこのカードの蘇生効果のトリガ-にもなり、墓地にこのカードがいる時にバウンス効果を発動した場合、まずチェーンする形でこのカードの蘇生効果が発動し、その後にバウンス効果の処理が入ります。
なので、このカードが墓地にいるだけでペンギン・ソルジャーとペンギン・ナイトメアの2体の効果はバウンスでなく除外に変わります!
ただし、自分のカードも除外されてしまう為、バウンスして再利用する事はできなくなってしまいます。

下級のペンギンの中で最高の攻撃力を持っている点も、地味に嬉しいです。ペンギン・ナイトメアの永続効果で強化してやれば、下級アタッカーとしても運用できるでしょう。
それ故にサルベージで回収できないのは残念ですが、蘇生効果を持っているのでそんなに気にする事はないでしょう。

これまでは、雷族のボルト・ペンギンに受動的なペンギン・ナイトと、癖の強かったレベル3のペンギンにおける新たな選択肢というだけでも十分に価値があると思います。


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氷結界inADS

前回の記事のついでに、ADSの動画に関する記事を書いてみます。

niconicoの方でADSのプレイ動画で【氷結界】デッキのプレイ動画をあまり見かけないので、「それじゃあ自分がやらなきゃ誰がやる!」と思って【氷結界】デッキを使ってみました。
前回【シャーク・ドレイク】デッキをあげたのは、【氷結界】の動画をあげる前のテストも兼ねていました。

そして、【氷結界】デッキの戦績はというと・・・見事なまでの負け越しでした。
おおよそ分かっていた事とはいえ、他のデッキの速度やパワーに圧倒されるばかりです。逆に清々しい気分になって来そうな程です(笑
負けの試合も動画であげたいところですが、流石に負けばかりだと氷結界にいいイメージは与えられないし、視聴者の方に不快な思いをさせてしまいかねないです。
なので、氷結界のプレイ動画は当分集められそうにないです。
「氷結界の負け戦集」というものに需要があるなら話は別ですが…。
昔のデュエルなら勝っていた試合や面白い試合もいくつかあったのですが、それらはいずれもペンデュラムゾーンが実装される前の試合だったので、現在はリプレイで再生できないです(泣

色んなタイプの【氷結界】を試して出直したいと思います。

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動画作成の失敗

先日、テストも兼ねてADSでの【シャーク・ドレイク】デッキのプレイ動画をあげてみました。
リプレイをキャプチャしたものを編集し、あげました。

しかし、動画の画質や挙動に様々な問題が見受けられました。
画質については、単純に私の勉強不足で、調べればある程度は改善できると思います。
一方、挙動が所々おかしい点については原因が分からず、どうやっても直しようがありません…。

元のリプレイをキャプチャする際に、録画のせいで重くなる為か、リプレイ動画の動作がスローになりました。
キャプチャした動画を動画編集ソフトへと読み込ませるのですが、そのままだと動きがスローのままで、テンポが非常に悪いです。
そこで、不要な箇所をトリミングした上で、動画の速度を調整し、2倍速に設定しました。これになんらかの原因があるのかもしれません。
調整した動画を再生前にコマ送り単位で確認しても特におかしい箇所は見当たらないのですが、動画編集ソフト内で再生した際に、おかしな挙動が起こる箇所が見受けられるようになりました。
挙動がおかしくなる箇所はだいたい決まっており、ちゃんと動いたりおかしくなったりする箇所もあれば、再生後にコマ送りで確認しても明らかにおかしくなっている箇所もありました。
一旦消してタイムラインに入れ直してみても、挙動がおかしくなる事には変わりありませんでした…。
先程から書いている「おかしな動き」というのは、具体的には同じ動きが2回発生するという現象です。例えば、モンスターを召喚した直後に、再びそのモンスターを召喚したシーンが映ったりします。
先日あげた動画で、この現象ついて「タイムタイラント」というコメントがあったのには笑いました(笑
また、トリミングで削った筈の部分が表示されているという現象も起こっていました。「最後のチラ見せデュエル(内容自体は2戦目のものと同じ)」なんかがそうです。
動画の尺やBGMには問題ないのにどうして…?謎は深まるばかりです。

思えば、以前他の動画をあげた時も、字幕が上手く表示されなかった事がありました。
これらの「編集ミス」が起こるようになったのは、いずれも使っているパソコンを変えてから作った動画ばかりです。
前に使っていたパソコンでも同じ動画編集ソフトを使っていましたが、その時はソフト内で再生した時におかしな挙動が発生する事はあっても、書き出しした後はそのような現象はほとんど見受けられませんでした。

今回見受けられた動画のおかしな挙動を直す方法としては、以下の方法が考えられます。
・キャプチャする方法を変える
・動画の速度調整を行わない(テンポが悪くなってしまう上に、尺が伸びて容量も増えてしまいます)
・キャプチャの段階で無駄な部分は一切撮らず、トリミングを行う必要を無くする(キャプチャするのが面倒になってしまいます)
・以前使っていたパソコンで動画編集を行う(容量的に厳しいです…)
他に良い方法や、根幹となる問題の原因が分かればそれに越した事はないのですが…。

ADSの動画をあげたのは初めてでしたが、再生数やコメント、マイリスト数が思いの外増えて驚きました。
特に、動画をあげてた直後に、付け忘れていたタグをつけようと思って再び動画を開いた際にいきなりコメントが(しかもこのブログを見て下さっている方から)付いていたのには感激しました。
それだけに、画質と動画の挙動に不備があったのには申し訳ない気持ちで一杯です…。

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アイス・ハンド

今回紹介するのはアイス・ハンドです。
遊戯王ZEXAL IIにてギラグが使用した水属性モンスターです。


アイス・ハンド

アイス・ハンド
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1400/守1600
(1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の魔法・罠カードを破壊する。
その後、デッキから「ファイヤー・ハンド」1体を特殊召喚できる。



相手によって破壊され墓地へ送られた時に相手の場の魔法・罠1枚を破壊し、その後ファイヤー・ハンド1体をリクルートできる効果を持っています。
ファイヤー・ハンドとは互いにリクルートし合う事ができ、こちらが相手の魔法・罠1枚を破壊するのに対しあちらは相手のモンスター1体を破壊します。
また、このカードはプロミネンス・ハンドの特殊召喚の条件を満たす事ができるモンスターの1体でもあり、プロミネンス・ハンドと2体でランク4のエクシーズ召喚に繋げる事ができます。

このカードの破壊効果は、相手の場に魔法・罠が無いと発動できません。潰せるカードが無ければ、当然リクルートも行えません
相手の場に魔法・罠があったとしても、それがフリーチェーンのカードだったり、こちらが自爆特攻しようとした際には攻撃反応型のカードだったりすると厄介です。
また、水属性の天敵であるダイヤモンド・ダストによって破壊された時には、タイミングを逃してしまう為効果を発動できません…。

このカードはファイヤー・ハンドよりも攻撃力が低いですが、そのおかげで奈落の落とし穴に掛かりません。
また、ファイヤー・ハンドのみならずグリズリーマザーでもリクルートする事ができ、サルベージで回収する事も可能です。
アイス・ハンド→ファイヤー・ハンド→アイス・ハンド、もしくはグリズリー・マザー→アイス・ハンド→ファイヤー・ハンドという順番でリクルートし、最後にリクルートされたモンスターが墓地に行けば、墓地に水属性2体炎属性1体が存在する事になり、氷炎の双竜の特殊召喚条件を満たせます。

癖は強いものの、他の「ハンド」のモンスターと組み合わせる事で独自の運用ができるモンスターです。
プロフィール

ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

X(旧twitter)アカウント
@zrtm_IceBarrier

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