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ボスラッシュ

※この記事は、永続魔法カード・ボスラッシュの紹介記事ではありません。


ADSでデュエルをしていると、色んなデッキと戦う事になります。
【氷結界】じゃどうしようもないと思えるようなデッキと当たった事もありました。
そこで、ここからしばらくの間は、氷結界にとって天敵となり得る様なカードについて紹介していきたいと思います。
前回の記事で取り上げたA・O・J カタストルも十分強敵だと私は思っていますが、一応今回からこの様な形式にします。
記事の方向性から、主に取り上げるカードと敵対する視点からの紹介になると思います。
各カードを使っている方には申し訳ないですが、予めご了承下さい。

さて、まず最初に紹介するのはこのカードです。


E・HERO アブソルートZero

E・HERO アブソルートZero
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。



水属性の"属性指定融合"のE・HEROであるE・HERO アブソルートZeroです。
このカードが強力な点は、なんといってもその除去効果です。なんと、禁止カードのサンダー・ボルトと同様の除去能力を持っているのです。
しかもその発動条件は、このカードがフィールド上から離れた時非常に発動しやすいです。
たとえ戦闘破壊されたり除去されたとしても、相手のモンスター全てを道連れにできます。破壊だけでなく除外やバウンスによって場に離れた場合でも効果を発動するのは強力です。
タイミングを逃す事が無い点や、フィールド上で発動する効果ではないため無効にし難い点も、強さに拍車を掛けています。

これ程に強力な効果を持っていながら、融合召喚し易いというのも大きな脅威です。
近年【E・HERO】デッキによく採用されるようになったバブルマンは、「HERO」と「水属性」の両方の素材に使う事ができます。
また、素材代用効果と融合をサーチする効果を持った沼地の魔神王は、「HERO」の素材に代用はできないもの、水属性である為「水属性」の素材にする事はできます。融合のサーチの為に墓地へ捨てた魔神王を、ミラクル・フュージョンでこのカードの融合素材にする事もできます。

自分の場にモンスターを複数体並べて初めて真価を発揮するカードが多い氷結界にとっては、この全体破壊効果は非常に厄介です。
大僧正御庭番の耐性効果も通用せず、布陣を揃えられたとしても一瞬で全て消し飛ばされてしまいます。
守護陣術者のロックは通じますが、このカードをフィールドに出された時点でこちらのモンスターは全て処刑台に貼りつけられたも同然であり、せいぜい時間稼ぎにしかならないです。
グングニールを出して破壊できたとしても、こちらのモンスター全てを「道連れ」にしてきます。
このカードを除去する場合は、ブラック・ホール激流葬などの全体除去に巻き込むか、自分の場にモンスターがいない時に除去するといった、アドバンテージの消費を最低限に抑える様な工夫が必要です。

もちろん、このカードの使用者にとっても、このカードはフィールド上から離れさせやすいという点も忘れてはなりません。
こちらによる除去を躊躇わせるだけでなく、相手の方から自発的に「サンダー・ボルト」を撃つ事もできるのです。
このカードを融合素材にして更なる融合HEROを出したり、融合解除を使って融合素材2体でダイレクトアタックしたり、マスク・チェンジM・HERO アシッドを出してこちらのモンスターのみならず魔法・罠まで全て破壊したりと、様々な使い方が想定されます。

このカードのもう一つの効果は、フィールド上に表側表示で存在する、同名カード以外の水属性の数×500ポイント攻撃力がアップするというものです。ただでさえそこそこあるこのカードの攻撃力が、他の水属性がいる事で更に大きくアップします。
この効果は相手の場だけでなく、こちらの場の水属性もカウントします。
なので、所属するモンスターが全て水属性である【氷結界】にとっては、こちらの効果も大きな脅威となります。氷結界のモンスターを多く並べれば並べるだけ、このカードの攻撃力を上げられていってしまうのです。
並べたモンスターが一瞬で消し飛んでしまうのも嫌ですが、非常に高い攻撃力になったこのカードを相手にするのもそれはそれで辛いです。
この効果の為に、氷結界に限らず、水属性のモンスターでこのカードを殴り倒すのはまず不可能だといっても過言ではありません。
もっとも、仮に殴り倒せたとしても、こちらのモンスターを全て道連れにされてしまいますが…。

そして忘れてはならないのは、超融合の存在です。
このカードは水属性を融合素材にできる為、相手の場にHEROがいる場合、超融合によってこちらの水属性モンスターを融合素材にされてしまうのです。超融合は無効にする事もチェーンして他のカードを発動する事もできず、また耐性を持つカードも非常に少ない為、一度発動されれば間違いなく融合素材にされてしまいます
おまけに速攻魔法であるため、こちらのターンに使われる事もあります
超融合による除去は、このゲームの中でも極めて強力な部類の除去です。もちろん、大僧正も御庭番もこのカードには無力です。
こちらの氷結界は除去されて布陣が崩されてしまう上に、相手の場には非常に強力なこのカードが融合召喚される・・・【氷結界】にとっては、一度超融合を使われてしまうと本当に目も当てられない状態になります。
【HERO】と戦う際には、超融合の恐れがある相手の伏せカードは、なるべく自分・相手フィールド上に融合素材が揃っていない時に潰したいものです。
相手が伏せた超融合の発動を渋っていれば、ナイト・ショットで潰す事もできます。

このカードや超融合への対策として、魔法カードの発動、融合召喚、特殊召喚の内いずれかを封じて、このカードの融合召喚を未然に防ぐという方法も考えられます。
禁止令を使ってE・HERO アブソルートZeroや超融合を指定する方法もあります。
氷結界では、封魔団を使えば魔法カードの発動を封じる事ができる他、破術師ならば魔法カードの発動を次の相手のターンまで遅らせる事ができます。
ただしどちらもフィールド上に維持できなければロックは解除されてしまいます。
もちろん、封魔団の効果の発動や破術師の効果の条件を満たした際にチェーンして超融合を発動されてしまうとアウトです。

水属性でありながら、【氷結界】など水属性のデッキにとっては天敵となる1枚です。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

A・O・J カタストル

今回紹介するのはA・O・J カタストルです。
ブリューナクと同じく、シンクロの黎明期であるDT1弾で登場したシンクロモンスターです。


A・O・J カタストル

A・O・J カタストル
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在する
モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。



素材指定の無いレベル5のシンクロモンスター。
現在の環境ではエクシーズモンスターが猛威を振るっていますが、そんな中でもこのカードはシンクロモンスターではトップクラスの採用率を誇っています。
ブリューナク亡き今、レベル5シンクロはもちろんの事、全シンクロモンスターの中での代表格の1体とも言えるでしょう。

このカードの効果は、闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターと戦闘を行う場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊するという強力なものです。
つまり、闇属性以外のモンスターなら問答無用で破壊できるのです。高攻撃力の究極竜騎士も、神のカードのオベリスクの巨神兵も、このカードの前には無力です。
更にこの破壊効果は対象を取る効果ではなく、戦闘を介するものの、戦闘による破壊ではなく効果による破壊です。
したがって、対象を取る効果や戦闘破壊に耐性を持ったモンスターでも、闇属性以外ならば破壊する事ができます。
その対応範囲は極めて広く、レベル5のシンクロを行えるデッキならばほぼ確実に採用されるというのも頷けます。

効果の強力さに加えて、シンクロ召喚しやすいのもポイントです。
ジャンク・シンクロンを通常召喚し、その効果でレベル2の非チューナーを釣り上げればシンクロ素材を揃えられます。
水属性では、深海のディーヴァを通常召喚して、その効果でレベル3の海竜族をリクルートすればシンクロできます。同じ組み合わせでシンクロできるモンスターには、ディーヴァと同じ属性・種族の神海竜ギシルノドンも存在しますが、このカードの方が大きく優先されるのが現状です…。
ギシルノドンはカタストルよりも元々の攻撃力は高いですが、ギシルノドンで戦闘破壊できてカタストルでは戦闘破壊できない範囲よりも、ギシルノドンで戦闘破壊できずにカタストルで破壊できる範囲の方が遥かに広いです。
ギシルノドンには攻撃力が上昇する効果がありますが、それでもカタストルの範囲の広さには敵いません。
また、エクシーズの普及によって攻撃力上昇効果自体が発動し難くなった事も、ギシルノドンにとっては向かい風となっています。

一方でこのカードは、エクシーズモンスターに対しても強い影響力を及ぼします。
というのも、素材指定無しでレベル4×2で出せるランク4のエクシーズモンスターは今まで色々と登場してきましたが、未だにカタストルを一方的に殴り倒せるものは存在しません
クィーンドラグーンで相討ち、マエストロークが効果を使って初めて殴り倒せる程度です。
流石にレベル4×3や、素材指定のあるランク4には、このカードを殴り倒せるものも存在しますが…。
ランク3以下となると、殴り倒すのはおろか、除去効果で倒すのすらもままなりません。
ゼンマインの効果で破壊しようにも、カタストルと戦闘を行いエクシーズ素材を身代わりにする場合には、効果破壊の分と戦闘破壊の分とで、1度に2つものエクシーズ素材を消費してしまいます。更にそこからゼンマインを維持しなければなりません。もちろん、素材が1つの状態で殴られればアウトです。
非常に場持ちの良いシャイニート・マジシャンも、このカードの前には無力です…。
ブラック・ミストは、効果を使えばこのカードを殴り倒せます。

このカードは当然、水属性のデッキにとっても大きな脅威となります。
【氷結界】で相手にする場合は、守護陣や術者の効果で攻撃を封じた上で、シンクロモンスターの効果等によって除去したいところです。
【水属性】で御前試合を使う(もしくは相手に使われた)場合には、特にこのカードに注意しなければなりません。
水属性には除去効果持ちのエクシーズモンスターが存在しないため、極端な話、チューナーも海皇も入っていないデッキならばそれだけで詰みかねません
水属性のエクシーズモンスターには高攻撃力のものが多いですが、やはりこのカードの前には無力です。
スノーダスト・ジャイアントシャーク・ドレイク・バイスの効果で攻撃力を下げても、焼け石に水でしかありません。戦闘破壊をトリガーに発動する効果を持つメロウガイストシャーク・ドレイクなどもはや論外です。
対抗でき得るのは、攻撃をロックできる上に効果を無効にもできるガイオアビスや、効果を無効にして攻撃力を上昇させる事ではじめて殴り倒せるようになるシルフィーネ位です。
もっとも、御前試合抜きにしても、チューナーや海皇がデッキに入っていても、対抗し辛い事には変わりありません…。
なので、アビス・ソルジャースノーマンイーターといった除去効果を持つ水属性モンスターや、地砕き強制脱出装置の様な小回りの利く汎用除去カードを投入するといいでしょう。

エクシーズを主体とするシャークのデッキにとっても、やはり難敵と言わざるを得ません。
幸いシャークの使用カードの中には、このカードの効果を受けない闇属性のものも存在し、スカル・クラーケンブラック・レイ・ランサー、シャーク・フォートレスの3体がこれに該当します。
ただし、この中で単体でこのカードを殴り倒せるのはシャーク・フォートレスだけです。
ブラック・レイ・ランサーで効果を無効にした上で他のモンスターで殴り倒すという事もできます。また、ハリマンボウを素材にして墓地へ送り、カタストルの攻撃力を下げれば、そのままブラック・レイ・ランサーで殴り倒す事も可能です。

このカードはA・O・Jに属するモンスターの1体でもあります。
しかし、A・O・Jだけではサイクルリーダーアンリミッター位しか出せる組み合わせがありません。
A・O・Jに関するサポートを受けようにも、アンリミッターによる攻撃力倍増やサンダー・アーマーによる貫通効果の付与は、共にこのカードへの恩恵が薄く、闇属性のモンスターを相手にする時位にしか役に立ちません
このカードはシンクロ黎明期から現在に至るまで使われ続けていますが、自身が属するA・O・J自体はテーマデッキとしては貧弱です。また、前述の様にこのカードとA・O・Jとのシナジーも薄いです。
DT1弾で真っ先に登場したシンクロモンスターに全てを持って行かれたという点は、氷結界と共通していると思います。氷結界もよく「シンクロが強いだけでシナジーは皆無」と言われ続けたものです。
したがって、A・O・Jの境遇には同情します…。

長い間シンクロを影で支え続けているこのカード。
水属性をよく使っている身としては、このカードにやられた回数は計り知れません(笑

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

虚空海竜リヴァイエール

今日紹介するカードは虚空海竜リヴァイエールです。


虚空海竜リヴァイエール

虚空海竜リヴァイエール
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/水族/攻1800/守1600
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
ゲームから除外されている自分または相手の
レベル4以下のモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。



GENFで登場したランク3のエクシーズモンスターです。
同弾で登場した「除外海産物」の系統のカードであり、属性や除外に関連する効果を持っている点も共通しています。もちろん、このカード自身も海産物です。
ただ、名前の付け方は他の除外海産物とは異なっています。
除外海産物のモンスターはスピアフィッシュソルジャー以外全てレベル3であるため、【除外海産物】でもこのカードをエクシーズ召喚できる機会は大いにあります。

効果は、エクシーズ素材1つを取り除く事で除外されているレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚するというものです。
メインデッキを圧迫せずに、墓地のカードに比べて再利用しにくい除外されたカードを再利用できるのは大きな魅力です。
奈落の落とし穴次元幽閉などで除外された下級モンスターも、この効果で再利用できます。
特筆すべき点として、このカードは相手のモンスターも再利用する事ができます!
なので、相手の下級モンスターを除外してこのカードで「奪う」といった戦術を取る事もできます。

このカードは素材指定の無いランク3エクシーズなので、レスキューラビット魔界発現世行デスガイドを使えば1枚の手札消費で出す事ができます。
封印の黄金櫃でデッキから下級モンスターを除外し、それらのカードによってこのカードを出し、効果を使って黄金櫃で除外した下級モンスターを特殊召喚する、という戦術が強力です。
もちろん、除外したレスキューラビットを再利用する事もできます。ただし、1度効果を使ったターンにはもうレスキューラビットの効果は使えません。

同じランクで同じ素材、更に同じく除外されたモンスターに関する効果を持つカードとして、潜航母艦エアロ・シャークが存在します。
エアロ・シャークは自分の除外されたモンスターしか参照にしないのに対し、このカードは相手の除外されたモンスターも再利用できます。
また、こちらは効果によってフィールドアドバンテージを得る事ができます。総じて、エアロ・シャークよりもこちらの方が使い勝手は大きく勝っています。
エアロ・シャークが使い道が無いエクシーズモンスターだと言われているのは、効果の発動し難さや貧弱だけでなく、このカードの存在によるところも大きいと思います。

ランク3の海産物という事で、シャークのデッキにも問題無く投入できます。
このカードの属性は水属性ではないものの、アクア・ジェット等の、海産物に関する種族サポートは共有できます。
浮上シャーク・サッカーバブル・ブリンガーを使えばエクシーズ素材を揃えやすいでしょう。
また、シャークの使用モンスターの中には除外に関する効果を持つものも存在するので、このカードと組み合わせて使う事ができます。
特にキラー・ラブカはこのカードを攻撃から守る事ができる上に、除外した後もこのカードの効果で特殊召喚し再利用する事ができます。レベル3という事でこのカードの素材にする事もでき、相性は抜群です。

悩みとしてまず挙げられるのは、打点の低さです。
攻撃力は1800とエアロ・シャークよりも低く、下級アタッカーにも簡単に殴り倒されてしまう程の数値です。
シャークのデッキや【除外海産物】で、除外とこのカードの効果を駆使して上手く回せたにも関わらず、打点が足りない為どうにもならなかった、という事が今までに何度もあります…。
上記のアクア・ジェットやキラー・ラブカ等で補いたいところです。
あとエアロ・シャークと同じように、除外されているカードが無ければ効果を使えないため、エクシーズ素材を積極的に取り除きにくいという悩みもあります。ただ、打点が低く、どちらかと言えばコンボ向けのカードなので、この点で困るケースは少ないかもしれません。
このカードは相手の除外されているカードも利用できるものの、特殊召喚できるのはレベル4以下のモンスターだけであり、レベル5以上や蘇生制限のあるモンスターは特殊召喚できないので、間違えないように気を付けたいです。

このカードは、属性や種族が紛らわしいカードだとよく言われます。
名前には虚空海竜とあるにも関わらず、種族は海竜族ではなく水族なのです。
水族と海竜族は近い種族であり、共有できる種族サポートは多いものの、海底に潜む深海竜などのどちらか一方の種族にしか対応しないカードを使う際には気を付けたいです。
属性についても、水族といえば水属性のイメージが強いものの、このカードは水属性ではなく風属性です。
したがって、効果発動時に海皇の狙撃兵などの海皇のモンスターを素材として取り除いたとしても、海皇の効果を発動させる事はできません。

力不足感はあるものの、除外された下級モンスターを再利用しフィールドアドバンテージを稼ぐ事ができるので、ランク3の中でも強力な1枚です。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

ひとりごと

長い事更新が止まってしまい申し訳ないです。
取り上げたい情報が少ない時期なので、書く内容も少なくなってしまします(汗

来月にもなれば、新パックに新情報、そして新改訂やDTマスターガイドと、話題には事欠かないと思います。
後は、悪い意味で話題いっぱいにならない事を祈りたいです(笑

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

復帰の可能性は?

そろそろ新パックだけでなく時期改訂についての話題も出てくる時期ですが、ネット上を巡っていると、次の改訂でトリシューラ制限復帰するのではないか?もしくは制限復帰して欲しいという書き込みをよく見かける気がします。


氷結界の龍 トリシューラ GDB1

氷結界の龍 トリシューラ
シンクロ・効果モンスター(禁止カード)
星9/水属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
相手の手札・フィールド上・墓地のカードを
それぞれ1枚までゲームから除外できる。



上記の様な強力な除去効果を持ったこのカード。現役時にはシンクロ召喚を行えるデッキにおいて必須カード級の扱いを受けていました。
その強力さに関しては過去の記事を参考にしていただければ光栄です。もっとも、トリシューラが現役の頃にOCGをやっていた人ならば、説明せずともその強力さは認識済みだと思いますが。
さて、そんなこのカードに対して最近復帰を望む声をよく目にします。

その理由としてまず見かけるのは、エクシーズ召喚が猛プッシュされシンクロ召喚自体が下火であるという理由です。
シンクロ召喚主体のデッキを使っている人や5D'sのファンにとっては、今のエクシーズ環境は満足いくものではないでしょう。
そこで、シンクロ召喚を盛り上げる為には、シンクロモンスターの顔の一体と言っても過言では無かったこのカードが復帰するべきなのだと言われています。

また、今の環境では対策を打たれやすいから制限復帰しても問題ないのでは?とも言われています。
トリシューラが禁止になった後の環境からエフェクト・ヴェーラーが流行し出し、多くのデッキに投入されるようになりました。
その為、たとえトリシューラをシンクロ召喚できたとしてもヴェーラーに無効化される可能性があります。
もちろん、神の宣告神の警告によってシンクロ召喚そのものを無効化される事もあり得ます。

他にも、グローアップ・バルブが禁止ならトリシューラは制限でもいいだろうという声もあります。トリシューラとグローアップ・バルブは同時に禁止カードに指定されており、当時からこの様な意見を目にする事はありました。
今の環境では水精鱗など、トリシューラを出しやすいテーマがいくつか存在しますが、それらのテーマを規制した上で緩和されるかもしれないという声もあります。

果たして、これらの要素はトリシューラが緩和される理由となり得るでしょうか?

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テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

神代兄妹の水属性が登場!!

新パックLTGYでは、水精鱗や瀑征竜-タイダルといったOCGオリジナルの水属性のみならず、アニメ枠にも水属性モンスターが収録されています。
今回はシャークだけでなくその妹の璃緒が使用したカードも収録されており、Vジャンプでも見開き1ページで特集され「神代兄妹の水属性魚族 鳥獣族が登場!!」という煽り分が添えられていました。
しかし・・・。


シャーク・フォートレス

シャーク・フォートレス
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/魚族/攻2400/守1800
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは
1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。


今回のシャークのエクシーズモンスター。なんと、シャークの使用カードでは初となるランク5のエクシーズモンスターです。
効果は、エクシーズ素材1つを取り除く事で、自分のモンスターに2回攻撃を付与するというものです。指定できるカードに指定は無く、自身も対象にできるの強力です。
他に登場が確定した、作中でこのカードの素材となった2体のレベル5の魚族モンスターは共に水属性ですが、このカードは闇属性です。
シャークがランク5のエクシーズを使った時には、実にフリーザードン以来2体目となるランク5の水属性モンスターが登場するのか!?と心躍らせましたが、その後すぐに闇属性だと知ってショックを受けたものです・・・。
そのショックさたるや、今までその回のシャークの使用カードについて記事で全く取り上げない程でした(笑
結局、闇属性というのは誤植でも何でもなく、そのままOCG化されました。
イラストにはエアロ・シャークが描かれていますが、種族以外には別にシナジーがある訳ではありません。アニメでは「シャーク」と名のついたカードしか対象にできなかったので、その名残でしょう。
ただ、このカードのおかげで、シャークのデッキで普通にカタストルを殴り倒せるようになったのは大きな進歩だと思います。

ブラック・レイ・ランサーといい、シャークのNo.以外のエクシーズモンスターは闇属性でいくのでしょうか?
もしそうだとしたら、ますますエアロ・シャークが哀れというか、残念です・・・。
折角イラストに描かれているのだから、エアロ・シャークとシナジーする効果が欲しかったです。そうでなくとも、せめて種族だけでなく属性も合わせて欲しかったです(汗
効果も普通に強力なだけに、水属性使いとしては水属性ではないのが悔やまれます。ランク5の水属性エクシーズがフリーザードンしか存在しない事を踏まえると尚更です。

ちなみにこのカードは、地縛神 Chacu Challhua以来2体目となる闇属性・魚族モンスターで、エアロ・シャーク以来2体目の魚族のエクシーズモンスターでもあります。
また、「シャーク」と名のついた闇属性モンスターは、デッド・シャーク以来の2体目です。


零鳥獣シルフィーネ

零鳥獣シルフィーネ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/鳥獣族/攻2000/守2200
鳥獣族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果を無効にし、
このカードの攻撃力はこのカード以外の
フィールド上に表側表示で存在するカードの数×300ポイントアップする。
このカードの効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで適用される。


シャークの妹の璃緒の使用カード。
作中で素材となった2体のモンスターと共に、OCG初の水属性・鳥獣族のモンスターで、Vジャンプでもその事について触れられていました。
こちらは水属性のエクシーズモンスターなのですが・・・素材には鳥獣族の指定があります
つまり、【水属性】デッキでこのカードをエクシーズ召喚したいならば、シナジーを無視してでもブリザード・ファルコンオーロラ・ウィングを入れるなり、DNA改造手術で鳥獣族を指定するなりしなければなりません。
効果自体はなかなか強力ですが、果たして【水属性】でそこまでして出したいかと言われると、微妙なところです(汗

鳥獣族の指定は、同じLTGYで強化されるハーピィを意識したものなのでしょう。
何だか、魚族・海竜族・水族の強化の弾のGENFで登場した除外海産物たちが水属性ではなく風属性だった事を思い起こさせます…。
前から璃緒は「水属性デッキ使い」と書かれていただけに、このカードが水属性デッキでは出せない(も同然)なのは悔まれます。


以上の2体が、今回の神代兄妹のエクシーズモンスターですが、どちらも【水属性】とは大して関係がありません
水属性使いからすると、何とも言えない気分です…。これら2体がそれなりに優秀な効果である事や、フリーザードンやエアロ・シャークの事も踏まえると悔しさすら感じます。
特にエアロ・シャークは、今回の新情報の解禁によって「バハムート・シャークで呼べるデメリット無しの中で最高攻撃力」「魚族唯一のエクシーズモンスター」という2つのアイデンティティ(?)を一度に失ってしまいました(笑
アニメ出身カードの格差を感じずにはいられないです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

No.47 ナイトメア・シャーク

漫画遊戯王ZEXAL第4巻付属カードにて、遂にあのカードが登場する事が決定しました。
漫画の中でシャークが使用した謎のNo.47。その正体が明らかになり、更にそれと同時にOCG化されるのです。

No.47 ナイトメア・シャーク

その名もナイトメア・シャーク
水属性・海竜族・ランク3のエクシーズモンスターです。


No.47 ナイトメア・シャーク

No.47 ナイトメア・シャーク
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/海竜族/攻2000/守2000
レベル3モンスター×2
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の手札・フィールド上から水属性・レベル3モンスター1体を選び、
このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
また、1ターンに1度、このカードエクシーズ素材を1つ取り除き、
自分フィールド上の水属性モンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できず、
選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できる。



前々から私はこのカード、No47には、シャークデッキの命運がかかっていると(勝手に)思っていました。
ステータスはどうなのか?ランク3なのかランク4なのか?色んな事が気になっていました。
突然のOCG化の決定には正直戸惑いましたが、非常に使いやすい性能でなによりです!

このカードはランク3であり、レベル3モンスター×2の素材で出す事ができます。
なので、シャークのデッキではハンマー・シャークの効果でレベル3の水属性を出したり、レベル3の魚族・海竜族・水族の召喚・特殊召喚に成功した時にシャーク・サッカーを出す事でエクシーズ素材を揃える事ができます。

このカードは、1ターンに1度、このカードエクシーズ素材を1つ取り除き、 自分フィールド上の水属性モンスター1体を選択し、そのモンスターがダイレクトアタックできるようにする効果を持っています。
ただしそのターン、選択したモンスター以外のモンスターは攻撃できなくなるデメリットがあります。
少々状況を選ぶ効果ではありますが、積極的にエクシーズ素材を取り除けます。
特に、素材となったキラー・ラブカを墓地へ落とし、サポートとして使える点は見逃せません!
今までキラー・ラブカに対応するランク3はエアロ・シャークやリヴァイエールなど、特定の条件下でないとエクシーズ素材を取り除けないカードばかりでした。
シャークの使用カードのリバイス・ドラゴンブラック・レイ・ランサーは、エクシーズ素材を取り除きやすいものの、キラー・ラブカに対応する種族ではありませんでした。
そんな中で登場した、エクシーズ素材を取り除きやすい上にキラー・ラブカにも対応しているこのカードのおかげで、キラー・ラブカの利用価値も増した事でしょう。

あと一つ、このカードは特殊召喚に成功した時、 自分の手札・フィールド上から水属性・レベル3モンスター1体を選び、このカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる効果も持っています。
エクシーズ召喚だけでなく、それ以外の特殊召喚の成功時にもエクシーズ素材を補充する事ができます。手札やフィールドに余っているキラー・ラブカ等を素材にするといいでしょう。
特筆すべき点として、このカードはバハムート・シャークの効果でエクストラデッキから特殊召喚する事ができます。もちろんその場合でもエクシーズ素材を補充できるのが強みです。
相手のライフが2000以下なら、そこからダイレクトアタック効果を使って一気に勝負を持っていく事もできます。
ただ、バハムート・シャークがランク4であるのに対しこのカードはレベル3の水属性しか補給できなかったり、バハムート・シャークでこのカードを呼んだターンにはバハムート・シャークは攻撃できないため、バハムート・シャークにダイレクトアタックを付与する事ができなかったりと、少々噛み合わない点もあります。
とはいえ、同じ漫画版のシャークの使用カードであるバハムート・シャークとの組み合わせも想定した素材補充効果は十分に評価できます。
このカードは、バハムート・シャークで呼べる、デメリットの無いモンスターの中で最高の攻撃力を持っています。なので、エクシーズ素材を補充できなくともエクストラデッキに一緒に入れておく価値はあるでしょう。

更にこのカードは、RUM-バリアンズ・フォースを使う事でアニメ版のシャークの切り札CNo.であるシャーク・ドレイク・バイスにカオスエクシーズチェンジする事もできます!
漫画とアニメのシャークの切り札を並べられれば壮観でしょう。
エクシーズ素材を補充していれば、その分シャーク・ドレイク・バイスの効果も多く使う事ができます。
シャーク・ドレイク・バイスから、素材となっているこのカードと補充したレベル3水属性モンスターの2体を取り除いてエクシーズ・リモーラを特殊召喚するという事もできます。

存在だけ明らかとなっていたものの、長い間その詳細は謎に包まれていたNo.47…。
OCG化に関しては、期待半分、不安半分といったところでした。
ところが、実際にOCG化されてみると期待以上の性能で大満足です!

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

日本未発売の水属性

次のEXTRA PACKで来日すると思われる、海外先行発売モンスター達の情報が出揃いました。
そこで、海外版のGalactic Overlord~Cosmo Blazerに登場した新規水属性モンスターを振り返ってみます。

※日本語訳は遊戯王カードwikiの英語名項目より。


Blue Dragon Ninja
効果モンスター
星5/水属性/海竜族/攻2100/守1200
1ターンに1度、
「忍者」と名のついたモンスターと「忍法」と名のついたカード1枚を手札から捨て、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
このターン選択されたモンスターの効果は無効化され、攻撃もできない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


Return of the Duelistで登場。
白竜の忍者の系統の忍者モンスター。来日した際の日本語名も、それを意識したものになると思われます。
忍法超変化の術に対応しており、アトランティスでリリースなしで通常召喚する事もできます。
強力なステータスと耐性を持っていた白竜の忍者と比べると、どうも見劣りしてしまうのが残念です。


Imairuka
効果モンスター
星2/水属性/海竜族/攻1000/守1000
フィールド上のこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。
墓地へ送ったカードが水属性モンスターだった場合、カードを1枚ドローする。


Return of the Duelistで登場。
ローマ字で「イマイルカ」という珍妙な名前を持つカード。来日した際の日本語名が気になります(笑
また、この名前はウォーターワールドの英語名(Umiiruka:海イルカ)とよく似ています。
効果は、カードガンナーに色々と制約を付けたものという印象です。
フィッシュボーグ-プランターと同じく【水属性フルモンスター】なら確実に効果を発動できます。
それにしてもプランターといい、水属性には既存のカードの調整版の様なカードを押し付けられる事が多い気が…。
今までイルカのモンスターは魚族に分類される事が多かったですが、このカードは海竜族となっています。


Mermail Abyssmander
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻 100/守2000
墓地のこのカードをゲームから除外し、
以下の効果から1つ選択して発動できる。
●自分フィールド上の全ての「水精鱗」と名のついた
モンスターのレベルを1つ上げる。
●自分フィールド上の全ての「水精鱗」と名のついた
モンスターのレベルを2つ上げる。


Abyss Risingで登場。水精鱗に属するモンスターです。
墓地から除外する事で自分フィールド上の水精鱗全てのレベルを上げる効果を持っています。
レベル4の水精鱗に使えばレベル5かレベル6にする事ができます。水精鱗には元々のレベルが5や6のモンスターが存在しませんが、これによってランク5やランク6のエクシーズも狙えるようになります。
また、起動効果持ちの水精鱗には珍しく、効果に1ターンに1度の使用回数制限がありません。
シーラカンスの効果で呼べる下級魚族モンスターの中で最高の守備力を持っている点にも注目です。


Slushy
効果モンスター
星2/水属性/水族/攻 0/守 0
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「Slushy」1体を墓地へ送る事ができる。
自分の墓地またゲームから除外されている「Slushy」が3体存在する場合、
墓地のこのカードをゲームから除外し、
自分の墓地のレベル5以上の海竜族モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚する。
「Slushy」のこの効果は1ターンに1度しか発動できない。


Abyss Risingで登場。
自身はレベル2の水族であるものの、レベル5以上の海竜族を蘇生する効果を持つという変わったモンスターです。
自身の効果に加えて鬼ガエルスクリーチ等の効果で墓地を肥やす事によって、素早く条件を整える事ができます。
ただ、レベル5以上の海竜族の層は厚くないのが残念です。特筆すべきはダイダロスを蘇生できる点でしょうか。


Abyss Dweller
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/海竜族/攻1700/守1400
レベル4モンスター×2
元々の属性が水属性のエクシーズ素材を持つ
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の全ての水属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン相手の墓地に存在するカードの効果は発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


Abyss Risingで登場。ランク4のエクシーズモンスターです。
素材指定は無いものの、その効果から主に【水属性】で運用する事になるでしょう。
ペンギン・ナイトメアアビスラングと同じように自分の場の水属性を強化する永続効果と、エクシーズ素材1つを取り除いて相手の墓地に存在するカードの効果の発動を封じる効果を持ちます。
後半の無効効果は、相手フィールド上のモンスターの効果を無効にする効果を持つガイオアビスと対を成していると言えます。
また、「墓地で発動する効果を封じる」運用ができるカードには他にメロウガイストが存在します。ランクや属性・種族も共通していますが、用途は異なるので状況に応じて使い分けられそうです。


Mermail Abyssteus
効果モンスター
星7/水属性/水族/攻1700/守2400
自分のメインフェイズ時、
手札からこのカード以外の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、
デッキからレベル4以下の「水精鱗」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
「Mermail Abyssteus」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


Cosmo Blazerで登場。
今まで水精鱗のレベル7モンスターは海竜族、水族は皆レベル3という法則性がありましたが、このカードはレベル7・水族となっています。そのため、海皇の竜騎隊の効果でサーチする事はできません。
手札の水属性1枚を捨てて特殊召喚と、レベル7ながら極めて展開しやすいのが魅力です!また、この効果で特殊召喚した場合、レベル4以下の水精鱗1体をサーチできます。
1ターンに1度しか使用できないという制約があるのはサーチ効果だけで特殊召喚効果には回数制限は無いものと思われます。


以上の6体が、今年に来日すると思われる水属性モンスターです。
さて、今年のカードは、「去年に比べると物足りない」とよく言われています。
確かに、去年のEXRA PACK 2012の収録範囲には、環境に多大な影響を及ぼした輪廻天狗デスガイドゼンマイシャークがいた事を考えると、大人しめな気がします。
水属性のカードに関しても、見たところ、「海外の製作者は水属性に何が足りないのか分かっておいでだ」と思えるようなカードはありません。水属性のエクシーズモンスターにも相変わらず除去効果はありません
そんな訳で、どのカードもスムーズに入手できればいいのですが・・・。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

水属性エクシーズに足りないもの・3

最近登場するエクシーズモンスターには、何らかの無効効果持ちのものが多いとよく言われます。特にアニメ出身のものにおいて、それが顕著です。
しかし、水属性のエクシーズモンスターには、無効効果を持つものは少ない気がします。
とはいえ、除去効果持ち耐性効果持ちとは違って全くいないという訳ではないので、該当するエクシーズモンスターを羅列してみようと思います。


零鳥獣シルフィーネ
零鳥獣シルフィーネ
LTGYで登場する水属性エクシーズモンスター。アニメ「ZEXAL II」において神代璃緒が使用するカードです。
エクシーズ素材を取り除く事で、相手の場の表側表示モンスター全ての効果を無効にでき、更に自身以外の表側表示カードの枚数×300ポイント攻撃力を上げる事ができます。
しかもこの効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで適用されます。
除去効果も耐性効果も無い水属性にとって天敵となり得るカタストルも、これらの効果を駆使して迎撃する事ができます。
しかし、このカードには鳥獣族の素材指定があります。
水属性・鳥獣族という組み合わせのカードは、LTGYに登場する璃緒の使用カード以外には今までOCGでは1枚も存在しませんでした。
したがってこのカードは実質今まで登場した水属性モンスターとのシナジーは皆無であり、氷結のフィッツジェラルドと同じように水属性であって水属性でないカードだ言わざるを得ません…。


ブラック・レイ・ランサー
ブラック・レイ・ランサー(闇属性)
こちらは逆に、水属性の素材指定があるにも関わらず水属性ではないモンスターです。使用者はシャークであり、上記のシルフィーネとは使用者同士も兄妹という因縁があります(笑
水属性のデッキでしか使えないものの、属性・種族共に水属性とのシナジーは非常に薄いです。
無効効果持ちエクシーズの先駆けであり、エクシーズ素材を取り除く事で表側表示モンスター1体の効果をエンドフェイズ時まで無効にする効果を持っています。、
無効効果持ちのカードが増えた今では、素材縛りもあってどうも見劣りしてしまいます…。特筆すべき点は、自分のモンスターの効果も無効にできる点でしょうか。


水精鱗-ガイオアビス
水精鱗-ガイオアビス
水属性の素材指定がある、水属性・水族のエクシーズモンスターです。「水精鱗」に属するモンスターでもあります。
エクシーズ素材を1つ取り除く事で、このカードの攻撃力よりも低い攻撃力を持つ相手モンスター全ての効果をターン終了時まで無効にする効果を持ちます。この効果は、相手ターンにも発動できるのが大きな利点です。
悩みはランク7故に重く、エクシーズ召喚し辛い点ですが、それ以上に、汎用性が高いランク7エクシーズであるNo.11 ビッグ・アイの存在が致命的です。相手モンスターの効果を無効にするよりは、ビッグ・アイで奪った方がいいというケースの方が圧倒的に多いです。高攻撃力のモンスターに対しては無力な点も、評価を下げます。
また、エクシーズ召喚するよりはレベル7のモンスター2体を並べておいた方がいい場合も多いです。
以上の点から、このカードに対する一般的な評価は低いです…。


こうして見ると、【水属性】ではまともに運用できないようなカードが多いです(汗
これから出る水属性のエクシーズモンスターには一体どんな効果を持つカードが現れるのか?今後も目が離せません。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

忍び寄るデビルマンタ

今日紹介するカードは忍び寄るデビルマンタです。
ストラクチャーデッキ「海竜神の怒り」に収録されていたモンスターです。


忍び寄るデビルマンタ

忍び寄るデビルマンタ
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻1300/守1200
このカードが召喚に成功した時、罠カードを発動する事はできない。



通常召喚成功時に、罠カードの発動を封じる効果を持っています。
類似した効果・ステータスを持つカードが何枚か存在しますが、このカードは水属性・魚族であり、属性や種族でそれらと差別化を図る事になるでしょう。

この効果のおかげで、召喚をトリガーに発動する激流葬落とし穴といった除去カードをくらわないという利点があります。
しかし、罠の発動を封じる事ができるのはあくまでこのカードが召喚に成功した時だけであり、その後は普通に罠カードを発動できます。
したがって、攻撃反応型やフリーチェーンの罠カードを防ぐ事はできません。
このカードは浮上バブル・ブリンガーで蘇生できるものの、罠カードの発動を封じるのは通常召喚した時だけであり、特殊召喚時には防げません。
以上の点から、このカードによる束縛力は非常に弱いと言えます…。

攻撃力が低く、召喚してからは効果無しも同然なので、このカードは使い辛いと言わざるを得ません。
レベル3・水属性・魚族には、オイスターマイスターハリマンボウオーシャンズ・オーパーといった、単体でもこのカードよりも扱いやすいカードが多く存在します。
また、レベルは異なるものの、激流葬に加えて奈落の落とし穴ミラーフォース等にも1度だけ耐性を持つ深海王デビルシャークも存在します。
上の方で、「類似効果を持つカードとは属性・種族の面で差別化を図る事になる」と書いたものの、このカードを上記の水属性・魚族のモンスター達よりも優先して投入する意義は薄いです(汗

名前の通り、イラストでは水中を泳いでいる人(?)二人の傍に忍び寄っている姿が描かれています。
お腹には悪魔の様な、凶悪な形相の顔に見える模様が光っています。これが「デビルマンタ」と呼ばれる由来なのでしょう。
泳いでいるのが人間だとすれば、サイズを比較するととてつもない巨体だというのが見て取れます。カンツウツボも真っ青なスケールでしょう(笑
同じくエイ型のモンスターにスカイオニヒトクイエイが存在し、あちらにも人らしき影が描かれていますが、比べてみるとこちらの方がスケールが大きいです。
しかし、このスケールでこの攻撃力というのは物足りない気もします…(笑

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

エクシーズエナジー

今日紹介するカードはエクシーズエナジーです。
エクシーズの黎明期に登場した魔法カードです。


エクシーズエナジー

エクシーズエナジー
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。



自分の場のエクシーズ素材1つを取り除いて、相手の表側表示モンスター1体を破壊するという効果を持つ通常魔法です。
効果の発動にはエクシーズ素材が必要となりますが、エクシーズ召喚を狙いやすいデッキならば、発動できる機会は多いでしょう。

エクシーズ素材を取り除いてしまうので、その分大半のエクシーズモンスターは弱体化してしまいます。
なので、ジェムナイト・パールや覚醒の勇士 ガガギゴの様なエクシーズ素材を使わないモンスター、エアロ・シャークの様に自分からエクシーズ素材を取り除きにくい、もしくは効果自体が貧弱なモンスターの素材を使うと良いでしょう。
消費は激しくなるものの、いざとなればエクシーズ素材を補充するカードと一緒に使う事もできます。

水属性には除去効果持ちのエクシーズモンスターが1体も存在しないため、「エクシーズ素材一つを除去に変える」というこのカードの効果は、相手の場に高攻撃力のモンスターがいる時に役立つでしょう。
加えて水属性のエクシーズには、前述のガガギゴやエアロ・シャーク以外にも、積極的に素材を取り除きにくいカードが多いです。
素材を取り除くのに戦闘破壊を介するシャーク・ドレイクメロウガイストは、高攻撃力のモンスターの前には無力であり、ガイオアビスも自身以上の攻撃力を持つ相手の効果は無効にできません。
しかし、その様な状況の時でも、このカードがあればエクシーズモンスターのエクシーズ素材を持て余す事なく対処する事ができます。水属性エクシーズモンスターの死角を補ってくれる一枚であると言えます。
ただ、このカードの効果で水属性エクシーズの素材となっている海皇のモンスターを取り除いた場合、それらの効果は発動できません。
ジェネレーション・フォースでサーチする事ができるので、エクシーズ・リモーラと一緒に入れておけば役立つ事があるかもしれません。

とはいえ、除去できるのはあくまで相手の場の表側表示のモンスターだけであり、裏側表示のモンスターや魔法・罠は除去できません。
特に戦闘破壊を介するエクシーズモンスターにとっては天敵となるこれらのカードを破壊できないのは辛いです。
また、同じくエクシーズ召喚を狙いやすいデッキに積める除去カードにはエクシーズエフェクトディメンション・スライドがあります。
発動しやすさではこのカードの方が上でしょうが、前者には破壊できる範囲で、後者には破壊に対して除外という、除去の強力さで劣っています。
いずれにせよ、エクシーズ素材やエクシーズ召喚を必要とするカードを入れるよりも、地砕き強制脱出装置といった発動条件の無い汎用除去カードの方が間違いなく優先されるでしょう。
水属性のエクシーズに除去能力を付けるにしても、海皇の重装兵狙撃兵を、レベル調整した上で素材にするという選択肢もあります。フリーザードンについてはその限りではありませんが。

水属性に除去効果持ちのエクシーズがいないならば、せめて他のカードと組み合わせて除去に変えれないかと考えた末に辿り着いたカードです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

氷帝メビウス

今日紹介するカードは氷帝メビウスです。
アドバンス召喚成功時に除去効果を発動する「帝」と呼ばれる上級モンスターの内の1体であり、水属性・水族のモンスターです。


氷帝メビウス

氷帝メビウス
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで選択して破壊できる。



アドバンス召喚成功時に、魔法・罠カードを2枚まで破壊できる効果を持っています。
相手の場の魔法・罠2枚を破壊できれば、1:2交換が成立します!
また、この効果は任意効果であり自滅の恐れが無い点も、他の「帝」には無い利点です。

魔法・罠を除去する効果は強力ですが、アドバンス召喚の性質上、このカードが除去されると辛いです。
アドバンス召喚成功時に発動できる効果である為、奈落落とし穴にかかってしまった場合でも除去効果は発動しますが、神の宣告神の警告などでこのカードのアドバンス召喚そのものを無効にされてしまうと効果は発揮できません。
特に、相手の魔法・罠2枚を破壊しようとしてスターライト・ロードで効果を無効にされてしまうと、目も当てられません…。
除去カードを踏んでしまいやすいのは、最早魔法・罠除去効果を持つモンスターの宿命と言えます(汗 それだけに、除去を踏むのが仕事だとある程度割り切ってアドバンス召喚した方がいいかもしれません。
進撃の帝王を発動しておけば、カードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されなくなりますが。

このカードの除去効果は自分の魔法・罠カードも潰す事ができます。
よって、グラヴィティ・バインドの様な自分にも影響を及ぼすロックカードや、異次元海溝の様な破壊される事で効果を発揮するカードを自ら破壊する戦術を取る事もできます。

このカードはレベル6であり、通常召喚(アドバンス召喚)するにはリリース1体を要します。アトランティスでリリースを軽減する事もできません。
しかし、アドバンス召喚のリリース要員の定番である黄泉ガエルを使えば、楽にアドバンス召喚する事ができます。
おまけに黄泉ガエルはこのカードと同じ属性・種族なので、一部の水属性や水族のサポートを共有する事もできます!
黄泉ガエルは自分フィールド上に魔法・罠カードが存在する場合には蘇生できませんが、このカードの効果で破壊する事で、次のスタンバイフェイズ時での蘇生に繋げるという運用もできます。
他にも鬼ガエル粋カエルなど、アドバンス召喚要員として活用できる展開力を持ったモンスターは多いです。これらに着目したデッキが【ガエル帝】です。
属性と種族の面から、通常の【ガエル】デッキにこのカードを出張させて除去と打点を補うというのもありかもしれません。

氷結界の龍やアブソルートZeroなど、強力な除去効果を持った氷系のモンスターは多いです。
有用な魔法・罠除去効果を持つこのカードは、ある意味でそれらの先駆けと言える存在なのかもしれません。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

海皇と水精鱗

店舗に置いてあった「ガガガ学園 出張版」の第2号に、海皇と水精鱗のストーリー設定について書かれていました。
詳細は↓の画像にて。

カードストーリー トスペディア
(クリックすると拡大表示されます)

読んでみると、海皇は見事に悪役ポジションですね・・・。
水精鱗は海皇の支配下に置かれたと書かれていますが、OCGでは逆に水精鱗が海皇を使役している気がします(笑
しかし、これを読めば読むほど、OCGでのポセイドラの性能、海皇と炎王との落差に空しさを覚えます・・・。
あと、個人的に気になっていたポセイドラとガイオアビスとの関係が触れられていなかったのが残念です。
レミューリアについては、水精鱗の住処という事は明らかになりましたが、忘却の海底神殿との関連は不明のままです。

今後もこういった形で、OCGのカードストーリーについて掘り下げられていって欲しいです。
ただ、自分の好きなカードやテーマの扱いが酷かったりしたら複雑な心境ですが(汗

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

時期改訂の規制候補は?

来月の今頃になると、遊戯王ユーザー間では次の禁止・制限改訂の話題で持ちきりとなると思われます。
現環境ではトップの一角に水属性のテーマである水精鱗が存在しており、規制は避けられないものと思われます。

そこで、水属性や水精鱗の関連カードの中で、規制候補として名前が挙げられているのを目にするカード紹介をしていきます。


SD23-JP010 深海のディーヴァ

深海のディーヴァ
やはり真っ先に名前を挙げられるのはこのカードです。
初の海竜族単体サポートカードにして、デッキからモンスターを展開できる強力な効果を持ったレベル2チューナーです。
単体でレベル4、5のシンクロ、及びランク2のエクシーズに繋げる事ができます。重装兵レミューリア等と組み合わせる事で、シンクロやエクシーズ先のバリエーションを増やす事も可能です。
その柔軟さや属性・種族面でのシナジーから、【水精鱗】でも頻繁に投入されています。
近年の改訂はチューナー等のシンクロ関連に特に厳しかった事を踏まえると、規制は避けられないかもしれません・・・。
ディーヴァから楽にエクシーズできる上に重装兵の効果も使えるランク2の水属性エクシーズであるアーマー・カッパーが登場したことにより、それがさらに決定的になったとも言われています。
ストラクチャーデッキ「海皇の咆哮」の発売時期的に、禁止カード化は無いと思いますが。

イレカエルフィッシュボーグ-ガンナーガストクラーケといった、これまで多くの水属性使いが涙をのんだであろう規制強化の時は、当時私が使っていたデッキにはあまりダメージは無かったですが、このカードが規制されるとなれば、流石に影響を受けずにはいられません・・・。

アビスフィアー

アビスフィアー
デッキから水精鱗1体をリクルートする効果を持つ通常罠カードです。
デッキからどんな水精鱗でも呼び出せる上に、このカード自体もメガロアビスでサーチできたりリードアビスでサルベージできたりとサポート手段が豊富です。
潰されにくいフリーチェーンの罠カードである点も強力です。
呼び出したモンスターの効果は無効化され、このカードが場から離れたり相手のエンドフェイズに自壊するデメリットがありますが、このカードでアビスリンデをリクルートし、そこから他の水精鱗をリクルートする事ができるので、実質これらのデメリットは無いも同然と言えます。
このカードがフィールド上に存在する限り、自分は魔法カードを発動できないというデメリットに関しても、相手のターンのエンドフェイズ前までに発動すれば問題ありません。
このカードやアビスリンデの存在によって、相手のターンでも回せるというのがこのカードの、そして【水精鱗】の強みの一つなのです。

SD23-JP002 海皇の竜騎隊

海皇の竜騎隊
ストラクチャーデッキ「海皇の咆哮」の新規カードの1枚です。
水属性の効果発動時のコストにする事で、海竜族専用の万能サーチ効果を発揮します。
水精鱗にはこの効果の発動トリガーとなるモンスターが多いため、よく投入されます。特にメガロアビスは、手札・フィールドからサーチ効果を狙える上にこのカードの有力なサーチ先でもあるので相性は抜群です。
他にもディーヴァやムーラングレイスといった強力な海竜族をサーチできます。

ジェネクス・ウンディーネ

ジェネクス・ウンディーネ
水属性1体をデッキから墓地へ送る事でジェネクス・コントローラーをサーチする効果を持つモンスター。
スクリーチ等と比べて素早く墓地肥やしができる上に、この効果による墓地肥やしは、海皇の効果の発動トリガーになります。ちなみにこのカードは現在、デッキコストによって海皇の効果を発動させる事ができる唯一のモンスターです。
海皇との相性の良さから、【水精鱗】でもよく投入されるようになりました。今や、大会で結果を残している水精鱗のデッキは【ジェネクス海皇水精鱗】と呼ばれる程です。
重装兵や狙撃兵を墓地へ送ることで除去に変える事ができ、竜騎隊を墓地へ送れば海竜族をサーチできます。特に竜騎隊を墓地へ送った場合には、竜騎隊のサーチ効果と自身のサーチ効果とで、手札枚数を増やせます
アビスパイクでサーチできる点も使いやすさに拍車をかけています。

ジェネクス・コントローラーは【ジェネクス】の核となるモンスターであり他にもサポートが豊富なので、このカードが規制されたとしてもダメージは少ないでしょう。
しかし、海皇など、このカードの墓地肥やし能力に頼りがちな水属性に対するダメージは計り知れないと思われます。
何か色んな意味で禁止になる前のFBGとポジションが似ている様な気がします。


そしてあと1枚、「規制強化されるのではないか?」と個人的に危惧しているカードがあります。


氷結界の虎王ドゥローレン

氷結界の虎王ドゥローレン
現在準制限カードに指定されている氷結界のシンクロモンスター。
準制限になった今でもなお、様々なループコンボが開発されています。
水属性の素材指定がありますが、言うまでも無く【水精鱗】では問題なくシンクロ召喚を狙えます。
【水精鱗】においてはアビスフィアーを使い回せる他、血の代償を絡める事でワンキルまで持ち込めるようです。
水精鱗での強さを差し引いても、色んなデッキのループコンボのパーツとなっています。
最近、ゼンマイ関連のループが開発されたと聞いて、「そんなのもあるのか」程度に思っていたところ、そのパーツにすらドゥローレンが使われていると知った時には本当に我が目を疑いました。もう何が何だか分からないレベルです。
最近の改訂がシンクロにもループコンボにも厳しい事を考えると、もうダメかもしれません・・・。

もしドゥローレンが禁止になったら、氷結界ブログでは数日に渡って氷結界の今後について考察しようと考えています。
そして間違いなくニコニコ動画の方に「お怒り動画」をupします(笑


水属性にとって影響は避けられないであろう、2013/3/1の改訂…。
果たしてどうなるんでしょうか!?

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ジャンル : その他

ビッグ・ジョーズ

今日紹介するカードはビッグ・ジョーズです。
遊戯王ZEXALのシャークの使用カードであり、彼が最も多用している下級モンスターです。
また、アニメZEXALの第1期OPではなぜか遊馬の使用カード以外で唯一登場していました。


ビッグ・ジョーズ

ビッグ・ジョーズ
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻1800/守 300
このカードは攻撃した場合、
バトルフェイズ終了時にゲームから除外される。



レベル3ながら1800という高い攻撃力を持つ、水属性・魚族のモンスターです。
しかし、その代償なのか、攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に除外されてしまうというあまりにも辛いデメリットを持っています。
よって単体では単なるデメリットアタッカーでしかありません。
このデメリットも割に合っているとは言い難く、このカードを使うならば、メタボ・シャーク等の他のレベルの下級アタッカーを使う方が良いでしょう。
レベル3という点に価値を見出すにしても、アトランティスの効果でレベル4の水属性モンスターのレベルを下げ、強化する方が扱いやすいです。

一応、王宮の鉄壁の発動下では除外されずにフィールドに留まり続ける事ができます。
他にも、攻撃した場合でもバトルフェイズ終了時までに忘却の海底神殿の効果で除外すれば(海底神殿を維持できていれば)自分のエンドフェイズ時に特殊召喚する事ができ、フィッシャーチャージで射出すればこのカードを墓地へ落としつつ除去とドローができます。
また、バブル・ブリンガーの効果で蘇生すればデメリットが無くなり、アタッカーとして機能します。
しかし、いずれの戦法も、わざわざこのカードの為にやる価値はあるかと言われると、微妙なところです…。
攻撃をしなければ除外もされないので、先攻1ターン目に攻撃表示で立たせておくのはありかもしれません。
異次元の女戦士DDアサイラントといった除外する効果を持つモンスターに攻撃する事で、デメリットを相殺する事もできます。

OCGではとにかく扱い辛さが目立つ一方で、アニメでは除外されるデメリットが無いどころか、通常魔法を発動したターンに手札から特殊召喚できるという効果を持っていました。
特定条件下で自身を特殊召喚できるこの効果は、デメリットどころかメリットとすら言えます。
このOCG版とアニメ版との余りの落差から、このカードは潜航母艦エアロ・シャークと共に、「アニメでは強いののにOCGでは見るも無惨に弱体化したカード」の代表格として名前が挙げられる事が多いです。

このカードもエアロ・シャークも、同じGENFに収録された、除外に関する効果を持つ魚族・海竜族・水族のモンスター群、通称「除外海産物」に合わせてテキストが改変されたと思われます。
両者とも【除外海産物】デッキでも役立つかどうかは別問題ですが…。
また、両者ともアニメが放映された頃にはOCG版のテキストの情報が明らかになっており、アニメ作中で効果を使用されたのはGENFの発売後の事でした。
このカードやエアロ・シャークに限った事ではないですが、アニメでは一貫してアニメ版の効果のままであり、途中でOCG版の効果に変更される兆しはありません。
アニメでこのカードにアクア・ジェットを使用し攻撃した場面はシャークさんのマジックコンボとして有名ですが、OCGでこれをやると2枚ものアド損となってしまいます…(笑

このカードの除外されるタイミングはバトルフェイズ終了時であり、スカイオニヒトクイエイフライファングと共通しています。
しかし他の除外海産物の多くが、自身の効果で除外された場合、次の自分のスタンバイフェイズ時に帰還する効果を持っているのに対し、このカードは除外されたらそれきりで、帰還する事はできません
一応、除外ゾーンに留まる事によって、フィッシュアンドキックスの発動条件を満たしやすくなるという利点はあります。
また、ギョッ!を使用する場合、自分で帰還できる効果を持つ除外海産物をデッキに戻すとそれがかえって仇となってしまう可能性がありますが、このカードはその心配なくデッキに戻す事ができます。
フィッシュアンドバックスで手札に回収して再利用する事もできます。

このカードは名前通り巨大な顎を持っていますが、DTで見てみると顎だけでなく図体もかなり大きいです。
以前のADXで並んでみると、上級モンスターのジョーズマンよりも大きかったです。
また、モーションでは守備表示の時は、地面(水中)に潜って背びれだけを見せています。
スピードデュエルでは、このカードをスキャンする事でシャークをイメージした隠しデッキ【バイス・ストリーム】を使用できるようになります。


ビッグ・ジョーズvsダンセル
(遊戯王ZEXAL II 第85話より)

アニメでの活躍ぶりを見る度に、OCGとのギャップを感じて悲しくなります。
いつの日か、アニメ版の様に活躍できる日が来て欲しいものです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

シャクトパス

今回紹介するカードはシャクトパスです。
ORCSで登場したカードであり、アニメ「ZEXAL」にてシャークが使用したモンスターです。
また、シャークの使用カードでは初となるレベル4のモンスターでした。


シャクトパス

シャクトパス
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1600/守 800
このカードが相手モンスターとの戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを装備カード扱いとしてその相手モンスターに装備できる。
この効果によってこのカードを装備したモンスターは
攻撃力が0になり、表示形式を変更できない。



戦闘破壊され墓地へ送られた時に、その相手モンスターに装備でき、この効果によってこのカードを装備したモンスターの攻撃力を0にし、表示形式の変更を封じるという効果を持っています。
装備された相手は攻撃力0になり攻撃表示のまま立ち尽くす事になるので、殴ればダイレクトアタックと同様のダメージを叩き込む事ができます。
特に、打点の高いモンスターに装備できれば効果的です。
墓地で発動する効果なので、シーラカンスの効果で呼んだ場合でも効果を使えるのも嬉しいです。
ただ、どちらかというと自爆特攻して相手モンスターに装備させる運用法がメインとなるでしょうか。

相手モンスターの攻撃力を無力化する事ができる点は評価できますが、使い難さも目立ちます。
戦闘破壊を介する必要がある為、発動が遅いです。
また、戦闘破壊された上に墓地へ送られなければならないので、戦闘破壊後に墓地以外に行ってしまった場合、効果は発動できません。
中途半端に高い攻撃力から、奈落に落とされてしまう恐れがあるのも悩みです。サルベージに対応しないのも辛いです。
このカードは魚族なので、相手モンスターに装備させるよりも、フィッシャーチャージの弾にして相手モンスターを除去した方が良い場合が多いです。

シャークデッキの弱点を補ってくれる点は評価できますが、やや扱い辛い印象を受ける1枚です。
一応エクシーズ・リモーラの効果で蘇生できるので、一緒に入れておくといいかもしれません。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

氷結のフィッツジェラルド

今年もカードの紹介を行っていきたいと思います。

今回紹介するカードは氷結のフィッツジェラルドです。
アニメ5D'sにてダークシンクロモンスターとして登場したカードでしたが、他のダークシンクロ同様シンクロモンスターとしてOCG化されました。
また、このカードは今のところ最後に登場した水属性シンクロモンスターでもあります。


氷結のフィッツジェラルド

氷結のフィッツジェラルド
シンクロ・効果モンスター
星5/水属性/悪魔族/攻2500/守2500
闇属性チューナー+チューナー以外の獣族モンスター1体
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動する事ができない。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
手札を1枚捨てる事でこのカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。



水属性・悪魔族のシンクロモンスター。
アニメで一番最初に登場したダークシンクロモンスターだったにも関わらず、OCG化されたのはかなり後の方でした。
使用者がダークシグナーというより、操られてダークシグナー化した一般人だったからでしょうか。
尚、アニメ5D's出身の水属性シンクロモンスターはこのカード1体のみです(前述の様にアニメではダークシンクロモンスターでしたが)。

このカードは、攻撃する場合にダメージステップ終了時まで相手の魔法・罠カードの発動を防ぐ効果と、戦闘破壊され墓地へ送られた時、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に手札を1枚捨てる事でこの表側守備表示で蘇生する効果を持っています。
1つ目の効果によって、ミラーフォース次元幽閉といった攻撃反応型のカードを気にせずに攻撃する事ができます。
レベル5のシンクロモンスターにしては高めの攻撃力なのも魅力です。これらの特徴を生かして積極的に攻撃を行っていきたいです。
2つ目の効果は蘇生効果ですが、「自分の場にモンスターが存在しない場合」「戦闘破壊され墓地へ送られた時」と条件がやや厳しいです。
表側守備表示で蘇生しますが、このカードの攻撃力と守備力は同じ値であり、戦闘ダメージを防ぎつつ壁として運用する事ができます。
また、手札コストに海皇のモンスターを捨てれば、それらの効果を発動できます。特に、戦闘破壊してきた相手モンスターを破壊できる重装兵は強力です。

攻撃時に魔法・罠の発動を封じられるとはいえ、それ以外のタイミングでは魔法・罠の発動を許してしまいます。
なので、フリーチェーンやメインフェイズでの除去には気を付けたいです。
戦闘破壊以外の除去では自己蘇生できないので尚更です。

このカードは数少ない水属性のシンクロモンスターですが、チューナーが闇属性に指定されている為、水属性統一のデッキではシンクロする事ができません
水属性シンクロの素材のしかできないチューナーであるフィッシュボーグ-ランチャーを素材にするには、DNA移植手術等によってランチャーの属性を闇属性にしておく必要があります。
チューナー以外のモンスターにも獣族の素材指定があり、これも水属性とは関わりが薄いです。アニメで素材となったブリザード・リザードが獣族だった影響だと思われますが、そのブリザード・リザードはOCG化されていません。
ちなみに、水属性・獣族のモンスターは、フェンリルラッコアラリチュア・ビーストドゥローレン(レベル6)のわずか4体です。
水属性と関わりの深い闇属性チューナーといえば、真っ先にジェネクス・ウンディーネの効果でサーチできるジェネクス・コントローラーが思い浮かびますが、レベルが合う唯一の水属性・獣族であるラッコアラは水属性とはシナジーは皆無です(汗
素早いモモンガを入れた【素早い】ならば、水属性の要素を多く入れつつこのカードのシンクロを狙う事ができるでしょう。ジャンク・シンクロンの効果でモモンガを釣り上げる事で、容易にシンクロを狙えます。
名前が似ているにも関わらず、【氷結界】では運用できないのは残念です。

水属性であるにも関わらず、【水属性】デッキでは普通に出す事すらできない・・・。
水属性のシンクロやエクシーズが出るのは嬉しいですが、このカードの様に、水属性にとって関わりの薄いカードが出るのは何だか複雑な心境です。
今後もこの様なカードが出るかもしれませんが。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

シャークデッキの限界

神代凌牙ことシャークのデッキを組んで使っていますが、どうしようもない壁を感じずにはいられません。
シャーク・ドレイクを出すのにレスキューラビット簡易融合といったシャークの使用カード以外のカードに頼りがちになる時点でそこは見えている気はしますが、今回はそれは置いておきます。

私が感じるシャークデッキの弱点、それは高攻撃力のモンスターを出されるとどうしようも無いという点です。
シャーク・ドレイクは高い攻撃力を持っていますが、それよりも更に高い攻撃力を持つモンスターは珍しく無く、そういったモンスターを出されると、例えどれだけ引きが良くても詰まってしまいます。
シャークの使用カードには、相手の攻撃力を下げる効果を持つハリマンボウやキラー・ラブカが存在しますが、それらを使ったとしても焼け石に水というケースもしばしばあります。
どれだけ攻撃力が高い相手でも、耐性を持たない限りは汎用除去カードで除去すればいいのですが、そう都合良く用意できるわけもなく…。

高攻撃力の相手に対抗する為のシャーク・ドレイク・バイスなのでしょうが、出すのが難しい以上に、ライフ調整が非常に困難です。
アニメでの切り札である上に、デッキの弱点を補い得るカードなだけに非常に残念です。
シャーク・ドレイク・バイスに頼るよりは、それこそ汎用除去カードをたくさん積んで対抗する方が確実です。

そもそも、遊馬やカイトの切り札と比べても、カードパワー、出しやすさ共に違いすぎます。
遊馬のホープやホープレイは出しやすい上に、専用サポートであるZWのおかげで更に強化されました。
1ターンでホープと、ライオアームズを含むZWを複数展開・装備されるという事も珍しくありません。
カイトのデッキは、デュエリストパックによって大きく強化されました。特に、銀河眼の光子竜が出しやすくなったのは特筆に値します。
銀河の魔導師の効果でサーチできる銀河遠征によって無償で場に出せるのです。
銀河遠征で呼びだされた銀河眼は表側守備表示とはいえ、効果は無効になっていないので、その守備力や除外効果によって壁として使える上に、次のターン以降には攻撃表示にして攻めに転じる事も可能です。
もちろん、ランク8の超銀河眼の光子龍の素材にする事もできます。

遊馬やカイトのデッキと比べるとどうしても見劣りしてしまうシャークのデッキですが、今年も強化される事を願いたいです。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

新年

あけましておめでとうございます。
今年も氷結界ブログをよろしくお願いしますm(_ _)m

ネット上で今年の初ドローを行って報告している人が多いので、例によって私もドローしてみました。
【氷結界】デッキでドローしてみた結果は…
初手:リビングデッドの呼び声 氷結界の紋章 氷結界の大僧正 氷結界の大僧正 氷結界の紋章
ドロー:サルベージ
でした。
一番最初に引いたカードが罠カードな点、紋章が2枚ある点、ドローカードがサルベージだった点は去年と同じでした(笑
それにしても、やたらと大僧正に好かれている気がします…。確かに最近デュエルで「もしここで大僧正がいたなら…!」と思うような状況は多いですが。
これからは然るべき時にちゃんとフィールド上に出せるようにしたいです。

これに先駆けてADSの方でも初デュエルを行いました。こちらではハイランダー寄りの【氷結界】を使用しました。
こちらでの引きの方は…
初手:氷結界の封魔団 氷結界の破術師 サイクロン 氷結界の伝道師 氷結界の伝道師
ドロー:氷結界の御庭番
といった感じでした。ちなみにデュエルには負けました(笑

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プロフィール

ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

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@zrtm_IceBarrier

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