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以前の記事で、遊戯王5D'sは「非常に恵まれていた」と書いていました。しかしそんな作品内に限って、水属性は全然恵まれていませんでした。
僕がアニメシリーズの未OCG化カードの中で一番OCG化して欲しかったと思っていたカードは、5D'sで出たアイス・ミラーでしたが、そのOCG化の可能性すらも完全に無くなりました
物語の中核となるシグナーの竜にも、主人公の遊星が使用するウォリアーのシンクロモンスターの中にも、6属性の中で水属性だけが存在しませんでした。
また、漫画5D's出身のカードにも、水属性のものは1枚もありません。
以上の点から、水属性を使っている僕にとって、5D'sは決して交わり得ぬ存在という印象です。
水と油と言う言葉が相応しいです。このことわざの中の「水」を読んで字の如くそのまま水属性とするならば、水属性を使っている僕にとって遊戯王5D'sを一文字で表現するとすれば、です。
「5D'sの時期に出た『氷結界』の名前を冠するブログで何て事を言うんだ!」と思われる方もいるかもしれませんが、「水属性とシンクロ」についての思うところは、こちらの記事で書いています。

冒頭でリンクを貼った記事で、ZEXALに対しては愛憎混じった感情を抱いているような事を述べていましたが、こと5D'sに関しては僕はただのアンチです。
ここで、単にアンチではなく、「ただの」と付けています。これには食わず嫌い的なニュアンスを込めています(まあ観てはいましたが)。
僕が5D'sに対して抱いている感情としては、ZEXAL終盤のナッシュの「俺達はとっくに分かり合っているんだよ」が近いでしょうか。
5D'sが多くの人に支持されている事、作品自体も熱い展開が多いという事は承知しています。終盤の展開には不覚にも盛り上がりました(ライフ・ストリーム・ドラゴンの覚醒の場面とか)。ただ、だからこそ水属性が全然出なかっのたのが許せないのです。
最近のARC-Vでよく言われている儀式召喚に対する扱いと同じ様な事を、僕は5D'sでの水属性に対して感じていたのです。
シグナーの竜やウォリアー等の「属性」というは別に作中で重要な要素ではありませんでしたが、あれにもこれにも水属性だけ出なかったというのが重なった結果として、水属性シンクロが圧倒的に少ないという惨状に繋がっているというの紛れも無い事実だと思います。
もし5D'sに水属性がちゃんと出てたなら、僕も5D'sという作品を好きになり、ネット上でよく使われているような5D's関連のネタも普通に受け入れ、盛り上がれたのかなぁ。中には本当に何が面白いのか分からないようなネタもありますが、それについても笑えるようになっていたのでしょうか。
ただ、「氷結界」が好きな身としては、いずれにせよ「満足」ネタ位には嫌悪感を示したかもしれませんが(そう言えば、5D'sについて行けなくなり始めたのはちょうど鬼柳が出た辺りからでした)。

ARC-Vには今後、5D'sのメインキャラだったジャックとクロウが登場すると言います。
一度終わった作品のキャラが、次々作に登場するなど、絶対にあり得なかったはずの奇跡です。
5D'sに関して上記の様に思っていた事から、ARC-VでD-ホイールの様なバイクが出てきただけでも相当な嫌悪感を抱いていたものでしたが、まさか5D'sの登場キャラそのものが出るなんて…。
特にジャックは、他のメインキャラと比べてデッキの完成度がよろしくなく、ファンからは強化が望まれていました。「メインキャラの中で一人だけOCGでの強化が遅れている」というのはZEXALで言うところのシャークと似たような立ち位置であり、僕はこれらについてまとめた記事を書こうと思っていた時期もありました。
前の記事でZEXALのアンチスレについて触れていましたが僕は5D'sのアンチスレも覗いていた事があり、何でもかんでも頭ごなしにガ-ガ-叩いているだけのZEXALとは違い、5D'sでは、特にジャックに関しては「初期の扱いは良かった」「脚本の被害者だ」と同情的な見方が多かったように思います。
しかし、そんなジャックがアニメに登場するこ聞いて、大きく裏切られたような気分になりました(汗
ジャックと言えば、新ストラクチャーがジャックをコンセプトにしているというガセ情報が出回っていた事もありました。「完成度の高いガセ情報」というのは、僕もいつぞやの「氷結界の強化」のウワサで味わっていました。
しかし、完全にガセだった氷結界に対し、ジャックはストラクチャーこそガセだったものの、それ以上の待遇を得る事ができたのです。新ストラクチャーにジャックのカードを期待していた人は、いつぞやの宝玉獣と同じように、一度奈落の底に叩きつけられてからの急上昇です。
嘘から出た実とでもいいますか・・・まるで公式に強化や再登場の要望の声が届いたかのようです。
現状では「アニメでジャックが再登場する」という情報のみで、デュエルや新カードについての情報はありませんが、まあ登場すると見て間違いないでしょう。
強化どころか新カード、それもカードパワーのインフレの激しい第9期の基準で出るとなればさぞ良い気分でしょう。
一方で、僕の声は届かない、それどころか悪い方にばかり行ってるっというのに…。まあ、見事に悪い方にばかり行ってるのを逆に「奇跡」「声が届いてる(その上であえて、望んでいるのとは真逆に行ってる)」と取る事もできますが。
かつて環境トップだったBFなんて、規制されていたカードが緩和され、コレクターズパックで新規が出て、トライブ・フォースで主要カードが再録されて、強力な漫画版BFがOCG化されたところにまたアニメでクロウの登場です。一体どれだけ恵まれれば気が済むんだ…。
僕が好きなテーマやデッキは、なかなか強化に恵まれないものが多いですが、充実したサポートが増え強化されたらされたで、このBFの様な貪欲さが湧いて来るものなのでしょうか…?
それを確かめるためにも味わってみたい気分ですが、味わう事は無いでしょう。

自分が望んでいるテーマやデッキが強化されない事について、「そのテーマやデッキを信じる気持ちが足りなかったからだ」と言う人もいるかもしれません。
しかし、周りにどう映っていたかはともかくとして、氷結界についてもシャークのデッキについても自分なりに信じていたつもりでした。特に、NECHが出る前は本当にWP枠での神代兄妹のデッキの強化に期待していたのですが…結果はお察しください
水属性が全然出なかった5D'sに限って、OCGでもアニメでもどんどん恵まれていく…。何だか5D'sやARC-Vどころか、「遊戯王」というコンテンツそのものに対して不信感を抱き始めてきました…。

あり得ぬ筈の大奇跡を起こしたジャックとクロウ。一方で神代兄妹等の強化を望んでいる僕は打ちのめされる一方です。
思えば、僕がオリカというものをプッシュしようとしたのは、このような「奇跡」というものを疑似的に実現させるためでした。
オリカ、引いては二次創作というのは本来そういう物なのでしょう。
それでも公式による本当の奇跡の前には全くの無意味ですが、それを気にしてたら誰も二次創作なんてやっていません。

テーマ : 遊★戯★王
ジャンル : アニメ・コミック

一騎加勢

今回紹介するカードは一騎加勢です。
COREで登場した通常魔法カードです。


一騎加勢

一騎加勢
通常魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1500アップする。



表側表示のモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで1500アップするという、極めてシンプルな効果を持っています。
攻撃力を強化するカードは数あれど、1500という数値は、その中でも非常に高い値です。
発動条件や制約、デメリットも無く、使いやすいです。

使い方としてはまず、どうしても殴り倒したいモンスターを殴り倒すために使えます。
攻撃力1500のモンスターに使うだけでも攻撃力は3000となり、最上級クラスのモンスターでさえも殴り倒せるようになります。
攻撃力の上昇からのコンボを見込む事もでき、例えばこのカードで攻撃力を上昇させたモンスターをカタパルト・タートルで射出すれば、通常よりも750ポイント増の効果ダメージを与える事ができます。
相手のモンスターにも使う事ができ、その場合にはラグナ・ゼロラグナ・インフィニティの効果に繋げる事ができます。
それなら相手モンスターを除去した方がいいとも考えられますが、このカードには戦闘ダメージを底上げできる利点もあります。

ただ、やはりカード1枚を消費して、エンドフェイズ時までの単体強化というのは割に合わない気がします。
これで相手の攻撃力モンスターを戦闘破壊できたりフィニッシュ級のダメージを与える事ができればまだ良いですが、攻撃や戦闘ダメージを無効にされたり、対象にしたモンスターが除去されたりしようものならば、目も当てられません…。

このカードは、アニメ版のアクア・ジェット完全上位互換です。
ちなみにアニメ版のアクア・ジェットのテキストは「このターンのエンドフェイズまで水属性モンスター1体の攻撃力を1000ポイントアップする」というものでした。
「エンドフェイズまで」という効果は、今では「ターン終了時まで」と読み替えて使用するというエラッタが出ているので、このカードと同じく適用期間はターン終了時までと見なす事ができます。
対象が水属性に限定されている上に、攻撃力の上昇値も1000とこのカードよりも500ポイント低く、ご覧の通り、何処をどう見てもこのカードの完全下位互換です。
ZEXALの第1話で登場してから早速話題になった「シャークさんのマジックコンボ」でしたが、今やOCGではそれ以上の事ができてしまうのです。
尚、OCG版のアクア・ジェットと比較した場合には、対象や攻撃力上昇値では勝るものの、強化の適用期間の長さで劣ります。このカードでの強化はターン終了時までなのに対し、アクア・ジェットによる強化は永続的に適用されますが、モンスターの除去などが蔓延している今ではそんなに大きな差ではないかもしれません…。

見ていると、カードパワーのインフレやZEXALのアニメカードの調整の微妙さなど、色んな事を感じさせてくれるカードです。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

アユの使用カード

コレクターズパック-運命の決闘者編-で、遊戯王ARC-Vでアユが使用した水属性関連のカードがOCG化されるとの事なので、触れてみます。


アクアアクトレス・グッピー

アクアアクトレス・グッピー
効果モンスター
星2/水属性/水族/攻 600/守 600
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から「アクアアクトレス」モンスター1体を特殊召喚する。


自分メインフェイズ時に1度、手札からアクアアクトレス1体を特殊召喚できる効果を持っています。
対応するモンスターは現状では2体しかいませんが、上級モンスターのアロワナを展開できる他、同名カードを展開する事でランク2のエクシーズ召喚に繋げる事もできます。


アクアアクトレス・アロワナ

アクアアクトレス・アロワナ
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2000/守2000
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「アクアアクトレス」モンスター1体を手札に加える。


こちらは自分メインフェイズ時に1度、アクアアクトレス1体をサーチできる効果を持っています。
上級モンスターなので重いですが、上記のグッピーの効果を使えば手札から特殊召喚できます。
やはり現状ではサーチ先のモンスターは2種類しか存在しませんが、同名カードをサーチする事も可能です。


水舞台

水舞台
永続魔法
(1):自分フィールドの水属性モンスターは、
水属性以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):自分フィールドの「アクアアクトレス」モンスターは
相手モンスターの効果を受けない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。


読み方は「アクアリウム・ステージ」。
(1)の効果は水属性、(2)の効果は「アクアアクトレス」、(3)の効果は水族を指定したサポート効果となっており、アクアアクトレスのモンスターはもちろんこれら全ての恩恵を受ける事ができます。
(2)の効果は自分の水属性を、水属性以外からの戦闘破壊から守る効果。ステータスが低いモンスターを戦闘破壊から守る事ができ、戦線を維持しやすくなるのは嬉しいです。
(3)の効果は、このカードが墓地へ送られた場合に自分の墓地の水族1体を蘇生できる効果です。蘇生できる水族に制約は無く、このカードを除去された場合にアフターケアとして優秀です。
ただし、この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できなくなるというデメリットが付きまといます。相手のターンに除去された場合には大して気にはならないかもしれませんが。


水照明

水照明
永続魔法
(1):「水照明」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):自分の「アクアアクトレス」モンスターが
相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
その自分のモンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ倍になる。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
自分の墓地の水族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水族モンスターしか特殊召喚できない。


読み方は「アクアリウム・ライティング」。
こちらは自分の場に1枚しか表側表示で存在できません。おそらく(2)の効果を重複させないための処置でしょう。
(2)の効果はアクアアクトレスの攻守をダメージ計算時のみ倍にする効果で、アクアアクトレスの低ステータスを補う事ができます。
(3)の効果は、上記の水舞台と同じくフィールド上から墓地へ送られた場合に水族1体を蘇生できる効果と、その後水族しか特殊召喚できなくなる制約効果です。


今のところ「アクアアクトレス」は、初のアニメ出身の水属性統一テーマという事になります。
アクアアクトレスのモンスター達はアニメでは魚族だったようですが、OCGでは水族になっています。
この変更は、僕にとってはむしろ嬉しいです。
もしこれらのカードが魚族だったならば、僕には常にシャークへの未練が付きまとっていたと思います。というのも、シャークのカードは「水属性・魚族」がメインですが、アクアアクトレスと同じレベル2とレベル6のモンスターが非常に少なかったのです。
なので、レベルだけでなく種族までサッパリ違うとなれば(シャークの使用カードにも水族や水族に対応するサポートはありますが)、ことこれらのカードに関してはシャークへの未練を断ち切った上で歓迎する事ができます(実は、アニメで出た当時これらのカードについてほとんど取り上げていなかったのも、この「シャークへの未練」が最大の原因でした)。

また、広く対応する水族へのサポート効果が出た事で、S・H・Ark Knightカステルとの差別点が増えた事も嬉しいです。
S・H・Ark Knightをカステルと差別化できる点はいくらかありますが、その中でも特に見えやすい要素の内の1つである種族という差別点があってないようなものだっただけに、対応する水族サポートが出たのは大きな一歩だとおもいます(今は蘇生効果しかありませんが)。
アユのカードに限らず、これを機に(S・H・Ark Knightにも対応するような)水族サポートが増えていってほしいです。

サポートカードの一部の効果が氷結界のモンスターに対応するのも嬉しいです。それに関してはまた後日考察していきたいと思います。
ただ、これで水族(特に湿地草原に対応するもの)とそれ以外のメインデッキの氷結界との格差がますます広がるだろうなぁ…。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

新ストラクの水属性

思わぬ形で登場した新規水属性カードについて触れてみます。


竜穴の魔術師

竜穴の魔術師
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、
手札のPモンスター1体を捨て、
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【モンスター情報】
若くして竜の魂を呼び覚ます神通力を体得した天才魔術師。
その寡黙でストイックな魔術への姿勢から人付き合いは苦手だが、
弟子の「竜脈の魔術師」にいつも振り回され、調子を狂わされている。


新規ストラクチャーデッキ「マスター・オブ・ペンデュラム」で登場する水属性のPモンスターです。同ストラクにおけるパラレル仕様のカードの内の1枚です。
日本ではEMヒックリカエルセフィラセイバーに続く3体目となる水属性のペンデュラムモンスターです。
また、新規の水属性通常モンスターは、日本では2008年に登場したウォーター・スピリット以来です(このカードはPモンスターも兼ねていますが)。
ペンデュラム効果の発動には、もう片方のPゾーンに「魔術師」Pモンスター、手札にもPモンスターが必要となるため、活用するならば必然的に「魔術師」Pモンスターを中心としたデッキになるでしょう。
また、このカードは初のデメリットのないペンデュラムスケール8のPモンスターでもあります!


オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン

オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/水属性/ドラゴン族/攻2800/守2500
レベル7モンスター×2
「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、自分の手札・墓地から「オッドアイズ」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
(2):X召喚されたこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」以外の
「オッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。


新ストラク「マスター・オブ・ペンデュラム」のウルトラレアを飾るXモンスターです!
ランク7の水属性は、ガイオアビス以来の2体目です。ちなみに、そのガイオアビスとは攻撃力が同じです。
効果は、「自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に、 このカードのX素材を1つ取り除く事で、その攻撃を無効にする」という、希望皇ホープと同じような効果以外は「オッドアイズ」に関するものばかりです。
なので、このカードを使う場合はオッドアイズメインのデッキを組む事になるでしょう。


どちらも水属性である必要性はそんなに無いカードですが、まさかこんな形で新規の水属性モンスターが登場するとは思っていなかったので、驚きと喜びが大きいです。
新しく登場したカードがたまたま水属性だったというだけの話ですが、そんな機会すら今まであまり無かったので斬新に感じます。他の属性(特に地属性あたり)ではそんな事いくらでもあったろうなぁ…。
水属性のデッキで使うメリットは薄いかもしれませんが、氷結のフィッツジェラルドや怒涛王シーザー等を経験している身からすれば、本当に出せるだけでも御の字です。

前回のストラクチャーデッキ「シンクロン・エクストリーム」の時には、「水属性にとっては最も遠いコンセプトだ」と落胆したものでしたが、これらのカードを通して、一度最も遠いものが出れば、後は近付くだけだというのを身をもって実感する事ができました。

テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

一週間前

新弾のCOREで登場するカードが発表され、その中にはCORE-JP050のシンクロモンスター、爆竜剣士イグニスターPの情報もありました。
今回の弾でシンクロモンスターはこの枠だけであり、これにより今回も「水属性・レベル8のシンクロモンスター」が収録されない事が確定しました

水属性・レベル8のシンクロモンスター抜きにしても、今ほぼ埋まっているリストを見るだけで、僕にとっては夢も希望もないとしか言いようのないラインナップです。
来週に新弾が出て遊戯王界隈は盛り上がるでしょうが、このブログは相変わらずの平常運転になりそうです。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

「必須カード」と私

私は【海皇水精鱗】デッキにおいて必須クラスであるジェネクスセットをデッキに入れていないという事はこれまで何度か記事で書いてきましたが、それ以外にも、そのデッキのレシピにおいて、必ずと言っていい程入っているにも関わらず1枚も入れていないというカードがあります。

それは、【シャーク】デッキにおけるエクシーズ・ギフトです。
【シャーク】デッキにおいては、バハムート・シャークの効果でランク3エクシーズを出し、その上にFA-ブラック・レイ・ランサーに重ねる事で発動条件を満たせます。
しかも、エクシーズ・リモーラ等と共にジェネレーション・フォースによるサーチも共有できるという優れものです。
シャークにおいてデッキの回転を速める手段としてよく名前が挙がるカードで、実際に私が見かけた【シャーク】デッキのレシピには必ずと言っていい程入っていました
しかし、私は1枚も入れていません。

その理由は、事故要因になる恐れがあるからです。
いくらサーチが効いて、発動条件を満たしやすいとしても、それはあくまで「満たしやすい」だけで、100%発動できるとは限りません(まぁ厳密に言えばどんなカードもそうなのですが)。
そもそもエクシーズ召喚を行えなければ、エクシーズ・ギフトも、ジェネレーション・フォースも、発動自体ができないのです…。
私は、これと同じような事故をRUMで幾度となく味わっています
RUMが手札にある時に限って、碌にエクシーズ召喚を行う事すらままならない手札、もしくは相手の場の状況(特殊召喚メタを貼られている等)、そしてエクシーズ召喚ができ、あとはRUMを引けたらという時に限ってなかなか来ないのです。
(当然ながら、「RUM」と言うのは七皇の剣は除いての事です)

あと、エクシーズ・ギフトを使う事で、FA-ブラック・レイ・ランサーの破壊耐性と打点強化が失われてしまう事に対する抵抗もあります。
これに関しては、アドバイスの際には「今の環境じゃFA-ブラック・レイ・ランサー程度の耐性じゃどうにもならん」という一言で片づけられてしまいます(汗
しかし、このFA-ブラック・レイ・ランサーの破壊耐性は相手にしてみると厄介なもので、強制転移等を使われ、こちらから自分の場のモンスターを相手に渡さなければならない時には、バハムート・シャークかFA-ブラック・レイ・ランサーのどちらを渡すべきかいつも迷います
打点だけ見れば間違いなくFA-ブラック・レイ・ランサー一択であり、バハムート・シャークを渡すなど馬鹿者以外の何者でもない様に感じますが、単なる打点ではない、耐性(と魔法・罠除去)による恐怖を、FA-ブラック・レイ・ランサーは持っているのです。
まあ単に、ほぼビートダウンばかりのシャークのデッキにとってこの破壊耐性効果が相性が悪いというだけなのですが。

また、最近は【シャーク】デッキにおいて未来皇ホープや、それをだすのに相性の良いハミハミハミングを入れているのも非常によく見かけますが、これらも私は入れていません
条件の満たし方は上記のエクシーズ・ギフトと同じで、しかもエクストラデッキ要員なので手札事故要因にはならないという利点もありますが、それでも入れていません。
その理由として挙げたいのは、ダブルフィン・シャーク等の特殊召喚制限に引っ掛かってしまう点や、ただでさえ枠に余裕が無い【シャーク】のデッキにエクストラの枠を、更に魚けばならない点です。
あと、未来皇ホープが登場した弾のNECHには個人的に悪い思い出があるというのも一因だったりします(笑
ちなみにこのNECH、パック買いしていると未来皇ホープはアルティメットレア(レリーフ)ばかりがやたらと当たりました(笑

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

核心

過去に自分が上げた動画(シャークのデッキの扱いについて怒っているような内容)のコメントを眺めていると、「(シャークのデッキのコンセプトが微妙なのは)監督が悪かったから」という様なコメントが見受けられました。
何を隠そう、これこそが僕が訴えたかった事の1つでした。
過去の記事で何度か「5D'sとARC-Vは同じ監督」という風な事を書いた事がありましたが、それについては5D's・ARC-Vの監督を批判したかった訳ではなく、「これら二作の間のZEXALは監督に恵まれてなかったんだ」「だからせっかく水属性使いが出たにも関わらずシャークのデッキが微妙だったんだ」という痛烈な皮肉を込める意図がありました。

ARC-Vはそろそろ放映から1年となります。
ARC-Vの登場人物の使用テーマは、EM、超重武者、幻奏、ファーニマル、RR、DDD、妖仙獣など、どれも可能性に満ち溢れた、今の時点でもテーマデッキとしてそれなりに形になるものばかりです。
しかし、この時期(放映開始から1年)のシャークのカードは未だに「弱体化がー」とか「デッキと噛み合わない」とか言われていた気がします。ARC-Vの登場人物の使用カードやデッキの現状とは悪い意味でまるで次元が違います。
そもそも初登場の弾の時点で、ARC-V最初の弾のDUEAは強烈なインフレの幕開けだった一方で、ZEXAL最初の弾のGENFは、シャークのカードに限らず、「一体いつの時代のカードだ!?」と思いたくなる程のデフレぶりでした。
ARC-VのキャラのカードはOCG先行登場のものも含めて何だかんだで毎弾色々と出ていますが、シャークのカードは登場枚数にムラがあり、全然新規カードが無かったり、やっと出たとしても使い難かったり既存のカードと噛み合わなかったりする事が珍しくありませんでした。
シャークのカードが出ない一方で、他のキャラのカードは色々と出て強化されて、悔しい思いをする事もたびたびありました。WP枠なんかが最も顕著な例です。
思い出し、振り返っているだけでも、そのあまりの落差に腸が煮え返りそうです。

ARC-Vで、OCGにおいてシャークのポジションに近かったキャラはというと、少し前の黒咲ではないかと思っています。
黒咲の使用するRRは、初登場時はウワサ通りあまり強くなく、まるで初登場時のシャークのカードの様に嘲笑されていた記憶があります。
デッキを組んでもBF等と混合のネタデッキが関の山といった感じでした。
しかし、RRはシャークとは違いサポートカードは強力でした
そんなRRが強化されたらかなりヤバいのではないか?と危惧していましたが、実際にRRはかなり強化されました…。
しかし、あまり強くなかった頃のイメージが残っているからか、使用者の黒咲の言動が親しまれているためか、RRは全くヘイトを集めているような気配は見受けられません
使ってない身、使われる身からすれば本当に見ているだけで本当に頭が痛くなる程のデッキなのですが…。
一方でシャークは、今なお言動がネタにされる事はあれど、デッキについて語られる事はほとんどありません
今に限らず、放映当時からそうでした。あまり強くなかった頃のRRは、何とか頑張ってデッキを組む人やどんなサポートが出れば強くなるかを考察する人はいましたが、シャークのカードは、ただ弱体化カードの噛み合わなさ(切り札のランク等)が嘲笑されているばかりでした。
登場前の段階での属性・種族の土台に関しても大違いであり、RRの闇属性・鳥獣族にはBFや各種闇属性及び鳥獣族サポートという「遺産」がありましたが、シャークの水属性・魚族、特に魚族には何もありませんでした
それなのに、闇属性・鳥獣族はRRだけでなく新規BF等どんどん充実して行き、水属性・魚族はというと有力なカードはダブルフィン・シャーク等ごく一握りであり、「水属性・魚族」という組み合わせに限って言えばエクシーズすらも碌に作られませんでした。
遊馬のカードやカイトのカードには「脳筋」と言われる程の高攻撃力を叩き出せるカードが存在しますが、シャークのカードはそれらよりも(単純な攻撃力値のみに限った事ではなく)パワーが劣ります。アビス・スプラッシュなんかを見ていると嫌と言う程それを痛感します。
強力な除去効果を持ったS・H・Ark Knightも、今や1年前に登場したカステルの劣化版となれ果ててしまっています…。
僕の感性では、どのカードも今では他の何かと比べて劣っているように見えてしまいます…。今のシャークのデッキは「器用貧乏」ですらない、ただの「貧乏」です。
シャークについては、今でも言動のみがネタとして語られていますが、そんなものを延々と見せつけられるよりも、OCGのカードに関して一言「今のシャークのデッキは糞弱い。だから強力サポートを出すべきだ」とでも言ってくれた方がスカッとするぜ。

5D'sは制作スタッフから声優、漫画の作者に至るまで非常に恵まれていたと思います。これらの関係者が5D'sを通してOCGに触れたという話題がしばしば聞き受けられました。
5D'sの使用キャラのデッキは環境トップに君臨したものが多く、今の環境でも主力級として通じるものもあります。関係者がOCGをやっていたおかげで強化されたと言っても過言では無いようなテーマもあり、BFは漫画の作者がOCGで【BF】デッキを使っていたからこそ近年の強化に繋がったと見て間違いありません。
また、5D'sはネット情勢とも相性が良く、放映期間が動画サイトやtwitterといったサービスの成長期と上手く重なり、それらを通して広まり、支持された面も大きかったと思います。
そして、そんな5D'sを受けての次回作、ZEXALだったのですが…。ここでは何も書きませんが、冒頭で挙げてた監督については、遊戯王ZEXALのアンチスレを通して色んな事を耳にしており、「これでいいのかなぁ」とひしひしと感じていました。
ここで「ZEXALのアンチスレ」と書きましたが、じゃあ僕は遊戯王ZEXALのアンチかと言われるとと決してそうではありません。
ZEXALについて思う事があってアンチスレを見たものでしたが、そこで嫌と言う程感じたのは敵の敵は、味方ではないという事でした。そこでもやはり、シャークのカードについては同情的な見方では無く嘲笑される傾向が強かったです。
ZEXAL IIになってからは「監督に贔屓されているキャラ」として次第にシャークに対する風当たりは強くなって行き、そしてZEXALナッシュがドン・サウザンド戦の後のラスボスだと判明した時には怖くなってスレを見るのを辞めました。おかげで未だに、「ZEXALのラスボスはナッシュ」と言われても悪い印象しか感じません(その件だけでなく、デッキの現状や最終決戦の新規カードがほぼOCG化されていない事、冀望皇バリアンについて等色々思うところがあっての事なのですが)。
構成の悪さはカードにも表れており、デッキと相性の良いようなカードが出た時には「なら最初からこういうのを出してくれよ!」と思う事も多々ありました。レベル調整効果を持ったツーヘッド・シャークスピア・シャークがそうだったのですが、信じられない事にこれらのカードはアニメではレベル調整効果はありませんでした。
アニメ版のセイバー・シャークは特に酷く、守備力が200低い事以外はアニメ版のスピア・シャークと全く同じ性能という有様でした。
いい加減さがカードにも表れているという大きな例です。たとえシャークのデッキを使っていない人であっても不信感を感じる事でしょう。
そして、ZEXALを跨いで5D'sと同じ方が監督をされているARC-Vのキャラのカードやデッキは、上で書いた様に今の段階でも十分なパワーを有しています。アンチスレを通して監督の言動(の一部)を知っていた事もあり、これで「監督の良し悪しがカードの性能に影響した」とも言いたくなってきます。
たとえ監督に贔屓されたキャラだったとしても、その方向性がOCG無関係ならば何の意味もありません。

僕は「デュエリストを辞める」と書いたものでしたが、死んでも死にきれないとは、まさに今の気分の事を言うのでしょうね。

テーマ : 遊★戯★王
ジャンル : アニメ・コミック

新生活

4月になり、新しいリミットレギュレーションが適用されました。
タイダルが禁止になった以外に、水属性ではストリームキラー・スネーク規制解除されています。前者は禁止カード、後者は制限カードからの緩和でした。
しかし、得た物よりも失った物の方が遥かに大きいです…。特にストリームはタイダルが禁止になったおかげで緩和されたようなものであり、タイダル無しでは効果無しも同然の状態です。ただ、あくまで「効果無しも同然」であって「効果無し」ではないので、通常モンスターや「効果モンスター以外のモンスター」のサポートを受ける事すらできません(笑
キラー・スネークに関しても、エラッタによる目に見えての弱体化を受けての上での緩和ですし。
タイダルの禁止化が悲しかったり、エルシャドール・ミドラーシュエルシャドール・ネフィリム逆だろ!?」とか思ったりもしますが、まあ妥当な感じのリミットレギュレーションだとは思います。

新弾COREの情報が色々と出ており、判明したラインナップがまとめられてるのをネット上で見かけたりしますが、僕にとっては夢も希望もありません
あくまで今の段階での話…と言いたいところですが枠はかなり埋まっており、そんな中残されたごくわずかな枠の中で、僕が好きなようなカードが出る確率などあまりにも低いです。
今回登場するいくつかのテーマやデッキを好きになったりデッキを組んだりすれば夢も希望も出てくるのでしょうが、何せ向上心を持ってデッキを組む事を辞めたのでそんな事は起こり得ないです。
ちなみに、アロマージ-ローズマリーがいるので(しかも「アロマ」の中でも嫌に人気が高そうです(笑)、NECHの時のように「水属性が0体」という事態は避けられているのは確定しています。

第9期になって急激にインフレが進んでからはや1年…。
今年度の遊戯王OCGは、そしてその中の水属性は一体どんな風になっていくのか、これからも見守ろうと思います。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : その他

プロフィール

ザルトム

Author:ザルトム
2009/11/20~2016/7/17

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@zrtm_IceBarrier

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