「面識」は「雲状系」
- 2020/03/13
- 21:06
今日の二本目の記事です。星三郎さんとのコメント交信で「面識」という言葉の定義が話題に上(のぼ)りました。〈「講演会に[聴衆として]一度出席しただけ」でも[講演者と]「面識がある」と言える場合〉もあることに気が付いたのです。講演者の立場から見ると〈講演をした時に一度だけ聴衆の中にいた特定の人物と「面識がある」と言える場合〉が確かにあります。具体例をいくつか挙げます。MAさんある年の東京でのF爺の講演会に、当...
滑莧(すべりひゆ)が「野菜」のうちに入る国や地域
- 2020/01/17
- 20:42
【「野菜」は、「雲状系」(*)だ】という話を続けます。(*)「雲状系」の定義は、【雲のように境界不明瞭ではあるが、共通の特徴に注目すると一つの系を成すと言えるもの】です。蒲公英(たんぽぽ)と食用菊の他にも、「野菜であるか否か境界不明瞭」な植物は、たくさんあるのです。皆様は「滑莧(すべりひゆ)」をご存じでしょうか。F爺の生まれ育った秋田でも、後に三年半住んだ東京でも、「雑草」という扱いで、道端に生えていても誰...
食用菊は、フランスなどでは「野菜」のうちに入らない
- 2020/01/10
- 21:02
「雲状系」(*)の例を挙げる作業を続けます。決して「難しい概念」ではないことが、次第に、どなたにも理解できるようになることと思います。(*)「雲状系」の定義は、【雲のように境界不明瞭ではあるが、共通の特徴に注目すると一つの系を成すと言えるもの】です。日本や近隣の国々には「食用菊」という物があります。当ブログでも「謎の食品」というカテゴリーで「食用菊」と題した記事を立てていますから、未読の方は是非ご覧くだ...
蒲公英(たんぽぽ)は「野菜」のうちに入るか
- 2020/01/04
- 20:33
今日の二本目の記事です。F坊やが日本に住んでいた頃、「たんぽぽ」は、畦道(あぜみち)などに生えている「その辺の雑草」でした。種の付いている綿毛を吹き飛ばして遊ぶことがありましたが、葉っぱを食べる人がこの世に存在するなんて、考えてもみませんでした。蒲公英(たんぽぽ)のサラダ1968年の夏、フランスに渡航したのですが、翌年の春、ある食卓に出て来たサラダ菜らしい物の名前を訊きました。「Pissenlit.」という返事を聞...
「境界不明瞭な集団や地域」は「雲状系」と呼ぼう: アンケートの纏め
- 2020/01/03
- 19:57
ブログ記事〈「境界不明瞭な集団や地域」は「雲状系」と呼ぼう〉でお願いしたアンケートの纏めをします。コメントをお寄せくださった星三郎さん、洛北孫子亭さん、在地人さん、「みやゆふ」さん、チョルスさん、「106」さん、IHさん、メールなどでご意見をお知らせくださった皆様、誠にありがとうございます。アンケートの質問アンケートの質問は、次の三つでした。 質問[1]「雲状系」は、分りやすい言葉でしょうか。 ...
「境界不明瞭な集団や地域」は「雲状系」と呼ぼう
- 2019/12/21
- 21:47
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)在地人さん大変長らくお待たせしました。ブログ記事〈「忘れ難い」って何? (纏め)〉にお寄せくださったコメントへの返信でお約束した「新語提唱」記事を掲載します。自己引用1991年に、天文学用語の「星雲」に新しい語義を付加して用いることを『トルコのもう一つの顔』の「まえがき」で提唱しました。自己引用します。(漢字遣いが、一部、F爺の通常のやり方とは異なっています。初校で...