「誰しもが」(アンケート)
- 2015/01/31
- 20:47
読者の皆様にお尋ねします。「誰しも」は、昔からある言葉ですが、「誰しもが○○する」という言い方をどう感じますか。「誰しもが思う」「誰しもが抗議する」などと書いてあるのを見て、違和感がありますか。誤用だと思いますか。近々にこの表現に関して記事を立てようと思っていて、皆様のご意見を参考にさせていただきたいのです。コメントをお待ちしております。...
架空対談(3)
- 2015/01/31
- 20:36
前篇までの粗筋2011年7月某日。ストラスブールの隠れ家で次の著作を執筆中のコジマ先生がウェブ・マスターのテロワール君に「銭(ぜに)」と「金(かね)」の違いを講釈する。コジマ先生にはスパイだという噂があることをテロワール君が口にする。本文コ「困ったねえ。テロワール君にまで、そう言われてしまうのか。ここ何十年も尾行者を撒いてばかりの生活だから、住所や勤務先を公表するわけに行かないんだよ。言語に関して本当のこ...
「誰も*が」は誤用
- 2015/01/30
- 21:09
ブログ記事「『人は誰も・・・』」に「donelvis」さんがお寄せ下さったコメントでのお知らせによると、昔々流行った連続テレビ映画『月光仮面』の主題歌に「だれも*が*みんな知っている」という一節があったそうです。ここから、1950年代に『月光仮面』の主題歌が日本中に流れる。⇒1961年に「フニクリ・フニクラ」の歌詞の日本語訳「誰も + 肯定」の発表。⇒1968年後半に「廃墟の鳩」の歌詞「人は誰も・・・ + 肯定」の発表。⇒それ...
棄教と宗教改革は桁違い
- 2015/01/30
- 10:03
triportさんブログ記事「イスラームの虚像」にお寄せ下さったコメントへの返信に代えて、この記事を立てます。>(イスラム系)新宗教になることをおそれずに宗教改革を考えるムスリムが現れないものだろうかと思ってしまいます。あるいは、棄教よりも難しいことなのでしょうか。異端は異教徒よりも憎悪を集めてしまうかもしれません。棄教は、一人で決めてすることです。公表する義務はありませんから「隠れ棄教者」になるという選...
Tariq Ramadanの二枚舌
- 2015/01/29
- 20:32
日本では有名ではないかもしれませんが、回教徒知識人としてヨーロッパでは名の知れた人の中にTariq Ramadanタリーク・ラマダーン氏がいます。1962年8月26日にスイスのジュネーヴで生まれたスイス国籍者です。一月半ばまで、スイスやフランスなどでは、「穏健派の回教徒」という評判でした。Charlie Hebdoシャルリー・エブド紙の襲撃事件の直後にもフランスの「Europe 1ウロップ・アン」というラジオ局の番組で「Même si notre cœu...
架空対談(2)
- 2015/01/29
- 20:12
前篇の粗筋(あらすじ)時は2011年7月某日。ストラスブールの隠れ家で次の著作を執筆中のコジマ先生の所へウェブ・マスターのテロワール君が訪ねて来た。コジマ先生の前作『漂流するトルコ』の書評を纏(まと)めて、「著書には諸般の事情で伏せてあることが多い。じっくり読み込んだ真面目な読者が疑問に思っている点があるかどうか」を報告しに来たのである。テロワール君の調査によると、真面目な読者の疑問は、五つに纏めることが...
イスラームの虚像
- 2015/01/28
- 21:14
2015年1月20日付けのLe Mondeル・モンド紙に米国のシンク・タンク「Center for Strategic and International Studies」のassociated researcher、Edward N. Luttwak氏の投稿が載っています(*)。(*) 先日このブログで紹介した「イスラーム棄教者会議」の発起人Waleed Al-Husseiniワリード・アル・フセイニ氏の書いた記事と同じ日付の同じページ(第13面)です。E.N.Luttwak氏は、こう書いています(日本語訳は、逐語訳ではありません)...
STAP裁判 ?
- 2015/01/27
- 23:11
テレビ朝日が、こう報道しています(2015年1月26日17時50分)。*****理化学研究所OBが小保方晴子元研究員を刑事告発しました。 刑事告発したのは、理研OBの石川智久さんです。告発状によりますと、小保方氏が名声や安定した収入を得るため、STAP論文共著者の若山照彦教授の研究室からES細胞を無断で盗み出したなどとしています。 理化学研究所OB・石川智久さん:「真面目にコツコツと研究をしている研究者の怒りを含めて、代表して...
Philippe Mesmerの愛読誌
- 2015/01/27
- 22:45
2015年1月27日付けのル・モンド紙は、フランスやドイツの他の日刊紙も全部そうなのですが、1月25日のギリシャの総選挙のことが第一面に出ています。二面、三面・・・と関連記事が続きます。第七面の下の隅っこだったのでうっかり見落とすところでしたが、例の日本常駐嘘つき記者Philippe Mesmerフィリップ・メスメールの署名記事が出ていました。内容はシリアかイラクのどこかで人質にされている後藤健二氏のことですが、小さな記...
架空対談(1)
- 2015/01/27
- 20:29
前置きこの「架空対談」は、『社会言語学XI』(「社会言語学」刊行会、2011)に投稿した記事です。数篇に分けて紹介します。表題が示す通り、小島剛一の書くものにしては珍しく「架空」の話という体裁にしてあります。現実の出来事とどの程度噛み合うかの判断は、読者の皆様のご想像にお任せします。本文は、文章自体は原文通りですが、原文では脚注になっていたものを、このブログの他の記事と同様に、随時文中に挿入する形式に変え...