クイズの正解 : 遍路はどうあるべきか(5) お接待
- 2023/07/16
- 22:10
当ブログの記事〈遍路はどうあるべきか(5) お接待〉で出題したクイズの正解を発表します。コメントでご回答くださった「106」さん、メールなどでご意見をお寄せになった皆様、誠にありがとうございます。クイズの問題クイズの問題は、次の通りでした。*****ちょっと難しいかもしれませんが、挑戦してみてください。問題 一〈遍路道での「迷惑お接待」〉と題した記事では「車に同乗を勧めるお接待」「食べ物お接待」「飲み物お接...
遍路はどうあるべきか(6) 遍路は一人で歩くものか
- 2023/07/06
- 02:23
四国の遍路道を渡し舟とフェリー以外の交通機関に頼らないで歩き通す人(*)と歩き繋ぐ人(**)の大多数は、一人歩きです。(*) 遍路語では「通し打ちの人」と言います。(**) これまでの遍路語では「区切り打ちの人」と言っています。F爺は、「繋ぎ打ちの人」と言い換えることを提唱しています。重要なのは、区切ることではなく、前回区切った所から歩き繋ぐことだからです。一人歩きの理由一人歩きの理由は、いくつもあります。主なも...
アンケートの纏め : 遍路はどうあるべきか(2) 「金剛杖」または単なる「杖」
- 2023/07/04
- 03:40
〈遍路はどうあるべきか(2) 「金剛杖」または単なる「杖」〉と題した記事でお願いしたアンケートの纏めをします。コメントでご回答くださった「106」さん、池坂夏樹さん、メールなどでご意見をお知らせになった皆様、誠にありがとうございます。記事の本文の主題記事の本文の主題は、四国遍路関係者で「化身」や「分身」という言葉の意味を【本当に知らないのか】【意図的に歪曲して用いているのか】は分かりませんが、とにかく完...
遍路はどうあるべきか(5) お接待
- 2023/07/03
- 00:33
(記事の末尾にクイズがあります)前置きこの記事は、2021年10月7日付けの記事〈遍路道での「迷惑お接待」〉と内容が重なっています。二年近くの間にF爺の「お接待」観に変化があったか否か、ご興味のある方は、参照してみてください。本文遍路道でよく聞く言葉の一つは、こうです。「お遍路さんへのお接待は、必ず受けるもの。断ってはいけない」F爺は、賛同しません。ある種のお接待は、固辞します。理由は、いくつもあります。[1]...
遍路はどうあるべきか(4) 納経と納札(おさめふだ)
- 2023/06/29
- 00:47
「納経」って何?当ブログの記事〈遍路の持ち物〉の「納経帳」の項の第四段落の記載を自己引用します。#####(・・・)納経は、本来は文字通り「毛筆で写経をし、写した経を寺に納める」ことです。転義として「読み書きの出来ない人などが写経の代わりに米や銭(ぜに)を寺に納める」という意味と慣習が、識字率の低い時代に発生し定着しています。現代のお遍路さんが札所巡りをして朱印を貰う時に納める「納経料」は、この「写経代わり...
遍路はどうあるべきか(3) 菅笠(日除けと雨除け)
- 2023/06/28
- 00:46
日除け+雨除け白装束のお遍路さんの大多数は、遍路案内書や遍路案内サイトに書いてある通り「遍路は菅笠を被(かぶ)るものだ」と考えて実行しているようです。菅笠は、日除けと雨除けになります。昔は、農作業の時などに被るものでした。江戸時代のお遍路さんは、当然の被り物として利用していたのです。現代では、菅笠以外にも、効果的に日除けと雨除けの役に立つものがあります。雨傘は、日除けの役にも立ちます。ポンチョを雨除...
遍路はどうあるべきか(2) 「金剛杖」または単なる「杖」
- 2023/06/26
- 00:30
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)「化身」って何?白装束を着て四国の遍路道を歩く人の大多数は、「金剛杖」という商品名の「飾りの付いた杖」を買い求めます。そうするものだと、そうしなくてはならないと、そうしなければ遍路ではないと、数多(あまた)の遍路案内サイトや遍路案内書に書いてあるのを鵜呑みにしているのです。普段杖を突いて歩く習慣の無い人は、購入した杖を持て余します。遍路宿の忘れ物の筆頭だと聞...