〈橋爪大三郎+大澤真幸〉vsクリメントКлимент/Κλήμης北原史門
- 2017/01/01
- 21:04
似非学者コンビ〈橋爪大三郎+大澤真幸〉シリーズは、三篇で完結させたつもりでいましたが、新年早々、補遺編を書くことになりました。橋爪大三郎と大澤真幸への批判を厳しく繰り広げたサイトの運営者がF爺には特定できませんでした。そのため「匿名サイトだ。読むに値しない」と考えたのですが、火狐さん宛ての返信コメントで質問したところ、火狐さんご自身からも連絡があり、他の読者の方々からも詳細な情報の提供がありました。...
橋爪大三郎の場合(3)
- 2016/12/30
- 19:56
橋爪大三郎と大澤真幸シリーズの第三篇です。二人の共著・講談社現代新書『げんきな日本論』からの引用を続けます。158~159ページからの引用の末尾ですから、159ページのはずです。*****橋爪 : そして平仮名は、表音文字であるので、感情や思考のすべてを五○音で表現できる万能のツールになった。*****虚報です。「橋爪大三郎の場合(1)」と「橋爪大三郎の場合(2)」で述べたように、「五十音」は、非常に不完全な表音文字です。「五...
橋爪大三郎の場合(2)
- 2016/12/28
- 20:38
橋爪大三郎シリーズの第二篇です。ブログ記事「語族神話と母音調和」に火狐さんから届いたコメントで教えていただいた橋爪大三郎と大澤真幸の共著・講談社現代新書『げんきな日本論』からの引用の末尾を再引用します。「158~159ページの末尾」ですから、もしかすると5行とも159ページなのかもしれません。*****橋爪: さて、ここから先は私の乱暴な仮説なんだけど、平仮名が表音文字であることにより、この文字体系ができると、音韻...
橋爪大三郎の場合(1)
- 2016/12/27
- 20:10
ブログ記事「語族神話と母音調和」に火狐さんから届いたコメントのお蔭で、新たに少なくとも一人、大出版社から本を出している立派な肩書きの人物が似非(えせ)学者と判明しました。「似非っぷり」が中途半端ではないため、三篇に分けて論考します。問題の本は、講談社現代新書『げんきな日本論』の初版第一刷で、橋爪大三郎と大澤真幸の対談形式です。2016年10月20日の刊行で、158~159ページ(*)が「平仮名と音の体系」という小見出...