「絹三寸、縄一尺あれば捨てるな」: アンケートの纏め
- 2020/04/16
- 18:46
前置きこの記事は、〈越中褌の効用(続)〉と題した記事でお願いしたアンケートの纏めです。アンケートの質問の内容が元の記事の表題の「越中褌の効用」とは大きくずれているため、この記事の表題は、ご覧のようにしました。本文コメントでご回答くださった「yukio」君、チョルスさん、洛北孫子亭さん、星三郎さん、「106」さん、「つまみ食い遍路のR」君、メールなどでご意見をお知らせくださった皆様、誠にありがとうございます。...
越中褌の効用(続)
- 2020/04/07
- 20:21
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)大正生まれの亡母が元気な頃に縫ってくれた大量の越中褌の中の一本は、横褌(よこみつ)の紐の部分が継ぎ接(は)ぎになっていました。短い綿テープを三本、縫い合わせたのです。流石(さすが)は、大東亜戦争(= 第二次世界大戦)とその後の数年間の物の無い時代を生き抜いた女です。【絹三寸、縄一尺あれば捨てるな】という格言を、当然のこととして、実行したのでしょう。その褌は、長持ちし...
孫と波に戯れる
- 2014/02/06
- 00:19
2012年の夏。日本海の荒波をテトラポッドでいくらか遮(さえぎ)った小さな海水浴場に白髪の爺様が子供を二人連れて現れました。上は女の子で八歳ぐらい。持っていたぺちゃんこの浮き輪を砂浜に置いて上着を脱ぐと、その下は普通の女児用水着です。早速、浮き輪を膨らませ始めました。下は男の子。三歳ぐらいか。お爺ちゃんに服を脱がせてもらってすっぽんぽんになりました。裸ん坊が波打ち際で砂遊びを始めている間に爺様が服を脱ぎ...
赤褌で水泳特訓
- 2014/01/26
- 01:10
F爺が子供の頃、夏になると「○○川で子供が水死した」という痛ましいニュースをラジオがよく流していました。それを聞くたびに父は、「海でしか泳いだことの無い子は川で簡単に溺れてしまう。川で泳げる子は海でもちょっとやそっとでは溺れない」と言っていました。その方針を自分の子にも適用したのでしょう。幼い頃のF爺は、父親に川で泳ぎを教えられました。赤褌を初めて締めてもらったのはその頃です。子供用だから六尺(= 181,8...
赤褌と白褌
- 2013/11/06
- 20:17
褌(ふんどし)談義の続きです。第一景。昔々のこと。F爺が小学生の頃住んでいた秋田県の海岸地域では、小中学生や高校生の男の子が泳ぐときには赤い六尺褌をするものでした。締め方は父親か祖父が教えてくれるのです。大人の男は白の六尺褌でした。なぜ子供には赤褌をさせるのかと訊くと「溺れそうになった時に遠くからでも水の中で見てもよく目立つ色だから(*)」と大人は言っていました。(*) 原文は、秋田語です。標準日本語よりも...
越中褌の効用
- 2013/11/06
- 20:13
(理由の箇条書きに追記があります)F爺は、越中褌(えっちゅうふんどし)と六尺褌を常用しています。自宅でも、海辺でも、旅に出ても褌です。褌は、日本の伝統の男の股ふさぎ。F爺にとっては長年の自然な習慣ですので、これが当の日本で近年「男色者のシンボル」という目で見られているということに2012年の訪日まで気が付きませんでした。何も特別なことはしていない(と本人は思っている)のに妙な目つきで見る人がいたりいつの間にか...