「午前0時の森」という深夜番組がF爺の著書『漂流するトルコ 続「トルコのもう一つの顔」』を紹介していた
- 2023/04/01
- 19:43
友人からのメール日本在住のある友人からメールで思いがけない情報が入りました。【日本テレビの「午前0時の森」という深夜番組で『漂流するトルコ 続「トルコのもう一つの顔」』を紹介していた】というのです。動画ファイルが、「画像も音声も悪い」という注釈付きで、添えてありました。そんな名前の番組があったことも知らない浦島爺は、早速覘(のぞ)いてみて・・・画像はともかく、音声の悪さに音を上げました。《どう評価し...
『トルコのもう一つの顔・補遺編』を読み返す
- 2022/10/14
- 18:27
当ブログの記事〈悲報 :『漂流するトルコ』を出版してくれた「旅行人」が紙の本の出版を停止〉に馬場伸一さんから届いたコメントに『トルコのもう一つの顔・補遺編』のことが書いてありました。懐かしくなって〈新著『トルコのもう一つの顔・補遺編』刊行〉と題した記事を読み返し・・・その後、『補遺編』自体を引っ張り出して、何年振りかで読み直しました。「ちょっとだけ」のつもりだったのですが・・・結局、一気に最後まで読...
新著『トルコのもう一つの顔・補遺編』刊行
- 2016/09/28
- 21:24
前置き時差症候群の解消にはもう二、三日かかりそうですが、ブログの更新を今日始めることにしました。本文F爺・小島剛一の新著『トルコのもう一つの顔・補遺編』が明日9月29日に書店やネット通販などで発売になる予定です。(9月21日の東京での講演会で特別に入手できた方々の読後感想がすでにウェブ上に載っています)「新著」とは言っても、著者にとっては「28年前に書いた草稿のうち25年前には公表できなかった部分」に丁寧に注...
楽譜の擬似直観像と第一言語
- 2014/02/17
- 01:07
前置き2014年2月14日に「T」君から届いた2013年12月28日付けの記事「多重言語者と多重亜言語者」へのコメントにお答えしてこの記事を書きます。ご質問は次の通りです。「これまで発表された合唱曲の歌詞は、全て日本語で書かれていますよね。小島さんは数多くの“第一言語”[が]使いこなせるのだと拝察しますが、複数の第一言語[を]獲得していても、(少なくとも小島さんにとって)疑似直[観]像が機能するのは“母言語”(日本語)だ...
絶対音感
- 2014/01/28
- 00:30
F爺は、「自分には絶対音感は無い」と知っています。絶対音感の定義である「基準になる楽音が全く聞こえない所で正確に特定の高さの音が歌える」にも「楽音を一つ聞いてすぐにどの高さの音なのか判る」にも相当しないのですから。ところが、ストラスブールなどには「F爺さんには絶対音感がある」という根強い噂があります。どんなに否定しても誰も信じてくれません。どうしてこんなことになっているのでしょうか。ずっと昔、1970年...
動画像記憶(= 動く直観像記憶)
- 2014/01/27
- 01:32
フランスに住み始めて数ヶ月経った頃、ある科学雑誌を廻し読みする仲だったフランス人の友人から、その雑誌に載っているという「mémoire photographique」という言葉を聞きました。逐語訳すると「写真的記憶」です。またの名を「mémoire eidétique」こちらは「本質的記憶」あるいは「直観像素質者の記憶」と訳せます。その「写真的記憶」なるものは、どうやら、過去の出来事の一コマを精密な写真のように思い出して細部まで正確に...
自己紹介
- 2013/11/04
- 21:07
このへんで自己紹介をしておきます。生まれは秋田県南部の海辺の町ですが、生家や周囲の地区の記憶はありません。一時期、東京に住んでいましたが、1968年7月に一年間の予定で渡仏しました。いろいろあって、そのまま永住しています。博士論文の主題にトルコ語の方言研究を選んだのがきっかけでトルコ共和国と深く関わることになり、1986年に「国外退去勧告」を、2003年には「国外追放」処分を受けています。この間の事情は『トル...