「男の子」と「女の子」の二種類の音調
- 2019/07/12
- 17:43
今日の二本目の記事です。「男の子」標準語では、「男の子」は、音調によって意味が異なります。 中高の音調「そこにいる男の子」は、中高(なかだか)の音調で「そこに/いる/おとこのこ」(低低低/低低/低高高低低)と発音すれば、「そこにいる少年」「そこにいる男子中学生」「そこにいる若い男」などを指します。 平板な音調文字に書くと同じですが、「そこにいる男の子」を全て平板に「そこに/いる/おとこの/こ」(低低低/低低/...
人間に飼育された渡り蝶は「渡り能力」を失う
- 2019/07/12
- 17:22
前置き今日は、記事を二本、掲載します。本文2019年7月10日付けのLe Mondeル・モンド紙の「科学と医学特集」ページの第8面に北米の渡り蝶のことが載っていました。「L’orientation perdue du monarque captif」という題が付けてあります。準直訳すると「幽閉された君主は方向感覚を失う」となります。「君主蝶」フランス語をご存じない方々は「蝶々と君主と何の関係があるんだ!?」とお思いになるでしょうね。種明かしをします。日...
「鳥の屁」の楽(がく)識
- 2019/07/11
- 19:14
前置きこの記事は、2019年6月15日に当ブログのコメント欄に登場し、まともそうに見せかけた多数のコメントを投稿した後で、それまでの「礼節を弁えている振り」をかなぐり捨てて、猛々しい本性(ほんしょう)を現わしたネット・ゴキブリ「鳥の屁」の笑止千万な言動が主題です。〈鳥獣虫魚に並々ならぬ興味がある〉という触れ込みにしては基本的な知識の欠如(*)を露呈するコメントがいくつかあって不審には思っていたのですが、また、...
「葉っぱ」と「葉」はどう違う?
- 2019/07/10
- 20:37
(記事の末尾に追記があります)新造語「加拍接辞」を主題とする記事のために「日本語・造語法・加拍接辞」という新しいカテゴリーを作りました。「加拍接辞」(*)を〈新造語のリスト(あ~そ)〉にも載せました。(*) フランス語と英語では、ギリシャ語の動詞の活用に現われる加音接辞「ε-」などを指す既存の術語「augment」がそのまま使えるので、造語する必要はありません。定義と例「加拍接辞」の定義は、こうです。【それ自体には意...
老友との会食2019年7月
- 2019/07/09
- 20:15
昨晩は、久々に、老友M爺、B爺、S爺と会食しました。お酒を飲まないS爺が、いつものように、車で迎えに来てくれました。行く先は、B爺が最近見つけたというレバノン料理の店です。初孫最初の話題は、何と言っても、B爺の数日前に生まれたばかりの初孫(ういまご)です。普段は、笑いながら「おーい、ご老体!」「何だい。自分のほうがよっぽど老いぼれのくせに」などという軽口を交わしたりもするのですが、M爺、S爺、F爺の三人が声を...
「どじょっこふなっこ」伝説
- 2019/07/08
- 21:38
穴熊さん 大変お待たせしました。ブログ記事〈擬似形態素の一覧表(後)〉にお寄せくださったコメントのご質問のうち「どじょっこふなっこ」に関することにお答えします。コメントの当該の部分を引用します。*****「どじょっこふなっこ」という歌があります。秋田県民謡と聞くのですが、秋田出身の小島さんには事実かどうか伺いたい*****回答事実無根です。歌詞は、標準語に「秋田弁まがい」をいくつかあしらったものです。「捏造東...
「鳥の屁(へ)症候群」
- 2019/07/08
- 21:08
前置き今日は、記事を二本掲載します。本文昨日掲載したブログ記事〈売られた喧嘩を買わないで済ませる〉に登場した下種(げす)女の正体について結論が出たので、記事を立てることにしました。「鳥の屁」その下種女を今後は「鳥の屁」(*)という蔑称で呼ぶことにします。(*) どんな嘘吐きでも、言うこと書くことの100%を嘘で固めることは出来ません。同様に、どんな馬鹿でも偶には正しいことを言うことがあります。件の下種女の〈鳥...
売られた喧嘩を買わないで済ませる
- 2019/07/07
- 19:48
(記事の末尾に追記があります)(記事の末尾に新たな追記があります)(本文の中程にも追記があります)お断り穴熊さん「どじょっこふなっこ」を主題とする記事を今日掲載する予定でしたが、F爺の周辺にちょっとした想定外の事態が持ち上がったため、明日に延期します。大変申し訳ございませんが、ご海容ください。本文想定外の事態と言うのは・・・当ブログの某読者に突如、大嘘吐き呼ばわりされたのです。ある日、面識の無いその読者...
焼山寺越え2018
- 2019/07/06
- 20:40
2018年○月○日。真夏の遍路道。JR鴨島駅前の商店街にある「三笠屋旅館」で朝を迎えました。快晴です。《今日も暑くなりそうだな》出立荷物を全部持って宿泊棟を後にし、食堂棟に行きます。前夜頼んでおいた通り6時30分から、たっぷりの朝食を戴きました。お会計を済ませます。「これ、お弁当とお水。お接待です」と女将さん。「ありがとうございます」と深々と頭を下げて・・・《あれっ、二年前に戴いた袋より大きくて重いような気...
「おったまげる」や「おっぴろげる」
- 2019/07/05
- 19:41
(記事の末尾に追記があります。「お断り」の項には打ち消し線を引きました)ブログ記事〈擬似形態素の一覧表(前)〉に「106」さんがお寄せくださったコメントに〈俗語の「おったまげる」と「おっぴろげる」の語頭の「おっ-」も擬似形態素ではないか〉とのご指摘がありました。「おっ-」で始まる動詞は、多数あります。起源も一通りではありません。動詞の変異形の「おっ-」「追い」の変異形と考えて間違いないのが「追っ掛ける」...