ルクセンブルク首相が22年前に剽窃論文で学位取得
- 2021/10/28
- 19:45
今日の二本目の記事です。
ルクセンブルクのメディアが昨日(10月27日)から大騒ぎです。
【現首相のXavier Bettel氏が1999年にフランスのナンシー大学でDEA(*)という学位を取得したが、論文の四分の三ほどが「無断引用」=「剽窃」だった】
というのです。
(*) DEAは、フランスに1964年から2005年まで存在した「博士論文提出に到る途中の段階の学位」です。
夜遅く、フランスなどのフランス語圏のメディアも続々と報道を始めました。「informationtv5monde」というサイトの記事によると、
【Bettel氏の56ページからなる論文の96%が「単行本2冊、ウェブサイト4種、新聞記事1本」からの無断引用を含んでいる】
【Bettel氏は、無断引用の事実を認めており、「別のやり方をするべきだった」と言っている。判断は、(ナンシー大学が改称した)ロレーヌ大学に任せると言明している】
そうです。
「判断」と言うのは、「学位を剥奪するか否か」ということです。
隣のドイツで高位の政治家が論文剽窃の廉(かど)で何人も辞任に追い込まれている(*)時勢です。この剽窃事件、只では済まないはずです。
(*) 当ブログでも、ドイツでの〈剽窃発覚→辞任〉事件を
〈「ググり男爵」の失脚〉と
〈ドイツの女性閣僚Franziska Giffey夫人が博士論文の剽窃「疑惑」で辞任〉
で取り上げています。
ルクセンブルクのメディアが昨日(10月27日)から大騒ぎです。
【現首相のXavier Bettel氏が1999年にフランスのナンシー大学でDEA(*)という学位を取得したが、論文の四分の三ほどが「無断引用」=「剽窃」だった】
というのです。
(*) DEAは、フランスに1964年から2005年まで存在した「博士論文提出に到る途中の段階の学位」です。
夜遅く、フランスなどのフランス語圏のメディアも続々と報道を始めました。「informationtv5monde」というサイトの記事によると、
【Bettel氏の56ページからなる論文の96%が「単行本2冊、ウェブサイト4種、新聞記事1本」からの無断引用を含んでいる】
【Bettel氏は、無断引用の事実を認めており、「別のやり方をするべきだった」と言っている。判断は、(ナンシー大学が改称した)ロレーヌ大学に任せると言明している】
そうです。
「判断」と言うのは、「学位を剥奪するか否か」ということです。
隣のドイツで高位の政治家が論文剽窃の廉(かど)で何人も辞任に追い込まれている(*)時勢です。この剽窃事件、只では済まないはずです。
(*) 当ブログでも、ドイツでの〈剽窃発覚→辞任〉事件を
〈「ググり男爵」の失脚〉と
〈ドイツの女性閣僚Franziska Giffey夫人が博士論文の剽窃「疑惑」で辞任〉
で取り上げています。