四国遍路の本質(5)
- 2023/12/17
- 20:22
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)
(記事の末尾に追記があります)
前置き
「巡礼路」って何 ?
「?・詐称遍路と協議会」と銘打った書庫に入っている記事のうち最初の三本では、「巡礼路」という言葉の定義を扱っています。当ブログの記事〈「巡礼」は回教やカトリック教に関しては誤訳〉に書いたことと内容が重なっていますが、未読の方は、是非お読みください。
〈四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(1)〉
〈四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(2)〉
〈四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(3)〉
本文
四国遍路に纏わり付く「協議会」
「四国遍路世界遺産登録推進協議会」という名称の巨大な団体があります。四国四県とその58市町村、愛媛大学、経済団体など多数の構成員を擁しています。
この「協議会」は、
【日本の伝統の「四国遍路」】と
【カトリック教の多数ある聖地の一つであるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂への遠路徒歩参詣の伝統】
を同じ種類のものと見做して、後者のように「世界遺産登録」に漕ぎ着けることを目的としています。
未読の方は、上記の書庫「?・詐称遍路と協議会」に収納してある記事
〈四国遍路を取り巻く特異な環境〉と
〈〈「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会〉が 名称を2021年4月1日に「四国遍路世界遺産登録推進協議会」と変更すると発表〉
を参照してください。
この「協議会」の会員の一部は、スペインに行って参詣路をわざわざ歩いて来たと言っているのですから、
「サンティアゴ・デ・コンポステラへの歩き詣でに高い価値を認めている」
と見えます。
同様に
「四国の遍路道を徒歩で辿ることにも高い価値を認めている」
はずだと推定できます。
従って、四国八十八箇所を自家用車や観光バスや路線バス、電車、ロープ・ウェイ、ヘリコプター、「飛翔機または鉄蜻蛉」(笑)などを駆使して巡拝することに同じ価値を認めてはいないはずですよね。
アンケートのお願い
質問は、一つだけです。
「協議会」は、F爺の得ている情報の範囲では、四国八十八箇所を徒歩で巡る
「歩きお遍路さん」
と車などで巡る
「交通機関を利用する札所巡りさん」
の行動を等価だとは見ていないはずです。
皆様は、F爺のこの解釈を「正しい」と思いますか。「間違っている」と思いますか。
予告
このアンケートの纏め記事の掲載を待たずに〈四国遍路の本質(7)〉と題した記事を掲載する予定です。
追記 2023年12月20日
この記事の記載が不十分だったと判断して、補遺記事〈四国遍路の本質(6) : 四国遍路と「サンティアゴ・デ・コンポステラの遠路歩き詣で〉を掲載しました。
(記事の末尾に追記があります)
前置き
「巡礼路」って何 ?
「?・詐称遍路と協議会」と銘打った書庫に入っている記事のうち最初の三本では、「巡礼路」という言葉の定義を扱っています。当ブログの記事〈「巡礼」は回教やカトリック教に関しては誤訳〉に書いたことと内容が重なっていますが、未読の方は、是非お読みください。
〈四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(1)〉
〈四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(2)〉
〈四国の遍路道は世界でも珍しい「正しい意味での巡礼路」(3)〉
本文
四国遍路に纏わり付く「協議会」
「四国遍路世界遺産登録推進協議会」という名称の巨大な団体があります。四国四県とその58市町村、愛媛大学、経済団体など多数の構成員を擁しています。
この「協議会」は、
【日本の伝統の「四国遍路」】と
【カトリック教の多数ある聖地の一つであるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂への遠路徒歩参詣の伝統】
を同じ種類のものと見做して、後者のように「世界遺産登録」に漕ぎ着けることを目的としています。
未読の方は、上記の書庫「?・詐称遍路と協議会」に収納してある記事
〈四国遍路を取り巻く特異な環境〉と
〈〈「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会〉が 名称を2021年4月1日に「四国遍路世界遺産登録推進協議会」と変更すると発表〉
を参照してください。
この「協議会」の会員の一部は、スペインに行って参詣路をわざわざ歩いて来たと言っているのですから、
「サンティアゴ・デ・コンポステラへの歩き詣でに高い価値を認めている」
と見えます。
同様に
「四国の遍路道を徒歩で辿ることにも高い価値を認めている」
はずだと推定できます。
従って、四国八十八箇所を自家用車や観光バスや路線バス、電車、ロープ・ウェイ、ヘリコプター、「飛翔機または鉄蜻蛉」(笑)などを駆使して巡拝することに同じ価値を認めてはいないはずですよね。
アンケートのお願い
質問は、一つだけです。
「協議会」は、F爺の得ている情報の範囲では、四国八十八箇所を徒歩で巡る
「歩きお遍路さん」
と車などで巡る
「交通機関を利用する札所巡りさん」
の行動を等価だとは見ていないはずです。
皆様は、F爺のこの解釈を「正しい」と思いますか。「間違っている」と思いますか。
予告
このアンケートの纏め記事の掲載を待たずに〈四国遍路の本質(7)〉と題した記事を掲載する予定です。
追記 2023年12月20日
この記事の記載が不十分だったと判断して、補遺記事〈四国遍路の本質(6) : 四国遍路と「サンティアゴ・デ・コンポステラの遠路歩き詣で〉を掲載しました。