恋とセックスで幸せになる秘密(二村ヒトシ)
内容に入ろうと思います。
本書は、AV監督であり(女性の皆様、この部分で引かないで下さいね、ホントに!)、また男性向けのモテ本(という姿を借りた生き方指南本)である「すべてはモテるためである」という本を出版している著者による、女性向けの恋愛指南本です。
僕は別に、女性誌の恋愛特集だとか、女性向けの恋愛指南本を読んだりしているわけではないんですけど、でもこれはハッキリと断言してしまいましょう。
女性の皆さん、女性向けの恋愛指南本は、これ一冊で完璧です!
本当に、この本だけ読んでいればもう間違いないと思います。素晴らしすぎました!こんなに「心の奥深くまでずっしり届いて」、かつ「実際に行動に移すことが出来るぐらいに具体的に書かれている」恋愛指南本って、本当に存在しないんじゃないかと思います。
ちょっといくら絶賛してもしたりない気持ちなんですけど、でも本当にこう叫びたいです。
この作品はちょっと素晴らしすぎます!!!
僕は、小説以外の本を読む時は、ドッグイヤー(気になったページの端っこを折る)っていうのをやっちゃうんですけど、本書は、過去僕が読んだすべての本の中で、最高数のドッグイヤーを記録した本ではないかと思います。なんせ、ほぼ全ページドッグイヤーしましたからね。どこを読んでも、本当に素晴らしいことが書かれているんで、ビックリします。これだけ絶賛していると、なんだよ二村ヒトシの信者かよ、キモいな、みたいな風に思われるかもですけど、いや、もはや信者でもいいかって感じさえしてきます(笑)。この人の考え方はホント好きだなぁ。「すべてはモテるためである」も超絶素晴らしい作品でしたけど、さらにそれ以上に素晴らしい作品で、本当にビックリしました。
さてじゃあ、まえがきの文章をかなり長々と引用してみましょう。
『あなたは「私のことを好きになってくれない人を、好きになっちゃう」とか「向こうから好きだって言ってくれる人は、なぜか、好きになれない」ことが多くありませんか?
「私は自分がキライ…。でも、そんな自分が大好き」って思うこと、ありませんか?
うまくいかない恋愛や、理想的な結婚ができないことや、そもそも出会いがないこと、そして自分を好きだったりキライだったりで心が不安定になることには、理由があります。
それは、あなたが「男産んが悪いから」「性格が悪いから」では、ありません。「魅力がないから」でもありません。そういう単純な理由じゃないんです。
そして「あなただけのせい」でもありません。
(中略)
何年か前に、ある有名な女性誌のセックス特集で取材を受けました。内容は「男性を気持ちよくさせて女性も楽しめるテクニックを教えてほしい」というものでした。
とてもまじめに取材してくれて、僕が話したとおり文章にしてくれました。ところが、できあがって送られてきた雑誌を見た僕は「あれっ?なんか変だ」と感じたんです。
僕が話した言葉も含めて、そのセックス特集全体が「男性に空きられないように、捨てられないために、セックスをがんばろう」という雰囲気になっていたからです。
それって「二人が愛しあって、セックスを楽しんでること」に、なるんでしょうか?
それから僕は、女性向けの「恋愛や結婚やセックスに関する記事」が、なんだか気になるようになりました。
よく読んでみると、そこにはかならず「愛されるファッション」とか「恋する女性は美しい」とか「モテの極意」とかは書いてあるんですが、恋愛の相手を「愛することができる女になろう」とは、どこにも書いていないんです。
(中略)
あなたが苦しいのは、あなたが悪いからではありません。
でも残念ながら、他の誰かが「なんとかしてくれる」わけでも、ありません。
この本では恋の苦しさの秘密をひとつひとつ解きあかして、あなたが幸せを感じられるようになるための手助けをしていきます。
「どうしたら幸せになれるのか」の秘密が、きっと、わかると思います。』
さて、どうでしょうか?このまえがきだけでも、女性的にはかなり気になる感じじゃないかと思います。
さて本書には、男性向けのまえがき、というのも存在していて、そこにはこんな風に書かれています。
『この本は、恋愛やセックスに悩む女性にための本ですが、そんな女性のことを好きになってしまったマジメで不器用なモテない男性にも、
そういう女性たちを苦しませながらセックスをしつづけてきて「そろそろ、そういうの卒業して大人にならないと、自分の人生もヤバい…」と思い始めている不マジメなのにモテる男性にも役立つ本です』
そしてさらに、本書には直接的には「あなたも読者ですよ」と書かれていませんが、僕は、「今恋愛に悩んでいる女性」だけではなく、「結婚して子供を育てている母親」にも、この本を読んでほしいと思っています。
あとで書きますが、女性が苦しいのは、親との関係で心に穴が空くからです。その仕組みを解説し、親との関係をどうしていくべきなのかという話が描かれます。そしてそれは、親側から子供を育てる時にも、とても重要な知見だと僕は感じたのでした。
そしてまた、母親との関係に悩まされてきた「娘としての自分」という立ち位置から読んでも、非常にためになる作品だと感じました。
表紙は相当女性向けに振っているんで、男はなかなか買いにくいだろうし、「恋とセックス」についての話を子供を育ててる私がねぇ…なんていう風に感じちゃう人もいるでしょうけど、でも是非読んでほしいなと思います
さて、本書を書店なんかで手に取る機会がある方にまずやって欲しいことは、P10~P13を開くということです。
この本は、内容も素晴らしいんですけど、本の造り的にも実に素晴らしいのです。P10~P13には何が書かれているかというと、「こんな女性はこのページをとりあえず読んでみてはいかが?」というような選択肢が35個も載っています。例えば、「愛してくれない人ばかり好きになっちゃう」とか、「私はめんどくさい女だ」とか、「親がキツい」とか、「彼に選ばれなかった私は「女としての価値がない」と思う」とか、そういう色んなあり方について、まずとりあえずここを読んでみたらいいよ、というページを示してくれています。
もちろん、そのページだけ読んでも分からない文章もあるでしょう。頭の方から順々に一つ一つ細かく色んなものを積み上げていきながら話を展開させているので、唐突に出てきた単語や概念をそのページだけからはつかみとれないこともあるかもしれません。でも、きっとそのページには、あなたの心に突き刺さる文章があることでしょう。そうしたら、悩むことはありません。安心してその本をレジに持って行きましょう。他のページにも、あなたの心に突き刺さる言葉が山ほど詰まっていることを保障しましょう。
たとえば、作中にこんなフレーズが出てくる。
『自分のして欲しいことを要求したり、愛されるために無理して相手の要求をのんだりして、やがて傷ついていくのが恋です。
「私のやりたいことが、彼のして欲しいこと」に、「彼のやりたいことが、私のして欲しいこと」に、なっていくのが愛です』
もうこんなん、痺れますがな、ホント!
さてというわけで、長々と色んなことを書きましたけど、ようやく内容に入りましょう。でも、気をつけないと。僕的にこの本が素晴らしすぎて、うっかりすると内容を書きすぎたり引用し過ぎたりしちゃいそうだから、なるべく抑え気味にいかないとマズイ。気をつけろよ、俺。
まず第一章の「なぜ、あなたの恋は「うまくいかない」のか?」。ここでは、「ほら、女性って、こんな恋愛になっちゃうことって、多いじゃん?」みたいなことが描かれていきます。
自分のことを愛してくれない人を何故か好きになってしまって辛くなったり、自分にダメ出ししてくれる男性に男らしさを感じたり(そして、ダメ出しをされることで、自分は女として価値が低いんじゃないかと凹んだり)、相手に尽くしすぎて辛くなったり、傷つけられることでしか恋愛している実感が持てなかったり。
でも、そういうのは「愛」じゃないんだよ、んで、この本を読んだらそれい気づけるからね、と優しく諭してくれるのが第一章です。
作中にこんな文章があります。
『恋というものは、いつかかならず「終わる」のです。恋のままで一生つづくということは、ありません。
一緒にいると傷つくことの方が多い相手だとわかって「恋がやぶれる」か。
おたがいを肯定しあえて「恋が愛に変わる」か。どちらかです』
「愛」にたどり着くまでにはもちろん「恋」を経なければいけない。だからこそ、まず「恋」の段階でうまくいかないと「愛」にはたどり着かないんだよ、ということです。
今自分がしている「恋」が、「愛」にたどり着くものなのかどうか。本書を読んで考えていきましょう。
第二章の「「恋する女は美しい」は、嘘」では、じゃあどうして第一章みたいな「恋」になっちゃうの?という原因に切り込んでいきます。
そのキーワードが「ナルシシズム」と「自己肯定」です。
『自分を認めていない女性は、むしろ「恋をすることでダメになっていく」のです』
「ナルシシズム」も「自己肯定」も、どちらも「自分を好き」という現れですけど、その二つは大きく違います。そして、この二つとうまく折り合いをつけることが出来ないからこそ(それは、本人のせいもありますけど、社会のせいだったり親のせいだったり付き合っている相手のせいだったりもします)。
「自己肯定」とは、「自分を認めて、愛してあげること」
「ナルシシズム」とは、「自分に恋をしていること」
『「私は自分が好きなのに、同時に、すごく自分がキライ」と思ったこと、ありませんか?
これは矛盾しているようですが(そしてあなたは「私って、なんて『あまのじゃく』なんだろう」と思いつづけてきたことでしょうが)じつは矛盾してないんです。
あなたが「自分を浮き」なのはナルシシズムの意味で好きなのだし、
「自分を嫌い」なのは自己肯定できていないという意味で嫌いなのです。』
そして、あなたが恋愛で辛くなってしまうのは、
『今の自分を認めていないのに、ナルシシズムが強すぎる』
からなわけです。
『あなたが「今の自分」を好きになれなくて(自己肯定)できなくて、あなたに恋してくれる人を愛せないのは、なぜでしょう?
それは、あなたが「今より、もっと幸せになりたい」と願いつづけていることに原因がありそうです。
もちろん「幸せになろうとする」のは悪いことではありません。ただ、ここでちょっと考えてみてほしいのは、あなたが思う「もっと幸せ」が、いったいどんな幸せなのか、ということです。
あなたはそれを「いい女になって、いつかは出会うはずの『私が好きな理想の男性』から愛される。そこから始まる幸せ」と思っていないでしょうか?
自分の気に入らない部分(容姿や性格や、現在の生活など)を受け入れられないあなたは「理想の彼の隣にいる、未来の自分」に、憧れているのではありませんか?』
『あなたが恋している男性は、彼が「あなたを愛さないでいる」かぎり、理想の男性であり続けるでしょう。
ところが、もし彼が「今のあなた」を愛し始めてしまったら?
たとえ、彼がどんなにイケメンで、お金持ちで、優しかったとしても、あなたが自分を愛せないでいるかぎり、やがて彼から逃げ出したくなってしまうはずです』
そして第三章の「恋しても「心の穴」は埋まらない」です。ここで、「心の穴」という概念を使って、「ナルシシズム」と「自己肯定」の現れ方をよりシンプルに解き明かしていこうとします。
「心の穴」について、著者はこんな風に書いています。
『自分の心のまんなか、あなた自身の中心に「ぽっかり、穴があいている」のをイメージしてみてください。
あなたの「生きづらさ」や「さみしさ」、劣等感、不安、嫉妬、憎しみ、罪悪感といった、自分ではコントロールすることができない感情や考えが、その穴から湧いて出てきているのを想像してみてください。
それが、あなたが埋めようとしている穴です。』
『心の穴から湧いてくるものは、ネガティブな感情だけではありません。他人から見たあなたの魅力も、やはり心の穴から生まれてきます』
そして著者は、恋愛によってその「心の穴」を塞ぐのは無理だと書きます。
『心のどこかで、そう思いながら恋をしているとしたら、あなたは自分の心の穴を忘れたくて、恋の相手を穴の中に詰め込もうとしているのです。
でも、どんな相手であっても、現実に生きている一人の人間である以上、あなたの心の穴にピッタリはまって、ふさいでもらうのは不可能です』
『恋愛することで「さみしさ」を感じなくなるのも、自分のネガティブな部分を忘れて「より良い自分」になれたと思えるのも、錯覚にすぎません。
むしろ、心の穴を埋めるために恋愛をしていると、かならず「しっぺがえし」をくらいます。
「心の穴を埋める」ということは、自分が自分を肯定していないのをごまかして、苦しみを相手のせいにすることだからです』
じゃあ、「心の穴」をどうすればいいのか。「心の穴は恋愛では塞げない」と言っているのだから、これはもはや恋愛の話ではなくて、生き方の話になります。
『幸せそうな人には、心の穴がないように思えるかもしれませんが、そうではありません。自分を愛すること(肯定すること)ができてる「幸せそうな人」とは、自分の心の穴を塞いだり無理にコントロールしようとしたりせず、おりあいをつけている人なのです』
『あなたが「自己肯定できるようになるために、するべきこと」は、恋人の存在を使って心の穴をふさごうとすることではなくて、まず「自分の心の穴のかたちを、ちゃんと知ることです」』
『穴を「ふさごう」とせずに「かたちを知ろう」とする。
かたちが分かってくれば、やがて心の穴は、あなたを以前ほどには苦しめなくなっていくはずです。
それは「自己肯定できるようになっていく」ということなのです。』
そして、「心の穴」と「恋」の関係を、こんな風に表現します。
『あなたが「彼に恋をした」ということは、あなたが「彼にあいている心の穴に、反応した」ということです。
彼の特徴で、あなたが「気に入ってる」か「気になってた」ところは、あなたが自分で気づいていない「自分に『ない』と思ってる」ところか「自分と似た」ところです』
こんな言葉も、あなたの心に刺さるでしょうか。
『「私には、あの人が必要なんだ!」「私は、あのひとを強く愛してる!」と思っている人のほとんどは、相手を愛せていません。ただ「求めて、執着している」だけです』
『あなたが人から「恋されるけど(または、セックスは求められるけど)愛されない」としたら、あなたが「自分に恋していて、自分を愛せていない」からです。
「自分自身に恋しているけれど、自分自身を愛していない人」は、相手から「恋は」されますが「愛される」ことはありません。
人間は、自分で自分をあつかっているようにしか、他人からあつかわれないのです』
4章と5章は飛ばします。内容が悪いとかそういうことではないですよ。
6章の「すべての「親」は子供の心に穴をあける。」は、何故女性に「心の穴」が空いてしまうのか、その原因を親に求める展開になります(男にも心の穴は空いているんですけど、まあともかく)。
この6章は、恋愛がどうとかってことでもなく、母親との関係に悩んできた、今も悩んでいるという女性に、本当に読んで欲しいと思います。そして、親になることを恐れている人や、もう親になったという女性にも。母娘の関係というのは、様々な小説や漫画や映画なんかで描かれる普遍のテーマですけど、ここでは「心の穴」というキーワードを元に、母娘の関係を読み解いていきます。
『心の穴は、あなたがまだ幼く心がやわらかいころ、自我が固まる前に、あなたの「親」または「親がわりに育ててくれた人」によって、あけられたのです。』
こう書くと、娘にとって「悪い親」だけが「心の穴」を空けるかのようですけど、そうじゃない。「良い親」だって、子供の心に穴を空ける。
この章では、様々な母親のタイプを取り上げて、そういう母親が娘にどんな「心の穴」を空けるのか、ということが描かれていく。あなたの劣等感や罪悪感や、そういう「心の穴」から湧き出してくる感情のすべては、その心の穴を空けた親の影響が強いのです。
だから著者は、「一旦すべて親のせいにしよう」と提案します。
『親を疑ったことのない人は「自分が自己肯定できない原因が、親にある」とは夢にも思っていませんから、ただただ「穴から出てくる劣等感・罪悪感と・さみしさ・恋の相手への怒り」に苦しめられるだけで、そのみなもとの穴のかたちまでは気がつきにくいかもしれません。
しかし、あなたの親がどんなに「やさしい親」で「すてきな良心」だったとしても、たとえ「ものすごく苦労して、あなたを育ててくれた」のだとしても、親は、あなたの心にかならず穴をあけています』
『親を疑ったことのない人も、親を憎み続けている人も、自己肯定できなくて恋愛で苦しんでいるとしたら「自分の心の穴のかたちが見えていない」という点では同じです。
「親が自分にどんな心の穴をあけたのか」を知って、「自分は人から、どんなことをされると傷つくのか」「自分は、どのように人を傷つけてしまうのか」ということに気づくことが大切なんです』
7章は「いいセックスをするために」。ここでは「セックスで満たされないのは何故か?どうしたらセックスで満たされるのか?」が書かれていきます。
『恋した相手と「セックスできた」のに、こんなふうに苦しんでいる女性が多いようです。それは、男に「相手を傷つけてしまう心の穴が」があいているのと同時に、彼女が自分の体やセックスを「恋愛のエサ」にしていたからです。』
『自分を肯定してく入れるかどうかわからない相手に、肯定してもらう(愛してもらう)ためにエサとして体だけを毎回おそるおそる差し出していただ、それは精神的に不安定にもなるし、気持よくないにきまっています。』
心当たりのある女性は、多いのではないでしょうか?(わかりませんが)
『セックスというのは、ただ身体が接触するだけではなく「心の穴に触ってもらえて、それを一瞬ふさぐことができたような気がする」ことです。肯定しあえている相手と、おたがいの心のかたちを触りあい、おたがいの欲望を肯定しあうから、体だけじゃなく、心も気持ちいいんです』
『忘れてはならないのは「セックスで心の穴がふさがったような気がする」のは、あくまでも「その瞬間、そんな気がする」だけだということです。
どんなに愛しあえて、理想的なセックスができて、その瞬間は満たされたとしても、それであなたの「劣等感」や「さみしさ」が永遠に消えるわけではありません。
だから「穴をセックスでふさごう」とは考えない方がいいのです』
『セックスの醍醐味は「彼が、私の行為と私の体で、気持ちよくなったこと」が私に伝わることであり、「私gは、彼の行為と体で、気持ちよくなったこと」が彼に伝わることです』
そして8章「自分を愛せるようになるための7つの方法」では、要するにこれまでの話を踏まえつつ、いかに「自己肯定」できる女性になるか、というためのアドバイスです。
是非とも隅々まで読んで実践して欲しいと思うのだけど、これだけは抜き出しておこうと思うものを少しだけ。
『みんな「未来」という言葉に、縛られすぎてるんじゃないでしょうか。
未来というのは、そこで何が起こるかわからないから「未来」なのです。
「何歳までに、こうなっていたい」「何歳までに、こうなっていなければならない」「クリスマスまでに彼氏が欲しい」というのはそれは未来じゃなくて、予定か強迫観念です。』
『そして「未来の自分が、できるようになりたいこと」ではなく「今の自分が無理なく(がんばらずに)できること、やりたいこと」と、「人に頼まれなくても、放っておかれても、してしまうこと」を、どんどん、していってください』
9章も省略しようかな。
前に「すべてはモテるためである」の感想でも同じことを書いたんだけど、本書も、「恋愛指南本」という外見を装った「生き方指南本」です。現代社会を生きていく中で、女性がなぜ生きづらさを感じてしまうのか、なぜ恋愛でうまくいかないのか、女らしさということに悩むのか、罪悪感を覚えたり価値がない存在だと感じてしまうのか。そういう、女性が生きていく上でぶつかり、悩み、転げまわる様々なことがらについて、「こういうことなんじゃないかな」という押し付けがましくないスタンスであなたを救ってくれます。本当に、ありとあらゆる女性を救う救済の書だと僕は感じました。大げさではありません。一刻も早く、多くの女性に届けなくては、という使命感に駆られております。是非是非是非是非読んでみてください!
二村ヒトシ「恋とセックスで幸せになる秘密」
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Comment
[4361] 管理人のみ閲覧できます
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[4362] Re: タイトルなし
自己肯定って、結構難しいですよね。
僕は、割と大丈夫かな~って思ってますけど、
インチキ自己肯定かもしれない(笑)
まあでも、結局ここで書かれてることって、
「無理すんな」っていう内容が凄く多いんですよね。
だから案外、「考え方」さえ変えちゃえば、そんなに難しくないのかもしれませんよ~
僕は、割と大丈夫かな~って思ってますけど、
インチキ自己肯定かもしれない(笑)
まあでも、結局ここで書かれてることって、
「無理すんな」っていう内容が凄く多いんですよね。
だから案外、「考え方」さえ変えちゃえば、そんなに難しくないのかもしれませんよ~
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