かっとばせ借金 打ち勝て倒産!!

資金繰りが悪化した中小零細企業の、経営危機打開や事業再生へ向けてのお手伝いをさせていただいています。 経営危機場面での知識や情報をご提供し、従業員や家族のために命がけで闘う経営者が、諦めずに闘う現場を善戦苦闘日記としてご報告いたします。

2013年04月

銀行に騙されないために・・・


銀行に関する内容が続きますが、しばらくお付き合いをいただきたいと思います。

ここ数年、金融機関も余裕が無くなったのか、人を人とも思わぬ傍若無人な行為が目につくようになりました。

しかも、バブル崩壊以降の二十数年という期間の中で、融資先を追いつめるその技術は格段に進歩し、より精巧に悪質になったようにも感じます。

その様な環境において、私の親しい友人が、ある銀行にプライドをズタズタにされました。

信用していた銀行が、突然に手の平を返し、言葉巧みに債権回収を仕掛けてきたのですからたまりません。

心身ともに追い込まれ、会社の経営自体さえも諦めることを考えた状況でした。

「銀行を、信用したらダメだよ。」と言っても、当初、その友人は怪訝な顔していました。

「銀行と交渉するときは、必ずその内容を録音した方がいいよ。」と言うと、笑って聞き流していました。

当時の友人にとって、銀行は確実に信用できるものであり、経営に欠くことのできないパートナーでしたから、当然に私などの助言など馬耳東風で当たり前だったのです。



こんな経営者は少なくありません。

銀行を全面的に信用し、騙されていることにも気づかず、身ぐるみを剥がされようとする、そんな経営者が多すぎるように思います。

特に、返済猶予の中小企業金融円滑化法が終わり、インフレで原価が高騰して業績が悪化傾向にある中小零細企業は注意しなければなりません。



今まで、くどいほど、金融機関の実態について述べてきました。

たしかに、まともな金融機関も当然にあり、正義感の溢れている行員もいますが、本当に僅かなものでしょう。

ほとんどの金融機関は、本当には融資先のことなど考えない営利企業なのです。

この金融機関の実態は、融資先の中小零細企業の経営が健全な状況では判りようがありません。

金融機関の協力など必要のない経営状況なら、全ての金融機関が、顧客本位で本当にジェントルマンな対応をしてくるからです。

しかし、経営環境が厳しくなると、金融機関の対応はコロッと変わって、その実態が判り易くなります。

資金繰りが悪化し、本当に金融機関の支援が必要になった時、金融機関の本当の姿が見えてくるようになるのです。

そして、その環境で冷静に考えれば、金融機関のその姿は誰にでも判ることだと思います。

ところが、金融機関を頭から信用している経営者は、このこと気付かれません。

金融機関は騙さないと思い込んでおられますし、資金繰りが厳しい環境で金融機関の支援を期待しているから、なおさらそんな単純な実態さえ見えないようなのです。


「それは貸剥がしですよ・・・。」

ご相談いただいた内容ではその答えしかなく、そのことを具体的にご説明してもなかなか信用していただけません。

あの銀行が、そんなことするはずがない・・・。

この俺が、そんなことで騙されるはずがない・・・。

おおよそ、このような理由で、無防備に対応されてしまいます。

そして、言った通りに、コロッと騙され、大慌てされるのです。

こんな事例は、珍しくもありません。

皮肉にも、銀行を信じることにより、銀行に裏切られて破たんの道を進むしかなくなるのです。

そして、この結果は、経営者の責任ということにしかならないのですから、金融機関についての甘い考えは捨てるしかないでしょう。

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銀行の実態を知る・・・


貴方は、銀行を信用されているのでしょうか?

また、銀行は信用しても大丈夫なのでしょうか。


こんな表現、バブル経済が崩壊するまで、耳にすることさえありませんでした。

しかし、貸し剥がしなどに代表されるように、銀行などの金融機関も聖人君子ではなく、信頼を損なう様な評価をされることも最近は珍しくなくなってきました。

私の仕事は、金融機関と正対する内容なので、評価だけではなく、金融機関の非人道的な数々の行為も目にしてきましたし、詐欺だともいえる行為さえ頻繁に見かけました。

それは、全てに金融機関の利益を優先させた行為であり、利益を確保(債権を回収)するためなら、人を人とも思わぬ姿勢が基本とした行為なのです。

目を覆いたくなるような行為もありましたし、その行為が最悪の結果に導いた事例も少なくないと思います。

たとえ経営者が悲惨な末路を迎えようとも、債権回収を優先させるのが金融機関であり、それが資本主義社会の原則なのでしょう。

そして、それを厳格に実施できる行員だけが、エリートとして出世することが出来て、人情的や道義的等のしがらみに捕らわれる行員は落ちこぼれるしかないというシステムなのです。

正義感に溢れる行員が、若くして飛ばされた事例など珍しくありません。


こんな組織ですから、安心して関係することなど絶対に出来ないはずなのですが、まだまだその実態をご存じない方が多すぎるようにます。

年金で生活をされているご高齢者の方や、市場経済に飲み込まれていない公務員や主婦などが金融機関を信用されるのは否定しません。

しかし、日本経済の中心にいる中小企業の経営者がこれでは問題があると思います。

ある中小企業の経営者などは、『○○銀行の担当者は、会社の経営状況を心配して、頻繁に営業に来てくれ、資産の活用などのアドバイスもしてくれて本当に助かっている・・・』などと喜んでおられますが、これなどは根本的に間違った捉え方です。

銀行の担当者が、この様に貴方の会社の経営状況を心配してくれるのは、貸付金が回収出来るかどうかが心配なのであり、貴方の会社のために心配しているのではないのです。

頻繁に営業に来るのは、倒産する前に回収しようという姿勢のように思えます。

資産の活用などのアドバイスについても、いざという時に債権回収の手段として強制執行するための情報集めでしかないでしょう。

彼ら金融機関の行員は、全てに利益確保のための債権回収を優先させるエリートなのですから、我々など簡単に騙せるでしょうし、信頼させることなど難しくないのです。



そういう金融機関の実態を知ることは、企業経営を維持するためには必要不可欠なことであり、そういう金融機関の実態を知ったうえで、上手にお付き合いをしなければならないと思います。

金融機関とのお付き合いは、中小零細企業にとっては命綱なのです。

騙されないよう、後悔しないよう、金融機関と上手にお付き合いをしてください。

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本性を見せ始めた銀行・・・


早くも、銀行が本性を出してきたようです。

返済猶予の『中小企業金融円滑化法』が終了してから、僅かしか経っていません。

しかも、あの金融庁が、「法律が終わっても、何ら今まで変わることはない。」とまで言っていたのにも係らずですから驚きます。

そんなことはお構いなし、『得』か『損』かの天秤ばかりで、銀行は露骨にお客様の選別を始めたのです。



これは、最初から予想できたことでした。

たしかに、金融庁の言う通り、愛想よく今までと同じ対応をしてくれている事例も多くあり、世間ではその様に思われているとも思います。

しかし、これは、経営状況の良い会社だけが対象になる表現でしょう。

返済猶予をしていても、経営改善をして再生できる可能性の高い中小零細企業には、金融機関もこの様な支援の姿勢を見せてくれるのです。

ところが、全ての企業にこの様な顔を見せるわけではありません。

法律が根拠となった今までとは違い、与信を前提に融資先(返済猶予中融資先)の選択を始めました。

その結果、優良な企業には支援を続けますが、経営改善できる可能性が低いと考えられる融資先は、支援を打ち切られてしまう可能性が高くなったのです。


法律が終了し、アベノミクス等で景気が回復し、金融機関の財務内容も好転するこの機会に、融資先の淘汰を始めたということになります。

これは、再生の見込みのない企業に対して、いつまでも無駄な支援を続ける必要はないという観点から見れば、至極当然の流れになるのでしょう。

中小企業金融円滑化法が成立する時から、根強くある批判的な根拠であり、資本主義の競争社会においては肯定すべき内様で、ここに至ってはいたしかたないとも思います。

しかし、その方法が余りにも酷いのです。


経営改善達成度を追及し、このままでは再生できないという理由で、一方的に返済猶予の更新を拒否される事例などはましな方です。

具体的な根拠を示さずに、返済猶予の更新を拒否する事例などは珍しくありません。

特に、信用保証協会の100%保証が付いている案件などは、明らかに代位弁済狙いの返済猶予拒否なのです。

他にも、期限の利益の喪失をさせるために、回りくどい方法を用いてきたりもしています。

例えば、手形の割引枠を突然に一方的に取り上げ、資金繰りを破綻させたりもするのです。

今までは見て見ぬ振りをしてきた粉飾決算を追及し、それを理由に返済猶予の更新を拒否した事例もあります。

ここまで来ると、支援の打ち切りというより、金融機関が破綻に追い込むと言った方が正しいのではないしょうか。

そして、この傾向は、大手行ほど顕著で、特に国営化銀行であった『りそな銀行』などが酷いようです。


やはり、返済猶予も、経営状況によって難しい対応が迫られるようになったといえます。

特に、経営改善が進まない企業は、安易に考えず、慎重な準備と対応をしてください。

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凄く、穏やか・・・


桜満開、春爛漫・・・。

ほのかな桃の色が、モノトーンの景色に浮かびあがり、鮮やかな季節への移ろいを感じさせます。

目に飛び込んでくる風景が、凄く穏やかなのです。


季節だけではなく、経済や景気も、どうやら長かった冬が終わり、春を迎えようとしているようです。



先月末で、中小企業金融円滑化法が終わり、どうなる事かと思っていましたが、今のところは凄く平穏です。

期限間際の、膨大な駆け込み申し込みにより、返済猶予が必要な企業は申し込みを終了させているからかもしれません。

そして、政府の様々な政策が、効果を上げ始めた成果なのでしょうか。

もしかしたら、アベノミクス効果で、中小零細企業の経営も安定してきたのかもしれません。

何はともあれ、今のところは何の影響もなく、平穏です。


中小企業金融円滑化法が終了した影響は、今すぐではなく、数カ月後に表れてくるのだろうと思います。

そして、景気次第では、想像を絶する様な影響が、一気に現れる可能性があるのではないでしょうか。

それは、法律が終わるタイミングが、余りにも悪すぎるからだといえます。

ご存知のように、この中小企業金融円滑化法は、未曾有の大不況という有事に許された劇薬であり、使い方を間違えば毒薬にもなる極めて効果的な法律でした。

その毒薬にはしない使い方については、モラルハザードを引き起こさない等の通常の活用方法も大事でしたが、何よりも終わり方を慎重にタイミングを選んで実施する必要があったのです。

簡単に表現すれば、中小零細企業が自らの力で再生できるほどに、景気が回復して経済は立ち直っている状況でない限り、この法律を終わらすことは出来なかったはずなのです。

ところが、金融界を中心とした批判を背景に、環境を一切考慮せず、強引に終焉をさせてしまいました。



たしかに、自民党政権に戻り、アベノミクス効果等で、確実に日本経済は復活を図りつつあります。

消費意欲が持ち直し、景気は上を向いて一気に反転したようです。

しかし、全てはこれからなのであり、今、景気が回復したわけではありません。

アベノミクス効果が、中小零細企業に影響を与えるとしても、まだまだ先の話なのでしょう。

中小零細企業の経営状況は改善をしたわけではなく、むしろ悪化しているとさえいえます。

政府のインフレ誘導で、仕入等の原価は急激に上昇し、利益を押し潰し、収益を収縮させようとしているのです。


インフレ = 景気回復 は、一昔前の公式でした。

輸出産業華やかな高度成長時代においては、この公式は正しかったのでしょうが、最近は、全く当てはまらなくなっています。

インフレに振れることは、海外から輸入した原材料高に直結し、中小零細企業の収益悪化に直結している時代なのです。

数年前に、『スタグフレーション』という言葉が流行りましたが、中小零細企業にとってはまさしくこの状況だといえます。


こんな最悪の環境で、中小企業金融円滑化法は終わったのです。

このスタグフレーションの影響が表れる数カ月後、政策により財務内容を改善させ、いつでも損金処理できる体力を取り戻した金融機関は、金融庁の指導に則り、返済猶予に前向きに対応してくれるのでしょうか。

金融機関の、誠意に期待するしかありません。

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