小泉構造改革が、異常な勢力を確保した自民党の勢力をベースに、着々と進行しています。
衆議院選挙の圧勝は、世論の構造改革支持を意味しているというが、果たして本当にそうでしょうか。
私には、構造改革を進める自民党を支持したのではなく、小泉選挙マジックに国民が引っかかったとしか思えない。別に、これで自民党を否定するわけではないが、自民党を中心とした体制側が勘違いしていることを恐れる。
郵政民営化が決着をみて、憲法論議へ主眼が移されているが、同時に政府系金融機関の統合についても論議されている。
論議・・・という表現を使ったが、論議はされていない。プロセスを省いて、一般国民受けをする答えを先に決める論議であり、統合による国民への影響等の、本来すべき様々なプロセスが全く論議されていないことに、私は経営危機対策の専門家の立場から恐怖を覚えてしまう。
現環境下において、一般の中小企業が、政府系金融機関である中小企業金融公庫,国民金融公庫,さらに商工中金等とどれほど多くの取引をし、資金調達を依存しているかを考慮して、統合することによる影響を論議されている様子が全く見えてこないのである。
論議は、役人の天下り先をいかに確保するか・・・しか見えてこない。
しかも、プロセス無しに、2008年度において、貸し出し残高を現在の半額にすると言うのである。
いったい、何を根拠にその様な数値目標が設定されるのであろうか・・・。各省庁の予算削減目標とは全く意味の違うものであり、中小企業にとっては、たちまち大きな悪影響を受けてしまう。
この厳しい経営環境で踏ん張っている企業が、借入枠の半額を取り上げられて、たちまち資金繰りに行き詰まってしまう絵が、リアルに頭に浮かんでしまうが・・・私の考え方が間違っているのであろうか・・・。
せっかく、経済が上向きかけてきた環境である。是非、安易な結果を求めずに、国民の立場に立った施策の再考を願わずにはいられない。
衆議院選挙の圧勝は、世論の構造改革支持を意味しているというが、果たして本当にそうでしょうか。
私には、構造改革を進める自民党を支持したのではなく、小泉選挙マジックに国民が引っかかったとしか思えない。別に、これで自民党を否定するわけではないが、自民党を中心とした体制側が勘違いしていることを恐れる。
郵政民営化が決着をみて、憲法論議へ主眼が移されているが、同時に政府系金融機関の統合についても論議されている。
論議・・・という表現を使ったが、論議はされていない。プロセスを省いて、一般国民受けをする答えを先に決める論議であり、統合による国民への影響等の、本来すべき様々なプロセスが全く論議されていないことに、私は経営危機対策の専門家の立場から恐怖を覚えてしまう。
現環境下において、一般の中小企業が、政府系金融機関である中小企業金融公庫,国民金融公庫,さらに商工中金等とどれほど多くの取引をし、資金調達を依存しているかを考慮して、統合することによる影響を論議されている様子が全く見えてこないのである。
論議は、役人の天下り先をいかに確保するか・・・しか見えてこない。
しかも、プロセス無しに、2008年度において、貸し出し残高を現在の半額にすると言うのである。
いったい、何を根拠にその様な数値目標が設定されるのであろうか・・・。各省庁の予算削減目標とは全く意味の違うものであり、中小企業にとっては、たちまち大きな悪影響を受けてしまう。
この厳しい経営環境で踏ん張っている企業が、借入枠の半額を取り上げられて、たちまち資金繰りに行き詰まってしまう絵が、リアルに頭に浮かんでしまうが・・・私の考え方が間違っているのであろうか・・・。
せっかく、経済が上向きかけてきた環境である。是非、安易な結果を求めずに、国民の立場に立った施策の再考を願わずにはいられない。