かっとばせ借金 打ち勝て倒産!!

資金繰りが悪化した中小零細企業の、経営危機打開や事業再生へ向けてのお手伝いをさせていただいています。 経営危機場面での知識や情報をご提供し、従業員や家族のために命がけで闘う経営者が、諦めずに闘う現場を善戦苦闘日記としてご報告いたします。

2005年11月

政府系金融機関の統合について

 小泉構造改革が、異常な勢力を確保した自民党の勢力をベースに、着々と進行しています。
 衆議院選挙の圧勝は、世論の構造改革支持を意味しているというが、果たして本当にそうでしょうか。
 私には、構造改革を進める自民党を支持したのではなく、小泉選挙マジックに国民が引っかかったとしか思えない。別に、これで自民党を否定するわけではないが、自民党を中心とした体制側が勘違いしていることを恐れる。

 郵政民営化が決着をみて、憲法論議へ主眼が移されているが、同時に政府系金融機関の統合についても論議されている。
 論議・・・という表現を使ったが、論議はされていない。プロセスを省いて、一般国民受けをする答えを先に決める論議であり、統合による国民への影響等の、本来すべき様々なプロセスが全く論議されていないことに、私は経営危機対策の専門家の立場から恐怖を覚えてしまう。
 現環境下において、一般の中小企業が、政府系金融機関である中小企業金融公庫,国民金融公庫,さらに商工中金等とどれほど多くの取引をし、資金調達を依存しているかを考慮して、統合することによる影響を論議されている様子が全く見えてこないのである。
 論議は、役人の天下り先をいかに確保するか・・・しか見えてこない。

 しかも、プロセス無しに、2008年度において、貸し出し残高を現在の半額にすると言うのである。
 いったい、何を根拠にその様な数値目標が設定されるのであろうか・・・。各省庁の予算削減目標とは全く意味の違うものであり、中小企業にとっては、たちまち大きな悪影響を受けてしまう。
 この厳しい経営環境で踏ん張っている企業が、借入枠の半額を取り上げられて、たちまち資金繰りに行き詰まってしまう絵が、リアルに頭に浮かんでしまうが・・・私の考え方が間違っているのであろうか・・・。

 せっかく、経済が上向きかけてきた環境である。是非、安易な結果を求めずに、国民の立場に立った施策の再考を願わずにはいられない。

返済猶予交渉における元金と金利の違い

元金と金利の違いが判りますか?

・・・なんて質問をすれば、「馬鹿にしてるのか!」と怒られそうですが、私がお聞きしたいのは、リスケジュール交渉における場面での意味の違いです。

 金銭貸借の場合の元金は、金融機関等から直接に借りたお金のことであり、金利は、元金を借入する対価として支払うお金です。
 いわゆる、元金は金融機関に返済していくものであり、金利は支払っていいくものですが、この返済と支払いの違いがリスケジュール交渉では大きな意味をもってきます。

 金融機関の立場から考えてみると判りやすくなります。元金は金融機関の商品であり、金利は元金を貸すことにより生まれる金融機関の利益です。当然、元金が多いほうが金利も増えて金融機関は潤うおいます。
 極論を言えば、元金はずっと据え置きで金利だけ支払い続けてもらうのが、金融機関にとっては儲かるということになります。

 これをベースにリスケジュールを考えた場合、金利を払い続けることを前提に元金のみを対象にしたリスケジュールは、金融機関に対して何ら悪影響を与えないことが判ります。いわゆる、元金を対象にしたリスケジュールは、何ら恐れるものではないし、成功の可能性の高いものであると言えるわけです。当然、金融機関のリスク管理面の問題は残りますが、これも経営者の誠実な対応で解決できると思います。

 これと比較して、リスケジュールの対象が金利に及んだ場合、金融機関は自分の利益が損なわれるわけですから、その対応は随分と厳しいものになります。
 我々は、これを第2次のリスケジュールと呼んでおりますが、金融機関は破綻懸念があるとみなして、徹底的に貴方の会社を調査し、資産の確認をおこないますし、交渉が成功する可能性も当然低くなります。
 同時に、金利を対象にしたリスケジュールを実施する場合は、資産の維持・保全対策が完了していることが前提になると言えるでしょう。

以上のように、リスケジュールにおける元金と金利は、その意味に大きな違いがあります。十分に認識して、交渉に臨んでください。

債権者は、お金を借りてる人だけではない・・・

借入の返済資金が足りない!

仕方が無いから、下請けの支払いを1ヶ月繰り延べしよう、やはり、債権者は大事にしないと。

・・・? ちょっと待ってくださいよ。
下請けは債権者ではないの?

 これは、年配の経営者によく見られる考え方です。
 下請けにも、支払いがあるということは債権者でしょう。金融機関等のお金を借りている債権者と何が違うんでしょうか・・・。
 
 お金を貸してくれる金融機関との付き合いを大事にする気持ちは判りますが、それが全てではありません。債権者は、他にも沢山おられますし、状況に応じて優先順位も決まってくるものです。

債権者を大きく分けると、3つのグループに別れます。
   ゞ睛撒ヾ愿の、お金を借りている債権者
  ◆ー莪先等の、支払いのある債権者
   社員等の、給与支払いのある債権者
他にも、税金・社会保険関係,リース会社,保険関係,光熱費関係等の債権者がありますが、大別すると上記の3つになります。

債権の返済の猶予を依頼したと仮定した場合、3つのグループの影響を考えてみます。
   ゞ睛撒ヾ愿の場合は、今後の融資等に影響がでることがあります。しかし、これが原因でで金融機関が倒産することはありません。
金融機関には、顧客情報の守秘義務があり、返済猶予を依頼したことが他に漏れて、業務上の信用不安につながる恐れは少ないと思われます。
  ◆ー莪先等の場合は、長年の付合いがあれば今後の取引に大きな影響がでることは少ないと思われます。
しかし、資金余力の少ない取引先の場合は、この返済猶予が原因で資金繰り悪化に陥ったり、最悪の場合は倒産の可能性もあると思いわれます。
建設業等の場合で、取引先同士の連絡がとれる場合は、信用不安が一気に広まる恐れがあります。
   社員等の場合は、すぐに退社するとは思われませんが、たちまち生活に困る社員が出てくることがあります。また、やる気をなくして業務面に大きな影響を与える可能性もあります。
また、給与遅配を取引先に愚痴ったりして、信用不安が広まる恐れがあります。

以上のようになります。

当然、会社のおかれている状況により若干の順位変動はありますが、基本的には、
      ゞ睛撒ヾ悄、諭´⊆莪先 ⇒ 社員
の順序で返済猶予(支払い猶予)をお願いすべきです。

 これは、会社として、大事にすべき順位でもあります。そして、会社の整理を視野に入れなければならない状況になった時は、この順位の重要性が判ります。
 将来の再生を目指して任意整理等を実施する場合、取引先と社員の協力が得られなければ、任意整理は成り立ちません。特に、社員が組合を全面に押し立てて対抗してくれば、最悪の結果となってしまいます。

健全な時からの付き合い方が大事です。十分に配慮してください。

金融機関から、返済猶予の返事がない・・・・・

金融機関とリスケジュールの交渉をしたが、返事がなかなか返ってきません。

当然、金融機関にも色々な事情があり、簡単に返事が貰えるとは限りません。

しかし、次の返済期日が目前に迫ってます・・・。

 返事が無い以上、リスジュール交渉が成立しているとは言えません。しかし、通常通りに返済すれば、資金繰りに行き詰まります。・・・そのために、リスケジュールの交渉をしているんですから。

こんな場合に、どう対応するかです。

 もし、資金繰りに余裕のある状況なら、通常通りの返済をしてください。まだ、金融機関と戦争をするのは避けた方が良いと思います。

 資金繰りに余裕が無い場合は、リスケジュールが成立したとみなして対応しましょう。

具体的な方法としては
  リスケジュール交渉において、こちらが提案した額を取引口座に入金します。
  その旨を、金融機関の担当者に、電話とファックスで通知します。(ファックスするのは、証拠を残すためです。)
  取引口座に、返済金以外の預金があった場合、最初の月は通常返済額全額を引落しされるのを覚悟してください。返済額全額を引落しされた場合は、2月目以降は、同じ手続きを執る中で、取引口座は空にして返済額だけが入金されているようにしてください。この行為をすることにより、金融機関が対応を変化させることもありますが、事業の維持が最優先です恐れずに対応してください。
  この方法をとった場合、全額引き落とすか、交渉額だけ引き落とすか、もしくは  1円も引き落とさないか、金融機関により対応はバラバラです。通常は、2〜3  ヶ月で返事をくれますが、状況をよく確認しながら対応をする必要があります。

 円満な取引をしてくれていた金融機関も、リスケジュール交渉以降は、表面上はともかくも実体として、貴方の会社を注意して色々と調べるようになります。やはり、リスケジュールを実施する前に、しっかりとした資産の維持・保全対策が必要だと思われます。

返済猶予について、金融機関と交渉 

 前回に引き続いて、リスケジュール(返済条件の変更交渉)の具体的な条件提示の方法をご説明します。

 最初に、リスケジュールには、事業継続を前提とした第一段階と、整理を視野に入れた第2段階のリスケジュールがあり、対応の仕方が大きく変わる事をご理解ください。
 簡単に表現すれば、リスケジュールの対象が、元金だけか金利も含むのかの違いです。金利は、金融機関の儲けですから、基本的にはリスケジュールに応じてくれることはありません。ですから、第2段階のリスケジュールは非常に難しくなります。

今日は、第一段階の元金を対象にしたリスケジュールの方法についてです。

 まず、お願いする返済猶予となる金額ですが、資金繰り表等から計算し、無理のない金額にすべきでしょう。
 元金の半額も返済する余力が無いのに、20パーセントの棚上げで交渉すれば、リスケジュール自体は成功する可能性が高くなりますが、すぐに再度のリスケジュールが必要になり、金融機関に対する信用を失くしてしまうことになりかねません。
 元金の半額しか返済する力がないのなら、元金返済の全額棚上げで交渉すべきでしょう。この場合でも、交渉の過程で歩み寄りが必要になり、半額程度の交渉成立となる可能性が高いと思います。万が一、元金全額の棚上げに成功すれば、いざと言うときの運転資金としてストックしてください。

 次に、返済猶予の期間ですが、通常は1年を目途に交渉してください。金融機関は、期間についてはあまり無理を言ってきません。無理して、短い期間に設定する必要はありません。資金繰り表等との整合性も考慮して対応してください。

 金融機関からの返事については、期限を切るようにしてください。
 金融機関は、できるだけ返事を引き延ばそうとします。下手をすれば、追加資料の提出などを求められ、2ヶ月や3ヶ月が簡単に過ぎていきます。2〜3週間を目途に期限を切ってください。
 返事が返ってくるまでの間で、追加資料を求められた場合は、時間稼ぎか情報収集,もしくは望み薄だと思ってください。必要な資料は、最初に用意して提出していますので、追加資料は理由をつけて可能な限り提出しないようにしましょう。既に、金融機関は、万が一のことを考え、貴方の資産情報を集めている可能性があります。

 これで、金融機関から了解の返事がくれば、リスケジュールは成功です。暫くは、厳しい資金繰りから開放されるはずです。この間に、本業を立て直してください。

 でも、次の返済期日までに返事が返ってこない場合・・・・大変です。
 このテーマについては、次回ご説明します。

 金融機関と全面戦争!!・・・いえいえ、まだ平和裏に結論を出す方法が有ります。

さぁ、返済猶予について、金融機関と交渉

 資金繰りに詰まったら、最初にとる対策としては、借入をしている金融機関への返済猶予依頼であることはご理解いただいたと思います。

 じゃあ、実際にどのようにお願いするのか・・・・?
 これは、リスケジュール(返済条件の変更交渉)の成否の鍵を握る大事な内容です。

 まず、心構えですが、けっして恥ずかしい事をお願いしに行く訳ではありません。前回もご説明しましたが、通常の経済行為としての交渉に行く訳です。負い目を感じずに、駄目もとで腹をくくって交渉してください。

では、具体的な交渉の方法としては・・・

1,代表者が自ら出向き交渉する。

  中小企業の場合は、リスケジュールは必ず代表者が交渉してください。経理の責任者や奥さんが同席することは問題ありませんが、その席に代表者が出席していないと交渉はスムーズに進みにくいものです。また、弁護士や税理士等の第三者に依頼するのは、金融機関に猜疑心を持たれ失敗するもとです。
 会社の事情を一番よく知っているのは、当然に代表者でしょうし、その代表者が出席することにより、リスケジュール依頼の真剣味も増すというものです。代表者は必ず出席してください。

2,金融機関のトップと交渉する

  交渉相手は、借入をしている支店のトップである支店長としてください。支店長が駄目な場合は、最低でも副支店長か次長と交渉するように心掛けでください。
 普段、色々と無理を言ってる担当者の顔を潰すのは悪いからと、担当者と交渉すると、担当者自身の成績に響くためになかなか処理をしてくれません。時間も掛かるし成功する可能性も低くなりますので避けるようにしてください。

3,交渉時の持参資料は

  直近の試算表,1年程度の資金繰り表,今後5年程度の経営改善計画書が必要となります。交渉金融機関指定の定型書類があれば利用してください。
 ここでの注意点は、リスケジュール交渉を開始すると、金融機関は不測の事態に備えて、交渉先の情報を集めようとします。不必要な書類は出さないことです。

4,交渉の順序は

  借入債務には、大別して保証協会の保証付きとプロパー貸しがあると思います。
保証協会付きの場合は、金融機関と交渉する前に保証協会に交渉に行き、事前の了解を取るようにします。逆にしますと、金融機関は保証協会を理由に断る可能性が高いからです。
 また、複数の金融機関と交渉する場合は、同時に平等にを原則に、横並びの交渉を心掛けてください。

以上が、大まかな交渉の方法です。
基本を守れば、難しくはありません。

次回は、具体的な交渉の内容をご披露します。

金融機関(債権者との交渉)

今月末の資金が足りない!・・・・どうしょう・・・・。

 商工ローンや消費者金融から、一時しのぎの借入をしようか・・・
  ・・・とんでもない。すぐに一括返済できる保証がない限り、商工ローン等の貸金業者から借入をすることは、資金繰り悪化の悪循環を招くだけで、絶対に選択すべき方法ではありません。

 社員の給与か取引先への支払いを遅らせようか・・・
 ・・・まずいですね。社員も取引先も、貴方の会社の大事な資源ですよ。不安を抱かせたり、やる気を失くさせるのは、今後の売上に大きな影響を与えます。できるだけ、避けるべきです。

 では、金融機関へ返済の猶予をお願いしようか・・・
 そうです。それが正解だと思います。
 金融機関への返済を猶予してもらえれば、今月の資金は回る・・・という状況なら、この方法を選択すべきだと思います。何らかの対策を執らなければならない状況では、この方法が最も少ない被害で済むと考えてください。

 でも、金融機関へそんなお願いに行くのは不安で・・・
 ・・・そうでしょうね、そう考えられるのは当然だと思います。
 でもね、ちょっと勇気を出してお願いしてください。貴方が思っているよりも、難しいことではないと思いますよ。会社のことを考えたら、当然なことだと思えるようになります。

 そのための、具体的な知識と対処方法をご披露しましょう。

今日は、基本的な知識として・・・
 返済の猶予をお願いすることを リスケジュール と言います。
 正確には、返済条件を変更する交渉のことですね。
 返済条件変更の対象は、元金の返済の一部を1ヶ月だけ猶予することから始まって、元金の返済の全部を1年間程の長期に渡って猶予することまで含まれます。
 金利についての支払い猶予は、金融機関が正式に認めることは大企業を除いて無いでしょうから、現実にはリスケジュールの対象とはならないでしょう。
 このリスケジュールは、気付かない間に金融機関の主導で実施されている場合も多々あります。例えば、銀行からの要望で、幾つかに分かれていた借入を一本化して、返済が楽になったことは有りませんか。?これも、リスケジュールです。また、銀行から追加担保を要求された話をよく耳にされると思いますが、これもリスケジュールと言えます。

 本来なら、金銭消費契約を結んでいる訳ですから、リスケジュールは成立しないはずなんですが、実際には経済活動の中で方法として存在しています。

そして、このリスケジュールをしている企業は、驚くほど多いのが現実です。

借りた金は返す・・・?4

 3年ほど前に、「借りた金は返すな」という本が発売されました。凄いネーミングですから、手にとって見られた方も多いのではないでしょうか。

 では、本当に借りたお金は、返さなくてよいのでしょうか?
 とんでもない。借りたお金は、返さなくてはなりません。

 ただし、返済できる余力があればの話です。

 表現を変えれば、返済余力が無ければ、返せない訳ですよね。
 こんな場合は、「返さない」ということを選択肢に入れるべきです。
 
 それなのに、無理して商工ローンや消費者金融から新規借入をして、それを返済に廻す・・・最悪のパターンですね、、基本的には絶対に避けるべきです。これを安易に考えると、泥沼のような資金繰り難に陥り、経営の健全性を取り戻すことが非常に難しくなります。

 じゃあ、どうするの?

 こんな場合は、迷わずに、返済の猶予を依頼してください。

 でも、約束したし、契約書もあるから返済しないと・・・

・・・よく考えてくださいね。
 貸し手側である金融機関は、一方的に金利を上げたり、貸し渋りや貸し剥がしをしませんか?バブルの崩壊以降どこにでもあることですよね。金融機関は、自己保全のために平気で約束を無視した対応をしてきます。
 これに対して、何か法的な対応がとられましたか?有りませんね。通常の経済行為と解釈される訳ですから。
 だから、借り手側も、返済余力が無いという不測の状況において、通常の経済行為として返済を猶予してもらうのです。

 しかし、そんな事をしたら、もう貸してくれないのでは・・・?

・・・よく考えてくださいね。
 金融機関は、驚くほど顧客情報を収集をしています。貴方の会社に返済余力が無いことは、社長である貴方より早く知っていますよ。多分、このまま返済を続けても、新たに借入をすることは難しいと思います。手元資金が大事な時に、無理して返済しますか?

でも、そんなことしたら、法的手続きをされるのでは・・・?

 確かに、その可能性はあります。しかし、それは先のことであり、その対策もあります。直ぐに、法的手続きに着手されることは無いと考えてください。

 金融機関が一番困るのは、貴方の会社が倒産することなんです。
 倒産されるぐらいなら、返済を猶予することなど問題ありません。

 返済に困ったら、返済の猶予を依頼する。まず、これから初めてください。

 返済の猶予を依頼するには、様々なテクニックが必要であり、今後、時間をかけてご紹介していきます。簡単に依頼したから成功するものではありませんので、間違いのないようにお願いします。

先が見えない不安・・・4

どうなるか判らない不安には、いくつかの種類があると思います。

 〔斉は、憧れの彼女と始めてのデート、いったいどうなることやら・・・ドキドキしますね。

◆(匯廚い糧狃に恋を告白。明日、返事がもらえます・・・胸がキュンとなる苦しさがありますね。・・・      
            (私には、遠い過去の思い出ですが)

 資金が足りない。来週の手形決済をどうしたらよいのか・・・。
  得意先が倒産。このままでは、会社はどうなるんだろう・・・。
               ・・・物事を悪い方にしか考えられなくなり、不安は増幅します。

 色んな種類の不安が有りますが、私共にご相談に来られお客様は、H屬良坩造鯤えてご相談に来られます。
 経営に関する不安が発生すると、楽観的に考えられなくなり、不安が増幅し悪い方向性でしか物事を考えられなくなります。会社や経営者自身の、将来がどうなるのか判らない不安は、どこまでも大きくなり、究極の結論を導くことも多々あります。

 ここで大事なことは、『何とかなる。』ということです。

 私共は、初めてご相談に来られたお客様に、この『何とかなる。』を、根拠をご説明して認識していただきます。
 事業の再生と整理を視野に入れ、色々な角度から将来の方向性を模索し、経営者自身の人生についてもシュミレーションを実施し、『何とかなる。』ための対策を具体的にご指導いたします。

 最初、幽霊の様な青白い顔をされていたご相談者が、2時間程度の初回コンサルタントにより、赤身の射した顔で目を輝かせてお帰りになります。自分の人生や会社の経営を諦めずに、『何とかなる』ということを実感された訳です。

必ず、何とかなります。

大事なことは、常に明るく前向きに考えることです。

借金の返済に困ったお客さまたち4


 私のところに、会社の経営危機についてご相談に来られるお客様には、統一した特長があります。

 それは、極めて真面目な方ばかりであるということ。

 自分の経営する会社を経営危機に陥らせた奴が、どうして真面目なんや・・・と言われるかもしれませんが、それは大きな勘違いです。
 ご相談に来られ、経営危機に陥った理由を確認すると、経営者ご自身が理由である放漫経営はまずありません。ほとんどが、得意先や金融機関の対応が理由となるものばかりです。それを他人のせいにせず、ご自身が受け止めて戦ってこられた訳です。

 さらに、今まで、どんな手段をとっても借りた金は返す・・・という考えを貫いて来られた方々ばかりです。
 自分が無一文になっても、金融機関への返済,社員への給与支払い,取引先への支払いを優先する。
 当然と言えば当然です。しかしね、返済の余裕があるのに返さない人が世の中に沢山いてるんですよ。ずる賢く立ち回るというか、先天的な才能があるというか、他人を苦しめても自分は幸せになる技術を持った経営者の多いこと・・・・ご存知でしょう。

 私は、青い顔で状況を説明される経営者に『今まで、本当によく頑張られましたね。』と声お掛けします。すると、今まで耐えに耐えてきた気持ちが抑えきれずに、子供のように涙を流されます。本当に、真面目に頑張ってこられたんです。

 世の中が悪いとは言いません。政治が悪いとも言いません。しかし、長い間、寝る間も惜しんで真面目に経営に取り組んできた経営者を、簡単にここまで追い詰める金融機関をはじめとする経済構造には大きな問題があります。

 これから、このブログで、私が仕事上で感じた思いや経験を投稿していきます。
興味がある方は、是非お読みください。

 そうそうそれから、金融機関は貸付をする時に担保や保証人を取っているんです。返済する余裕が無くなれば、必ず返済停止を優先する。間違っても、社員の給与や取引先の支払い停止を優先しては駄目ですよ。必ず、悪い結果になります。
株式会社 トップ経営研究所
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