経営危機に陥った時、経営者は、いったい何をすればいいのでしょうか。
その前に、そもそも、経営危機とは、具体的にどの様な状況なのでしょう。
一般的には、赤字が続いたりして会社の経営の維持が難しい状況を言いますが、メインの得意先の取引が停止になったり、大きなクレームが発生したり、主要な従業員が退社したりして、将来的に経営の維持が難しくなる状況も経営危機だといえます。
もし、経営危機を定義付けるならば、正常な経営状態を維持出来ず、現在及び将来における資金繰りが厳しく、経営の展開が見えなくなる状況が経営危機ということになります。
その様な経営危機状況に陥った時に、打開対策として経営者は何をするのかです。
まず、冷静に、会社の置かれている状況を分析するところから始めなければなりません。
私どものご相談者を見ても、いつ破綻しても不思議ではない経営状態なのに危機感を持っておられない経営者がおられますし、逆に、経営状態に大きな問題が無いのに関わらず倒産の危惧を露わにされる経営者もおられるのですから、経営状況に関する感覚は千差万別だといえます。
同じ状況・環境におかれても、それをどう感じるかは人により様々ですから、今後の効果的な対策を立てるためには、まず、客観的な経営状況を具体的に把握することが大事なのです。
正確な経営状況が把握できれば、それに即して、基本的な対応を施す事になりますが、考え方を整理すれば、決して難しいものではありません。
経営危機の打開に取り組むのには、以下の4項目に集約して対応するだけなのです。
〇餠盞りを確保する
◆〆得犬鯡椹悗靴瞳弍腸善を実施する
事業維持のため、資産の予防的保全を実施する
ぁ,い兇箸い時のために、第二会社などの生活の糧を準備する
この4項目を処理することが出来れば、経営危機は打開出来たことになり、将来に不安を感じる必要もなくなります。
多くの場合は、4項目全てについて取り組むことになりますが、置かれている状況や環境によって、目標や将来の展開が大きく変わるのが現実ですから、取り組むべく項目や内容も変化します。
例えば、会社を再生できる可能性が高い場合には、・い了饂困諒歔瓦簑萋鷁饉劼寮瀘などは対象とはしません。
逆に、現形態での会社再生の可能性が低いと判断される場合は、最初から経営改善には着手しないこともあります。
要は、今置かれている厳しい経営環境を、最も適切だと思う方向で切り抜けるのが経営危機の打開であり、私のコンサルティングのやり方なのです。
そして、この4項目を中心としたコンサルティングの流れは、私ども独特の内容であり、コンサルティングの対象が企業ではなく、経営者の人生の保全をターゲットにしているからなのです。
私どもの仕事の中身は、説明してもなかなか理解していただきにくいので、便宜上、会社再生・経営危機コンサルタントと並列で表記していますが、会社再生は経営危機打開の一部になりますから、本当は経営危機打開のコンサルタントになります。
もちろん、会社再生が可能であれば、それを優先して全力を尽くすのは当然です。
しかし、会社再生の可能性がない場合に、経営を含む全てを諦めて破産等の整理をするというのであれば、せっかくの経営資源を無駄にし、経営者の人生までも喪失させてしまうことになってしまいます。
そんな再生の可能性が薄い場合でも、現事業体での継続を含む全てを諦めるのではなく、会社再生以外の経営危機打開の方法を選択し、事業資産の活用を図り、経営者の人生の保全を図ることが、経営危機打開のコンサルタントなのです。
したがって、私どものお客様は企業ではなく、その経営者であるという考えであり、コンサルティングのテーマと目標を、経営者の人生に主眼を置いています。
事業を継続することが、経営者の人生を考えるうえで合理的であれば、意地でも事業の継続を図らなければなりません。
事業を継続することが、経営者の人生に負担となるのであれば、その負担を取り除くことを考えるでしょう。
そして、解決できない様な大きな負担であれば、経営者の新たな人生の糧を創出したり、生活の基盤を確保したりすることも必要でしょう。
経営者の人生を考えたうえで、何がもっとも合理的なのか、そして幸せになれるのか、それを達成させるために何をすべきなのかというのが、私のコンサルティングだと思っています。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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