緊急保証やモラトリアムといった、資金繰りを確保するための政策が充実しているためか、ここ数ヶ月は中小零細企業の経営も落ち着いていたようです。
これだけ、超法規的な救済制度が用意されたのですから、落ち着いてもらわないと困るのですが、実態はその効果も薄れてきたように思えます。
本業の黒字が維持できているのなら、これらの救済制度だけで資金繰りは確保できて、企業再生への取組みも可能でしょう。
しかし、中小零細企業の経営状況は、そんな生易しいものではないようです。
大企業は、たしかに経営状況を改善させているようですが、経営環境が好転した結果ではなく、負担を下請け企業に押し付けたことによる、我田引水的な強引な手法による経営改善にしかすぎません。
したがって、大企業の経営が良くなるのに反比例して、中小零細企業の経営状況が悪化するといっても過言ではないでしょう。
しかも、この秋からは、更なる景気の冷え込みが予想されますから、中途小零細企業の経営はますます厳しくなり、今までの救済制度だけでは経営の維持が難しくなると思われます。
しばらくは、落ち着いて経営できていた中小零細企業の経営者も、また資金繰りに追われるようになるかもしれないのです。
資金繰りが厳しくなれば、どうしても追加融資に期待したくなるのが経営者の常ですが、最近は金融機関の融資姿勢が極端に後退し、融資を受けるのが難しい状況になっており、融資が必要な中小零細企業にはなかなか融資をしてくれる環境ではありません。
資金繰りを確保するために融資を申し込んだのに、その融資を断られれば経営者のショックも大きいでしょうが、ここで諦めてしまうと経営は破綻するしかありません。
本来、資金繰りが厳しくなれば、追加融資に頼るのではなく、返済猶予を活用するのが企業再生の近道なのですが、本業の黒字が維持できていなければ、返済猶予だけでは資金繰りを確保できないのです。
そう考えると、これからの経営の維持については、根本的にスタンスを切替えて、経営危機であるという認識を持った対応が必要になると思います。
こんな環境で、経営を維持し、会社を守り、従業員や家族の生活を確保するために、経営者がしなければならないのは以下の5項目です。
1.経営者としての考え方を切替える
2.あらゆる手段で資金繰りの確保をする
3.冷静に環境を把握し、適切な対応をとる
4.今までの思い込みを捨て、正しい情報と知識を取得する
5.将来を具体的に考えシミュレーションする
全て、当たり前のように思える5項目になりますが、なかなか実践できない5項目でもあります。
これからの厳しい経営環境を切り抜け、経営危機をチャンスに切替えて企業再生を目指すために、絶対に必要な5項目でもあります。
次回より、この5項目について、具体的に内容を突き詰めていきたいと思います。
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