資金繰り表に並ぶ、赤色の文字に、気力は喪失するしかありません。
事業に埋没し、命をすり減らして頑張り、収益は回復させたものの、借入返済が多すぎて、資金不足は改善をしません。
個人の資産も全て事業につぎ込み、取引先への支払いも無理をお願いし、従業員の給与さえも不足する様な状況になっては、もはや、何もかも諦めるしかないのでしょうか。
・・・そんなことは、絶対にありません。
少し視点を切り替えるだけで、諦める必要などないことが判り、必ず対応すべき方法も見つかるものなのです。
『一生かかっても、返済できないほどの借金を抱えてしまいました。
様々に手を尽くして頑張ってきましたが、もはや、打開すべき方法も残されていません。
ここまでくれば、最終の決断をするしかないのでしょう・・・。』
資金繰りに窮した中小零細事業の経営者は、この様にして、最悪の選択をしようとされます。
その選択が、『破産』ならばまだ良いのですが、『夜逃げ』や『自殺』などといった悲惨な選択も珍しくありません。
なぜ、未来を遮断する様な、そんな悲しい選択をされるのかといえば、答えの出せない現実からの逃避ということになるのでしょうか。
経営者としての、間違ったプライドが、守らなければならない事を勘違いさせたのかもしれません。
経営者として、一家の大黒柱として、人として、配慮すべきことは様々に存在するでしょうが、この厳しい状況において難しく考えても仕方ないのです。
環境が変わったことを認識し、何を優先する必要があるのかを理解してください。
従業員や取引先には経営者としての責任が有り、最優先で配慮すべきことだと判ります。
家族を守るのは一家の大黒柱の務めですし、経営者が安定していなければ従業員などを守ることもできませんから、この点についても十分な配慮が必要でしょう。
この環境で、これからの展開を考えるにおいて、優先して配慮すべきことは、この2点だけなのです。
この2点から派生して、留意すべきことはありますが、この環境においては拘るべき優先事項ではないでしょう。
難しく考えすぎるから、答えが出なくなります。
答えが出ないから、諦めようとされるのでしょう。
難しく考えすぎないことが、今は大事なのだと思います。
中小零細事業の経営者は、その規模の大小に関わらず、大きな責任とリスクを背負っておられます。
経営が順調な時には、それなりに優雅な生活が出来るのかもしれませんが、経営が厳しくなれば生活も一変します。
最悪の結果・状況になれば、事業どころか人生や生活さえも喪失するかもしれません。
最悪が何かという議論は当然にあるでしょうが、そんな状況においても、事業の喪失や人生・生活の喪失は、防ぐことが出来ます。
健全経営時から、しっかりとした事前対応しておけば、そんなに難しい作業ではありませんし、ほぼ100%の予防策となります。
また、事前の準備ができていなくても、具体的な対応は出来ます。
ただ、経営危機を感じた状況からでも、人生や生活を守る方法は必ず残っていますが、事業は必ず守れるものではありません。
事業を守るには、最低でも黒字が必要になります。
現状において赤字であって、この状況においては大胆なリストラ(経営改善)が実施できますので、良いものだけを活用すれば、多くの場合は黒字化が確保できて、事業を守ることが可能になるでしょう。
しかし、それでも黒字が確保できないのであれば、事業は守れないということになるのです。
そんな場合は、従業員や取引先等については、新たな展開を探すしかありませんし、場合によれば、経営者との関係も終了するしかないのかもしれませんが、経営者としては、最善の努力をしてその責任を果たしたと考えるべきでしょう。
ただ、経営者の人生や生活は確保できて、これからに大きな不安はありません。
何よりも、あの地獄の資金繰りから解放されているのですから、人生は、間違いなく明るいものになっていくのではないでしょうか。
僅かな借金で、全てを諦めようとされる方は少なくありません。
まだ破産ならばいいのですが、夜逃げや自殺などといった、最悪の結果も選択をされてしまいます。
『もう、駄目だ・・・』と、全てを投げ出し、諦めようとされるのですが、多くの場合は、何も具体的な対応をされないまま『放棄』という状況での選択になっているようです。
ちょっとだけ、諦めないことに執着してみてください。
少しの知識と、前向きな気持ちを持つことができれば、展開を劇的に変えることができるのです。
借金なんかで、人生は当然のこと、事業の継続についても、諦める必要などはありません。
状況により着地点は違うでしょうが、必ず方法は残されています。
詳しい内容は、ホームページをご覧ください,
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