かっとばせ借金 打ち勝て倒産!!

資金繰りが悪化した中小零細企業の、経営危機打開や事業再生へ向けてのお手伝いをさせていただいています。 経営危機場面での知識や情報をご提供し、従業員や家族のために命がけで闘う経営者が、諦めずに闘う現場を善戦苦闘日記としてご報告いたします。

2007年12月

平穏な1年が終えようとしています・・・

もう数日で、2007年も終わりを告げようとしています。

当事務所も、明日からお正月休みです。


今年も色んなことがありました。

人並みに、1年を回顧してみますか・・・


仕事は・・・今年もボチボチでした・・・
でも、後半の半年は、お客さんが増えてきました。やはり、不景気なんですね。
まあ、半分はボランティアのような仕事だと思っていますので、儲からなくてもいいと割り切っていますが、そろそろ頑張らないと・・・。
営業展開の難しい業務ですが、来年は積極的に販売促進を進めたいと計画しています。
・・・まあ、平穏な1年間でしたね。


プライベートでも、大きな出来事のない1年でした。

2人の子供たちについては、希望通りのヤンチャな男の子にスクスクと育っています。
6年生の長男は、今年も極真空手の団体戦で入賞したり、ラグビーの試合で活躍したりと、勉強以外については大活躍です。
でも、受験をすると本人が言うわりには、最後まで勉強に興味を見せない1年でした・・・。
母親とも、タイマンをはるぐらいに生意気になったのが今年の特徴でしょうか・・・

1年生の次男は、魚を中心とする生き物が生甲斐。大人も唖然とするほどの知識に、今年も磨きをかけていました。
絵を書くことも得意だし大好き。でも、今年はテレビを見る方が好きになったかもしれません。
それと、私とは全く違い、どうやら女の子にモテルようです。来年のバレンタインデーが楽しみかも・・・

奥様は、相変わらず全力投球で人生を頑張られています。
結婚当初までは、可憐な弱々しい女性だったのですが、いつの間にやら変貌を遂げられました。
男の子が2人で、旦那が不甲斐ないと、逞しくならざるを得ないようです。
将来に不安を感じられたのか、なんと看護学校を受験され見事合格。来年から看護師の勉強をされます・・・・私には凄いプレッシャーです・・・。

・・・・家庭は、今年も安らぎの得られる平穏な1年でした。


業務に関する事象では、面白い出来事が多い1年でした。
そして、前半と後半の半年が、全く違う動きをした1年でもありました。

前半は、日銀の金利正常化政策やグローバル企業の好決算に代表されるように、景気回復も少しは感じられ、明るさも見え始めていたようです。
しかし、後半の半年は、石油や金属の原料高に始まり、建築基準法改正による建設需要の激減,サブプライムローン問題,円高等々・・・経済を悪化させる要因が、これでもかと出現してきたのです。それでも、今年は景気を保ちました。

・・・何とか、日本経済は平穏を維持できた1年でした。
でも、来年は大変な1年になることは間違いありません。

平穏であった1年に感謝し、準備万端で波乱の1年を迎えたいと思います。

今年もお世話になりありがとうございました。
来年も宜しくお願いいたします。


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担保権? そんなもん関係ないでしょ・・・

どうも、諦めるのが早すぎますね・・・
  ・・・そんなに、不動産を手放したいのですか?

それとも、担保権の意味を勘違いしてるのでしょうか・・・
  ・・・まだ、貴方が所有権を持っているのに?

お客様と不動産の対応についてお話していると、担保がついている所有不動産については、頭から勘違いされており、どうにもならないと諦めておらることが多いように思います。


中小企業やその経営者が不動産を所有するのは、銀行の融資基準に不動産の所有があるように、事業を維持するためには必要な手段であるといえます。

特にバブル期には、買わないと損のような環境が出来上がり、猫も杓子も不動産を購入しましたから、中小企業や経営者も負けじと意味の無い不動産を購入していました。

結果・・・バブルが崩壊し、当時購入した不動産は5分の1にも10分の1にも値下がりし、今では担保不足(債務超過・・・実勢評価より担保残額が多い不動産)になってしまったのです。

私共のお客様も、その様な不動産を多く持っておられます。

というより、その様な不動産があるから、今になって資金繰りが厳しくなっていると言えるのでしょう。

そして、そんな債務超過の不動産など、一銭の金にもならない無用でどうにもならないものだと諦めておられるのです。

どうして・・・?

担保権がついているから、諦めてるのですか?

でも、所有権は貴方にあるのだから、ここで活用しないと、残るお金も残らなくなりますよ。

そうなんです。
不動産は所有権者のものであり、たとえ担保権があろうとも、担保権者が勝手に不動産を処分できないのです。
法的手続きによる“競売”でしか、担保権者の意思で不動産を処分できません。

それまで、まだまだ時間があるでしょう。
その間に、大いに活用してください。

例えば、マンションやテナントビルなど収益性のある不動産の場合、毎月の賃料を手元に残せれば、随分な額になるのではないですか?
そのためにも、できるだけ長く維持したいものです。
・・・注: 家賃などを差押さえされないように注意する必要が在ります。

もし会社の社屋が担保に入っていても、金融機関の言うがままに売却しては駄目ですよ。
他で事務所を借りることを考えれば、随分と家賃が助かるのではないですか?
無駄な経費は極力切り詰めるべきです。

そして自宅ですが、万が一の場合に陥った時でも、次の人生のスタートを切る再起へのベースにしたいものです。
あらゆる手段を講じて維持するべきです。

更に、債務超過の不動産でも、その売却により合法的にお金を手元に残す方法もあります。

今まで、散々苦労して築いてきた資産でしょう?
もしくは、先祖代々から受け継いできた貴重な資産ではないのですか?

まだまだ、不動産は活用できます。

最後まで諦めないでください。



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参った・・参りました・・・

もう、どうにでもなれ・・・という感じですね。

日銀が、ついに景気の停滞を認めました。

あの日銀がですよ・・・。

世論や政府の意向などお構い無しに、『景気は回復基調にある!!』を旗印に、インフレ誘導を目標に金利を上げることばかり主張してきた、あの日銀が認めたのです。

ということは、間違いなく景気は悪化しているということなんですね。

これまでは、我々一般国民が、景気の良くなっている恩恵など全く受けられないという、金融政策と経済実情の乖離した環境でしたから、これで、やっと日本経済も整合性が保て、格差社会が是正されるかもしれません・・・。

よかったよかった・・・
などと、考えては駄目な環境になってしまっているのです。

日銀の景気動向の変更が遅すぎるぐらいに、大変な環境に突入している可能性があるのです。

一般認識として、
 景気が良くなる ⇒ インフレ傾向
 景気が悪くなる ⇒ デフレ傾向
       というイメージがあります。

捉え方としては、判りやすいパターンですし、感覚としてもその様に感じますが、実際はこの様に連動しない場合があります。

代表的な例は、昭和48年の石油ショックです。

農産物が不作で高騰している環境で、急激に石油価格が高騰してしまい、景気が一気に悪化に悪化してしまったのです。

インフレ + 景気悪化 = スタグフレーション

そう、景気と物価が連動せず、景気はドンドン悪化するのに物価はドンドン上がっていくスタグフレーションなんです・・・どないしたらええねん!?

安月給の我々には、最悪のパターンですね。

このスタグフレーションのパターンにハマッていく可能性があるのです。

中国やインドの新興国の経済活性により、農産物は既に高騰しています。
そして、石油価格はご存知の通りとんでもない状態です。

物価上昇は、現実となってます。

そして、景気が悪化です・・・。

石油危機の時と同じ環境ですね。
更に、円高やサブプライムローンの問題がありますから、もっと悪い環境だとも断言できます。

サブプライムローン問題の当事者であるアメリカも、なんと物価が上昇しています。
日本では、原材料の高騰が商品に転嫁され始めています。

これから、ドンドン物価は上がっていくでしょう。

でも、収入は・・・・厳しくなるでしょうね・・・・。

完全なスタグフレーションです。

格差社会がどうのこうのではなく、貧困を体験することになるのですから・・・。

参った・・・
参りましたね・・・。


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やっぱり、温室育ちはあかん・・・

人間に限らず、温室育ちは駄目ですね・・・


趣味の家庭菜園での話しです・・・

秋蒔きキャベツの種まきを忘れており、時期を逸して苗を作りました。

普通なら、まだ暖かい季節での定植となりますが、既に北風か吹きすさぶ季節となっていましたので、小さなビニールの温室を作りそこにキャベツの苗を定植しました。

時期的に難しいだろうと思いましたが、余った苗も、空いている露出した畝に植えました。

秋蒔きキャベツは、サクサクした食感と甘みがあり、1年で一番美味しいキャベツが楽しめますので、温室栽培は大事に育てます。

週に一度しか畑に行けませんが、着くと一番に温室の換気をし、その生育を確認します。

大きくなっているだろうか?
虫に荒らされていないかな?
肥料は足りているかな?

まるで、過保護な教育ママのようなものです。

丁寧に丁寧に育てます。

その成果が現れてきました。
鮮やかな淡い緑の優しげな葉が増え、背丈も伸びてきます。

このまま順調に生育すれば、2月頃には、美味しいキャベツが食べられでしょう。

やはり、手をかけて育てると、それなりの結果が得られるものだと満足です。

そうそう、忘れていました・・・

あの、空いた畝に植えたキャベツの苗はどうなってるのでしょう?
この寒空では、もう枯れてしまったかな?

その畝を確認に行きます。

手入れをしていませんから、雑草だらけです。

うん・・・?

雑草の中に、キャベツがしっかりと生育しています。

しかも、深い緑の大きな葉っぱが広がり、背丈は低いが茎が太くたくましく育ってるのです。

えっ・・・・

温室のキャベツと比較すると、全然違います。
温室のキャベツは、背丈だけは伸びてますが、茎は細く葉は小さく、弱々しいのです・・・・・。

手をかけて育てるのは、単なる自己満足の世界で、決して良い結果が得られるものではないようです。

・・・・黙って、温室を撤去し、愛するキャベツを寒空の下に晒しました。

そういえば、そんな格言は多くありましたねぇ・・・
  愛する子には、旅をさせよ
  獅子は、愛する子を千尋の谷に突き落とす  等々
・・・なるほど

このキャベツの違いは、私のお客様で言えば、たたき上げの創業者と、2代目3代目の経営者との違いなのでしょうか。

創業経営者は、経営危機に陥っても、逞しさをもって取り組まれます。
2代目3代目経営者は、何とかしようと頑張られますが、どこか甘さが残ります。

具体的な例では、資金繰りが厳しくなった時に、新規融資が受けれた時に顕著な差が出るように思います。
その時、たたき上げの経営者は、千載一遇のチャンスととらえて、その資金を活用し事業再生を目指し徹底的に対応策を講じられます。
それに反して、2代目3代目の経営者は、その資金により、資金繰りの厳しさから一時だけ開放され、気持ちが緩んでしまい、事業再生のチャンスを逃してしまうようです。

大事に育てるということは、手をかけて優しく育てるとは全く意味が違うようですね。

男は、強く逞しく育ってくれればいい・・・。

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今日は、貸金業法の施行日です・・・

新聞を読んでも、ほとんど記事が見当たりません。

あれほど、物議をかもした法律が、今日から施行されるというのに・・・。


昨年初頭、最高裁が消費者金融業者のみなし弁済制度を実質的に否定してから、出資法による高金利が通用しなくなりました。

その後の流れは、メディアで頻繁に報道されていましたのでご存知のことだと思います。

自民党の中でも、消費者の立場に立った国会議員と貸金業者を擁護する国会議員に分かれ、喧々諤々の議論を展開した珍しい事例でもありました。

その、平成18年12月20日に公布された貸金業の規制等に関する法律の改正が、今日から貸金業法となり施行されます。

改正の主な内容は、
 ・貸金業者の適正化を図るため、業者の参入条件を厳しく、業界による自主規制を  強化する。
 ・債権取立て・回収の規制を強化する
 ・過剰な貸付を抑制する(貸付総量規制)
 ・グレーゾーン金利の廃止
 ・ヤミ金融対策の強化
        等々となります。

ただ、総量規制の導入等については施行後2年半以内に施行されるなどの例外が設けられたり、事業用資金の抑制緩和など、最終段階で消費者金融業界の圧力に屈した内容ともなっています。

それでも、この法改正は、貸金業者にとっては凄まじいダメージを与える改正なのです。

既に大手の貸金業者が減収減益を強いられているのは当然として、最終的に生き残れる業者は5分の1程度だろうとも言われているのです。

今まで、返済困難が前提となる高金利で貸付し、債務者である消費者の人生など全く考慮しないヤクザまがいの取立てにより、高収益を維持してきたのに、今後はその高金利も取り立ても厳しく規制させれわけですから、貸金業者の経営は厳しくなって当然なのです。

よかったよかった・・・
これで、借金苦で自殺する人も減少する・・・

とは思えないのです。

人間、借金で追い込まれてしまうと、分別を失くしてしまい、分かっていても借りては駄目なところから借りてしまうのなのです。

消費者金融業者の貸付スタンスは、今後、間違いなく厳しくなっていきますから、追い込まれた人間はヤミ金に手を出してしまう例が多くなると思います。

この法改正でも、ヤミ金の対策も強化するようになっていますが、実効性があるとはとても思えない内容です。

ヤミ金は、法律外で商売をしているのですから、貸付たお金はどんな手段を講じても取り立てます。

そして結果として、自殺者は増加してしまうかもしれないのです。

雑草は、根から抜き去らなければ、更に強靭になって直ぐに生えてきます。
ヤミ金も、その存在自体を否定し、根本的に撲滅できる対策が必要です。

せっかく、貸金業法が施行されたのですから・・・。


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したたかに生きよう!!

人間は、こうも変化するものなのか・・・・

お客様とお付き合いをさせていただいて、そう思うことがよくあります。

最初の頃は、疑心暗鬼に私の話を聞いておられますが、何度かご相談をさせていただくと、ある段階で吹っ切れたようになり、ドンドン積極的に大胆に変貌されていくのです。


私の仕事は、ある面では精神カウンセラーのようなところがあります。

コンサルティング全般に言えることですが、お客様に信頼いただき気持ちを高めることができなければ、たとえ効果的なコンサルティングをさせていただいても結果はついてきませんから、まず精神的に洗脳することから始まると言っても過言ではありません。

特に、我々のお客様は、ほとんどが経済的に追い詰められた方々ですから、最初にご相談をさせていただく精神状況は、破産や夜逃げ,果ては自殺などの妄想に逃げ場を探している最低の精神コンディションです。

そして、この精神コンディションを高揚させることは、さほど難しいことではありません。

なぜ、ここまで、精神が堕ちこんだのか・・・
その理由を把握し対策を講じれば、すぐに精神は高揚します。

具体的には・・・
今の厳しい環境から脱却する方法がみつからず、人生の将来像が描けないため、ますます悪い方向にしか発想が広がらず、もう駄目だと勝手に思い込んでいるのが、精神墜ちこみの理由です。

それは、間違った知識しか持たれてないからですね。

対策として、正しい情報と知識さえもっていただければ、具体的な手段を講じるまでもなく、自然と精神は高揚するものです。

現実に、幽霊のような顔でご相談に見えられた方が、2〜3時間のご相談だけで笑顔を取り戻し、やる気満々で帰っていかれるのはよくある事です。

少しのきっかけが、人生を大きく変えるということでしょうが、これで終わりではありません。

精神を高揚させたお客様が、ドンドン変化されるのはこれからなのです。

知識を得ることにより、人生のチャンスを手にしたお客様は、考え方が物凄く前向きに・・・そしてたくましくなるのです。

今まで、諦めようとしていた自分に反発するかのように、旺盛な意欲で否定を肯定に置き換えていかれます。

「ちょっと、そこまでは・・・」と、私がお止めするほどに・・・。

この変化に我々は驚きますが、何よりも一番驚かれているのはご本人だと思います。

でも、それでいいんですよ。

この世の中、明るく前向きに考えれば、どんな展開でも可能なんです。

そう、『したたか』に生きましょう。

国有化銀行は頑張るね・・・・

さずかに違いますね・・・

国有化された銀行は、他の金融機関のことなど全く考慮せず、自行の債権回収だけを目指します。

まあ、国民の莫大な血税が投入され、何とか生き残ってるわけですから、他行が損しようがお構いなしに、自行の利益だけを追求するのは当たり前かもしれません。


昨年、経営する会社を民事再生されたお客様は、経営者として借入の連帯保証人になり、自宅等の所有している不動産は全て担保として提供されていました。

夏頃から、債権者である金融機関はしきりに競売をチラつかせ、連帯保証人のお客様に自宅の任意売却を要求してきだのです。

そして、その要求は、徐々に強行になってきます。

色々と交渉を重ね検討もしましたが、競売申し立ての期限まで切られるに至り、任意売却せざるをえなくなりました。

知り合いに購入してもらい、賃貸借契約をしたうえで今まで通り住み続けるスキームを選択し、債権者である金融機関に同意を取付けに回り始めましたのですが、ある国有化銀行が思いもかけない要求をしてきたのです。

お客様の自宅に設定された担保は
  第1順位が A保証協会
  第2順位が りそな系列
  第3順位が B保証協会
であり、債権の残元金だけの返済なら、自宅を売却することで十分に返済可能です。

しかし、元金と未払金利にプラスして遅延損害金が載ってしまうと、B保証協会への全額返済は到底無理な金額となってしまいます。

このような場合の考え方としては、全ての担保権者と交渉して均一に遅延損害金をカットしてもらい、全ての債権者に元金だけは全額返済するのが通常であり、債権者の金融機関もこの流れに同意してくれるのが普通です。

しかも、民間企業が融資を実行する時には、保証協会に債務者の連帯保証をしてもらうことが多いですから、第2順位の国有化銀行が第3順位のB保証協会に配慮するのは当然ですので、難しい交渉にはならないはずです。

その方向で交渉し、A保証協会とB保証協会は遅延損害金の7割カットを了承してくれました。

しかしですね・・・

交渉を続けるうちに、第2順位の国有化銀行だけが、とんでもないことを言い出したのです。

「当行は、遅延損害金についても全額お支払いただけない場合は、任意売却に同意できません・・・。」

おいおい・・・・。
何をしょうもない意地を張ってんの・・・。

これでは、遅延損害金の7割カットを了承してくれた第3順位のB保証協会の元金全額返済ができません。

国有化銀行が主張を変えようとしないので、仕方なくB保証協会にそのことを報告しましたら

「そんなこと言うてるのか!、私が直接話しをする・・・」
と、担当者は凄い剣幕で国有化銀行の担当者へ電話です。

普通なら、ここで話がつくものですが、保証協会からの依頼にも国有化銀行は主張を変えません。

もはや、保証協会の担当者も呆れ顔・・・
ここまでとは、立派です・・・

でも、最後に泣くのは、善良な債務者と不動産仲介業者なんですね。

このままでは、元金の全額返済が無理と判断したB保証協会は、元金の全額返済が任意売却同意の最低条件だと債務者に再通告してきます。
さらに、遠回しな表現を使って、仲介業者に仲介料の減額を請求してくるのです。

しかたないですね・・・。

拒否すれば、競売になるしかないのですから、保証協会の要求を呑むしかありません。

いつも、最後に損する役は決まってます・・・。

国有化銀行の意地のおかげで、関係者が随分と振り回されてしまいました。

昔は、金融機関は同じ歩調をとったのですが、最近は変わってきましたね。
いい顔をしてては、自分が債務者になりますから・・・。

アメリカの凋落・・・

歴史は巡るものだと、小学校で習いました。

栄枯盛衰は世の常と、中学校で感じました。

イギリスの凋落とアメリカのリーダーシップを、高校で知りました。

オイルマネーの強さを、オイルショックで体感しました。

そして、中国の底力を見せ付けられています。


絶対的であったアメリカの支配が、遂に終焉を迎えようとしています。

さらに、長い間続いた、欧米のリーダーシップが薄れようとしいます。

遂に、白人が地球の支配権を失う瞬間を迎えるようです。

アメリカ発のサブプライムローンの問題は、それほど大きな問題であり、白人だけでは解決できないグローバルで複雑な問題と言えます。

このまま、手をこまねいていれば 『世界大恐慌』 に突入する可能性さえ見えてきます。

もはや、打つ手はないのでしょうか・・・

いえ・・・

辛抱強く、出番を待っていた主人公が動き始めたようです。

彼らが、今がチャンスだと考えチャレンジすれば、サブプライムローンの問題は解決される可能性があります。

ただし、その後の世界は、アメリカに変わり彼らが支配者となってしまいます。

そして、彼らは、既に動きだしているのです。

そう、石油産油国の中近東と中国です。

中国は莫大な外貨準備金を活用し、中近東はオイルマネーを利用し、サブプライムローンで資産価値の低下した欧米の資産を買取り、今こそ、世界経済を支配しようと動き出しています。

中国は、現在において唯一の、アメリカに対抗できる国であり、オリンピック景気で活性化した国内経済を、オリンピック特需以降も継続させるために、ここぞとばかり資金を投入しています。

石油高が収まりません。
その理由は、世界を牽引できる資源を持ちながら、長年アメリカに押さえ込まれていた現実から脱却するため、今こそオイルマネーを活用する必要があるからです。

確実に、彼らは動き始めています・・・。

気がつけば、バブル崩壊後の日本と同じように、欧米も純国産の経済資源を大きく減少させる日が、もう目の前に迫っています。

世界大恐慌を回避する、唯一の手段かもしれません・・・。

連帯保証人から脱却!!

連帯保証人になって、大きな負担を背負われた方に、DMなどで「連帯保証人から外してあげますよ・・・」のような案内が届くことがあります。

保証債務に苦しんでいる状況ですから、藁にもすがる思いで相談されるようですが、結果としては、更に悪い状況に追い込まれるだけです。

そんな簡単に、連帯保証人から脱することなどできないのです。

唯一の具体的方法としては、連帯保証している額に見合った金額を支払って、連帯保証人から外してもらうしかなく、DMの内容は完全に、騙しといえます。

実際に連帯保証人から外れた実例というのは、ありそうで無いのが現実です。

お客様の債務処理を進めるうえで、連帯保証人の対応というのは一番苦労し神経を使うところです。
連帯保証をした時には、まさかこの様な状況になるとは思っておらず、債権者から保証債務を請求されるに至り、今は、信用して保証した債務者への不信と憎しみしかなく、なかなか今後の対策の話を聞いていただけませんから・・・。

しかし・・・

保証債務を返済せずに、連帯保証人から外れた事例もあるのです。

総合建設業を経営されていたお客様です。

バブル期に金融機関から不動産の購入を勧められ、その金融機関から購入資金も融資してもらいました。

連帯保証人は、ご本人と奥様です。

ただ、ご本人が奥様の実印を常時持っておられたので、奥様の了解をとらずに署名・押印され、奥様は全くその事実をご存知ではありませんだした。

しかも、当時の金融機関の担当は「形だけですから・・・」と、ご本人が勝手に記名・押印したのを見ています。

さらに、金融機関の現在の担当者には、当時の契約資料と奥様の筆跡を比較させ、全く異なる筆跡であることも確認していますし、契約の追認書に「当行、応接にて本人確認」の内容の虚偽を認めさせ、そのやり取りをICリコーダーに録音もしました。

そのうえで、奥様を連帯保証人から外すように迫ったのです。

でも、金融機関は、なかなか認めようとしません。

当然ですね・・・

しかし、ご本人は諦めません。

金融機関の一階窓口に行き、担当者を呼び出し、受付窓口のあるロビーで今までの経緯を再確認です。

知らない人が聞けば、金融機関は詐欺師としか思えないような事実を、一から何度も繰り返すのです。

しかも、フロアー全体に響くような大声で・・・


その後、その債権はサービサーに債権譲渡され、わずかな金額で和解し、もう債務は残っていませんが、一度も奥様に対して請求はありませんでした。

現在、お客様は、奥様名義にされていた無担保の大きな邸宅で、のんびりと余生をおくっておられます。

結果として、奥様は連帯保証人から脱却していたのです。

諦めなければ、道は開ける・・・・という事ですね。

ついに、アメリカも徳政令を発動・・・

やりまたねぇ・・・。

やるだろうとは思っていましたが、やってしまいました。

ついに、アメリカでも徳政令が発動されてしまったのです。

しかも、日本が平成11年に施行した“平成の徳政令”であるサービサー法以上に、超法規的な内容です。


サブプライムローン問題で、世界経済が本格的に悪化していることは既にご存知だろうと思いますが、これには大きな2つの問題が存在しています。

その1つは、サブプライムローンという貸付システム自体の問題ですが、通常ではなかなか融資できない低所得者層に、住宅購入資金を安易に融資するというのがサブプライムローンですが、返済リスクが大きい前提で金利も当初から高めなうえに、2年ほどで更に高い金利に移行するというもので、当初からそのシステムの成立が危ぶまれていたものが、この高金利への移行期を迎え一気に顕在化してしまったことです。

簡単に言えば、返済がもともと困難な人に、高金利で貸付をしたということです。

結果として、借入した人たちは、担保である自宅を手放し破産の道を選択するしかなくなってしまうのです。

しかも、このローンがアメリカでは大いに利用されましたから、潜在的な破綻予備軍も膨大な数になっています。

そして、その対策として、アメリカ政府が今回の“徳政令”を発令したのです。

サブプライムローンによる破綻者の増加を防ぐため、金利の5年間凍結を打ち出したのです。
高金利への移行を停止し、今まで通りの金利でよいということですから、これで破綻者の増加が減少することは間違いないと思います。

そういう意味では、この超法規的徳政令は大きな効果をあげることになります。

しかし、サブプライムローンのもう1つの問題解決については、逆効果となる可能性も高いのではないでしょうか。

サブプライムローンが、返済リスクの高い低所得者層への貸付を拡大できた理由は、貸付債権を証券化し投資者を募り、返済リスクを分散するというリスクヘッジシステムにあります。

証券化する以上は、投資者へ配当をする必要がありますから、高金利に設定しなければ成立しません。
2年目から、一気に高金利へ移行するするのはそのためです。

そこに、今回のアメリカ政府の徳政令を照らし合わせれば、投資者への高配当が難しくなるという図式が自然と浮かび上がってくるのです。

今回、金融業界を中心とする経済界が大慌てしたのは、サブプライムローンで破綻者が急激に増加したために、投資の実質損失の計上を余儀なくされたためです。
しかも、このままでは、破綻者はまだまだ増加し、世界を恐慌に陥れる可能性がありました。

これは、今回のアメリカ政府の徳政令により、ある程度は回避されましたが、配当については更に問題を大きくする可能性が高いと思われます。

この徳政令が、緊急一時避難的な対策であることは間違いありません。

このままでは、市中金利は下落するしかなく、世界デフレに陥る可能性があるのですから。

大事なのは、次の一手です。

日本のバブル崩壊後の不良債権処理のように、無駄な対策をダラダラ続けていれば『世界大恐慌』が起こるかもしれません。

さあ、世界のリーダーアメリカは、どのような手を打つのでしょうか・・・。



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