『この先、どうすればいいのだろう・・・。』
経験したことのない、先の見えない厳しい経営状況に陥った時、経営者は大きな不安を抱きます。
例外なく、経営危機では、誰もが陥ることなのですが、この不安をどう処理するかが、今後の展開において重要なのです。
経営危機という有事は、中小企業の経営者が、不安を解消して前向きに取り組むことから、全てが始まる場面なのです。
健全な経営時においても、当然に、経営者の手腕により業績は左右されます。
しかし、少々手を抜いても、たちまち業績に大きな影響を与えることは少ないでしょう。
経営者は方針を示し、従業員を信頼し任せることで、当座の事業は展開していくものなのだと思います。
健全経営時においては、経営者の負担はそれほど重いものでもなく、存在感も不必要に大きくはないといえるのです。
ところが、経営危機に陥ると、この状況は一変します。
先の見通せない経営状況に陥ったり、資金繰りが悪化するなどの、有事の経営状況になれば、全てが経営者に重く圧し掛かってくるようになってしまいます。
従業員も含め、誰もが未経験の状況において、経営者の判断だけが、指針となるのです。
経営者は、その大きな責任の下、この苦境を脱するために、全知全能を傾けなければなりません。
そして、同時に、大きな不安も背負うことになります。
実体のない不安であり、答えの見いだせない不安ですから、経営者を押しつぶすほどの大きな重圧となり、その不安から逃げたくなって当然なのかもしれません。
現実的に、多くの経営者、その不安に押しつぶされてしまっています。
事業の継続を諦めたり、破産をするのはましな方で、夜逃げなどの凄惨な選択をされる経営者も少なくありません。
しかし、ここで逃げたら、全てが、終わりなのです。
経営者として、人として、逃げるのは負けであり、最悪の選択でしかありません。
この不安に、正面から取り組み、打開してみせるという気構えが、経営者には必要であり、具体的に対応していくことが、経営者としての本当の手腕なのだと思います。
実は、経営危機での不安は、そんなに解決が難しいものではありません。
終わってみれば、『何だ、あんな程度のものなのか・・・』というものであり、知らないから増幅して拡大解釈してしまっていることがほとんどだと思います。
そして、そんな不安を解消するのも、けっして難しいものでもありません。
前向きに向き合うことで、不安は容易に減少させることができます。
自ら、ポジティブに取り組めば、自然に不安は減少すると言っても過言ではないでしょう。
ここで逃げてしまうと、限りなく不安は拡大し、凄惨な結果に結びつくことになるのでしょうから、結果は大きく異なってしまいます。
経営に不安を感じた、その最初の瞬間、経営者は自らを洗脳させてください。
経営危機なんて、自らの力で、必ず打開できるものだと・・・。
我々は、実は簡単なことでも、未経験なことは難しく捉えてしまう傾向があるようです。
それは、知らないから、難しく感じるだけであり、知ってしまえば拍子抜けするほど簡単なことも少なくありません。
経営危機での不安も、この様な類だと私は思います。
経営で不安を感じたら、まずは深呼吸をして、打開に向けて前向きに取り組んでみてください。
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