人間に限らず、温室育ちは駄目ですね・・・


趣味の家庭菜園での話しです・・・

秋蒔きキャベツの種まきを忘れており、時期を逸して苗を作りました。

普通なら、まだ暖かい季節での定植となりますが、既に北風か吹きすさぶ季節となっていましたので、小さなビニールの温室を作りそこにキャベツの苗を定植しました。

時期的に難しいだろうと思いましたが、余った苗も、空いている露出した畝に植えました。

秋蒔きキャベツは、サクサクした食感と甘みがあり、1年で一番美味しいキャベツが楽しめますので、温室栽培は大事に育てます。

週に一度しか畑に行けませんが、着くと一番に温室の換気をし、その生育を確認します。

大きくなっているだろうか?
虫に荒らされていないかな?
肥料は足りているかな?

まるで、過保護な教育ママのようなものです。

丁寧に丁寧に育てます。

その成果が現れてきました。
鮮やかな淡い緑の優しげな葉が増え、背丈も伸びてきます。

このまま順調に生育すれば、2月頃には、美味しいキャベツが食べられでしょう。

やはり、手をかけて育てると、それなりの結果が得られるものだと満足です。

そうそう、忘れていました・・・

あの、空いた畝に植えたキャベツの苗はどうなってるのでしょう?
この寒空では、もう枯れてしまったかな?

その畝を確認に行きます。

手入れをしていませんから、雑草だらけです。

うん・・・?

雑草の中に、キャベツがしっかりと生育しています。

しかも、深い緑の大きな葉っぱが広がり、背丈は低いが茎が太くたくましく育ってるのです。

えっ・・・・

温室のキャベツと比較すると、全然違います。
温室のキャベツは、背丈だけは伸びてますが、茎は細く葉は小さく、弱々しいのです・・・・・。

手をかけて育てるのは、単なる自己満足の世界で、決して良い結果が得られるものではないようです。

・・・・黙って、温室を撤去し、愛するキャベツを寒空の下に晒しました。

そういえば、そんな格言は多くありましたねぇ・・・
  愛する子には、旅をさせよ
  獅子は、愛する子を千尋の谷に突き落とす  等々
・・・なるほど

このキャベツの違いは、私のお客様で言えば、たたき上げの創業者と、2代目3代目の経営者との違いなのでしょうか。

創業経営者は、経営危機に陥っても、逞しさをもって取り組まれます。
2代目3代目経営者は、何とかしようと頑張られますが、どこか甘さが残ります。

具体的な例では、資金繰りが厳しくなった時に、新規融資が受けれた時に顕著な差が出るように思います。
その時、たたき上げの経営者は、千載一遇のチャンスととらえて、その資金を活用し事業再生を目指し徹底的に対応策を講じられます。
それに反して、2代目3代目の経営者は、その資金により、資金繰りの厳しさから一時だけ開放され、気持ちが緩んでしまい、事業再生のチャンスを逃してしまうようです。

大事に育てるということは、手をかけて優しく育てるとは全く意味が違うようですね。

男は、強く逞しく育ってくれればいい・・・。

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