10月2日と5日、この4日間で2回のセミナーに講師として呼んでいただきました。

両日とも、建設業者の会です。

10月2日は、鉄鋼建設業の青年部の例会で、『モラトリアムとリスケジュールの活用』をテーマに、1時間半ほどのセミナーでした。

テーマは返済条件の変更に関わるものでしたが、主催者の責任者の方の強い要望が有り、深く突っ込んだ裏話もして欲しいとのことでしたので、期限の利益の喪失以降の債権回収の動きや、詐害行為。資産の予防的保全,信用保証協会の代位弁済やサービサーへの債権譲渡等についても、実情としてお話をいたしました。

返済条件の変更がメインのテーマだったのですが、期限の利益の喪失以降の動きについての方に興味を持って聞いていただいたように思えました。

東京など違い、大阪を中心とした関西は、モラトリアムによる返済条件の変更は、抵抗もなく取り組まれる経営者が多く、返済猶予など既に実施済みの方が多かったのでしょう。


10月5日は、政治家の後援会で建設業者の方々の支部にお呼びいただきました。

こちらも、『返済猶予(モラトリアム)で企業を再生させる方法』というテーマで、約1時間お話をさせていただきました。

会の流れの都合で、1時間という時間になったのですが、1時間では少し短かったようです。

割り切って、返済猶予に絞ってお話すれば良かったのですが、どうしても全般に亘ってお話したいという意識が働いてしまい、時間が足らずに最後は端折ってしまいました。


セミナーを聞いていただければ、不安を抱き悪い方向に発想が広がり、最悪の選択をされないために、「借入金が返済できなくなっても、知識さえあれば、何も心配ないのですよ・・・」と、これだけはテーマに関わらずご説明する必要があったのです。


この2回のセミナーで思ったことですが、建設業者は、思った以上に大変な状況なんだということを実感しました。

国土交通省のファクタリングを中心とした資金繰り対策をご紹介すると、恐縮するぐらいに凄く真剣に聞いていただき驚きました。

資金繰りを確保することが本当に大変な環境なのですが、参加者のほとんどがご存知ないことにもビックリです。

せっかくに有効な制度があるのに、いったい、業界や行政は何をしているのかと思います。


また、今回のセミナーでは、質疑応答の多さにも驚かされました。

嬉しい驚きではあるのですが、司会者の方もビックリされるほどで、次に懇親会があったのに、時間が押してしまいましたし、その質問の内容も切実です。

同業者の方が大勢おられたのに、かまわずに自分の事例を挙げてご質問されるのですから、それだけ、身近な問題になっているということなのでしょうか。

厳しいですね


セミナーでは、最悪の場面までご説明しましたので、今後の不安は減少されたと思いますし、知識を持っていただいたことにより、不安が増幅し間違った想像をされることもなくなり、夜逃げや自殺などの選択をされることはもうないと思います。

まあ、もっと大事なことは、そのような知識が必要な経営状況にならないことなのでしょう。

頑張るしかありませんね。

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