これは、まさしく、袋叩き状況としか表現のしようがありません。

日本の官僚の、トップ中のトップである財務省の事務次官が、根拠の中途半端な週刊誌の記事により、任期途中で辞任をしました。

辞任の理由は、ご存じのように、セクハラではなくて、職責を全うできないからという説明になります。

たしかに週刊誌の記事だけを読んでいると、セクハラで大問題だと思いますが、事実が全く解明されていない状況において、マスコミに被疑者として扱われている事務次官だけが、一方的に辞任に追い込まれたのには違和感を覚えてしまいます。



日々、満員電車で通勤する身として、この福田事務次官のニュースは、他人事ではありません。

身動きのできない通勤電車において、女性が『痴漢です!』と叫ぶだけで、その対象とされた男性は終わりです。

痴漢行為が存在したかどうかは関係なく、疑われただけで犯人として扱われ、社会的信用は喪失し、生活さえも失うかもしれないのです。

痴漢の冤罪も少なくないようですが、冤罪を立証するまでは、痴漢として扱われるのですから、そんな悲惨な状況にならないために、我々男性は、涙ぐましい苦労を重ねています。

疑われないように気をつけなさいと、家内からも常に厳しく注意を受ける身で、満員電車での努力は簡単なものではなく、男性専用車両を用意してほしいと切に願っているほどです。




満員電車での痴漢と、この福田事務次官のセクハラが、同じ土俵で論じられるものではないでしょう。

しかし、女性側の、一方的な主張だけが根拠であることは同じです。

しかも、逮捕されたわけでもなく、裁判上の手続きによるものでもありません。

マスコミが女性側の主張だけで記事にして、マスコミがニュースで大騒ぎにし、マスコミがセクハラの犯人と決めつけて袋叩きにしているだけの状況としか思えません。

現時点において、下ネタ的な録音・言葉が独り歩きしているだけで、そのセクハラの真実については、何も解明されていないのです。

それなのに、日本の官僚のトップである、財務事務次官が辞任をするしかなくなったのですから驚きます。

これが、先進国においての、正常な結論なのでしょうか。

これが許されるのであれば、マスコミは、政治家や官僚といった公人の、罷免権を持つということになってしまいます。



麻生大臣が『福田は、人権もないのか・・・』と言われましたが、正しくその通りだと思います。

福田財務事務次官が、そのようなセクハラ的表現をしたのは事実でしょうが、具体性は全く証明されていません。

前後の会話が判りませんし、その女性記者との関係も判らないのです。

その様な、セクハラ的な会話をしても不思議ではない関係だったかもしれません。

飲食店において、天下の財務事務次官と、単なる女性記者が二人きりというのですから、その関係が疑われても仕方がないでしょう。

福田財務事務次官は、何らかの下心があって、女性記者と二人きりで飲食店に行ったのかもしれません。

女性記者も、記事が欲しいという目的を達成するために、その下心については、当然にある程度を理解したうえで、飲食店に行ったのではないでしょうか。

このような取材行為が問題であり、それを容認したマスコミ会社は、まずは大いに反省をすべきでしょう。

男女平等の社会ですが、男と女が存在し、生理的に違うという事実は容認しなければならず、最善のリスクヘッジをするというのは、マスコミ会社も女性記者自身も、自己責任において最優先で実行すべきです。

飲食店に二人きりでいった時点で、リスクヘッジの面からはアウトであり、女性を売ったと言われても仕方がないように思います。



被害にあった女性が、顧問弁護士に名乗り出る様に財務省が依頼しましたが、これも現職の閣僚などから批判を浴びました。

しかし、これは何が問題なのか私には判らず、どうしても納得がいきません。

このセクハラの記事が事実ならば、女性は堂々と名乗り出るべきではないでしょうか。

痴漢の被害にあったわけでもありませんから、女性としての立場を守る必要もないように思います。

セクハラという卑劣な行為を、正式に追及をするためにも、実態を明らかにする必要があるのでしょう。

会話を録音して、他社に持ち込むほどの前向きな取組をされているのですから、胸を張って主張をする権利があると思います。

そして、財務事務次官程の官僚が、人生を失い、ただのセクハラ親父に成り下がろうとしているのですから、証明する責任も存在するのではないでしょうか。

このままでは、逆男女差別になってしまいます。





最近、マスコミは、政治に対しての中立性を放棄しているよう感じます。

彼らの論調で、選挙における投票者の動向は大きく左右し、政権を変えるほど力を持ってしまっているようで、マスコミはその事実を否定しません。

情報を発信するマスコミは、客観的に真実を発信する責任があり、本来は
主観的な論調を加えるべきではないでしょう。

ましてや、著名人について、正確な根拠もなく、面白おかしく記事にするものではありません。

同時に、全てのマスコミが、この事実に誰も疑問を挟まずに、袋叩きに参加するという現実は異常としかいえません。

真実は何かについて、もっと真摯に取り組んでほしいと思います。



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